2019年12月28日土曜日

トリシティーのガソリンタンクキャップは変えた方が良いかもよ?

おはようございました。
我が家の大人の三輪車トリシティーの残念な所として、ガソリンキャップが嵌め難い・固いという問題があります。
ノーマルの奴はこんな感じです。




ハの字になった金属である程度ガイドしながら入れるのですが、これがまたとんでもなくガタガタで嵌め難いのです。

そんな訳で買いました、ヤマハ純正部品の5SU-F4610-11




これが丁度サイズ的に合いまして、簡単にすっぽり入るようになります。回すのもそんなに苦労要りませんし、今までの苦労は何だったんだ?と思うほど…。
値段も¥2500程度と手ごろですので、トリシティーに乗られている方はぜひ検討をお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年12月2日月曜日

HP3563Aに外部ディスプレイを取り付けられるようにする

おはようございました。

先日のLCD化したネタに続き、我が家にある骨董品ともいえる測定器HP3563Aの話です。

LCD化する際に基板からの出力でR,G,Bの信号が出るようになっているのですが、VとHの信号が出力されなければアナログRGBモニタに出力をすることができません。
つまり、2つ出力が必要ですので、出口を増設します。
リヤパネルのXがR、YがG、ZがBになっています。内部を見てみると、その下側に若干の余裕がありますので、そこに増設することにします。


先ずは養生です。ドリルで穴をあけるので、アルミの屑が飛散して大惨事にならないように対処します。今回は屑が飛散して内部に侵入しないようにマスカーで保護しました。


そしてドリルでΦ10mmの穴をあけます。
2mm→5mm→8mm→10mmのように、数段階に分けて穴を開けます。そうしないと、結構汚い穴が仕上がりますよ?
穴を開けたら面取り用のドリルで軽くバリ取りをします。
養生部を丁寧に剥がして掃除をします。
その後、コネクタとケーブルを付けたBNCコネクタを付け、基板のV・Hそれぞれに接続をします。
基板に刺さる適切なコネクタが無い時は、デュポンの2.54mmピッチの2ピンのメスコネクタでもいいし、適当なコネクタでも問題ありません。コネクタを付け替えるのもありでしょう。
 コネクタを付けたら、アルコールで脱脂後に何を接続すべきか?のラベリングをします。

BNCタイプのRGBケーブルを接続します。もし、この手のケーブルを持っていない場合は、D-SUB15ピンのコネクタを増設し、そちらに必要な信号を繋げることをお勧めします。
私は20年ほど前に買ったものが残っていましたので、それを利用します。
20年後に使うために買っただなんて、物凄いフラグ回収だなオイ!
電源を入れて正しく表示されたたら無事完成です。


 これで大画面で測定状況を把握することができるようになりました。
プロジェクターで表示することもできます。
この機能を使えば、

  • 電源のインピーダンス測定の学習と実演
  • 電源のPSRR(電源ノイズ除去比)測定の学習と実演
  • 電源の適切な制御設計とコンデンサ設計の学習と実演
  • サーボシステム・制御応答等の性能評価・制御設計の学習と実演
  • 圧電素子評価と実演学習
  • スピーカーと周波数特性評価と実演学習
  • 市販製品の周波数依存性性能評価と実演学習

こういった勉強会を開催することができるようになります。
折角ですから、数十年後に厳しくなる予定の老眼対策と言わず、教育のお手伝いに片足突っ込もうともいます。
もしこの手の個人レッスンが必要な方はご相談ください。
ご質問はこちらまで。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年11月24日日曜日

HP3563Aに続き、HP3562A修理にまで手を染めてしまう

おはようございました。

我が家には10年ほど前に我儘で買ったはずのHP3562Aという周波数特性を測る装置がありまして、こいつが2年も経たずに壊れたために…
  • アナログディスカバリーを買う
  • やっぱり分解能的に厳しい&ついでにデジタル物も繋げたいのでHP3563Aを買う
なんていう散財をしてしまっている有様なのです。
で、何が壊れたかというと、ディスプレイ表示に関わるメモリーボードの半導体が劣化限界付近に到達し始めたらしく、表示が暴れる、メモリーの内容が壊れるなどなど…と散々な状態にありました。
世間様では半導体の寿命は永久的に大丈夫的な事を宣う頭の残念な方々がおられますが、基本的に有限寿命部品です。電流や熱等で不純物の拡散が進み、金やアルミや銅などの接合部が変化・損傷し、増幅率や伝達率、漏れが変化し、設計基準値という一定の閾値を超えると故障の症状が現れます。
代表がLEDです。熱で拡散して一気に発光効率が下がってゆきます。
特にヤバいのがフラッシュROM(SDカードとか、USBメモリとか)。これらは破壊しながら書き込んでいるし、電源繋がずに暫く放置すれば中身のデータは消えます。
そういう基本的な事も分かろう・勉強しようとしないのに自称電気の専門家を語っている輩の多いこと…

さて、本題に戻し、故障症状の話題です。
表示だけならソフトだって作ってしまう歌って踊れる電気屋らしく、操作系自体PCで組んでしまって、GPIBから叩けばいいか…と『それ、もう1台丸々設計した方が早くねぇ?』的な事を考えるわけですが、GPIBから吸い出したデータはバグだらけで、通信しないこともしばしばありました。

比較的落ち着いた状態でもこれ、

海外のサイトでは、CPUボードのRAMが死にやすい話が出ていたので、調べてみましたが、今のところ大丈夫でした。今のっかっていたのは日立製のメモリーです。
あれ?この時期の日立の半導体って、某社の製品を購入して検査し、一定基準以上の良品だけリマークして出荷するとかいう謎選別品なので…ゲフンゲフン!!!
ん?それはロジックICだけの話でしたっけ?
※きっと、信頼を得るためのマーケティングだったのですよ!(違

