2021年12月29日水曜日

最近¥1500ほどで出回っているLIDAR(距離の測れるセンサー) MB-1R2T に手を出す

 おはようございました。

最近余って流れ始めている360度の水平方向の距離センサーである、LIDAR MB-1R2T に手を出し始めました。

水平1軸のLIDARでして、TF-miniみたいに1点ではないので、360度ぐるっと回りながら距離を取ってくれます。


接続するコネクタはJST(日本圧着端子)のPHコネクタの8ピンの物が使われています。

5V入力で駆動し、3.3VのUART信号が出てます。

ビットレートは153600pbsです。

PCではメジャーではない速度ですが、9600の倍数なので、エラーが少なくなります。

信号はこんな感じで出てきます。


起動直後はこんな感じのメッセージが出て
その後にこんな感じで信号が出てきます。


とりあえず今回は事初めに必要なものを準備します。

M3で25mmの支柱を4本、カメラ三脚で使うなら5mm程度の厚さの板、エレベーター三脚で使うなら10mmの板を準備します。

こんな感じで穴をあけて、

支柱を立てて取り付ければ完成。

今回はカメラ用三脚(UNC 1/4-20ネジ穴)とレーザー墨出器で使うエレベーター三脚(UNC 5/8-11ネジ穴)の2つを用意しました。

カメラ用三脚は下穴が5.1mmなので比較的簡単に空けられますが、エレベーター三脚用の穴は下穴が13.5mmなので結構大変です。

樹脂系材料の方が加工が容易です。金属でやるにしても、軽金属で片付けることをお勧めします。

ちゃんとしたフライス盤・ボール盤なんかあれば鉄でも問題ないですが、13.5mmやそのタップを手で空けようものなら、相当頑張らないときついです。


さて、この手の物はモーターが出っ張っており、そのまま転がしながら弄るのは結構大変なので、こういった台を作ってから作業に入るとずいぶん楽になります。

ちょっと遠回りではありますが、目標位置を狙える環境を準備してからUARTの送信内容を解析するというのが正攻法です。

遠回りで時間がかかりそうでありながら、実はこれが最短ルートのやり方ですよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。