2014年12月21日日曜日

今度は三菱製のインバータ延命措置に手を出してみた

おはようございました。
今度は結構稼げる技、インバータの延命措置です。
三菱製F700シリーズ
こいつは400V55kWですので、市場流通価格が大凡60万~80万程度
この修理を行うと設置時点から今までの0.5倍の寿命が追加の設計寿命になりますので、1台で30~40万稼げます
わお!1.5か月分の給与じゃないですか!
本当に成果主義だと言い張る会社なら、これで最低半月は働かなくても良いよねぇ~
なんて思いながらこういうのを故障解析しつつ直していると、なぜか目の奥から熱いものがこみ上げてきます

故障解析すると言うことは、設計者の意図を汲み取りつつ
  • 何処を壊れやすくして安全側に設計しているか? 
  • 全体の劣化状況を見極めながら何処まで寿命を引っ張れるか? 
  • この設計時点で設計者の思想としてどの程度の技術能力があるのか? 
  • この生産時点でこの企業をどの程度信用していいのか? 
  • 他所と価格性能比の比較において、どの程度の優位性があるのか?
なんて事を解析することを念頭に入れながら、丁寧にばらしつつ細かく見てゆきます。

こういうことをするのには、相手の技量がわかる以上の能力、可能であれば検図ができる程度の設計能力がなくては話になりません。
私自身は当然のようにそこそこの規模の回路でも0設計から初めて試作は1回で片付けられますし、関係者と交渉しながら0からシステム案を起こすのだって余裕です。
最低限度のソフト設計も最低限度の機械的設計もできるので、どのような形でシステムの構成を練れば楽に組みながらも後々の拡張性を持たす事ができるのか?なんてことは当然のように念頭に入れて設計します。
(ハードの制約の関係でソフト屋が泣きを見る事もあるし、その逆もある。電気と機械とソフトの間の境界を決めるのは非常に難しい作業だったりもする。)
あれ?そんな芸当ができるなら素直に電子系の会社or業務で研究開発職やれるんじゃネェの?
だって?
日本において、転職回数が多いと言うハードルをなめんな!!
信念貫き通して失敗した負け組みの遠吠え(涙

ってな訳で、故障の詳細説明
何のことは無く、劣化物が傷んでその影響で過電流になると言うものです。
自らの保護で停止してくれるから良いのですが、モータは触り難いほど熱くなるわ、いくら電圧下げても実効的な電圧が下がらないわ、結構なお手前です。

そんな訳で、劣化しているところを重点的に部品交換しましょう。
内部電源生成回路周りのフォトカプラとコンデンサ
スイッチングに使うフォトカプラ類、可能であればバイポーラトランジスタも交換
勿論、平滑用の電解コンデンサとFANも交換
電解コンデンサとフォトカプラの交換前
電解コンデンサは殆どが125℃品

電解コンデンサとフォトカプラの交換後
電解コンデンサは勿論125℃品
400Vの電解コンデンサは450V68μFにしました

勿論この電解コンデンサも新品に変えましょう
カスタム品なので詳細仕様が分からず…
私は5600μFの400V品を選びました

今回見つかった一番大きい劣化はマイコンの電源周りの電解コンデンサ。
つまり、電源ノイズがマイコンのアナログ変換結果に悪影響を与え、異常状態を誘発していたようです。
PSRRが今後の課題だとずいぶん前に騒ぎまくっていたのですが、その代表例ともいえます。

さて、今回の産業用インバータの整備、私の個人的な意見としては、
部品選定は悪くないし、そこそこの信頼性もある回路
ですが、
微妙な点も多々あるし、機械的な設計はとても褒められたものではない
です。
あちらこちら充電部が露出して制御端子を触るのが結構危険
だったり、
銅バーにネジのタップ切るってどういう神経しているの?
とか、いくらか思うふしがあります。
東芝がVF-A7だったら東芝を選びますが、東芝はVF-AS1になってから非常に壊れやすい設計になってしまっているし、おまけに修理し難い基板になったため、産業用インバータは富士電機か三菱が鉄板のように思えます。


皆様も、今後の設備投資先の選定材料として、壊れたら故障解析をすることをお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

OMRON E7A-Rを修理する

おはようございました。
最近放置気味で申し訳ありません。

今日は手軽に稼げる第一歩“OMRON E7A-R”の修理の紹介
というよりは、ノーケンのKRVとほぼ一緒です。

こいつらは使用していると簡単にはんだが割れます。
おまけに応力集中も偏りやすく、大物部品が固定されて居ない関係上、その足が簡単に割れて故障に至る事が非常に多いです。

おまけに電解コンデンサは85℃の2000~5000時間品という、工業用製品としてはキ○ガイ染みた設計仕様…。
こんなものが4万近くするだと?
設計者を小一時間説教してやりたい気分です。


本体と基板は、ねじは3箇所で止まっており、それを外して少々強引に引き抜きます。
ここもほとんどKRVと一緒、おまけに回路の考え方までKRVに非常に近い…。
ひょっとしてどっちかがデッドコピーなんじゃないの?なんて思ってしまいます。

