2016年6月25日土曜日

潰れる組織に注意して自らの行動を決定付けましょう

私が組織論を語るのはちょっと可笑しい気がしますが、今日は失敗する組織例の紹介をしようと思った次第です。

転職回数多めで、尚且つその職場の7〜8割は倒産しかかっている、若しくは潰れた組織に属していたこともあり、外れてはいないだろうと思います。
成功には大きな理由は要りません。最終的に決めるのは運ですが、失敗は必ず大きな理由や必然性があるのです。

ざっくりと挙げてみると、

  1. 単純なる人身売買系組織
  2. 事務を増やして仕事をした振りをする(=残業する)組織
  3. 付加価値の生産性を止めた組織
  4. 技術開発投資をする事を止めた組織
  5. 個人への依存度が著しく高い組織
  6. 特定(売国系)の宗教団体兼政治団体への肩入れを始めた組織
  7. 社会的貢献を度外視した企業
  8. 国の安全保障・動向に無関心な企業

といったところでしょうか?
結構な勢いで複数上げましたが、大きなところだとこんなものです。
こう見ると、結構な職場の選択失敗という過ちを犯して生きている事に気づかされます。

それぞれを少し掘り下げましょう。

1.単純なる人身売買系組織
理由は簡単ですね。
インフレ基調=正常な経済の場合、よっぽどのマゾでは無い限り、給与の高い職へ移りますから、デフレーションの世界のみでしか生きながらえる組織体系ではありません。
もうすぐ日本は有効求人倍率が上がり始めますから、暫くするとこの業界は終了です。
事実、これを見越した大手企業ほど新卒の囲い込みに大量の資産を投資しています。
不思議な事に、自己の技術を磨くために敢て厳しい世界に居座って居る人も居るので、変な世界であったりもします。
でもね、どうせ厳しい世界なら、それなりの給与のある世界の方が良くないですか?と思うのです。


2.事務を増やして仕事をした振りをする(=残業する)組織
3.付加価値の生産性を止めた組織
4.技術開発投資をする事を止めた組織
同一の括りです。
要は、金を貰う程の価値のない・生産価値が低い仕事に執着しており、個人の稼げる金額は物凄く低いのです。
誰でもできるような仕事なら、適当に捨てられるか、自動化されて終了です。
管理系の事務仕事なんて最高ですよね、無駄に書面作って、会議増やして、会議を減らすための会議して、ISO導入で事務を一生懸命増やす。
どうでもいいような生産の無いところでもPDCAサイクル回せと言って、時間と人員を費やさせてお仕事終了です。
で、無駄な仕事を生産しつつ本来必要な仕事の比率を下げれば、実質何もしなくても同じ給与は貰えるし、何より苦痛でたまらない環境の変化をしなくていいから楽に過ごせる訳です。
代表的な所で言うと

  • 在庫を持たない、問題解決もしない、責任も持たない、只の受け渡し業務に特化したような商社。または、投資銀行化しない商社(物転がし・転売業)
  • 貸し出ししないで国債運用をする大手銀行=只の金転がし(これは政府の肝いりで、敢て潰さないのですが内情は…)
  • 実質的な生産を生まない専門事務員・マネージャー比率が2桁%を超えているような何を管理しているのか解らない企業
  • 技術開発投資を営業利益の1桁%台にまで落とした技術系企業
  • 研究開発投資をしない自称先端技術企業
  • 設備開発投資を怠る市場シェアの高い企業

こんな感じでしょうか?案外と昨今の企業様はココが問題点である事が非常に多いです。
ここ20年余のデフレーションで、効果の見えにくい、ある意味博打である技術開発投資を実施する企業様が一気に減りました。
そして、デフレーションという金の価値の上昇によって、実質賃金が下がり、さらに国内内需の個人消費が6割なので、個人消費が冷え込んでしまってはどうしようもない状態…。
特に問題なのが、開発職の連中に昔は存在していた良いセンスが無くなるという問題です。

民生向け製品なんて、本気でその製品が好きな連中が、俺の欲しいものを創るだけで良いんですよ?
※業務機器は単純にこの限りではありません。

どうして

  • その分野の製品を好きでもない連中が、学歴だけでその仕事に携わっているのでしょうか?
  • 何の特徴も無い平均点主義にするんでしょうか?

感性を無視した商材は、耐久消費財の自動車・長寿命家電ぐらいでしかその市場での勝負はできないのですが…。



5.個人への依存度が著しく高い組織
本来企業は創業者や2代目あたりの経営者では無い限り、特定個人への強い依存は避けるべきです。
理由は簡単。その人1人の動きひとつで会社全体が一気に傾くためです。
技術者・特定の能力者である場合は、給与と待遇である程度縛れますよね。
しかし、経営権を持つ人間・マネージメントを行うべき人間に関しては十分な配慮が必要です。

経営者・マネージメントである場合、本気で帝王学を学んで、公僕に仕える事を善しとした経営者ならいいですよ?

