2020年12月30日水曜日

V2Hで本当に電気料金下がるの?実際には上がったよ?という話題が出た件について

おはようございました。

年の瀬に以前の職でお世話になった方々の技術相談を行いまして、
その時に出た話題に
『V2Hで昼間電力を深夜電力に移動させても電気料金は下がらないどころか増えた』
という話が挙がったので簡単にその状況説明をしたいと思います。


V2Hは簡単に言ってしまえば水素燃料電池自動車電気自動車やハイブリッド自動車の電池から、家に電気を送れるようにしよう!という話です。
今回ご相談いただいた話題の考え方としては単純で、
夜間電力より昼間電力の方が高いなら、夜間電力を充電して昼間使えば電気代が安くなるよね?
って話なのです。

しかし、ここで大事なことが抜けています。

電気を移動して貯めるという行為については、何らかの変換作業をが伴うので、幾らかの損失・効率がかかわってくるという問題です。

例えばリチウム蓄電池であれば、丁寧に充放電したとしても、99.5%程度をクーロン効率(=電気を化学変化として変換する効率)とします。
コレは理想的!と思っても、周辺の充放電制御で95%の効率低下は避けられません。

ですので充放電だけで、0.95×0.95の90%程度まで低下します。実際には電流効率(=電流が流れた分の損失分)もあるので90%以下には下がるでしょう。これだけでも嫌な感じがしてきました。

そして次に考えなければならないのがV2Hの本体の効率と電気自動車内の充放電器の効率です。
私は装置自体を変えるほど裕福ではないので、少々高めに見た場合の値を採用してみます。

絶縁の変換器ならおおよそ90%、非絶縁側の充放電器は95%程度が最大値です。
V2H本体は絶縁構成で、自動車内の回路は絶縁されていますので、この数値を掛け算した値になります。
そして充電電池のセルを均等にするための効率も考えねばなりません。これで最高でも92%ぐらいまでしか上げることはできません。
ですので、充電されるときは次のような計算になります。

充電に必要な電力=充電したい電力÷0.95(V2H)÷0.9(電気自動車)÷0.92(均等充電)÷0.95(クーロン効率とコントローラ周辺)÷0.98(電流が充電に寄与する効率)

ですので、効率としては

充電に必要な電力=充電したい電力÷0.732

おおよそ1.35倍の電力が必要になります。
逆の放電も考えてみると

放電に必要な電力=放電したい電力÷0.95(V2H)÷0.9(電気自動車)÷0.92(均等放電)÷0.95(クーロン効率とコントローラ周辺)÷0.98(電流が充電に寄与する効率)

放電に必要な電力=放電したい電力÷0.732
おおよそ1.35倍の電力が必要になります。

したがって、充放電すると1.85倍の電力が必要になるわけです。
充放電すると電力量はざっくり2倍弱必要と考えていいでしょう。
つまり、夜間電力と昼間電力の料金差がだいたい2倍ぐらいないと、料金的側面での電力の移動に意味はないというわけです。

ですので基本的に夏場のピーク時間、中国電力では7月から9月の13時から16時の以外はこの機能を使わないのが妥当かもしれませんね。
勿論デマンド値(30分当たりのピーク電力)が電力料金に影響する場合は話が変わってきますので、そこは別途ご相談ください。

※私は超絶貧乏人なのでV2Hや電気自動車を買うことなんてできる訳もなく、実際の電力量や効率の測定を行っていませんから、多少の誤差が生まれます。このブログはあくまでも妄想なので許してください。

オーダー計算をしなければ意外と危険なことに気づかれた方も多いのではないでしょうか?
私みたいな実践野郎の電気回路屋さんはざっくりのオーダー計算で、夏場の電力料金問題と災害対策用品としてしか見ていないのですが、下がると思ってしまう方は結構多いはずです。

ちょっと踏みとどまって考える・オーダー計算をしてみる癖をつけましょう。
その設備は何のための投資か?を考えることも重要です。災害対策ならV2Hか蓄電池か発電機のどれか?はあるべき代物です。
その非常用設備を邪な方向で使うときは、必ず検証が必要です。

私は超絶貧乏人なので、発電機と変圧器2台で停電対策を行っています。

ちなみに、個々の数字だけで考えてみて頂いたら分かりますが、家用の蓄電池ではだいたい2倍→1.7倍程度まで差が改善されます。それでも電池の劣化という問題を考えたら昼間の電力の補填に使うか?というのは結構ぎりぎりの線だと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年12月13日日曜日

古いSHARPのテレビLC-26GD3の故障品を頂いたので修理してみた。

 おはようございました。

思っていたよりボーナスが多かったこともあって、私も栄えを気にせねばならない頃合いだったこともあって自撮り棒に手を出すことにしました。

...



こっちの自撮り棒だけどな!!