故障箇所の補修と、寿命に近い電解コンデンサの交換を行い、電気用の接着剤かポリアミドで固定…大凡はこれで直ります
最後に設置状況とLEDを見ながらバリコンとボリュームを調整。
検知が正しく動くように再調整します。

そんなわけで、皆さんもこの生産終了品の壊れやすい点を認知しながら適切な延命&運用を心がけましょう。

生産終了品って、代替探すのが面倒くさいから、こういう技を知っておくと後々役に立ちますよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年12月13日土曜日

一部の富裕層の金銭欲で壊れているのが見えた食品業界の話

昨今のぺヤング焼きそばの虫混入・その後のお粗末な対応事件に始まり、7イレブンのバッタ混入、日清食品の冷凍製品回収等、最近食に関する安全が話題を呼んでいるようです。

私も一応?食に関する会社の人間なので、いくらかこの問題という火種に油を注いでみようと思います。

端的に言ってしまえば、この手の事件に関しては『元締めの金銭欲や、働く振りをしたがって働かない社員による富の強奪』が根本の原因に当たります。
一部の人間が身の丈に合わない富を蓄えようとしすぎた事によって、支配下の組織が本来かけるべき必要なコストをかけられなくなりはじめ、負の連鎖が生じました。

元締めの銭ゲバの結果、富裕層の支配下である子会社や関連会社は出荷検査周りの正社員削減、検査関連の費用・生産工程の改善費用を削って酷い状況である事を黙認しながらも自転車操業をせざるを得ない状態にまで落ちぶれて居ます。

本来、検査や出荷・最終工程って言うのは一番金をかけて当然な工程ですが、実際の現場では真っ先に削られる工程です。
理由は簡単、作って売って短期的な運営資金は得られますが、信用と実績という金に変えられない長期的な資金源では食ってゆけ無くて倒産するからです。

あくまでも、会社を動かして何ぼというのは、経営の判断として仕方ありません。
一般社員とその家族を食わせてゆかなければならない。だが、今回のぺヤング事件のような大きい事故が起きた場合、市民感情がそれを許さない
これって非常に難しい問題ですよね?
元締めが金欲を我慢すれば、済んでいた話なのですが、実際は凡そ元締めが役員をやっているので延々と搾取され続ける構造が確立しています。


この一連の流れ的問題に対して、
『社員だけで会社を興せば?』
なんて世間を知らない甘い事言う人も居るかもしれませんが、誰がその資金源を提供してくれるのでしょうか?
数年で変わる政府はあてにならないので、結局は元締めみたいな連中しか資金を提供する人が居なかったりもします。

周囲で株をやっている人に人格者が居ると思いますか?
その人たちは本当に高い志を持って、株主として進言したくて、株を買って居ますか?
少なくとも、短期株では皆無、長期株ですら怪しいように見えます。


結局は株主や元締めみたいな中でも金銭欲にまみれた連中による多数的な倫理観の崩壊がこの問題の根底にあったりするわけです。
武士は食わねど高楊枝
って言う言葉がありますが、それぐらいの心意気の無い人間が元締めや株主をやり始めた時点で、民主主義や資本主義という社会構造が崩壊し始めたのかもしれません。
バブル期の学歴社会にもあるように、学歴と口先だけで入社できる大手商社(元締め)って言う構造が長らく続いた結果が、今の社会構造の崩壊と、どうしようもない停滞感が生まれたのかもしれません。
ちょうどその世代の連中が今の会社で言う経営層世代になり威張り散らしてますよね。

現実的な話、うちの会社の場合は元締めが三○物産なのですが、そこへの上納金がきつ過ぎて、人員削減と本来必要な設備投資の削減が半端ない状態です。
末端の私に対してすら、出張旅費の未払いや残業手当ての不支給(残業代は総務に分かってくれる人が居るのでその人が居る限りは回避策ができましたが…)これらをうまく融合した脱税紛いもしなければ生き残ってゆけないぐらい厳しい状態にあります。
物価や税金等はここ数年で2倍近くあがっています。しかし、私の所属する会社は数年間毎年10億を越す黒字ですが、給与はほとんどあがって居ません。
おまけに肝心な設備に対しては投資をさせてくれません。
健康食品関連の“詐欺紛いな代物”の生産にシフトして、そこで最終顧客の老人から金を搾り取ろうという浅はかな考えで運営されつつあります。
私の個人的な思いとしては、
『もうすぐ老人のあなた方は、率先してそれを買うのか?』
と、小一時間問い詰めたいです。
病人から生き永らえるのを代償にしてそこそこ搾取するほうがよっぽど健全で見てくれが悪くない。
実質大半を払うのは保険会社だし、病人である本人は全体として損をする事がほぼ無いのだ。
その土台を捨ててまで老人にアプローチ?キチガイですか?と小一時間…。