電源か?と思い、色々追っかけましたが何もなし、ついでに2週間かけてチマチマとコンデンサ打ち直して終了。
その後信号自体が怪しいと分かり、色々追いかけたところ、原因はこのメモリーディスプレイ処理ボードでした。

そんな中、逃げの一手として、冷凍庫に1時間ほど突っ込んで、サーマルショックを与えてで何とか動かすという荒業で暫く凌いでいたのですが、いい加減面倒という事で、捨てるのももったいないし、何とかしたいな…と思った先で見つけたのが、eBayという何でも屋なサイト。
先日のHP3563AのLCD化だけにとどまらず、半ば諦めていた『測定器の基板単体』まで扱っている業者もいる模様です。
Amazonではどうもマニアックな代物は取引されていないし、ヤフオクも大概コアなものが無い、ならばと探したら、出るわ出るわ宝の山…。
良さげな基板が98ドルだったので、ついカッとなってポチってしまいました。
日本人からしたらドルだと数字的に小さく感じますが、1万円ちょっとですからね、かなりの漢気が必要です。

そして発注から2週間後、来ましたよ!イスラエルから!!!
早速組み込んだら、安心のいつものチェック画面に戻りました。
試験はすべてパスしています。


既に使い勝手のいい3563Aがあるので2万円ほどで売りに出そうか?
それとも斜め上のLCD化に走ろうか?
少々悩むところですが、しばらくは予備機として持っておこうと思います。
折角手間暇かけてコンデンサを殆ど換装した機器なので、捨てるのにはちょっと惜しい。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年11月4日月曜日

HP3563Aのディスプレイを直すはずが、まさかの基板修理までしてしまう件

おはようございました。
最近色々と技術士会関連で忙しかったのですが、少しだけ時間ができましたので、溜まっている問題を少しづつ片付けようと思った次第です。

さて、我が家においてある周波数特性測定装置のHP3562Aの表示基板が怪しくなり、その代替にとうっかり購入してしまったHP3563Aですが、電源を入れても画面の表示が出ないという問題にぶつかりました。
『大枚叩いたのに、これじゃぁ予備にならねぇじゃん!』
という事で、
どうせヒューズあたりだろう、ヒューズ変えるなら分解が必要だなぁ~。
どうせやるならもっと綺麗なLCD化もしてしまおう!
なんて、タダでは起きない行動を起こしてしまったのですが、よくよく原因を探してみると色々な問題にぶち当たりました。

さて、あとで分かった問題はさておき、まずはLCDへの換装。
HP3562AやHP3563Aの換装用LCD化ディスプレイキットについて、こちらのwebでキットを販売されている方がおられました。
http://simmconnlabscom.ipage.com/home.html/
ebayで買えるようです。
https://www.ebay.co.uk/itm/133004053720
これを知るまでは自作してしまおうか?とか余ったFPGA基板の利用先を考えていたのですが、大変ありがたい話です。
少々手間が掛かりますが、その気になれば外部ディスプレイへの出力もできます。
これはそのうち実行してみようと思います。
その他様々な旧型の装置類に使えるものを販売されておられますので、自宅に色々な中古測定器をお持ちの方は参考にされてみてはいかがでしょうか?

私の場合、注文から10日ほどで届きました。
到着したら開封確認と、対象の準備です。
時は既に夕方でしたが、この手の作業は楽しくて、寝る時間なんて不要です。
と言いながら、すぐに換装自体は終わったのですが…。
では初めにマニュアルに従って上側のふたを開け、ディスプレイ調整用のボリュームが止まっているネジを外します。


上側のふたを開けたら、CRTの収まっている上蓋を外し、接続されている2線のコネクタ、フラットケーブル、電源コネクタ類を外してゆきます。
 正面上部のプラスチックカバーを外してネジを二か所外します。
 側面は粘着テープで止まっています。剥がしてネジを2か所外します。
 綺麗に取れました。
表面のカバーは再利用しますので、上面と側面のネジを外してLCDに移植します。
その際、明るさ調整のボリュームも一緒に移植する必要がありますから、忘れないようにしましょう。
無事移植ができました。本体側に制御基板の取り付けを行います。
まずはパネル側を取り付けます。
次に基板側を取り付け、ディスプレイを固定していた2本のネジで上側から止めます。
1番ピンの位置を確認しながらコネクタ類を接続し、X→R、Y→G、Z→B、というふうに繋ぎます。表面の輝度調整と裏のフォーカス調整も繋げます。
FFCはそのまま繋げやすい方向で繋げると上下逆になるので、気を付けましょう。
そして、基板の裏に電源ケーブルを差し込みます。調整用のボリュームたちは元の位置に再固定します。

後は逆の手順で組み立てれば完成、ここまでおよそ30分だったのですが…
電源入れてもLCDがつかない!!!
何が起きた?初期不良?壊した?
そこで、HP3562Aで確認すると綺麗に映ります…。
という事で、犯人捜し開始です。
ヒントはこれ、ディスプレイのヒューズ-15Vの1A(中央)が切れていたことです。

で、電源電圧をあたると+15Sの電源が0.6V前後…。
何が起こった?電源基板をあたってみるも成果無し。
特に損傷はありません。
故障解析ついでにコンデンサが若干容量下がっていたので更新。
電源の送電コネクタを外して起動すると、綺麗に+15Sは+15Vが出てました。
じゃあ基板の故障?という事で、基板を一枚一枚当たってゆくと…居ました!