さて、お前これを私物で持って何するんだ!?というツッコミはさておき、本題。


ついこの前、時々起動しないテレビがあるということで、ご近所の奥様に呼ばれました。

その時にテレビの入れ替えを手伝った時にもらったテレビがあります。

LC-26GD3、SHARPが自爆する前のイケイケだったころのテレビです。


当日見て個人であれば5000円ぐらいで直せそうだったのですが、確実性がないがために『メーカーだと修理費は2~3万円かかるので新しいのを買った方が安いですよ?』という話をしました。

さて、そんな訳でいただいたテレビを廃品から復活させてやろうと思った私、とりあえず中を開けて掃除から開始しました。当時は30万を超えた製品ですので、中身がシッカリ作られています。

SHARPのこの年代の製品は電源が先に壊れて不調が分かるようになっています。

過去、LC-32GS20の基板修理を行ったものと同じ傾向です。

まずはエアーブローガンで尋常ではない量の埃を吹き飛ばしながら開けてゆきます。


FANもさくっと外してしまいましょう。

板金と制御基板も外します。
電源基板が見えてきました。
この電解コンデンサ、フォトカプラ類が劣化しています。
劣化対象個所を打ち直しました。

そして、洗って乾燥させておいたカバー類で組み直して、元に戻して電源投入します。

この様に無事起動しました。

ここまででかかった値段はおおよそ5500円です。

消費電力も高いので更新した方がいいのですが、まぁ、ないよりはマシ…という程度であればこの手のやり方はまだ使えそうです。

あと5年程度は現役で頑張ってくれるでしょう。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2020年12月5日土曜日

作業用ライト擬きを改造して使う

おはようございました。

ボーナスが出るという条件で、カード払いが標準で物欲余りまくりな方々はそろそろ決済が気になり始めた頃合ではないでしょうか?

ちなみに私はガッツリ使い込んでしまってもう残り枠がありません。

欲しい物はたくさんありますし、ガチンコで技術開発したい事項は山のようにありますが、いかんせん所得が追いつきません。

どなたかしっかり成果出しますんで、割のいい仕事ください…(涙)。


さて、

『選択できる範囲にまともな会社が殆ど無いという理由で、わざわざ給与面よりも安定側を選んで趣味で技術開発する方に振ったのはお前自身の選択だろ?』

という話はさておき、仕事で欲しいが無くても何とかなるものに手を出し始められる生活水準まで回復した今日この頃、次に欲しいのは作業灯でしょ?って事で、

『趣味の範囲だから妥協点で我慢しよう』

なんて思った私は、相変わらずamazonで適当にジャンク品を買い、それを魔改造して使う方向で進めました。

『え?仕事で欲しい?私生活の充足は?』

という突っ込みは無しの方向でお願いします。

とりあえず、すぐゴミ箱に行かない程度に始末が悪くない範囲で、どう見てもヤバい物を選んでみました。

Yunce LED投光器 LED作業灯 30Wポータブル投光器 コードレス LEDライト


しかしながら、安い物にはそれなりの代償が必要です。

  • 放熱板とLED基板(アルミ)が熱的に接続されていない
  • パッキンやガスケット不使用で水分入りまくり
  • ネジで固定できない

購入前においても、最低でこれだけの事が分かりました。


電池は簡単に交換できる構造だし、LED基板なんて最悪自作すればいい、充放電基板だって最悪自作すればいいんだし…火さえ噴かなきゃ何とかなるだろう…


と、まぁこんないつもの感じでとりあえず人柱になってみた次第。


到着と同時に軽く動作確認後、早速分解します。

先ずはネジを外し、分解してゆき、LED基板だけの状態にします。

LED基板は熱伝導性のある素材ではなくただのエポキシ接着剤で固定されています。
放熱板やアルミ基板側が汚い状態で塗布したようなので、結構簡単に剥がれます。
剥がしたら接着剤が残った側をカッターナイフやお高めのスクレーパーで丁寧に剥がしてゆきます。
私はこの手の作業(フランジにくっついた紙ガスケットを剥がすとか…)はスクレーパーを用いず、綺麗な面と刃が簡単に得られるカッターナイフでガンガンやる癖がついてますが、慣れていない方は怪我をするのでご注意ください。

綺麗に剥がれました。
反対側も念のため綺麗に処理し、ネジ穴をあけて行きます。
写真はポンチを打ったところです。ここからM2.6のタップを立てて行きます。
ドリルが2.2です。しかも穴をあけた先は放熱板の形状変化点で、簡単にドリルが逝ったり穴が変形したりします。結構細かい作業なのでそれなりの準備をしておきましょう。

穴が開いたら脱脂して、LED基板に放熱シリコンを薄く全体に均一に塗布します。

そしてネジで止めます。ネジの相手はアルミなので、トルクはあまりかけないようにしましょう。

基板取り付け後にはんだ付けするのですが、放熱性能が上がった基板は出力の高いはんだごてでなければろう付けできません
金属基板の恐ろしさすばらしさが理解できると思います。ご注意ください。

はみ出た放熱シリコンをふき取り、シール材をガンガン打ちながら、元の形に組み直してゆきます。この時、空気が出入りする経路を確保しておきましょう。
空気の熱膨張は意外と侮れません。ガラスなど速攻で割れますので…。

そして組み直すときにスプリングワッシャを交換します。
M6を1枚とM5を2枚用意して、下側がM6、横側がM5で交換します。
交換すればしっかり絞め込んで固定できるようになります。