そんなわけで、元締めが何をやっているか?この通り、金をせびって遊んでいる状態です。
この代表例にもあるように、他社でも元締めは生産的に働いている人の割合が非常に少なく、自分たちの場所も守れて居ないという変な状況にお落ちぶれ始めて居ます。
この現実は非常に歪だと思うわけです。


戦後、朝鮮人からの日本人虐待が酷く、これに対して動かない警察に対して一念発起した人たちでやくざが生まれましたが、自分たちの場所を守る代わりにそこに住んでいる人たちへみかじめ料を要求していました。
しかし、その後危機を感じた朝鮮系の人によって内部から汚鮮されました。だからこそ現在は衰退しています。この背景を聞くと、一種の組合みたいなものですよね。
これ、今の食品業界も似たような構図です。やくざ=総合商社ですし、当時事件を起こした朝鮮人は密入国者=倫理観の無い連中です。

商社系でまともな連中の話を聞いた事が無い私は、
一度政府に身を委ねて再度財閥解体でもしたほうが国のためにいいんじゃないの?
なんて思います。


この構図と同様な影響を受けているものとして外食産業もあります。
外食業界が盛り上がらない理由のひとつとして、味とサービスの低下があります。
正直、安いかもしれないが、以前の価格に対してかなり不味いしサービスが汚いです。
物価が1.5~2倍にあがったさらには上納金の徴収幅増大の影響があったにもかかわらず、この業界は原料の品質削減によるコストカット、サービスの低下等でそれを避けてきました。
その結果、一昔前の『お祝い兼ねて贅沢な外食』という選択肢がなくなりました。
その結果、肝心なリピーターも減り、食えれば良い程度の食事になり下がり客単価も下がるという悪循環が起き始めました。外食産業の収入源に関して、大半はリピーターです。そこを分かっている連中の少ない事…。
今後は原料、加工方法にもこだわって、更に付加価値つけた上でリピーターを手に入れなければ生き残ってゆけません。
おまけに最近の人間は軒並み手取り額の給与が下がって居ます。少子化から客の人数が減る事が確定している訳ですから、客単価を上げざるを得ない、しかし、払ってくれる人はますます居ない。お先真っ暗ですね。

誰がお金を巻き上げたのでしょうか?グローバルスタンダードと言われる巻き上げ方は、海外を見て分かるように搾取し続けなければ破綻するしかない方法論です。
そんな世界でも一部の人間にとってのみ都合の良い方法論が、内需8割の日本社会において延々と通用するとでも思っているのでしょうか?

現在、食の安全に対して厳しい日本社会であっても、コスト削減の対象を出荷周りや検査・衛生関連で削減しすぎているように見えるます。
しかし、もう少し出荷・衛生関連の人員追加を行い、価格の値上げ適正化する方向へシフトすべきだと思われます。
富裕層の金銭欲が変わらないのであれば、今の市場価格は今後2~5倍ぐらいの値段になるかもしれませんし、大量の餓死者が出始めると思います。
逆に、富裕層が少し一般人と同じ土俵に立とうと思えば、現状を維持しながらもできる構造です。それは、過去の製品群と実績が証明しています。
そして肝心なところに力を入れる事が本来あるべき姿であり、そこから逸脱をする事は中長期的な社会にとって、不利な方向に動かざるを得ません。
この問題を起こした原因は、金銭欲にまみれた連中の望んだ結果とも言えるわけです。
罪は金銭欲に塗れた汚い彼らに被せて置いて、我々は淡々と真面目に働き、真面目に生き延びる事を考える法が、良い生き様のように思います。


尤も私は超絶一般平社員です。地位も名誉もありません。
あるのはいくらかの国家資格と、それを基にした就労先ぐらいです。
こんな経営や社会構造の苦悩なんてしなくても、市民側に居ていれば良いので、ずいぶん気楽な御身分です。
だから、ここに書いてある事は私の中の妄想だけでしかありません
とても大事な事なので、タイトル欄とあわせて2回言っておきました


でわでわ、今日はココまで。
またの機会に会えることを楽しみにしています。

2014年11月30日日曜日

iPhone6の標準付属イヤホンの特性を測ってみた

お久しぶりです。
もりた@誕生日は測定する漢です。

さすがにウィルコム⇒ソフトバンク系(つうかあの詐欺師社長がらみ)の流れだけは本気で勘弁して欲しいと思った私は、iPhone6に変えました。

あんなのよりは、日本&三星電子を使って技術を盗みまくってポイ捨てしたAppleのほうがまだ潔い!
と、詐欺師である事に変わらない50歩100歩的な事実を他所に、ナンバーポータビリティーの威力を発揮させて頂きました。

さて、いろいろ使ってみるといぶん前のiPod付属のイヤホンよりも聞こえ方が綺麗です。
“これは特性を測らざるを得ない!!”
と、意味不明な事を思いつき、早速測定に移りました。
おまえ、耳が悪いんじゃなかったのか?という突っ込みは無しです。
確かに鼻と口先ぐらいしか他人に勝れませんが、それが何か?(ぉぃ