このタンタルの糞野郎がッ!!!(短絡故障)
黄色の丸くて長い奴がタンタルコンデンサです。黒の線が入っている一番大きいのは電解コンデンサ。
タンタルコンデンサは最終的に短絡モードで故障するという曰くつきのコンデンサでして、電解コンデンサの高周波インピーダンス性能が上がり、固体高分子やセラミックの性能が上がった今、よほどの事が無ければ要らなくなった不届き物でございます。
短絡故障時の保護も設計せねばならない面倒臭い輩なので、信者でなければ絶対使わない代物なのです(なんて失礼な…)。
この手の古い物は短絡故障時に安全側で停止してくれますが、最近に設計された機器は設計者に残念な輩が多く、火を噴いて即死や不安全側に暴発になっています。
この問題は設計者の能力の低さを露呈しているのですが、残念な世の中になってしまいましたよね。
ぶっちゃけ、某S○NYの子会社なんか、なんも知らない派遣に丸投げする輩が多く、その輩が優先的に昇進する組織ですもん。そりゃあ売れる商品作れませんって…。
こういう組織は素人が作るマニュアル化ゆえに正しくマニュアル化されてはくれません

という事で、ここを適当なサイズのセラミックコンデンサ(電圧で容量が1/2近くまで落ちるものもあるので要注意)で代用し、元に戻してゆきます。

目先に必要なものは用意できましたが、在庫が無いので今度大量に買って、総交換必至です。
HP3562A側はこの作業完了済みという事だったので、うっかりしてました、

本体裏面のフォーカスが液晶のカラーモード設定になっているので、好みに合わせて起動すると、無事動作が確認できました。

緑一色からカラーになって超見やすい。
これで無事低い周波数領域の測定を再開することができそうです。
後で気づいたのですが…
https://www.eevblog.com/forum/repair/working-through-the-hp-3563a-csa/
あ…海外の投稿サイトに書いてあったわ…。
先人の苦労はしっかり勉強してから作業しましょうね?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2019年10月20日日曜日

古い電化製品の起動確認は気を付けて

おはようございました。

引っ越してからというもの、電気・電子物には全然手を付けられておりませんでして、落ち着き始めたという名の遊ぶ金がなくなったため、ちょっと古い測定器類を弄り始めております。
そろそろ電源入れておくか…。と、古いPC-98(BX4とXa12改)を電源を入れて確認をしたところ、10年以上放置していたのに無事を確認。さすがは日本のバブル期設計です。Windows98立ち上がったけど、パスワードなんて覚えてねぇYo‼。
半期の通例行事化して、これから周辺機器や古い測定器も順次確認してゆこうと思います。

さて、そこでよくあるのがいきなり電源突っ込んで火を噴くパターンです。
私の場合は、USB接続の3.5インチHDD(P-ATA)が火を噴きました。
こいつは確か2年ほど前は無事だった奴です。
原因はいつもの電解コンデンサの故障ですが、電解コンデンサは長い時間放置したり、時間をおいて電源を入れると短絡故障を起こすことがあります

特に海外製電解コンデンサは顕著でして、下手すると1年に1回ぐらい電源を入れてあげないと壊れます
もし、長年放置したものであれば、電源を急に入れず、少しずつ印加電圧を上げていただくようにおねがいします。
皆様におかれましても、火を噴くだけならまだしも火災など起こされぬよう、十分にお気を付けください

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年9月23日月曜日

講演会で話題提供をさせて頂く運びになりました。

おはようございました。

来る2019年9月28日に島根県技術士会において、話題提供をさせて頂く運びになりました。
お題目は『来たるAI時代に向けた点検自動化と下準備』です。
AI導入に関する理由付けと背景を元に、実際の現場に出ている我々はこの動きに伴い何を準備すべきなのか?の入門的な話を提供させていただく予定です。

詳細は、こちら『島根県技術士会の案内』より参照ください。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年9月16日月曜日

NCP13はスタビライザーブッシュで異音が出るので定期交換してください。

おはようございました。
VitzのNCP13及びその近い型式の古いトヨタ小型車のフロントスタビライザーブッシュは結構強引な作りです。
そのため、数年たつと、乗降時に『キー』と音が鳴ったり、運転時に『ゴリゴリ』音が鳴ったりしてきます。
今回も鳴り始めたので、ディーラーに点検ついでに変えてほしい箇所としてと頼んだのですが、より詳しい状況を確認できないと簡単には交換してもらえないらしく、
『金払うって言ってんのに面倒くせぇ奴だなぁ~!じゃあ、自分でやっちまえ!』
と暴走した次第。
乗降時に音が鳴るならサスペンションのアーム類、ダンパーの摺動部、バネの接触部大凡そこら辺です。

今回はアームに取り付ける部分に挟む大型のリテーナーが擦れて音が鳴る状態です。よくあるパターンです。
結構高めの音がした=周波数が高いので、リテーナー周りだと容易に推測できました。

ゴムの弾力が失われて押し付けが弱くなっているのでしょう。
元々かなりの曲がった強引な取り付けなので、少しでも位置がずれると擦れやすくなるのです。

さて、作業の話。
狭い所にゴム部品で強引に連結を行うレイアウトにした結果、ゴムに負担をかけやすい構造になっています。
ゴムは外部環境下において嫌でも劣化する部品ですから、何とかしたい訳です。
何とかしてボールブッシュが取り付けできないか?と思ったのですが、どうやらサイズ的に厳しくて、フロントのドライブシャフトに当たってしまいます。

直線式のボールジョイントで仮に組んでみたものと、正規のリンクのサイズ的にはこんな感じです。
そのため、どうしてもドライブシャフトに当たってしまいます。
どうやら簡単に手に入る市販品でポールジョイント化は難しいようです。
仕方ないので、従来品の新品交換で妥協することにします。