無事完成しました。
そして仕事でも時々活躍し、私生活の屋根裏・床下作業でも随分と役に立っています。

明るさはそこまで明るくない(2~3W程度が拡散する形)ですが、その点は必要なら投光器を使う前提で期待していなかったので、これで十分及第点に立っています。

無いよりはマシ!!これ、結構重要です。

そんな訳で人柱としての機能は果たせたかな?と思います。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年12月1日火曜日

ボーナスが出ると分かったら、さらに常夜灯を追加する訳で…

 おはようございました。

私は仕事柄、真夜中に帰宅することが多く、田舎は真っ暗であり、自宅には変に塀があって足元が良く見えないところがあります。

おまけにこの時期は帰宅時間で既に真っ暗…。暗順応が遅くなってきた私としては相当困ったことになっています。

実は今迄は予算とやる気(主にこっち)の都合で断念していたのですが、近所の奥様方に『明るくなって助かるわぁ~ありがとう!』なんて言われて調子に乗っている私、さすがに足元が暗いのはご老体の目には優しい訳ではないと言い訳をはじめ、仕方なく常夜灯の追加をすることにしました。

近所の防犯対策にもなるしいいよね?なんて思いながら…。


使うのはいつもの PanasonicのLGWC51501 LE1 です。

夕方から20%の明るさで点灯し始めて、人感センサーで100%点灯します。そんなわけで、鉄板ですよね…。

先ずは取り付け口が無いので板金を作ります。

アルミ板を買ってきて錆対策でプライマーを塗り、黒色で塗装しました。

こちらは結構な豪雪地帯ですし、近くに海があります。

アルミが白い粉噴いて錆るのは当たり前なのです。

そしてステンレスのアングル材とネジを取り付けておきました。


そして中心部に準備した穴に取り付け金具を実装します。



では、取り付け用母材が完成したところで、実際の取り付け場所に実装します。
先ずは金具を取り付けて…。
屋根裏に上がって配線を加工し、内側から配線を通して…。
勿論電線を通した穴はシリコーンで穴埋めしておきましょう。
最後に点灯時間を設定した灯具を取り付けて完了です。
これで夜中の帰宅時に足元が暗くて見えない…という場所はほぼ全て潰し終えました。
結局、7か所の灯具をこの手の FreePaお出迎え に入れ替えたことになります。
家を買うときのお金がかなりギリギリだったので、随分と時間がかかりましたが、これで灯具周りはひとまず完了。

家の内部配線は今もガンガン弄って増強していますが、外回りはいったん落ち着こうと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年10月31日土曜日

大半の人間は仕事なんてしたくない

 おはようございました。

最近何かとげんなりさせられることが多いのですが、漸く腹づもりが決まったので落ち着いて前を見ようと思います。

えぇ、転職するのではありませんよ?念のため…


さて、最近とても強く思う事がありまして、

『大半の人間は上司の顔色以外見ずに仕事をしている』

という事であります。


まぁ、もともと私が特殊な変態でありますので、人以外の仕事らしき障害になりそうなものは先手を打って潰しにかかるという、一般人からすれば訳の分からないことをしていた、もしくはそういう特殊な環境下で徒党を組んでた手前、仲間以外の職場の人間なんて興味が無かったというものもあります。

ですので、なんで人事発表でこんなにお祭り騒ぎをしたがるのかも分からなかったですし、人に関するうわさなんて全く興味なし。おまけに職場の人間なんて仕事に関係しない人もしくは極端に邪魔をする人以外は名前すら覚えていませんでした。(スミマセン)


現職はインフラ系の設備関連職ですが、何か問題があっても先ずはその場でお祭り騒ぎをすることが優先的な風習になっており、課題や問題解決謎をしようともしません

過去の職(SONY系の子会社や携帯開発現場等)でもそうですが、問題が見つかったら、先ずはその周りで踊るため施策に全力投球するというのが一般常識のようです。

決して馬鹿にしているのではありませんが、一般的には仕事なんかに興味は無いので問題の解決方法を考えたり、改善を考えたり、新しい手の内を作る事、勉強して自分を磨くなんて言うものに注力する人なんてほぼいない。その程度の人しか普通はいないってのが一般企業の実態だというお話でした。

ですので、私からすれば普通に真面目にやってれば専門としている分野においての技術士程度の資格は30代で取れていないとおかしい訳ですが、その当たり前・普通の技術職という水準が相当世間様からずれていることを漸く気付き始めました。

ですので過去私は、無駄な工数割いている人を見て毎回アドバイスしながらも全く効く耳を持とうともしない輩どもに憤慨していたのです。

しかしながら、知らない魔法のような言葉を述べられても聞かないのは当たり前であって、理解できる水準にすら達していない事位気づけよ俺!な訳でした。


まぁ、そんな訳で、子会社である=踊っていれば工数稼いで勝手に儲かるという訳の分からない社会的仕組みであることや、そもそもそんな真面な人なんて少数派だよ!という事で、普通に仕事を片付けようなんて考えが無い事(いや、問題に直面した当事者たちは至って本気で片付けようとしているようですが…)はそろそろ気付いてほしいと思う今日この頃。

