2014年11月16日日曜日

軽視される技術が社会を壊す

少し前にもお話した内容と被りますが、ご容赦を。

最近先端的な技術に関わらなくなりつつあり、どちらかというと今までのネタを実践に持ち込むような仕事が多いです。
困ったときはネットを探すというパターンが多いのです。
しかしながら業界において、深い技術・実践的って言うのは大凡公開されていません

言ってしまえば
“タダまたは格安で手に入れられる情報っていうのは、その程度の価値しかない”
訳です。
これ、結構重要なことです。
情報化社会と言われ、世の技術は常に進歩しております。
陳腐化された技術であれば幾らか公開されますし、素人が手が出せる範囲の仕事であれば容易に公開されるようになりました。
以前ならタクシーや少しお高いお店でしか手に入れられなかった情報が、タクシー会社の過剰な競争によって素人が輩出され、無駄に価格競争した結果の中途半端なお店の倒産のため、情報の交流場が明確にネット上に移ってきました。
ある程度の支出(=ネットに接続できる財力および文字の読み書きが必要十分にできる)が無いと、話にすらならなくなったのです。

日本は識字率が非常に高いので問題ありません。
元々記述用途に生まれたのが日本語です。しかし、外国語は大きく変わってきます。記述用途では無く、話すことを優先されて生まれた言語圏(特に感情をそのまま発声する様な英語に近い言語圏)は、識字率が低くかなりの問題です。

今現在、日本はそこそこ裕福で平和に暮らせていますが、今後そのように暮らせるか?かなり怪しい雰囲気が見えています。
人々が少しずつ小さな努力を罪積み重ねて今の安全安心に近い日本の国体があります。
しかしながら最近真面目に働かなくなった方々や、技術を磨くことを怠った社会、伝承を止めた社会構造が物凄い勢いで負の生産をしています
技術は時間が経つと過去のものになり陳腐化します。つまり、我々は常に技術を磨き続ける必要があります。技術の進歩が止まると価値が相対的に下がりますから、その分の実質的な収入が下がります。
つまり、真面目に働く(=傍を楽にする)のは当然のことで、その先にある技術を継続的に磨き続ける活動が必要です。

しかしながら残念なことに、社会は技術を磨き続ける必要性をあまり強く感じていません。特に一般企業は技術を磨く方法論に対してとても無関心です。
基本の伝承、そこからの発展、そしてその上の応用技術と融合技術と言う形で進化して行くのです。
しかし、肝心な基礎である学術的な面だけでなく、伝承の部分が欠如している事がとても多くあります。

こういった基本構造の欠如や技術の軽視と言うのは、後々の身銭を切っているわけですから、大きな問題に発展しかねません。この問題はどうにかしなければならないのですが今後どのように進めるつもりでしょうか?
株価上昇も大事ですし、為替の円安化も外交上の置いては重要かもしれません。
しかし、それらはあくまでも根底の技術が磐石であってのことです。

技術と言うのは科学・表層の実務だけではありません。
事務や経理、経営、採用、人事、交渉等、事務関連も技術の融合です。
こういった技術と言うのは単純に良くする事もできませんから、常日頃から磨き上げる必要があります。
そして、そのような手間隙の掛かる技術は表沙汰にされることはありませんし、簡単に公開されたり書面化される事もありません
つまり、単純に手に入るようなものでもありませんし、安い代物でもありません。
高いものに理由があることは多くないかもしれませんが、安いものにはそれなりの理由が確実にあります。
そこをしっかり肝に銘じて真面目に人生を歩んでいただけて頂きたく思います。


でわでわ、今日はココまで。
またの機会に会えることを楽しみにしています。

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