さて、測定した結果、位相特性が過去の物よりもずいぶんと滑らかになっている事が分かります。
ちなみに、前の物はこれ。

見ての通り、位相特性ががたがたで、その位相が急激に変わる点で、ゲインが暴れている事が分かります。
動物にとって音の位相特性がとても重要だという事に気づいたエンジニアがいたようです。
機械(中のイヤホンのスピーカー周り)の変な共振もずいぶん滑らかに施工され、過去の測定した物と比べ、思っている以上に努力の結果が垣間見えます。

形状も工夫されて収まりが良くなっていますし、これ、下手な安物よりもずいぶんと良いんじゃないですか?
少なくとも、2000~5000円台で売られている下手なものよりは綺麗な特性なので、不満が出ない人には買い変える必要は無いと思われます。
まぁ、不満が出るとしたら、“サイズが合わない”だったり、“リアルな音キチ”だったりするかもしれません。
一般人には素直に薦められる特性を持っているように感じました。

この結果を見ても間違いなく言えるのは、家の中で最強は過去のSONY製イヤホンだったりする。



でわでわ、今日はココまで。
またの機会に会えることを楽しみにしています。

2014年11月16日日曜日

軽視される技術が社会を壊す

少し前にもお話した内容と被りますが、ご容赦を。

最近先端的な技術に関わらなくなりつつあり、どちらかというと今までのネタを実践に持ち込むような仕事が多いです。
困ったときはネットを探すというパターンが多いのです。
しかしながら業界において、深い技術・実践的って言うのは大凡公開されていません

言ってしまえば
“タダまたは格安で手に入れられる情報っていうのは、その程度の価値しかない”
訳です。
これ、結構重要なことです。
情報化社会と言われ、世の技術は常に進歩しております。
陳腐化された技術であれば幾らか公開されますし、素人が手が出せる範囲の仕事であれば容易に公開されるようになりました。
以前ならタクシーや少しお高いお店でしか手に入れられなかった情報が、タクシー会社の過剰な競争によって素人が輩出され、無駄に価格競争した結果の中途半端なお店の倒産のため、情報の交流場が明確にネット上に移ってきました。
ある程度の支出(=ネットに接続できる財力および文字の読み書きが必要十分にできる)が無いと、話にすらならなくなったのです。

日本は識字率が非常に高いので問題ありません。
元々記述用途に生まれたのが日本語です。しかし、外国語は大きく変わってきます。記述用途では無く、話すことを優先されて生まれた言語圏(特に感情をそのまま発声する様な英語に近い言語圏)は、識字率が低くかなりの問題です。

今現在、日本はそこそこ裕福で平和に暮らせていますが、今後そのように暮らせるか?かなり怪しい雰囲気が見えています。
人々が少しずつ小さな努力を罪積み重ねて今の安全安心に近い日本の国体があります。
しかしながら最近真面目に働かなくなった方々や、技術を磨くことを怠った社会、伝承を止めた社会構造が物凄い勢いで負の生産をしています
技術は時間が経つと過去のものになり陳腐化します。つまり、我々は常に技術を磨き続ける必要があります。技術の進歩が止まると価値が相対的に下がりますから、その分の実質的な収入が下がります。
つまり、真面目に働く(=傍を楽にする)のは当然のことで、その先にある技術を継続的に磨き続ける活動が必要です。

しかしながら残念なことに、社会は技術を磨き続ける必要性をあまり強く感じていません。特に一般企業は技術を磨く方法論に対してとても無関心です。
基本の伝承、そこからの発展、そしてその上の応用技術と融合技術と言う形で進化して行くのです。
しかし、肝心な基礎である学術的な面だけでなく、伝承の部分が欠如している事がとても多くあります。

こういった基本構造の欠如や技術の軽視と言うのは、後々の身銭を切っているわけですから、大きな問題に発展しかねません。この問題はどうにかしなければならないのですが今後どのように進めるつもりでしょうか?
株価上昇も大事ですし、為替の円安化も外交上の置いては重要かもしれません。
しかし、それらはあくまでも根底の技術が磐石であってのことです。

技術と言うのは科学・表層の実務だけではありません。
事務や経理、経営、採用、人事、交渉等、事務関連も技術の融合です。
こういった技術と言うのは単純に良くする事もできませんから、常日頃から磨き上げる必要があります。
そして、そのような手間隙の掛かる技術は表沙汰にされることはありませんし、簡単に公開されたり書面化される事もありません
つまり、単純に手に入るようなものでもありませんし、安い代物でもありません。
高いものに理由があることは多くないかもしれませんが、安いものにはそれなりの理由が確実にあります。
そこをしっかり肝に銘じて真面目に人生を歩んでいただけて頂きたく思います。