まぁ、この問題を解決しようとする中間層も少数派ですし、そういう人材はそれなりの会社にいるってのが王道です。

ですので、伸びない会社はそもそもそういう人材を育てる気もないですし、上司や組織体制がそういう人材固められているので、いくら優秀な人材が入ろうとも集団虐めにあって即終了です。

という事は退職する人の多い会社は

自社の空気に合った人材ではなかった

もしくは

そもそも良くしたいなんて考えている人材を受け入れられる土壌が無い

のどちらかでしょう。

前者なら救いようはありますが、後者なら…まぁ、正常に成長している会社なら前者なんですが、停滞しているならほぼ間違いなく後者でしょうね…。

逆の言い方をすれば、その土壌と人材さえ手に入れれば単独トップの立場を手に入れる最低条件を手にれることができるのです。
大変高いハードルだとは思いますが、これが上流でそこそこ戦える会社としては最低条件です。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年9月20日日曜日

MHz帯域対応を目指し、高速な電子負荷の導入をする

 おはようございました。

少し前のネタDC2629A(LTC3310SEV評価基板)の代表特性を調べるで、本格的にMHz帯の対応を考えなあかんなぁ~なんて言い出した手前、それなりに良い物(中古装置)はないかな?…なかったら冶具でも作ろうか?なんて探しておりました。

そしてこの度、運良くたまたま資金の余裕があって、たまたま何とかなりそうな良さげなものが手に入りそうだったので購入に至りました。

計測技術研究所 製の ELS-304 という電子負荷装置です。

ちょっと前の職でこいつの性能自身はおおよそ知ってまして、ある難点を除けばまぁそれなりによい性能で、対抗馬としては菊水電子のPLZ4シリーズ以降以外はいないのですが、菊水電子のPLZシリーズの電子負荷は最近人気があり過ぎて手に入らないので諦めた訳です。

さて、ELS-304の難点…それは

『操作が直観的ではないので使いにくい』

『定価は超高い』

という致命的な問題だったりします。

高いのはぶっちゃけ会社なら測定上の性能が良いから買うという言い訳ができるので、どうでも良い事です。

しかし、仕事でこんなストレスかかるものを使いたくない!…という訳で、菊水電子を選定するという流れになったのが記憶に残っております。

ですが、今はあくまでも私事で勝手に特性測って、イキがっている割に残念設計されている製品に対して

m9(^Д^)プギャー

したいだけのこのブログにおいては、多少の不便は我慢せねばなりません。

諦めましょう…orz


そして、運よく使い勝手からか?PLZ5シリーズに基本性能で完全に負けたのか?(PLZ5シリーズは基本性能を評価していないのでよく知りませんが…)不人気化したこの機体が安値で流れていたので、さらっと購入に至りました。

それに低圧大電流(120A)という用途でも評価で使えるから、良しとしよう…というフラグをわざわざ立てておく…

そして一通りの動作テスト…相変わらず使いにくいですが、一応大丈夫そうなことは確認できました。


もうね…お前はUIという言葉を知ってんのか?と何度も突っ込みたくなりました。

ひたすら機能だけ詰め込んだ機体。それがコイツです。

操作性悪いだけでネタにはなった、我慢、我慢…。

で、恒例の特性評価、手持ちのPLZ-152WAも比較対象にして測ってみました。

ね?操作性さえ我慢すれば申し分ない性能でしょ?

S/N次第ですが、1MHz位までは電源のインピーダンスを計測できます

PLZ-152WAが10kHz…運が良ければ100kHz手前まででしたが、ELS-304は難なく100kHzが測れるうえに、ちょっとしんどいけど1MHzは大体いい値で測れるという結果です。

確かPLZ4シリーズは操作性はかなり良い(説明書見ずに操作できる)けど1MHzはギリギリちょっとしんどかった(その分定価が1/3)気がするので、及第点としてこいつを暫く併用することにします。


という訳で、最新のコンピュータのCPUボード物でネットワークアナライザでは測りにくい領域を完全にカバーできるという計測環境が整いつつあります。

もし電源の評価をしてほしい方がいらっしゃればお気軽にご相談ください。

ご相談はこちらまで。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年9月7日月曜日

5Gの基地局が危険ではないか?という話が持ちきりなので、とりあえず今は携帯関連部外者の私が適当な事をほざいてみる件

最近5Gの基地局が様々な症例を含めた形で危険って話が出てきております。

私はこの手の業界から足を洗った人間なので、どの様な技術でどのように組んでいるか?までの詳細は知りません。

上辺だけの技術なら理解しようとできる程度です。ですので、このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません。

これを前提におっさんの妄想として読んでください。


基地局単体の送信出力が40Wそこそこな点は良いとして

  • 方向を選択的に決めて選択的に放射可能(4Gでも使っているMIMO)
  • 電波自体が短距離しか届かないなので送信機が彼方此方に存在(高周波の減衰対策のため、多数配置が必須)
  • 物体はスルーレート[V/s]で反応が上がってくるので同じ電力なら高周波の方がより感度が上昇

