2014年2月28日金曜日

測定器の検査をするということの例

例えば、測定器を正しく検査する場合の有効な手段として、既知の製品に対して比較したり、多方面から観察を行い期待値を確認することができます。

例えば、私が最近購入した電源装置の場合発議のような特性を取ります。




電源インピーダンスと外部からの制御特性です。
電源装置自身の特性が綺麗でない場合や、評価機から得られたデータを基にした出たと比較し、期待されている値が出ていないと、これらをメーカーに伝え、改善を行っていただく必要があります。
場合によってはこの行為がメーカーを育てることにもなり、今後のお互いの協力関係の構築にもなりますから、

例えば、はんだ不良(振動でクラックが入る程度な状態)であったり、ファームウェアが異なっていたりと、そういった問題を指摘する事ができます。

事実、製品によってはファームウェアをアップデートしたら、電磁妨害の基準を満たさなくなる場合もあります。

メーカーを信用するなとは言いませんが、受け入れ検査は正しく行うようにしましょう。

ちなみに、今回うっかり拾い買いてしまったこの菊水電子の“PAK6-60A”という、一見したら何に使うか分からないような電源は、結構特性がいいのでコイル・モータの直流重畳特性採取の目的で購入しました。
中古品で草臥れている為、100kHz弱の部分がちょっと残念ですが、それ以外は非常に優秀な特性を持っている事がよく分かると思います。
電源として、あるべき姿を体現したかのようなすばらしい製品です。
様々な会社の製品を使っていますが、結局一番勝手が良い(壊れない、ソコソコ良い特性、残念なところが少ない)のは菊水電子なんですよね…。
毎回やっつけ仕事&試行錯誤で電源基板を作っているどこかの家電メーカーにもこれぐらいのものを作れ!と言ってやりたいですよね…。

コイルの測定に使うつもりではいますが、私個人がコイルやトランスを作るかどうかはちょっと疑問です。
どちらかというと、劣化故障に対する設計検証目的用途ですね。
会社で壊れたものを持ち帰っては故障要因、メーカーの設計技術を調べ上げ、次回の購入に関する選定材料にしています。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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