でわでわ、今日はココまで。
またの機会に会えることを楽しみにしています。

2014年11月2日日曜日

戦略を考えた一手を打つ重要性

おはようございました。

最近世間の失敗例を見ていると、大凡が戦略性の無い行動から生まれる結果である事に気づきます。

皆さんが分かりやすい例で言えば、

最近のゲームが非常につまらない製品群である。

  • 昔は遊びに本気だった社員が居たが、その後企業が大きくなりすぎて、学歴以外では人を採らなくなった。
  • 元来本気で仕事をしない人が、まともなものを創れるという保証も事実も無い
  • 遊びを本気でやら無い人間が、遊ぶ事を本気で科学できるわけも無く、言い訳満載の事業戦略になってしまった。


バイクや自動車が売れない。

  • 理由1:製品群がつまらなすぎる
    • 昔は車やバイクに本気だった社員が居たが、その後企業が大きくなりすぎて、学歴以外では人を採らなくなった。
    • 元来本気で仕事をしない人が、まともなものを創れるという保証も事実も無い。
    • 本気で好きでもない製作物に、創る情熱や、完成度の高さ(=リコールの少なさ)が表面化するわけが無い
    • そもそも、車やバイクの大半の要素は趣味性である。移動手段だけで良いなら安い中古自動車のほうが品質が良い。
  • 理由2:高くて手が出ない
    • 設計・製造・開発以外の人員構成比が異常に悪化しつつあるし、役員報酬が必要以上に高すぎる。
    • 結果、商品の価格性能比が悪化し、中古市場に取って代わられ、主要顧客からも興味が無くなる(=海外製品への顧客流出)。
    • そもそも、顧客の給与を下げたのは下請けいじめで業績を伸ばそうとした自動車メーカーの意向・総意である。
    • つまりは、自分から売りたくない・買ってくれるなと言っている


携帯・家電が売れない

  • 開発者をリストラという名の下に解雇して、設計ができない会社にすがるしかない人員のみが残った。
  • 過去の遺産の食い潰しで動くものはできるが、開発時間がかかりすぎる上に、信頼性の低いものしか商品化できない。
  • おまけに創る人が本気で考えていない成果物なので、新規性など生まれる余地が無い。
  • 新規性も無いので古いもので十分だし、余計壊れやすくなるのを嫌い、顧客は買い替え需要以外には買わなくなる。
  • そのうち本当に商品開発力が無くなり、コンテンツ不足とか言う言い訳に縋り、魅力のある製品の創り方が分からなくなる



景気が回復しない

  • バブル景気とマスコミの洗脳の結果、生産性が低くほぼ無価値な民度の低い業界=土地転がし・金転がしが主体で金が動くようになり、人々が働かなくなる。
  • そのうち本当に働く事の意味を忘れ、その意味を伝える事・教育を怠る
  • どうしようもない人間が生まれ育つ。
  • どうしようもない人間は響きの良い言葉にだまされ、安易に危険な政治活動(=選挙の投票)、金銭投資を行う。
  • やがて先代が築いた資産も食いつくし、生活が貧窮化して民度が一気に低下する。
  • 民度が低くなったおかげで金転がし・土地転がしだけが回って、実質的な経済成長がほとんどできなくなる。
  • 生産して景気回復したいが、生産できる人間がいないので、社会が生産性を失ったままになる。


どれも皆自らの意思を以ってして、悪化の一歩をたどっています。
率先した自爆行為であり、度々のつまりは言い訳無用なのです。
誰がそんな事をしたのか?どうしてそういう道を辿ったのか?もうお分かりですね。
そして、これを嫌った絶賛業績上昇中の会社がどういう対処をしているのか?もう明確化され、表面化されつつあります。

私の言っている事は単純な勧善懲悪であり、それ以上のことは言っていません。
しかも、多くの人はそれをただの理想と言って切り捨てるかもしれません。
ですが、理想論で片付けて良いのでしょうか?
理想と現実の狭間を生める事に、我々人間の存在価値があるとは思いませんか?

多くの事は巡り巡って、自らの身に降りかかります。情けは人の為ならずという言葉があるように、最終的には自分の周りの小さな環境の変化として表面化してきます。
難しい事を言っているように思えたら申し訳ありません。
しかし、この流れで言えば単純な考えで行動すべきだと言えます。

他人から見たとき、あなたの行動は格好良く映ると思いますか?