この3点については確り検証せんとヤバイと思う次第。


普通に日本人的発想で設計するならばミスがない限り人に危害加えられない様に作り込みます。

そして、デスマヨロシク、生贄も盛りだくさんの総当たり作戦的な検証をしてくれる事間違いありません。

(日本の携帯業界なので、世間の噂で言われている意味とは違った意味で頭がおかしくなってしまった人間は相変わらず排出しているでしょうが…。)


しかし他所(お隣とか)は兵器運用できる様に組む可能性(つうかソレが標準仕様)も捨てれん訳で、5G以降は海外に依存するってのは超危険と思わざるを得ない。

この様な視点に立つと色々安全保障を考えさせられる訳です。

普通は通信時に同じ端末に向けてガンガン最大出力の電波放射しない・する訳が無い・安全上停止させるのですが、悪意ある奴が作った送信機はそれができる可能性が十分にあるとなると話は別でして…。


40W言うても馬鹿にはできんのでして、強力なハンダゴテや蛍光灯がソレぐらい。

正直熱いとか言うレベルではない模様。表面だけなら一瞬で焦げますね。

因みに脳みそで20Wそこそこです。こっちは血管と血液でガンガンに放熱して冷やしてる水冷仕様でございますが…。

電磁波は大体1GHz超え始めると水分でエネルギーが吸収され始めます。浸透がどこまで行くか?っていう点は色々と検証が必要ですが、携帯が昔『小さい電子レンジ』って言われていた危険性の話を思い出してください。あの時の携帯電話の電磁波出力とは比較にならない強度の電磁波(2桁ぐらい上)で、1桁上の周波数帯の電磁波がスポット的に飛んでくるのです。電力の強さとスルーレートに合わせて感度が上がる話と合わせて3桁増の攻撃力です。

因みに、過去に電磁波を直接当てる兵器を作るという話はいくつもありまして、国外のメーカーが製作・設置した場合は当該国の利益のための兵器運用な状態になりかねない危険性があることは覚えておいて欲しいです。


MIMOで作る電波の選択的放射なので、実際には絞られた点で受ける事はあり得ないです。しかしある程度絞り込まれたビーム状で飛んでくるってのは大いに配慮せねばならない。

普通のサービスを開始できる頃には、受信点に対して送信アンテナ基地2〜3個以上の送信区域に入ると思うので、集めて40W程度っていうのは強ちあり得ない話では無いかも知れない。


電力自体は大した事が無いので電子レンジのような現象は恐らく起きませんが、スルーレートに応じて物体の感度が上がるって点を配慮すれば、新しもの欲しさに飛びつかず、国外メーカーが作った奴は基本近寄らない、例え国内メーカーでも検証が微妙。

受信機持っていた時点で通信可能相手と判断され、MIMOでの送信ビームの方向になるので攻撃対象になりかねない。なので、ちょっと遠目で様子見るのが正解なのかもしれない…なんて思う今日この頃。

国外メーカーを使用と言えば日本だとSB系列が中共製の使用を予定していますねぇ…。


ただ一つ間違いなく言えるのは、対策してない古いペースメーカーはヤバいだろね…。

大事な事なので2度言っておきます、このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年9月6日日曜日

微摺動摩耗に気をつけろ!

おはようございました。
最近暑くてくたばりかけておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、広島県の技術士会において、
『電気電子部門の技術者が行える投資平準化活動と経営安定化への寄与について』
というお題目で話題提供させていただいたのですが、相変わらず具体例出すときの口は悪いわ、普通じゃやらないことをサラッと当然のようにやってるので、基礎知識無い人が大混乱するわで一部の方々には大きく意見の分かれる内容だった模様。
普通じゃやらないことをしなければならないほど厳しい状況ってのは本当に拙いです。
余力・安全マージン削っているって事と同義語なので、一歩足を外したら即大惨事です。
ある程度の余裕が必要ってのを分かってくれる経営者が上に立っていればいいのですが、そういう会社ってあるんかな?と心配する今日この頃です。
ビデオ撮影しておりますので、恥ずかしい話をしている姿を見たいという方はご一報ください。(多分これを見てる方で私の素を知っていて連絡先を知っている人じゃないと堪えがたい内容だとは思うので、あえて連絡方法は記載しません)

さて本題、
最近私の周辺で起きている故障事例の中で多いのが
『コネクタ内での接触不良』
10年ほど経過したコネクタ類で、なおかつある程度の振動が起きている箇所で起きる問題です。

言葉で言ってしまえば微摺動摩耗ってものになります。
コネクタの内部は金属同士がしっかりと結合している訳でなく、バネで端子同士が接触しているため、周囲の振動でいくらか微小な移動が発生します。
その微小な移動が起きるたびにコネクタの内部で接触している金属部分が磨耗したり、荒れて酸化膜が分厚くなります。
その結果、接触不良が起き、コネクタを刺し直しても正しく信号が通らなくなります

