2016年10月9日日曜日

相手と対話するための必須要件の一つ

おはようございました。
ついこの前まで色々ありまして、勝手に一人で憤慨しておりました。
ですが少し時間を置いたせいか、ようやく落ち着いて参りました。
大局を見ながら落ち着けると、全ての事象は繋がっていることに気付き始め、そんな事もあってか
『まぁ、しゃあないよね〜』
で、済ませられる程度だと気付きます。
離れてしまえば、気分を害される事も無いですし、私にちゃぶ台返しを喰らわせた所で、私が離れたら元の既定路線に戻るだけです。

元の状態に戻ってこれからも停滞するっていうのが痛手ととるか、私みたいな人間の意見を採り入れて冒険するのが痛手ととるかは組織が決めることです。
今回は2択しか有りませんが、真面目にやってくれる人で全権任せられる人を探すとか、他にコンサル入れるっていうの手もあります。
実質コンサルエンジニアのはずが、コンサルを呼ぶっていう他者から見たら一見不思議な行為を受け入れだけの度量が組織にあるのかどうかは別問題ですが…。
結果はそのうち歴史が示すものですから、私が気に入らないならそのまま離れればいい。
そう、そうやって転職も繰り返しました。

私がキレるのは大体は致命傷に至る状態でして、そんなキレ方をして出て行った会社は殆どが傾いていますが、私にも打撃がきつかったようで、おかげで今の有り様です(涙)
今回はキレたというよりは匙を投げてしまったというべきで、現状維持で暫く収まるという行為ですがデフレ大国日本においてそれは後々の致命傷かも…。
(今はデフレですが、もう直ぐインフレ確定ですしね…)

さて、愚痴はさておき本日のお題。
少し前に、新しいビジネスを始めたいのであれば敷居を下げなければなりませんという話をしました。
この話を少々掘り下げようと思います。

簡単に纏めて仕舞えば、人間は感情で動く生き物であって、少々先の話を配慮した行動をとることは非常に困難です。普通の人間であればあるほどに感情を除いた行動は難しいのです。
そんな中、目の前に小さな段差・ハードルがあったらどうなるか?
答えは簡単ですよね。できる限り避けられます。
特に最近は責任が関わった瞬間に逃げる輩が多いです。
仕事は責任を対価にして収入を得る事ですから、そんな働こうともしない輩は沙汰されて良い筈なのですが、そういう輩は自分が首を切られないための施策に余念がありません。
ですので、そういう輩相手の不安を煽るビジネスが流行り、詐欺まがいの商売が成立するのです。
ですがこの不安を煽るビジネスは、往往にして長続きしません。
理由は簡単で、煽られただけの不安(=心配しなくてよい状態)である事を認識してしまい、不安のハードルがどんどん下がるからです。
おまけにそういう輩はバブル期入社以降減少しつつあります。
採用が厳しい・昇進も厳しいガチンコの世界で生き残りをかけて戦っている人員がそろそろ40歳近くになります。
甘々環境で生きてきたバブル期入社のおぼっちゃまはともかく、そういうガチンコ勢にこの不安を煽るビジネスはあまり効果的ではありません
不安の提示は相手をビジネスの中に引き入れる導入には良いかもしれませんが、長続きすることはないでしょう。
近々に動き始めているビッグデータやAIを利用した不安を解消する市場が成立する前に早めに切り替える事をお勧めします。
もう一度正攻法は何か?を考え直しましょう。
  • 地道に信用を得ながら、客先の導入に関するハードルを下げて、信用を確立させる。
  • クレーマーと客の境界を明確化して、自社社員と他の客を守る。
よく世間でブランディングとか言われますが、ブランドとは地道にこの様に築くものです。
ブランドが一朝一夕で築ける程度の軽いものなら、誰も苦労はしませんし、その程度のものなら直ぐに壊れます。

ビジネスは一見遠回りですが、これ以上の良い手はありません。
いい謳い文句を延々並べる方もいますが、そんなのさっき言った不安を解消する商売が出た時点で、沙汰されます。
結局近いうちに、何らかの曖昧な基準値を持った格付け機能が市場で販売され、その格付け機能によって、口先だけの低級な商売は沙汰されるのです。
客が持っていなくとも、競合他社がいれば競合他社の強い販売ツールになり、程度の低い順につぶされます。
銀行に持ってゆけば、与信判定材料にもなりますので、この市場はものすごく大きいです。
(それぐらいの時期に銀行が生き残っているかどうかは結構怪しいですが…)
ですが、今は人の手で行われています。近いうちにビッグデータとAIがその役割の一部を担うことになるでしょう。

素直に客を失望させずに、良い仕事をして、対価を十分支払ってくれる良い客探しと客作りを目指しましょう。

あ…当然ですが、この話は、商売立ち上げ後の話ですよ?
商売立ち上げ時は、こんなことだけでなく、より違った方法論が必要になります。
それはどこかの機会にまたお話ししましょう。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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