2017年12月30日土曜日

日本は1980年代から技術開発が止まっている件

おはようございました。

日本におけるビットコインをはじめとした仮想通貨のバカ騒ぎがようやく落ち着き始め、借金抱えてまで購入に走った輩を見ると、
『この構図、バブルと同じじゃね?』
と気づいたので、あと10年ちょいは景気が回復しないことを確定付けられてしまったような気がしてならない今日この頃です。

考えてみれば、本質的に無価値な仮想通貨は、通貨の流通以外の機能が付与される訳がなく、国債や一般的な通貨と違い、裏付けされた保証ってものが全くないんですよね。
物品の購入には不安定すぎる。
そして肝心な事に、納税にも使えないし、国が通貨発行権を持っている訳でもない
国が通貨発行権?で気づかれた方もいると思いますが、
EUは国が通貨発行権を持てないので、どうやったって1強限定の死亡フラグです。
日本は『所謂国の借金』=政府の負債≒会社の内部留保+みんなの貯金‐対外純資産(だいたい300兆円)
ですので、あくまでも現時点において、
国際通貨(ドル)を発行できるアメリカ以外で、お金面だけで次に強いのはどうやったって現時点では300兆円のお金を持っている日本だったりするわけです。

国の借金問題を分かりやすく説明すると、国の借金(政府の負債)返したいとかいう今の狂った政府方針は、お金を300兆円分外貨で貯めこんでいる癖に、さらに800兆円ほど国民から巻き上げ、国民一人当たりが平均800万円程度の借金を抱えて状態で生活をしなさい!という強要なのです。
分かるかな?如何にばかげている事か?なんでこんな馬鹿げた政府(と言うか財務省)を応援せねばならんのでしょうか?
そして野党はどうでもいい話で政党助成金集めに奔走する始末…皆頭おかしいんとちゃうか?

さて、本格的に世界から置いてきぼりを食らいつつある日本の科学技術業界でありますが、事の発端は1980年後半まで遡ります。
そう、科学技術関係の投資が全くされていないのです。
ここ20年の科学技術の伸び悩みは実は1980年代から始まっているのではないか?という思いがしてならないです。
つまり、現在までの状況は過去の資産を食いつぶしてきたという訳です。

私の関わった電気・電子・設備物に関して言えば、
半導体関係は雅子様(日米半導体協定締結)に殺されました
ソフトウェアやマイコンの進化(MSXやTRONからの進化)は孫正義らによって壊滅させられ、産業としては完全に殺された。
そしてそれらをベースに作ってゆくはずだった多種多様の業界は伸び悩み、外国の餌食…。
そして設備は、1980年代から大型の投資がされていません。つまりすべて延命措置もしくは少改良。新設の工場・設備なんてほとんどないでしょ?

つまりバブル近傍は投資をするためのお金が余ったから、土地の購入を煽って、株の購入を煽って、一生懸命についこの前の米のサブプライムローンと同じ事をやってただけ、それで世間様はありもしない虚構の実力に浮かれていた

たったこれだけの事なのかもしれません。

つまり、今はすでに過去の遺産を食いつぶしてしまった状態
今後しばらくの間に技術開発投資をやったとしても、軽度のイノベーションですら出せない状態が続きます。
絶望して腐ってしまったガチンコエンジニアの群れは、腐っていしまった人事総務が治るか?給与と開発費用が補填されなければ戻ることは稀でしょう。
したがって、生産現場・開発現場が活性化することも稀でしょうから、内部留保しかない会社側は何の価値も保てなくなります
近いうちに人も技術も信用も高騰化しすぎて、持っている程度の金では買えなくなるのです。
お金なんてあっても何の役にも立たない紙切れになってしまうのは明白だったりする訳です。

自給自足ができなくなりつつある日本において、内部留保なんて世界のインフレ率から考えたら5%ぐらい毎年目減りするマイナス預金でしかないですし、投資したくても80年より前の時代を知らなければやり方を知らないんですから、成功する確率は限りなく低い

技術を磨くのは結局人の役割ですし、AIやIoTなんてのはその開発をする人のための生産性向上の道具にしか過ぎないのです。
結局のところ、日ごろからどれだけ社員を厚く守ってきたのか?が問われてしまう世の中になりつつあります。

20年間余り変わらない・今後も伸ばさないであろう総需要に対して、生産年齢人口の比率は毎年結構な勢いで下がってきますから、現時点で人を雇えないなら結構ヤバい気がする今日この頃です。

来年はどういう年になるのでしょうか?
金で技術や人が買えるうちに買った方がいいですよ?
金の価値なんてものは、その場の市況・環境でガラッと変わるんですから、投資に回さなきゃ何の得にもならないですよ?

という事で、個人の貯蓄を前職で0まで叩き落された私が、前職を含めた世間のブラック企業や頭のおかしい政府に苦言を申し立てたところで今年はお開きにしたいと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



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