先ずは外すところから始めます。
ネジは12mm、シャフトは10mmです。メガネレンチや平たいラチェットレンチがあればそちらを使った方が楽です。
 外してみたところの写真です。
新旧比較したらわかりますが、 かなりゴムの厚みが違います。
組むときはゴムを侵しにくいグリスを塗り付けて組みつけましょう。
 組む際は左右を配置後、下側から組んでゆきます。
ゴムの厚みが大きいため、上側のナットが嵌りにくいので、タイヤを上げながら組むとよいでしょう。

そして、こちらが完成状態。
アームの下側のリテーナーがかなり斜めですが、正常位置に嵌め込むとこんな感じの位置関係になります。だからこそ、劣化したときに音が鳴りやすい訳です。

という訳で、さらっと試し乗りしてみました。
足回りでセッティングを煮詰めてみたことのある方は、軽く乗ってみた感じですぐに違いが分かるレベルに改善されます。
初期の挙動が物凄く滑らかになりますので、ぜひ定期交換をしてくださいね。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年9月10日火曜日

暗い夜道はセンサーライトなわけで…

おはようございました。
我が家は屋根の軒先に投光器が付いてまして、庭を照らすように配光されています。
ですが…使わない!電力大きい!スイッチ遠い!という事で、こいつもセンサーライトに変えて、夜中の歩行時に躓くのを防ごうと考えた次第。


グラインダーなどを駆使して上手く外すと…

中身(電線)出てるじゃん!
という事で、綺麗に劣化して割れていました。交換に踏み切って大正解。

防水処置をした木の板とステンレスのアングル材を併用しながら水平にダウンライトをつけてゆきます。
選んだのはPanasonicのLGWC51501 LE1 です。
 

やはり夕方から暫く20%の光量点灯は強力でして、真っ暗な足元が十分見える程度には照らしてくれます。
現在の我が家は駐車場が少し離れていますので、どうしてもここを通らねばなりません。ですので、夜中にうろつく私としては、簡単に安全に駐車場への道を確保する必要があるのです。
これで敷地内のほとんどの通路が夕方からそれなりに照らされるようになりました。
おかげで懐中電灯を使いながら下を向かずに気楽に歩けるようになります。

ちょっとした不安やちょっとした不便さが商売のネタや強力な販促道具になります。
皆様におかれましても、そういった小さな不満や小さな不便の解消はどこにあるのか?を考えて、ほんの少し手を入れてみることをお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年9月2日月曜日

某社の本社工場機能が閉鎖確定したので改めて職の問題を考えてみた。

おはようございました。
予め断っておきますが、一部問題の孕んだ発言なので、こっそり削除するかも知れません。
私の得意とする技の一つに沈没船(倒産する職)から速攻で逃げる…即ち、数値以外での経営手法に関する危機の予測というものがあります。

過去、危機を感じて出て行った会社の一つが工場閉鎖で屋台骨だけ奪われ、あとはバッサリ切り捨てが確定したので、色々職について考え直してみようと思った次第。

ちなみに私の仕事の略歴は
  1. 製紙工場で水とエネルギーインフラ関係
  2. 郵便配達員(速達書留専門) 
  3. 半導体製造装置業で色々研究開発
  4. トヨタ専門の人身売買業
  5. 某大手SIで組み込みソフト屋
  6. 起業したての携帯電話ソフトウェア会社
  7. 名ばかりの組み込み教育専門業のはずが人身売買業
  8. SONYの子会社で電源開発
  9. ブドウ糖製造業で水とエネルギーインフラ関係、ZDT支援
  10. 建設系転売業で太陽光発電詐欺紛い
  11. 高速道路屋で設備メンテナンスという名目で教育と叩き上げ
とまぁ、こんな感じです。
このうち、経営がヤバいと思って辞めた会社は
3、4、5、6、7、8、10 です。
事実、挙げたうちの10以外は倒産、事業縮小、統合など大元の本体は既に殆ど残っていません。
1は、体力的に厳しかったのと、当時はガキだったので甘い世界を見て外に出たのが要因です。
2は元々雇用期間限定の契約。
9はどちらかというと経営層側からの嫉妬と虐めが鬱陶しくなった(主にコンプライアンス関連で…)
そんな感じで今残っている会社の状態を整理してゆこうと思います。

3について、今回の話題で本命で、少し前に某企業から屋台骨全部奪われ、機能の殆どを要らない部門として取り壊しが確定した会社です。
私の退職前半年間ぐらいは社長や会長たちと結構ガンガンやりあっていた記憶があります。
その原因たるや、昨今のセブンイレブンにも通じるものがあり、『技術の事を理解している(しかも的確な判断をしていた)ただ一人の役員を退任に追い込んだこと』に始まります。結果、技術系で商売する企業なのに、技術が無いという何とも情けない結果で今の惨状に至ります
設計思想と裏腹に入社数年目で分かるバグだらけの装置。
その原因を調べたところ、現場の設計能力の低さ(勉強&学習しない)やバグを埋め込んだ本人たちの利己主義崇拝が原因で、バグを埋め込んだ人たちが保身のために他を蹴落とし、後のお偉いさんになるという訳の分からない構図でした。中の結構なお偉いさんとは『行く場所が無いから無能な人ほど役職が高い』とか言う冗談をよくしたものです。
何と言いますか、戦略(=製品のコンセプトや方向性)は技術系の役員が作ってくれたのですが、個々への落とし込んだ戦術レベル(=組織全体の設計能力)の話までは手が回りきらなかった状況でした。
そんな訳で、戦術=現場の設計能力がぐちゃぐちゃな状況において、いい装置など作れる訳もなく、話題に挙げた技術系役員が直接手を入れていたころの劣化版で暫くは凌いでいた始末。
しかし、長くは持たない事は分かっていたため、その技術系役員は勉強&学習しない現社員たちに見切りをつけて素養の良い人を先行投資として採用して、設計能力を急激に高めることで、何とか軌道に乗せようとしたわけです。
ですが、ここで設計能力の問題を役員の責任にして技術系役員への総攻撃…。そしてあえなく役員終了。ここでマネージメントのプロやより高い能力の役員(そんな人がいればの話ですが…)に刷新ならまだしも、よりひどい銭ゲバ&経験と勘と度胸信者を役員に配置…。(ちなみにその役員は1年で切られましたがその後も延々と他責に走った訳で…。)
そんな他人に責任を押し付けることを至高とする会社が持つわけもなく、ただ一人の望みであった技術系役員を退職に追い込み、業績は徐々に悪化。売却でつないできた資産が10数年ほどでほとんどなくなり、東証一部上場という看板だけが残りました。今回近い業種の企業が買収して看板をもらい、要らない部門は捨てた構図になります。ぶっちゃけ、上場っていう作業は時間と労力と実績のかかる結構大変な作業ですし、商号変更だけで進められるのならば、願ったりかなったりであります。
当時は5年もつかどうかヤバい!と危機感を持っていたものですが、どこに資産を隠し持っていたのか?意外と持ちました。当時私が暴れていることに抗議しまくっていた輩に言いたいです『ね?私が言った通り速攻手を入れなきゃ救えなかったでしょ?』って…。


