顕微鏡の下から当てるライトを作成してみることを思い立ちました。
ここで紹介したサブミクロンオーダーまで見ることのできる照明についている顕微鏡でございますが、上から当てるリング照明があるものの、透過させてみたいものを見ることができません。
さて、そこで裏から当てるLED照明をこさえました。
使用したLEDはウォームホワイトの3W、定電流式のLEDドライバを組み合わせて、ボリュームで明るさを調整できるようにしています。
追加したのは下側の放熱板&ボリューム付きの照明
ちなみに、測定できるサイズはこんなもんです。
1mm100分割のガラススケールの撮影を行いました。10μmオーダーなら余裕で見ることができます。
最低倍率での撮影
最大倍率での撮影
よく勘違いされている方がいますが、LED照明の肝は放熱とレンズです。
電子回路はあくまでも当たり前のことであって、そのうえで、
- 点の熱源をいかに分散放熱してLEDの温度を上げないようにするか?
- 点の光源をいかにして目的の広がり方に持ってくるか?
熱源の処理は特に重要で、温度が上がるとすぐに劣化して寿命が短くなります。LEDは発熱原が点ですから、分散の方法も重要です。
いかにして熱をこもらせないか?が勝負です。
できる限りの熱の分散と、放熱対策をしましょう。
数W程度の放熱程度だなんて甘い考えはしないことです。可能な限り60~80℃ぐらいに抑えましょう。
その考えで熱源の処理方法を考えると、かなり大きな放熱方法が必須要件になります。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
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