その目線で行動する事をお勧めします。
その目線で動き続けていれば、人生において最後の審判が下るとき、あなた自身が社会に対して必要とされている実感が見え、すばらしい結果が得られます。
もしその選択した結果が災悪を生み出す選択肢であった場合は、あなたは社会から必要とされていません

格好が良いから行動をする。
とても分かりやすく明確かつ、人生を謳歌できる素晴らしい行動原則だと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年10月23日木曜日

陥りがちな設計ミスの代表例があったので晒して置く

おひさしぶりです。

ちょっと身の回りでゴタゴタがあり、家のノートPCのHDD突然死亡に加え、間接的なパワハラもあってか、ついカッ!っとなって、求職中になりそうであります。そんな訳で、
私のようなキチガイ染みた輩を採用してくれる奇特な会社があることを切に願っています

さて、今日はちょっとした技術の小ネタです。
少し前、電解コンデンサの設計において、
“リップル電流ぐらいはしっかり事前計算して、最低限のものをつけなさい”
という話をしました。

じゃあ、他のコンデンサはどうなのよ?という話もあります。

  • セラミックコンデンサ→振動で寿命に悪影響が出ない程度に低減させる必要がある。
  • フィルムコンデンサ→内部構造が破綻しない程度に低減する必要がある。
  • タンタルコンデンサ→できるだけ流さない。特に高周波は厳禁。(銀が移動して短絡故障)

など、基本的に大電流を流してはいけません

こういう基本的に流してはいけない。という事項が分かっていない設計されている方が多く、現実には市場不良という形で会社の信用を大きく低下させてくれる方々が多数いらっしゃいます。
特に最近は共振(という名の狂信)コンバータを設計されている方が多く、そこで用いられるコンデンサにはフィルムコンデンサを用いることが多いのですが、その定格電流という概念を卓越した斜め上の設計をされるパターンが多々あります。

今日はそのフィルムコンデンサの設計ミスの代表例を紹介します。
先日の半田クラックでも有名になった某P社の設計例です。




最近安定器の故障=P社がダントツに多いです(涙

ね?ものの見事に破裂してるでしょ?
普通フィルムコンデンサには自己修復機能があり、短絡破損したらその箇所の伝導体(金属箔)が消失し、短絡故障を修復します。
しかし、温度が高い、加熱されている、非常な高負荷など度を越えると破裂にいたります。
フィルムコンデンサはESRも低く、セラミックみたいに圧電効果も低く振動しないので、よく用いられますが、構造上の都合において定格電流はそんなに高くありません

コンデンサは適材適所で正しく使いましょう。
種類が多いということは、それなりに用途があり、すべて別の特性を持っています。
目的を達成するために必要なのは、電圧と容量、インピーダンスというだけの様な単純な話ではありません
それぞれに得意不得意があり、それぞれを補完する形で配置配線しなければ、思っている通りの設計効果は得られないのです。
安易に種類やメーカを限定して使おうとすると、手痛いしっぺ返しが待っていますよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年10月5日日曜日

機械状態監視診断技術者コミュニティに参加してきました

『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』に参加してきました。
電気電子部門の技術士なのに、関係あるの?なんていう方が居られるかも知れません。
それを言ってしまえば、『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』講演と言う名の下に好き勝手なお喋りさせて頂いたのも、あまり関係がないのかもしれません。

さて、冗談はさておき本題。
私がこういう所に出しゃばっているのにはそれなりの理由がありまして、
“昨今の無鉛はんだ化の影響で、部品寿命よりもはんだ割れによる寿命のほうが先に来てしまっている”
という事実があります。
特に

  • 家電のON/OFFによるヒートサイクルでの損傷
  • 産業機器での面実装型の小型大容量の積層セラミックコンデンサ+電流による圧電効果での振動
  • 振動の多い産業工作機器・製造装置(ボンダ、マウンタ等)の振動によるはんだ割れ

というのが最近の無鉛はんだ化した状態でも故障の主要要因に挙げられます。

『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』ではその問題が出ていることをお話し、材料力学屋さんの深い知識を持って

  • はんだ付け時にどうしても発生せざるを得ない残留応力の問題解決方法を模索
  • ヒートサイクルによって発生する熱膨張問題への積極的参画のお願い

という内容をできる限り講演に来ていただいた方にお願いする使命感を持って参画させていただきました。

そして今回の『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』では、振動フリークな方々に、
大型機械だけでなく、局所的な電子基板の振動による破損問題を手伝ってもらいたい
という我侭を通させてもらおうというのが狙いでした。

  • 点で測る計測器ではなく、2次元で計る計測方法の重要性
  • その代表用途の具体的提示
  • ビジネスとしての成立性
  • 学問の世界では販売しているけども、企業が投資できる値段(1000万以下)ではないという事実
  • そして、これらとCADの連携で、一気に寿命が延びて不良が低減されること

という内容を一方的に熱く語らせてもらっています。

まぁ、どう動いても結果は数年後です。
ただ、誰が先に製品を仕上げるかによって、その業界の先駆者が未来永劫優位になる事が約束されます。
2番手で業界で勝とうなんてほぼ無理です。先にやった者勝ちなのはどの業界でも一緒。
先駆者&成功者のブランド力は異常に強いです。

私は、こういうソコソコ市場として間違いない程度の具体的なビジネスにまで落とせますが、先立つ物が何もないので個人事業主ができませんし、会社も立てられません。
借金する勇気もありませんし、最近は貸してもくれませんから、本当に世間に役立つ仕事をしたいと思っている人間には不遇な世の中になったなぁ~と思います。