4について、ここにも書いた内容です。設計系の部門でした。会社は社員に何もせず、技術力の片鱗も見せてくれないので成長すらできない業界(トヨタ自動車の人からは色々と教えてもらえましたが…)でした。毎日パワハラとスメハラ(臭気で嫌がらせ)の応酬…精神的に幼稚だった私は即効で病みました。
ひたすら3の会社のバグの原因探しで得た技術を垂れ流すばかり…
トヨタ自動車(某研究所)自体は大喜びでしたが、その喜びも私が出ていくまでの半年止まり。人の出入りの多さを問題視してか、コンプライアンスの問題か?設計部門だけトヨタ自動車本体に吸収されることになりました。
ただ私の数ヶ月で基板や動力システムの基幹部分を0から再設計した成果は結構使えたようで、その当時起動修正したプロジェクトは一応できあがった様子で、形はできあがったようですが…。


5について、元々は独立系SI企業だったそうです。しかも東証一部上場。
ただ現実はひどく、新入社員と同じ扱い、遠方の出張先(例えば東京→秋田)で現地での15分程度の作業だった場合、有給休暇で作業を行わせる。新幹線代は当然支給しない…など結構な横暴具合です。
毎月数回の出張があり、有給がマイナスに突入しつつあるとか、毎月借金が大きく膨らんで生活苦で辞めざるを得ないというのもありますが、この空気は半端なくヤバい!と思ったのも事実です。1年生活がもつことはありませんでした。私が辞めてからすぐに某大手会社に吸収されて、元社員は冷遇され続けているそうです。
基板に仕込まれたバグをソフトで誤魔化している問題とか、静電気への脆弱性問題とか指摘したのですが、全く聞く耳すら持たない会社でした。
だからこそ、この様な会社に発注していたT芝さんはアナログで圧倒的シェアを誇っていたにもかかわらず、デジタル放送設備には全く入り込めない醜態を晒した訳ですが…。
現場に派遣されてからすぐにヤバい!頭のオカシイ連中しかいない!!と思ったものです。


6について、5の職で大きく膨らんだ赤字を補填するために、アドベンチャー企業でも致し方ないと我慢して入った会社。
最初はかなり融通が効いて楽でしたが、そのうち悪夢が起き始めました。残業は普通に200時間超えるし、300超えもありました。自分自身を管理するというなんちゃって管理職なので、当然のように残業代は出ません。時給換算したら普通にバイトした方が良い給与かもしれませんよ?
車(勿論自分の車)での資材運びや移動+電気工事などもやることが多く、殺される!と思い、適度なタイミングで逃げようとしました。
当時はビルドも通らんOSをリリースしてくるBREWなんてすぐに消える!UNIX系か、Windows系みたいにデスクトップでアプリが容易に開発・流用できなきゃ話にならん!と言って私は強く騒いでいたのですが、当時開発していたぐちゃぐちゃだったプロジェクトのKCP+(KCP2)なんて速攻消えましたよね?言いたかったこと分かってもらえました?
こんな会社が成り立つ訳が無い!…今年無事死亡が確認できましたとさ…。ベトナムの人達にあんなひどい事して…国際関係を間違いなく悪化させる布石を打った会社だよなぁ~。


7もともとOSで商売をしている企業の教育部門が発端だった企業です。ただ実態はただの人身売買業で、教育部門は政府の助成金を元に詐欺まがいの教育事業をしていた記憶があります。かなり面倒くさい人がいて、自分の思い通りにならなければすぐ切れる人が真上に付きました。本人は日中は昼寝と耳かきで忙しく、入社間もなく右も左も分からない私に大量の注文を投げて放置プレイ…。そして教育現場でバカチョンという言葉の嵐…。面接とは異なる雇用条件も合わせ、ヤバい所に来てしまった!と、数日で退社を決意した記憶があります。その人は私が出ていくちょっと前に辞めたけど…。
始末の悪さから親企業から切り捨てられて孤立。そして、親会社は別の教育事業を立ち上げると言う有様。
今もなお助成金詐欺で何とか食いつないでいる模様。かなりしつこい勧誘電話で有名なご様子です。中身の薄い教育で有名になってしまったので、助成金関連の問題が無くなれば消えるかもしれませんね。そういえば意識高い系の企業集団に吸収されていたなぁ~…、