ちなみに私の仕事以外では自動車に用いられている機器のコネクタでこれが発生したものがありました。
当然のようにコネクタを外してそのままリード線直付のシール材で振動保護をする羽目になりました。
仕事周りは15年を超えた装置類で結構頻繁に起きていて、価格にしたらかなりの損失です。
こちらは殆どが丸端子化して対処しています。

この問題は振動が無ければ起きませんし、振動が起きるものでも金メッキが分厚いものでは問題になることは殆どありません。
ですが、一般的な単純なニッケルメッキのものは結構頻繁に発生します。

またコネクタの種類で随分と発生確率が変わります。
ロック機構がついていても、多少挿抜方向に動くものがあります。
その手の物はどうしても劣化が見られます。ですが、接触部の振動を受け入れない強固なコネクタであれば、発生はほぼありません。

皆様におかれましても、いきなり装置が動かなくなったのであれば、基板や構造部品だけでなく、コネクタという点にも着目すると問題解決の糸口になるかもしれません。

また、装置に組み込む際のコネクタについては『振動のある部位か?振動(微摺動摩耗)に強いコネクタか?』という観点を取り入れることをお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年7月25日土曜日

自家用車の音響状況を調べておく

おはようございました。

連休中の殆どがいつ降るかよく分からない雨であることや隣国製新型コロナ騒ぎ関連の影響もあって、仕方なし?に家でひきこもることにした4連休です。

しかしながら、8/1に講演させていただく技術士会の講演の準備以外は家の手入れをひたすらする程度しかない訳で、飽き性の私にとっては結構苦痛だったりします。

あぁ、そういえば
『車のオーディオ機器単体毎の周波数特性は採ったけど、車体含めた一体物は採ってなかったなぁ~』
と思いだした次第。
過去の資料を漁っても出てくる訳が無い…そんな訳で、本体含めてどんな感じで出るのか?を測ってみようと思いました。
ついでにイコライザ調整して、できるだけ平坦な特性に近づけておこう…。
これで半日は遊べる!

折角ECM8000を使って遊べる環境にしたのにもったいない!という事で、早速測ってみました。

我が家にあるのは
FITシャトル+AVN-550HD+TS-F1730で4スピーカー化した奴と、
Vitz RS Turbo を4スピーカー化+リヤにケンウッドのKSC-01X、フロントにクラリオンSRH217が載った奴です。


こうしてみるとスピーカーが標準品だと低音が全くでなかったり、社外品のスピーカーは上までしっかり出たり筐体で反射して色々歪んだり、大変面白い事がよく分かりました。
ある程度測定をしながら正しくお金を掛けたら、しっかり思い通りの特性も得られるでしょう。
結構距離を走っている車に対して私はそこまでの気力が持ちそうにありませんが…。

皆様におかれましてもいかに楽しく引き籠るか?もしくは集団と逸れて楽しむか?模索してみてはいかがでしょうか?
私は遠出をするほどの資金も無い上に超絶雨男なので4日間は引き籠ることにしました。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年7月12日日曜日

家が高度に電化しつつあるので停電対策を講じることにした

おはようございました。

我が家はIHなりエコキュートなり、プロパンが高いという理由(だけではないですが…)で電化しつつあります。
過去、ガスというエネルギー供給源があったためあまり気にしていなかったのですが、電話回線も光だしヤバい…という事で、災害対策で導入している発電機(エネポ)を使って単相の3線200V系の一部も稼働できるようにしてしまおうと思った次第。

エネポの出力は900VAと低いですが2台繋げれば1800VAと結構な出力が確保できますし、ハイブリッド車のコンセント付きの物を用意すれば結構な時間電源供給が可能となります。
(…素直にV2H導入しろよ!という話は追々導入するとしての話)

最近はV2Hも安価になって、30万そこそこで本体が買えますから、『ハイブリッド車と本体を購入する金さえあれば』気合い入れてこんなものを作る必要も無いのですが、景気対策のための身を粉にして生きることを信条としている事から夜越しの銭は持たない主義の私、そんな余分な資金などある訳もありません。

という事で、200V系と赤・黒両相100Vの3系統において制御電源も欲しいと欲張りな私は、素直に単相電源から単相3線式に変換して、そこからさらに分電盤内に配線して置く運びにしました。


先ずはトランス。
100V→100V、もしくは単相3線式なんてマニアックなトランスなんてそうそうない…と思ったら、案外といくつか候補がありました。
1台で単相3線式の物もありましたが、若干価格は高め…。私は超貧乏人なので、素直に単相2台で進めることにします。後々の事も考えて最大負荷時の最高効率も考えたのち、1500VA2台で進めることにしました。
スワロー電機製のSB11-1500Eを選択しました。
次に分電盤の改造。個人的にはユニカットみたいな奴を突っ込みたかったのですが、最近の分電盤はブレーカーから後はそのまま銅バー接続なので、加工が面倒な事になります。
そこで妥協点として系統連系用のブレーカーを仕込むことにしました。
ついでに離れ小屋への送電線を単相3線で送れるように改造しときます。