私は技術も知恵もマネージメントも体力も全てにおいて中途半端者だと思いますし、実際専門の人には勝てるとは思えません
技術士だと言っても、この技術士という資格は現実の技術の荒波と言う世界においては、あくまでも『中レベルの技術者としての合格証』でしかありません。
所謂貰ってからが本番のパスポートと同じです。

では私に何ができるのか?多分、
色々やって来た&ソコソコのレベルまでできるからこそ、一歩先を見た手駒の進めができる
ぐらいだと思います。
随分前から色々やらさせてもらっていますが、凡そ外れなく手を動かせるようになりました。
私はこの能力を使ってご近所の平和ぐらいは守れるように社会貢献してゆこうと思います。
古来の日本人のように、そのうちネタを貰っていただいた誰かが感謝して仕事をくれることを願いつつ…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年10月3日金曜日

失われた○○年と言う幻想

最近よく耳にする『失われた○○年』と言う幻想は、もう言わない方が良いのではないかと思う。
失うも何も、事の発端は1980年代のバブル景気と言われる働きもしないで金をもらった幻想の付けである。
かけがえのない時間を今も失われ続けているし、バブル以降ずっと付けを払い続けている現実を直視すべきである。
働いていたという人もいるかもしれない
(実際、実の父は死ぬ直前まで追い込まれるまでに激務を強いられた)
しかし、働かないで金を貰おうとしていたのが多数派であった事実は否めようがない。

働いた振りでお金を貰うことで、実質的な成長が著しく鈍化
そして、その結果まともに仕事をできなくなった世代が不景気で経済を支配しだした。
今でも尚、自分と同じく今まで仕事をしてきた振りの道を強要し、実質的な生産性に目を向ける中間層(マネージメント層)が不足
その代表例が
『義務と報酬が極端に合わない現実(=生活不可能な水準)』
として、世に表沙汰になっている。
政府が限界に近い景気対策をして会社は利益がでても、個人の給与が上がらずに物価上昇ではどうしようもない。
日本はGDPの8割を国内消費で賄っている。結局は個人が多少裕福にならない限りは、すぐに景気は停滞するのだ。

バブル景気の仕出かした悪行と言えば、他にも

  • 金だけの取引に成り下がった経済のおかげで、今までのサービス付価値が衰退
  • 古来からの飲食業が廃れ、ファーストフードに近い金だけの取引で飲食を買う習慣が台頭
  • マンションの過剰な斡旋と、核家族化の誘致
  • 結果、局所地域経済が廃れ、個の連携が荒廃
  • 無価値な土地の高騰化
  • 子供への教育に対する無関心化による、現在のモンスター育成事業

等々、枚挙にいとまいが無い。
これらの悪行の数々の付けをたった10年や、20年程度で直せるとでも思っているのであろうか?
江戸時代ですら戦国時代の尾を引いて、世が安定し始めるまでに10世代近くかかった。
明治初期の外交失敗(というよりは○○維新とか言うふざけた連中の悪行かもしれない)も、昭和中期まで引きずった。
重症患者と呼べる今の日本が、そんなにたやすく直るとはとても思えない。
今も付けを払い続けているし、これからも払い続ける
そして自分が見ることのできない孫の孫ぐらいの世代で、初めて安定したまともな生活になるように、今から手を加え続ける。
そう言う地道な考えをしようという考えが必要ではないのだろうか?

女性上位のサブカル的トレンディードラマ世代に対しても、現政権で行おうとしているひどい仕打ちまでしなくとも、
“恋や結婚は戦争なんだ、良い相手は女性から本気で奪いに行かなければ、外れしか残っている訳がないと言う事実を突きつけ、脱落したら一生独身で誰も相手にしなくなる”
そのありのままの現実を突きつけ以上のことをする必要はないように思う。
余りに惨い結果が浮かんできてならない。
某映画でも『ありのままの姿を見せるのよ!』とか言ってませんでしたっけ?

実際、女性問題・経済問題ともに、まともではない思想の人を沙汰して、まともな考えの人だけ生き残らせようとしているのはよく見えるのだが、そこから必至に生き延びようとする銭ゲバ連中から被害を被る人が多すぎて泣けてくるのである。
もう少しやりようがなかったのか?
そう思いつつも、民主党政権の3年でその余地が潰れたのだし、自ら進んで修羅の道を選んだのは間違いなく国民の多数派なんだと猛省せざるを得ない。
(勿論、私は全力で反対して麻生氏を応援していたが…)

いつまで続くのか?この経済地獄と経済戦争、そして中東で頻発する先進国の代理戦争
緩いだけに延々と続きそうな気がする。
物理的な終わりの見える実働の戦争の方がよっぽどマシなのかも知れないなんて思う今日この頃。

『失われた○○年』とか妄言を放つ人は、もう少し周りを見て欲しい。
“失われた”ではない、これからも“失い続けなければならない”のだ。
その現実から目を逸らさないで欲しいし、その問題を直視して前向きに余生を生きていただきたい。