ここに書いた内容ですが、ひたすら工数(時間をかける)を上げることが成果になるので、ひたすら問題の周りをお祭り騒ぎで踊っています。生産的創造や進歩は悪だ!という空気が流れていました。当時で普通に使っていたデジタル制御式の電源や、マイコンによる拡張機能の実装をしようとしたら猛攻撃を食らった記憶があります。勉強&学習しない人が上で居座っているので、その人が理解しようとしないものを作ることは許されません。辞めようかどうか?と揺らいでいる途中、親会社の結構重鎮な方に面談を求められましたが、堂々と断りましたっけ…。
結構な人が実務は派遣に丸投げで自分は昼間にネットサーフィンやトイレで昼寝、夕方から動き始めると言う有様。私が自分の領分の仕事をさっさと片付けて帰ったら、この会社の純正社員のキレられました。
(勿論、私はある程度周りに対してトラブルになる点を事前に忠告するというアドバイスもしてましたし、周囲にも幾分か、事前に危険な点をそれなりに伝え、さっさと問題解決しないとえらい目に合うよ?とサラっと防波堤工作を行っていました。自分の領分はこのキレた人の指示範囲内で何とか形にはなる妥協点を模索して順調に進めめていたのですが…。)
こんな業態が続く訳が無いと思っていた通り、設計部門は大幅人員削減と引っ越しか退職の強要がされて設計拠点の集約をされています。嫌でも生産しなきゃ許さない方向に振ったようです。
今は愛知の北西の方に拠点がありますが、元から電子回路の設計能力が私より相当低い人間が多い中では、これからどんどん厳しくなるでしょうね…。


10現社長(旧副社長)から役職までの中身が全員意識高い系の巣窟という恐ろしい企業でした。その割に自社の社員には優しくないです。いや、厳密には新卒からいる社員以外には…というべきでしょうか?言葉にしない程度のネチネチした上手いパワハラの巣窟で他所から来た人の結構人の入れ替わりが激しいです。
隣の芝生は相当青く見えるらしく、自社内のまだ稼げる余裕のある主力部門について業務改善をないがしろにしながら、ひたすら数打てば当たる方式で事業を展開しようとしています。私がかかわった物も新規参入した業界の事を色々調査せずにノリと勢いだけで参入を決定してしまったようでした。(この会社ではよくある事らしいです)。
入社早々私費で会社の備品を大量に色々買わされ、やっとこぎつけた数年越しの事業立ち上げて初めての契約(私が来て半年程度で実現した)も直属の上司が全力で握りつぶす(自分がとってきたものではないから…という下らない理由)という事を自然にやってのけてくれました。おまけに建設系なのに技術士という資格の存在自体知りません。仕事取るのに参入要件で要るだろ!
知らなかったら許される体で法令違反も自然にやってのけます。(そう思うと鳩山元総理って、こんな所にも悪をまき散らしていたわけです。ここは創価学会系で会社挙げての熱狂的な公明党圧し=応援強要ですが…。)
商社と言いながら既に主力は転売業に近くなり、この手の商社であるために必要なエンジニアリングサービス・流通保障の主力や関連技術力はどんどん捨てる方向で進められています。
私は営業で色々な企業に同行させられましたが、そのほとんどにおいて、直属の上司が相手にマウントとり始め、ドヤ顔をし始めて仕事を取ろうとするのには正直驚きました。
営業の販売や利益って、顧客との関係性で決まるものじゃないんですか?その顧客を相手に積極的にマウントとろうとしてどうするんですか?と思ったものです。
色々調べてみたら、この会社ではこれが流儀らしいです…会社の利益率や売り上げ推移をみたら…あ、納得…
社長とは言いませんが、経営者が毎日カネカネ言ってくる拝金主義系の出身だから致し方ないかもしれません。どこぞの東南アジアに作った工場も相当ひどいようで、色々と根本的なトラブル抱えていますが、奴隷のように現地人を扱っているためか、表向きは順調だそうです。国際社会に対して物凄い喧嘩を売ってくれるので、残念な限りだとも思ったものです。
現状の商売で(改善点はあるのに)限界が見えているようで、ギャンブル任せに新規事業を推進している部署があるのですが、そもそも先駆者が犇めき合っている業界・誰かが考えた商売が多いのに、素人が新規で事業をを興そうとするなんて言う自爆行為を積極的になされています。
自分の足元の少し隣の業界ならまだしも、関連もしない離れた業界で新規事業を推進していますから、外れる方が圧倒的に多い訳で、限りなくあたりの低いガチャ回しを延々とされているようです。
多くの経営者(特に社長)は新しいもの好きで刺激を求める傾向(儲からないけど手を染める)が強いのですが、厄介な事に自分のわがままが通る資金力なので、お金が続く限りはなんでもありなようです。
こんな会社、これから生き残れると思いますか?まぁ、今のうちに要らない部門を捨てれば生き残れるでしょうか、それは会社の大幅な事業縮小を意味する訳で…。私の見立てでは、近いうちに規模も利益も大きい弟分の会社に吸収される形に落ち着くと予想します。


そんな訳で、色々としょうもない昔話をしましたが、結局のところは営業なり、科学なり、人材なりのコア技術を蔑ろにした結果、自分で自爆してしまっている典型例です。
少なくともあと数年はムーアの法則よろしく技術も年々進歩します。つまり、世間様は年々進歩するわけですから、キャッシュフローを上げるか、利益率を上げるかのどちらかをしない限りは現在の会社を維持できることはありません
つまり、どの分野でもいいので自分の会社に必要とされる技術力を正しく上げ、技術に投資しないことには今の状況は維持できないという事です。