そして、トランスを洪水時に浸水するのを配慮して屋根裏に仕込みます。運よく良さ気な檜のスノコが100円均一で売っていたので、こいつを購入して取り付けることにしました。
勿論スノコとトランスはM8のネジでガッツリ挟み込んで締めています。これでよほどの事が無い限りは地震でトランスが外れることはないでしょう。そして取り付け後にトランスの入力側を20m近い3.5sqの電線の先にコンセントを付けたものを接続し、出力側を分電盤側の系統連系用ブレーカー、そしてアースをそれぞれ接続します。
反対側には発電機に直接つけられるよう、コンセントを取り付けます。
屋根裏から簡単にケーブルを取り出せるように玄関裏にケーブルを仕込むことにしました。


そして仕上げに動作確認、お手持ちの電源PCR-500Mを使って100Vを入力し出力確認をします。
赤相黒相ともにしっかりと良い感じで出ています。
差動出力(200V)を計算機能で出してみました。赤色がその波形です。
これらの結果から予定通り単相3線が出力されています。位相差もなくばっちりです。

さて、電源側


何もせずとも1Aぐらい流れていますし、励磁による損失は37W近くあります。3kWのトランスと同じなので、1.2%の損失は必ず出るという事はまぁ仕方ない所でしょう。予定では750VAぐらい使えるだろうと踏んで作成しているので、予想よりはマシな状況と言えます。
勿論エネポ買い増しやより良い発電機を導入したら出力制限掛けながらとはいえ200V系もほとんど難なく使える範囲を期待していたりもします。
なんにせよ、数年後のV2H導入まで持てばそれで良いです。

という事で我が家は停電時にちょっとの間なら電源をあまり気にせずに生活できる環境が整いつつあります。井戸水ポンプもこれで動くので水源も安心でしょう。

皆様におかれましても、真面目にコツコツと災害対策を実施していただければと思います。この世に魔法の言葉や呪文はありません、地道な活動がいざというときの成果につながります。使わない方が良い設備は使わなくても良い設備ではありません。運よく使わなくてよかったら寧ろ安心すべき設備だという事を覚えておいてください。

私は電気屋なので、電気屋らしく電気は安心して使えるようにしておきました。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年6月6日土曜日

behringer の ECM8000 に手を染める

おはようございました。
夏のボーナスが入るであろうという期待の下、今回はどんな遊びに手を入れようか?
そう考えていくつか候補を上げた中で、
『実用性のある測定器で遊んでみたい』
そんなことを思うようになりました。

そんな訳で候補に挙がったのが、
『測定用マイクで遊ぶ』
という、一般人には訳の分からない行為でして、ちょうど都合が良い事に
家の中には今は絶版となったPanasonicのコンデンサマイクの名器『WM-61A』がいくつか転がっており、こいつを利用できる玩具はないか?と考えた次第。

ネットでネタをあさっていたところ、丁度 behringer の ECM8000 が安くて性能が良い割に、ホワイトノイズが酷く、コンデンサマイク入れ替えて基板改造で性能が良くなる…という記事を見かけました。

ちょうど良いやんこれ…と思い、ポチろうとしたのでしたが…
改造したものは測定器としては微妙な位置づけ(正規としては扱えない)になるため、まともに使えなくなります。
おまけに音響の基準測定器なんてものは持っていない訳で…。

測定器で遊びたいんじゃないの?
もうちょっと頑張ればまともな測定器『Dayton Audio EMM-6』が買える
なんて誘惑が頭をよぎりましたが、
『お前は玩具が欲しいのか?それとも測定器が必要なのか?』
と自問自答をしたら、間違いなく
『玩具が欲しい!!!』
となったので、購入に至りました。

さっそくコンデンサマイクの改造から入ります。

ケースとソースの配線をデザインナイフで切り離します。

そしてそれぞれに配線を施します。
配線したら固定をしましょう。私は電気用部品という事で、ポリイミドのホットメルトで固定しています。

そして今度はマイク本体。
頭は外からラベルはがし用の液体を流し込み、数分置けばゴム板+プライヤーで容易に外せます。コンデンサマイクも同じように外します。
私は自分の業界ではおなじみの雷神を使いました。
そして、基板の方はコネクタ側のネジを3本外して引き出せば基板が出てきます。
熱収縮チューブでおおわれているので、切り離します。

基板が出てきました。
改造点は
  • コンデンサマイクの交換
  • ソースフォロア化改造
  • ツェナーダイオードの廃止
  • コンデンサ類のアップグレード(タンタルは短絡故障するので回避しておきたい)
こんなところです。

コンデンサは電源系は固体高分子や低Zの電解コンデンサ+セラミック裏付け
直流カット部分は面実装のフィルムコンデンサという形が楽に実装できます。
面実装の積層セラミックコンデンサも使えますが、波形のひずみが出やすくなるために電圧で容量が変わりにくいものを選ばねばなりません…そんな都合のいいものは今のところ入手は厳しいです。
最後に熱収縮チューブをかぶせて収納すれば完成です。

そんな訳で無事完成しました。
あぁ、プリアンプいるわ…ってことで、追加で購入しました。
貧乏人なので、安く済ませようと behringer の U-PHORIA UM2 です。
コイツで周波数特性が偏ってたらまずいので、念のため単体で測定をしておきます。

