2019年8月18日日曜日

技術者にとって電卓は超重要

おはようございました。

20年近く使っていた電卓が壊れ始めまして、そろそろ交換時期だと思い、購入をいたしました。

肝心な数式表示の2行が死にました。
考えてみれば、前回買ったのは最初の職(製紙業の水処理関係)で仕事していた時、側溝に落としてしまった時です。
結構ひどい状況でして、洗浄して乾燥させてといくらか軌道修正してみたものの、汗まみれの現場のポケット内での寿命は大して長くはなかったようで、その後故障したので良いものを買おうとしたというものです。
硫黄に塩に高温多湿…ひどい環境でよく頑張ってくれた…。
折角だから16進数、虚数、その他軽度の演算機能ぐらいは欲しいと思い購入した記憶があります。大学の生協で買った記憶が…。

ですので、かなり使い慣れているので、できれば同じような操作性が良いと思い、同じ操作性と電池の持ちでカシオ製品に決めました。

20年近くも現場で頑張ってくれてありがとう。
操作性は結構変わっていろいろ大変ですが、これから慣れて行こうと思います。

私みたいに暗算が苦手な人間にとって、電卓という道具はアイデアを思い付いた時点で即時に実現・実行の可能性を大雑把に検証するために超重要な道具です。
携帯電話の電卓は案外と低機能ですし、勝手も悪い…ですので、電卓は手放せません。
しかも、出先で商談相手や上司に対して大雑把な数字を示すという結果提示は非常に強力な武器になります。


ちなみに、私はソフト屋でもあったので、その時にキーボードとマウスも結構妥協せずに選んでおります。勿論現場で戦う電気の何でも屋ですので、電動工具や腰道具、測定器、ヘルメットなども妥協していません。

頻繁に使う身の回りの道具はものすごく重要です。使用回数が多ければ多い程、拘る・拘らないの差が明確に出て投資効果が大きく効いてきます。
皆様におかれましても身の回りで頻繁に使う道具には手を抜かずにしっかりと投資をしてくださいませ。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年8月7日水曜日

電気系の技術士なら取っておくべきではないか?と思ったので…。

おはようございました。

技術士という名称独占において、陸上無線技術士だけは例外的に認められておりまして、技術士制度の前からあった資格だからという事のようです。

ややこしい!
そんな訳で、無線の事はあまりよく分かっていませんが、とりあえず取っておきました。


これで電気の技術士は網羅したことになります。
色々ややこしそうなので、これを皮切りにハムの世界に入ることはないと思いますが、家庭内の無線LAN環境やIoT関連の環境位は弄るかもしれません。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



定量性と定性性と

おはようございました。
最近中途半端に頭が回る方で、自分の欲しい答えを出したいがために数式や理論を振りかざし、強引に自分の理想の結論を作り上げる輩が多くなってきたな…と感じております。
これがまた面白い事に、しっかりとした数式や理論、根本的な物の考え方などを利用して考え方を組み立てれば、実際は抜けのある妄想だと分かる代物だったりするのです。
知っている人からすれば、何言ってんだ?コイツ?と、場違い扱いされて興味すら失せられますし、邪魔者扱いは必至です。
しかしながら、そこそこ地位のある人間が話してしまうと、それなりに合っているのか?と勘違いしてしまうのももっともな話
例えば東京大学教授とか、日銀総裁だとか…。

最も普遍的な例で言えば、税金の話です。
今現在の日本において、税金を取る理由っていうのは、通貨の権威付け、富の再分配、成長速度の制御=インフレ・デフレの制御程度しかありません。
ここに政府の負債という借金の話は、ぶっちゃけどうでもいい訳です。
寧ろ、通貨の発行と行使=負債が増えた反対側で富が配分される訳なので、どこにどのような富を配分すべきか?を考えるだけの道具なわけです。
(もちろん、通貨発行権を持たない地方の財政はこれとは別の話ですが… )
勿論、通貨発行ができない場合=自国の供給能力が無い=自分の国で作れないものは、この話から外れます。閉じた通貨圏外である外部からの借り入れですので、自国通貨の信用低下という代価を支払う必要があります。
(単純に下がる訳ではないから結構面倒)
最近話題になっているケルトン教授のMMT理論というものがありますが、信用通貨制度(兌換ではない)時点で、信用通貨制度なら当然そうなりますよねぇ~以上の事が言えません。今まで信じていたものが現金=価値があるという妄信を拒否されて悔しいのかどうか分かりませんが、何を反発しているのやら…。
現金なんて、所詮貸し借りの数値化でしかなく、数字やデータそのものに価値は無いし、世間の生産能力が死んだら紙くずになるのは紛れもない事実。災害時には下手すりゃぁ飲み水やトイレットペーパー、簡易トイレの方が価値があるかもよ?ってな状態になりかねません。しかも年々価値が相対的に下がるっていく代物なのに、なぜためておく必要があるのか?現ナマ・預金でそんなにため込む必要ないと思うんですがねぇ~。
生産用物資や企業投資という形の方が圧倒的に強い!
という訳で、私はいつもギリギリ黒字目標の自己投資で攻めています


さて、話を戻して、定量性に絶対的なものは殆どありません。100成功しても1失敗すればその理論や理屈は合いませんし、理屈が合致しない理由を明確にせねばなりません。これは悪魔の証明に近い面倒くさい作業です。
寧ろ、磨き上げた直感・直観や職人の感覚の方が正確だったりします。
なんか違和感を感じたら、素直に定性的な根拠を示すデータや数式などと、様々な場面を想定して検証を行い、得られた数値に注目すべきです。

早い話が特定の条件での評価なら、揃えた条件の方が重要であって、数値っていうのは関係性以上の物を示さないことが圧倒的に多いです。
これらの結果は、人間(少なくとも一般人)はおおよそ何かを見逃していることが多い事実を指し示します。
想定していない数値や細かいデータを無視できると勝手に思い込み検証したら、なんだか狐につままれた様な結果が得られたことはありませんか?

例えばコンデンサや電池の充電、電源インピーダンスなんて0Ωに近いとか言って理想条件で充放電の検証をして数式を出すと、効率が50%近くまで落ち、なんだかよく分からない結果が得られます。
ゆっくり充電したら充放電の効率が理想値に上がった…。これは単純に内部インピーダンスを無視したからです。
電源や電池、コンデンサは周波数によってインピーダンスが大きく変化します。
勿論、等価的な抵抗値の成分も大きく変動します。
いくらインピーダンスが0に近いとはいえ、損失は電流の2乗に効いてくるので、電位差がそこそこあったら莫大な損失が瞬間的に生まれます。おまけに電位差÷インピーダンスが電流値…もう何も言わなくても分かりますね?
こういう基本的な検証をせずにコンデンサや充電周辺の設計をする輩が結構多いです。

物事は見落としが無いか?を常に検証し、ヤバいと思ったら例え自分が過去に話した内容でも掌返しをしましょう
掌返しをしたと一緒に『昔とは違ってちょっとは賢くなったんだ』程度に言葉を添えていれば、少なくとも昨今蔓延っているキチガイの類ではないことぐらいは証明できます
人間の知識はいつまでたっても完成領域には程遠いです。
ならば、凝り固まったキチガイか?キチガイでないか?この争点はとても重要になります。

死してなお、多くの方々に罵倒されるような品位の持ち主ではありたくないですよね?


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。