2023年12月9日土曜日

電子負荷装置の電流モニタの周波数特性はこんな感じで糞っぽい

おはようございました。

以前、私が

『電子負荷装置の電流モニタの周波数特性は糞!であることがあるので注意』

と言っていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?

本日はガッカリ性能とは言え、どこまでガッカリ性能なのか?

が分からないと、なかなか判断がつかないという事もあり、よろしく晒してみようと思います。

さておさらいですが、なぜこんな特性がいるのか?というと、

  1. 電源は負荷の具合によって特性が大きく変わる
  2. なので正しく把握するには負荷条件を色々振って測らねばならない
  3. つまり電源の評価には嫌でも電子負荷は必須
  4. でも電流プローブは高い…あ!電子負荷にもついてる!
  5. 残念!電子負荷の電流モニタは性能が糞でした!

…という事で、電流が絡む測定については諦めて無誘導抵抗+高性能アンプのお世話になるか、諦めてまともな帯域と性能が保証された電流プローブを買うしかない訳です。

しかし、ガッカリ性能具合が分かっていれば常用域であれば実用に耐えるのでは?とお考えの方も多いはず。

ならば一体何処までが使えるのか?が重要になってきます。

そんな訳で、この手の測定に関わっている方々に於かれましては、とりあえず測ってみよう!が正解です。


で、それを通り越した私は、『とりあえず晒してみよう!』

PLZ-152WAはどうせ100kHz以上は真面に動かない…ってことで省略(単純に暴れて綺麗に取れませんでしたというオチ)
PLZ-152WAはそれなりに使えそうな気もしますが、実は結構商用周波数の振動が重畳されているので、単純に値を読むには不適切な代物です。使いたいならロックインアンプや何かしらの手段が必須要件です。
※これは後日書き出そうと思います。
かといって、どの電子負荷もギリギリ使えそうな帯域まで引っ張って使おうとするには残念極まりない特性です。
そんな訳で、新しい奴だから…と言って騙されないように注意しましょう。


ではでは、今日はココまで。

またの機会に会える事を楽しみにしています。