他人事だと思っている方が結構多いですが、できるだけ自分の置かれている状況を客観的にとらえるようにしてみてください。
通常の経営で主観の判断は絶対NGですが、投資に関しての最後の一歩は主観でなくてはなりません。その線引きにおいて、どこまで客観性を持たすことができるのか?という点が経営者の能力と腕の見せ所であります。

経営者の皆様におかれましては、物事を正しく捉え、経営判断に値するものをできるだけ正しく捉えるように努力してください。
これらの企業以外でもありましたが、欲に溺れている部下が客観性のある数字を出してくるとは限りませんよ?
『あくまでも、特例、ピーク、異例』こういう言葉はそこら中に転がっています。

ですが今の私は経営者ではない超絶平社員、自分は間違ったことを言わないよう立ち位置をそれなりに確保して遠目に見物しつつ、歴史に学ばない愚かな経営者を全力で『m9(^Д^)プギャー』とさせて頂きます。
でも、これらの企業において、毎回崩れて『m9(^Д^)プギャー』する少し前に、私は技術士らしくご丁寧に経営者・経営層の方々とは少なくとも1度は根本問題についてはお話しまたは話題提供をしているんですよ?本人たちが私の能力を軽く見たのか?雑魚扱いしたのか?詳しい話を聞こうとしなかったり、聞き入れなかっただけですので、悪しからず…。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年8月18日日曜日

技術者にとって電卓は超重要

おはようございました。

20年近く使っていた電卓が壊れ始めまして、そろそろ交換時期だと思い、購入をいたしました。

肝心な数式表示の2行が死にました。
考えてみれば、前回買ったのは最初の職(製紙業の水処理関係)で仕事していた時、側溝に落としてしまった時です。
結構ひどい状況でして、洗浄して乾燥させてといくらか軌道修正してみたものの、汗まみれの現場のポケット内での寿命は大して長くはなかったようで、その後故障したので良いものを買おうとしたというものです。
硫黄に塩に高温多湿…ひどい環境でよく頑張ってくれた…。
折角だから16進数、虚数、その他軽度の演算機能ぐらいは欲しいと思い購入した記憶があります。大学の生協で買った記憶が…。

ですので、かなり使い慣れているので、できれば同じような操作性が良いと思い、同じ操作性と電池の持ちでカシオ製品に決めました。

20年近くも現場で頑張ってくれてありがとう。
操作性は結構変わっていろいろ大変ですが、これから慣れて行こうと思います。

私みたいに暗算が苦手な人間にとって、電卓という道具はアイデアを思い付いた時点で即時に実現・実行の可能性を大雑把に検証するために超重要な道具です。
携帯電話の電卓は案外と低機能ですし、勝手も悪い…ですので、電卓は手放せません。
しかも、出先で商談相手や上司に対して大雑把な数字を示すという結果提示は非常に強力な武器になります。


ちなみに、私はソフト屋でもあったので、その時にキーボードとマウスも結構妥協せずに選んでおります。勿論現場で戦う電気の何でも屋ですので、電動工具や腰道具、測定器、ヘルメットなども妥協していません。

頻繁に使う身の回りの道具はものすごく重要です。使用回数が多ければ多い程、拘る・拘らないの差が明確に出て投資効果が大きく効いてきます。
皆様におかれましても身の回りで頻繁に使う道具には手を抜かずにしっかりと投資をしてくださいませ。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2019年8月7日水曜日

電気系の技術士なら取っておくべきではないか?と思ったので…。

おはようございました。

技術士という名称独占において、陸上無線技術士だけは例外的に認められておりまして、技術士制度の前からあった資格だからという事のようです。

ややこしい!
そんな訳で、無線の事はあまりよく分かっていませんが、とりあえず取っておきました。


これで電気の技術士は網羅したことになります。
色々ややこしそうなので、これを皮切りにハムの世界に入ることはないと思いますが、家庭内の無線LAN環境やIoT関連の環境位は弄るかもしれません。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



定量性と定性性と

おはようございました。
最近中途半端に頭が回る方で、自分の欲しい答えを出したいがために数式や理論を振りかざし、強引に自分の理想の結論を作り上げる輩が多くなってきたな…と感じております。
これがまた面白い事に、しっかりとした数式や理論、根本的な物の考え方などを利用して考え方を組み立てれば、実際は抜けのある妄想だと分かる代物だったりするのです。
知っている人からすれば、何言ってんだ?コイツ?と、場違い扱いされて興味すら失せられますし、邪魔者扱いは必至です。
しかしながら、そこそこ地位のある人間が話してしまうと、それなりに合っているのか?と勘違いしてしまうのももっともな話
例えば東京大学教授とか、日銀総裁だとか…。

最も普遍的な例で言えば、税金の話です。
今現在の日本において、税金を取る理由っていうのは、通貨の権威付け、富の再分配、成長速度の制御=インフレ・デフレの制御程度しかありません。
ここに政府の負債という借金の話は、ぶっちゃけどうでもいい訳です。
寧ろ、通貨の発行と行使=負債が増えた反対側で富が配分される訳なので、どこにどのような富を配分すべきか?を考えるだけの道具なわけです。
(もちろん、通貨発行権を持たない地方の財政はこれとは別の話ですが… )
勿論、通貨発行ができない場合=自国の供給能力が無い=自分の国で作れないものは、この話から外れます。閉じた通貨圏外である外部からの借り入れですので、自国通貨の信用低下という代価を支払う必要があります。
(単純に下がる訳ではないから結構面倒)
最近話題になっているケルトン教授のMMT理論というものがありますが、信用通貨制度(兌換ではない)時点で、信用通貨制度なら当然そうなりますよねぇ~以上の事が言えません。今まで信じていたものが現金=価値があるという妄信を拒否されて悔しいのかどうか分かりませんが、何を反発しているのやら…。
現金なんて、所詮貸し借りの数値化でしかなく、数字やデータそのものに価値は無いし、世間の生産能力が死んだら紙くずになるのは紛れもない事実。災害時には下手すりゃぁ飲み水やトイレットペーパー、簡易トイレの方が価値があるかもよ?ってな状態になりかねません。しかも年々価値が相対的に下がるっていく代物なのに、なぜためておく必要があるのか?現ナマ・預金でそんなにため込む必要ないと思うんですがねぇ~。
生産用物資や企業投資という形の方が圧倒的に強い!
という訳で、私はいつもギリギリ黒字目標の自己投資で攻めています