そうで無い場合は、今の世の中が結果を如実に表しています。
例えば、日立は幾度か落ちかけましたが、そのたびに粗悪な経営者を切り落としました。だからこそ、腐っても自分の地位を守り続け生き残っています
ですが、三菱自動車やSONYはそれを頑なに実施しませんでした。そして、コストカットと資産売却に邁進しました。
結果、どうなったかは一目瞭然ですね。



6.特定(売国系)の宗教団体兼政治団体への肩入れする組織
これ、私はココ最近ようやく見えてきたのですが、かなり問題がある事に気づきました。
この問題は結構重要でして、頭の中がお花畑で無ければ成立しないので、割り切ったものの考え方ができません。
具体例を言えば、最近起こっているEU/Euroの崩壊の原因は移民問題と自主権の論争を主軸としているのです。
しかし、移民受け入れ=宗教勧誘の強化 であります。
宗教という方法で金銭目的の運営を行うには、できる限りの広い布教とお布施が必須なので、移民の事を論題にする訳にはなりません
間違ってはいけませんが、人の民度が高い場所ほど宗教は流行りません
それはそんなもの不要なほどに道徳がいきわたっているからです。
昨今の宗教は人の不幸に付け込み、相手から搾取するビジネスモデルが大半である事を認識すべきです。
ですので、宗教を流行らし、絶対的なお布施の母数を稼ごうとすると、嫌でも国としての自主権を失わせて、移民を活発に取り入れなくてはなりません
経営者がこの手の宗教に汚染されている場合はさらに厄介です。
移民受け入れ=安い賃金の労働者を手に入れる事ができるという構図があるので、経団連のように積極的なロビー活動を行います。
TPP(現代版日米修好通商条約)万歳なのです。
農協解体万歳です。カーギル&モンサント大歓迎です。
そして、防衛無くして、何時でも侵略どうぞ…恐ろしいですね。

この平和で言語が統一されている日本ですら鍵かけておかないと恐ろしい事が起きるのに、言語も文化も思想も大きく違う相手に何でもしてね、全て受け止めてあ・げ・る(♥)だなんて、私は恐ろしくて口にできません。

できる限りの自主権・防衛権を放棄して、あなたは存続する事が出来ると思っているのですか?と、小一時間問い詰めたい気分です。


7.社会的貢献を度外視した企業
このブログをご覧のあなたは、言わなくても分かりますね?
社会貢献をある程度する事によって、
顧客からの厚い信頼・ブランドの確立・力強い組織の育成・社内の連携強化・帰属意識の向上・士気の向上
などなど、物凄く多数のメリットが生まれます。
銭儲けのための経営とか、社会にそぐわない特定の利を追求した組織っていうのは、往々にして中長期的に傾きます
そういうのが世の中です。利己的な思想は企業立ち上げには必須ですが、中長期経営では絶対的にNGです。
ある程度の社会的貢献を目的としなければ、組織が最終的に生き残る事ができない事は歴史が証明しています。


8.国の安全保障・動向に無関心な企業(番外編)
現在はうっかり宗教&選挙のロビー活動が中途半端に存在する組織に属してしまいました。
社長の名前で応援します、投票するなら賛同して署名してね?的なビラが配られて居ました。
これ、日本が大好きな人間からしたら、立派なパワハラだよね~。
寧ろ、自社全体で日本から出て行った方が良いんじゃないの?とすら嫌悪感を感じてしまった訳です。
この意図しない嫌悪感は結構危険で致命傷に成りえます。
私は『気持ち悪い』と口で平気で言い放ちますが、世間様は口の悪く無い上品な方々が大半ですから、言わずに去ります。それも良い人材ほど先に離れる訳です。
そうすると、良い人間が先に居なくなるので企業の収益が一気に悪くなります。
中途で強引に連れ込み、すぐ去られるといった、人員の自転車操業になりかねません。
おいおい江戸時代より前の創業でしょ?
過去の創業者や、運営者たちに頭が上がんないよ?
なんでそんな売国・自暴自棄思想に落ち着くの?
あんたの代で会社終わるよ?
と、悲しくなったものです。
この気持ちは、歴史なんてあまりない分家のおっさんじゃないと分かんないかも知れません。
時代を上手く掴み取り、運よく生き残る事ができたかもしれない本家側にとって、残れる事は必然と知らないうちに当然のような感覚を持ち合わせているのかもしれません。
しかし、その感覚を持つ事は経営的には非常に危険です。

この選挙前活動の案件は、公職選挙法的にNGではないかもしれませんが、JIS Z 26000 的にはNG案件ですね。
あれれ?宗教目的で日本を売り渡したい反社会的勢力に賛同するんですか?なんて突っ込みどころ満載です。

私は、仕事を円滑に進めるためのマーケティングに必須である自国の国防・国家安全保障・政治経済ネタは大好きですが、他国に売り渡す(寧ろ無償提供)的思想の宗派・政治団体は大ッ嫌いです。
私は国防の専門家でもありませんし、経済の専門家でもありませんし、ましてや政治の専門家でもありません。
しかし、仕事をする上でのマーケティングにおいて、これらの知識が必須である事は紛れも無い事実です。
明日何が起こるか分からないからこそ、先手を読むために、適切な投資をするために、国や社会の動向を注視しなくてはなりません。
中長期視点に立ったとき、国や社会の意向を無視する投資は悲惨な目にあいます。
ですので、国や社会の動向を注視しなくては仕事ができなくなります。
そして、仕事の地盤=国家が傾く事は致命傷です。
ですので、こういった内容は常に勉強しなくてはなりません。
つまり、経営的な戦略を練らなければ成らない立ち位置に居る人間で、私(=超平社員より地位が上の人間が、こういった事を勉強しようとしていないのは致命傷って事にもなります。
それをできていないという事実は、部下の求心力にも直接影響が出る事案に繋がる訳です。
しかも、いい感じに仕事を片付けてくれる優秀な人間ほど、経営者の思想には敏感であります

ざっくりとこんな感じです、1冊分厚い本がかけそうな内容ですよね。
書いてみようかしら?誰も買わないと思うけど…。
折角東京に来たにも関わらず、比較的早目の西日本へ帰還になりそうです。
なんだかんだ言っても、最近時々見かける50Hz地域の安物LED照明のちらつきに耐えられなかったってのが一番大きいです。
視力は悪いけど、感度は無駄に良好なようです。
最近難聴持ちだったくせにモスキート音まで聞こえるようになって、尚更感度良好です。
恐ろしいですね。私が前進し続けたために、髪の毛は後退しているように見えてしまいます。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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