2017年12月16日土曜日

温度センサーの簡易的な校正をする道具を用意する

おはようございました。
温度差の激しい設備や振動の多い設備においては、温度計自体の故障は避けられません。

さて、温度測定で使われるものとして代表的な代物である熱電対と白金の測温体。
熱電対の方は平気で5℃ぐらいズレる事を前提に設計するので時間的な変化だけ計測できれば絶対的な温度のズレなんてどうでもいいのですが、白金測温体の方はそうはゆきません。

しっかりと校正するには高級な6ダイヤルぐらいあるお高い可変抵抗を使い、なおかつその可変抵抗は校正機関に定期的な校正をすべきです。
ですが、現場でそんなものを持ち歩く訳にはゆきません。
ハイエースだろうがタウンエースだろうが、車の大きさは結構狭い!

という事で、我々は現場ですぐ使える、小型で可搬性に富んだ何か?が欲しい訳です。
で、そこでおすすめなのがこんな道具


Pt100用に高精度な金属抵抗を何種類か用意して作る測温体用のダミー抵抗
 赤をA端子側
 白・黒をB端子側
で作りました。
そのまま繋げる端子式3つと
コネクタ式(勿論金メッキのコネクタ、今回はAMPのD3000です)
例えば今回は地面の温度が測定対象ですので、
 100Ω:0℃
 109.7Ω(100+8.2+1.5):25℃
 122Ω(100+22):57℃
この3つを作りました。

これで故障個所の特定や、ゼロスパン調整をその場でできるようになります。
これから仕事をこなす人の数がどんどん減り、需要は嫌でも相対的にに伸びます。
ですので、仕事の速度の改善・生産性の向上がカギとなるでしょう。

そして、真面目に仕事を(早く処理する)ためには、日々の細かな業務時間単手記がカギになります。

皆様におかれましても、日々の生産性の向上に勤しまれることを祈念いたします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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