よし!問題ないよね。

ホワイトノイズも消えていい感じですが、私が普段使っている測定器との接続はすこぶる面倒くさい…。
キヤノンコネクタ(XLR)ってのは一般人には縁が無さすぎなんですよね…。
(以前放送業界に居たから見慣れてはいるのですが…)

結局もう暫くは随分前に作ったWM-61Aの玩具マイクが測定では主力になりそうです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年5月10日日曜日

畑らしき『何か?』を復活させる

おはようございました。
我が家にはちょっとした空き地がありまして、購入した時には物凄い量の笹が生い茂っておりました。
おまけに色々ごみも捨てられており、こりゃぁ勿体ないという事で、時間をかけてチマチマと笹を除去し終えたので、晒そうと思った次第。

先ずは購入した時の写真、奥の土地は恐ろしいまでに笹の山…。
奥の土地はこんな状態です。

とりあえずは笹をひたすら切る→冬に枯れたら根っこを抜くっていう方法が王道なので、この手で進めることにしました。
笹を切るだけでも一苦労…。
最初の足掛かりさえつかめない…仕方ないので36Vの充電池で動く業務用トリマーでガッツリ刈り込む羽目になりました。
その後はチマチマとお家の18Vトリマーで細かい所を刈り込みながら冬まで処理してゆきます。

さて、待ちに待った正月休み…気合い入れてやるかぁ~と思ったのも束の間、そこそこお高い新品の鍬が平気で曲がるほどに土が固くなり、笹の根がこんがらがっている有様…。
土おこし器も初っ端から曲がる始末ですし、小型の管理機も全く役に立ちそうにありません。

そんな訳で、普段運動不足の私は全身筋肉痛になりながら作業しているのですが、2日かけてもこの程度しか進みません。



因みに半日でこれだけの量の笹の根っこが出てきます。


土日の晴れの日を潰す事2か月間、無事一通り根っこの除去と掘り起こし終えたので、ここで土壌改質の最低限の事を行います。
王道のもみ殻燻炭、火入れをしていない腐葉土(菌補給)、そして砂漠すら緑地に変える魔法のような改質剤フルボ酸鉄だ!
過去、農業系の技術士の方の講演を聞いた時、砂漠を緑地に変えるほどに凄い人工腐植という技があることを教えてもらい、ならば大人げない力をみせてやるッ! 
そんな訳で、軽く混ぜ混ぜしたのち、完了となりました。
ガチの砂地です。作る作物が限定される予感…。

さて、何を植えましょうか?来たる食糧難に合わせ、それなりに食えるものを植えておきたい所です。

手前の花壇もこの通りすっきり綺麗に…こちらは適当に花でも植えておこう…。

そんな訳で、足掛け半年ほどの苦難な道のりでしたが、無事畑擬きを準備できました。

今回の反省…土と肥料を綺麗に混ぜるのはかなり面倒で根気と体力がいる作業でした。
素直に小型の管理機を手配したいと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年5月1日金曜日

トリシティーに荷物フックを付ける

おはようございました。
大型連休は普段できなかったことをするという事で、色々と活動的に取り組んでおります。
そろそろ腐りそうな中のガソリンを入れ替えるついでに小細工を一つしてみようと思います。

前回トリシティーを動かしたのが半年前ぐらいだったので、どれだけ動かさないか?が分かる有様なのですが、
『こういうものは弄るために買ったのだ』
で全て完結できます。

さて、弄るために買ったのならば、もう少し買い物やちょっとした遠出に行く気になれるように、荷物フックを付けてみようと思った次第。
用意したものはステンレスのキャップボルトM5×25mmとM5ステンレスナットを4つずつ。

近所に15mmぐらいのステンレス製スペーサーがあれば使おうと思ったのですが、田舎でそんないい物を売っている訳もなく、とりあえずこれで攻めてみて問題が出れば何か手を考えようと思った次第。
ステンレスのM5ネジのヒートンも考えたのですが、収まりきらずサイズが合わないので断念

では早速つけて行きます。

先ずはシートを開けてメットインスペースを止めているネジを外してゆきます。頭が10mmの奴が4本です。
ステーの横側の奥まった個所に樹脂のプッシュリベットがあるので、中心部を押し込んで引き抜いておきます。
ハンドル側の+ネジを2箇所外し、バイク本体と近くの接地されている金属をしっかり触り体を放電させてから燃料油キャップを開けます。


メットインを取り外して再度燃料油キャップを取り付けておきます。
頭が12mmのボルト4本を外して金属のステー支柱部分を外します。


 斜め後方に引き上げると綺麗に抜けました。


こんな感じで取り付けてステー側は緩み防止のためにナットで絞め込みます。


 こんな感じで綺麗に付きました。
後は逆の手順で組み直して完了。

 これで紐やネットをかけて色々荷物を載せることができるようになりました。
普段は使いませんが、極稀に使う事もあるので値段も安いのでやってしまっていた方が良い一手でもあります。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。