2023年11月15日水曜日

うっかり日置電機の熱流ロガーLR8416を導入してしまう

 おはようございました。

少し前に電源の回路設計やっていたよ?

最近は高周波対応の磁性体が一般化してきたので、GaNやSiCみたいな最新デバイス使いたいよねぇ~って話をしたのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?

(あれ?USB-C PD の電源晒しの話じゃなかったっけ?って気付いた人は大正解です。)

この手の電源の評価といえば、外しちゃいけないのが負荷をかけた際に起きる温度上昇や熱分布の割合などです。

そして、この熱勾配によっては熱による応力(ストレスと故障確率)が分かったりもしますし、基板の反りや変形も推測することができます。

勿論基本的なところの試験である温度上昇によるデバイスの劣化確認や安全マージン確認も行う必要が有る訳です。

かくいういう私も忙しい時に限って熱電対とロガーを奪いあっていた経験がありました。

当時はサーモカメラによる録画というのがまだ一般的ではありませんでしたから、できるだけ故障ch数の少ない多チャンネルのロガーと熱電対の奪い合いです。

現代における現場の皆様に於かれましては流石にサーモカメラの動画撮影ぐらいは導入しているだろう?と思いたいですが、私の手持ちは前の会社に私費で買わされたFLIR ONE(GEN2)しかありません。

コイツでは動画上で細かい値までは拾えません。

かといって何枚も撮影してCSV掃き出しとか結構苦痛なので、多点の温度を長時間で測る何か?はずっと欲しいと願っていたわけです。


さて、そんな私の意思を慮ってか?

現職の会社が多点のロガーを要する案件をバンバン前振りしてきました。

で、偶々ヤフオク探していたら、偶々希望に沿うものがあって、偶々無理をすれば揃えられる値段だったので、ついついそろえてしまいました。

日置電機のワイヤレス熱流ロガー LR8416×2台と、ワイヤレスのユニットLR8511×2台、そして熱電対5m×4本、とどめの熱流センサーZ2012-01×1本…合計約10万ちょっと…。


熱流測れるなら今まであんまり見えなかったヒートシンクの評価・CPUやFPGAの冷却関連の評価、断熱物の評価も非常にやりやすくなります

ただ、他の準備すべき道具類がキツイけどな!


これで電話回線使って遠隔監視もできるし、いつでもかかってこいッ!って思っていました…。

が!、知らない間にガッツリ水に流されました…(涙


まぁ、4月から上長と部署が変わったのですが、今の上長はそういうこと(瞬発的お祭り騒ぎ)を平気でやってくる輩ですし、何ならやらないことを煽ってお祭りして、散々騒いで数日後に忘れており、質問したら逆切れしてくるような方だったりします。

あぁ…そうだった…失敗した…。

一部の方はご存じですが、恐ろしい事に私には一切の予算が割り当てられません

そう、最終的に全て私費という哀しい状況です。


ほうれい?こんぷらいあんす?なにそれ美味しいの?という有様です。


知らなきゃ何でも許されるけど、知ったら何も許されない(どこぞの官僚や議員さんと同じ)という言い訳で逃げ切ろうとしているのが組織の重鎮です。

なので、『私費での搾取止めてくれませんか?』と目の前で進言して、都合よく一瞬だけ耳が遠くなってしまった…ってのが実態です。

そして、間違ったことをするお偉いさんに全力で尻尾を振って昇進というゲームをするのが現職の組織体制でして、大親分である財務省の劣化版的構図になっていますから、まぁ救いようは皆無に等しい訳です。


そんな訳で、よりにもよって冷蔵庫死んだという色々と手持ちが厳しい時に私費をガッツリ持っていかれるようなお祭り騒ぎ中にやられてしまったのでした。

という訳で無理をしたら…と言うのは私の食費の話で誤魔化さざるを得ない訳で、暫くは食うものに困る状況は続きそうです。


さて、厄介なことに、電池もACアダプタも電池もSDカードも用意してしまいました。

黙っていたら日置電機の電力ロガー3365-10と一緒に箪笥の肥やしになってしまう訳です。

ここに少しだけ投資すれば遠隔監視ができるので、仕事目的として成立するから…と用意したものが、今度は私生活に牙をむいてきました。

かといってこの手の物を売ると二束三文ですから、せっかくなので何かに使おうか?

寧ろ攻めで電源作っちゃう?なんて思ってしまう今日この頃なのでしたとさ…。

お前はここで簡単に腐る程素直じゃないだろう?

と思われた方、正解です!!

せっかく玩具を手に入れたんで、何かしら有意義に遊んでみたいと思います。

ではでは、今日はココまで。

またの機会に会える事を楽しみにしています。

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