さて、話を戻して、定量性に絶対的なものは殆どありません。100成功しても1失敗すればその理論や理屈は合いませんし、理屈が合致しない理由を明確にせねばなりません。これは悪魔の証明に近い面倒くさい作業です。
寧ろ、磨き上げた直感・直観や職人の感覚の方が正確だったりします。
なんか違和感を感じたら、素直に定性的な根拠を示すデータや数式などと、様々な場面を想定して検証を行い、得られた数値に注目すべきです。

早い話が特定の条件での評価なら、揃えた条件の方が重要であって、数値っていうのは関係性以上の物を示さないことが圧倒的に多いです。
これらの結果は、人間(少なくとも一般人)はおおよそ何かを見逃していることが多い事実を指し示します。
想定していない数値や細かいデータを無視できると勝手に思い込み検証したら、なんだか狐につままれた様な結果が得られたことはありませんか?

例えばコンデンサや電池の充電、電源インピーダンスなんて0Ωに近いとか言って理想条件で充放電の検証をして数式を出すと、効率が50%近くまで落ち、なんだかよく分からない結果が得られます。
ゆっくり充電したら充放電の効率が理想値に上がった…。これは単純に内部インピーダンスを無視したからです。
電源や電池、コンデンサは周波数によってインピーダンスが大きく変化します。
勿論、等価的な抵抗値の成分も大きく変動します。
いくらインピーダンスが0に近いとはいえ、損失は電流の2乗に効いてくるので、電位差がそこそこあったら莫大な損失が瞬間的に生まれます。おまけに電位差÷インピーダンスが電流値…もう何も言わなくても分かりますね?
こういう基本的な検証をせずにコンデンサや充電周辺の設計をする輩が結構多いです。

物事は見落としが無いか?を常に検証し、ヤバいと思ったら例え自分が過去に話した内容でも掌返しをしましょう
掌返しをしたと一緒に『昔とは違ってちょっとは賢くなったんだ』程度に言葉を添えていれば、少なくとも昨今蔓延っているキチガイの類ではないことぐらいは証明できます
人間の知識はいつまでたっても完成領域には程遠いです。
ならば、凝り固まったキチガイか?キチガイでないか?この争点はとても重要になります。

死してなお、多くの方々に罵倒されるような品位の持ち主ではありたくないですよね?


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2019年7月20日土曜日

人生初のレッカーをしてしまったので…

おはようございました。

一部の方は知っておられると思いますが、鳥取市まで技術士会に参加しようと車を動かしていた矢先、いい感じの音がしだして燃料が濃くなりすぎて動かない症状にかられました。
大事な約束があるときは何かしらイベントが起こる…それが私の人生なのかもしれません。

これだから大事なイベント時の車移動は嫌なんだよッ!!!
田舎はみんな車で移動するからイベント会場は駅とか関係なく、駐車場あったらどこでもいいでしょ?
なんて思っている奴は全員小一時間説教してやりたいです。
電車が無いだけなんだ!電車があるなら電車の方が良い奴が大半なんだよ!!!
だからこそ駅の近所に家買ったのに、会場が駅から遠い場所主体とか意味ねぇ~(涙

さて、話を元に戻します。
過吸圧が上がらないところを鑑みると、
『あぁ…あそこのホースだけ変えてなかったなぁ~』と思い、『しまった…やっておけばよかった…』と残念な気持ちになりました。
いつも通りの詰めの甘さがにじみ出てきた模様。

そして、大した整備機材も積んでいないので、人生初レッカーでございます。


実は結構いい臭いが漏れる問題を認識しており、この二~三週間前に吸気周りのゴムホースが劣化していて、ゴムホース類に手をかけたばかりだったのでございます。

さて、今回漏れたのはタービンのコンプレッサー側からアクチュエータ(ウェイストゲートバルブ)間のホースです。
以前ここを弄ったときにホースクリップなんて軟弱なもので止まっていたのを思い出し、ついでにホースバンドでガッツリ止めてやろうと思いました。


なんか、いい感じにボロボロですね。ついでにホース自体も新品に変えます。

漢ならステンのホースバンド一択だろうが!という訳です。
外したホースは劣化してぶよぶよになっていました。
そりゃぁ若干油入っている空気だし、ホースクリップという軟弱者だし、低い圧でも外れるわ…。

そして、元の位置に取り付けて…

キャニスターやフィルタ類もつけ直し完成。


これでもうしばらくの間は頑張ってくれると願いたい所です。

そしておまけ、これをやっているのが技術士2次試験の前日。そしておまけに2次試験はこいつをテストで運転してゆこうとか、まさにチャレンジャーな漢気を見せるのでしたとさ…。

無事に試験会場にはつきました。
これじゃぁどっちが本筋か分からないなぁ~(苦笑)。
この手の試験は普段の積み重ねを試す機会なので、勉強しないってのが私のポリシーなので、知ったこっちゃありませんが…。

今回からは論文トライアスロン化した試験改正だったので、筆圧の高い私は無事腱鞘炎になりかけるのでしたとさ…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。