そしてできることならば、後世のために少しでも労働で先代の罪を償っていただきたい。
貴方は悪いことをしていないかも知れませんが、先代には大犯罪をした者が居ます。
しかし、残念な事に実際の罪を精算できる方法は、労働という原始的な方法のみです。
そのような大罪を犯した先代は大凡が痴呆のキチガイで、労働をすると負の精算しかできません。状況を悪化させます。
結果、労働による罪の精算はまともな先代か、我々~後の世代にしかできません。

その事実と現実を受け止め、少しでも前向きに尽力していただけることを願います。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月30日火曜日

積極的な消去法という王道手法

最近、身近なところでゴタゴタがあり、苦悩することが多いです。
苦悩の要因はおおよそ分かっており、
やりたいことと、現実が合わない(と言うよりは、人生において自分の思想と現実が合うような状況など皆無に等しいのですが…)ので、調整に苦悩するというものです。
この問題は自分が主要因の問題のときもあり、他人が苦悩したのが伝染しているときもあります。

会社の設備で言えば、とある比較的大型のインバータが壊れ、中古の古い代替機を用意して運転継続をしたまでは良いのですが、

  1. 新品の予備を買う
  2. 修理して代替機を作り、さらに整備をかける
  3. もう一台中古の代替機(相当古い)があるので、整備する

のどれかの案で進めるべきなのですが、どれも断るという荒技で会社が動き始めた事があります。

  • そのサイズの産業用インバータ1台の価格は60万近くします。
  • オーバーホールすると14~15万かかります。
  • 私が故障修理するだけでも部品代でおそらく10万弱かかります。

しかし、

  • どれもしない=一番安価だが、工場がいつ止まるか見えない

という選択肢は、大黒字かつ数年間社員の給与は殆ど上がっていない自社にとっては、キチガイじみた選択肢であります。
勿論、現生が無い会社では、何もしない選択が或る程度有力である事は容易に分かりますが、大黒字でコレは…と思います。リスクに対する考え方が皆無ですよね。
寧ろ積極的に会社を止めて痛い目を見せてやろうかという役職の心意気?すら感じられます
この産業用インバータは1つの行程の核に近い部分なので、それで生産止めたら、何十倍、何百倍で返ってくるのです。

コレは単なるリスク管理の問題でもありますが、違う分野での似たような話も山のようにあります。
組織、経営、団体、などなど…。
勿論自分が主体の環境や、上からものが言える立場では結構な好きなことが言えますし、自分が思ったことや、考えたことそのままを実行すればよいです。
しかし、多人数のまともな人にとっての幸せ(≒正義)を考えた場合、個人の思想に基づく行動をそのまま実行する価値があるのかどうかは、甚だ疑問であります。

どっかのアニメが一生懸命になって宣伝していたことでもありますが、
『所詮は他人、同じ世界で育ったのではないし、同じDNAでもないので、同じ思考などあり得ない』
のです。
だからこそのアニメは人類の思念を一つにするという妄想を表に出して売れたのであります。
そうすれば誰も悲しむことも誰が悔やむことも無いのです。
全て自由になれるのですから…。

さて、話は逸れましたが中二病的な話はさておき、私が題目で挙げた『積極的な消去法』と言う手法は、過去多くの人に実践され、もっとも信頼性の高い手法であります。聞き慣れない方に配慮した言葉の表現をすると、“すりあわせ技術”とほぼ同じ(寧ろアレの上位互換)です。

適用が可能な対象は、ものづくり、経営、組織運営、交渉事に近所付き合いまで、様々です。
しかし、この手法は多く語られません。上手いか下手か、過剰か不足か、浅いか深いか、その程度です。
なぜならば、思想に基づく方法論であり、また、核となる技術であるものの、組み合わせて使わなければ全く役に立たない方法論だからです。

しかし、このすりあわせ技術の上位互換とも呼べる『積極的な消去法』を、もう少し世に広めるべきではないか?と思うのです。
今のバブル景気後の日本人は大凡、空気を読むという『積極的な消去法』の代替になる技術ができなくなってきました
日本の若手で製造業という思想自体が結構危険になりつつあります。
日本語という言葉と、過去の栄光・文化と土壌しか強みがありません。
寧ろ、個を主張した教育を斡旋し、今のバブル期の子供の代表格であるモンスター共を生み出してしまった犯罪歴があります。
尤も、汚染されなかった方はかなり優秀な方も多いのですが、ココでは割愛します。


さて、『積極的な消去法』で一番大きな成果を上げているものであれば”コンセプトや仕様の作成”です。
大きな目標や題目が挙げられ、その構成を組み上げる際に、やってはいけないことや、あるべきものではない姿を配慮し、積極的にそれらを除外するという手法ですから、大きな目玉になるものの影は薄くなりがちですが、世に出たヒット商品の大半がこの様な考えで作られています
言い換えれば失敗しない鉄板の王道を模索する技術と言えます。だからこそ非常に深い思慮が必要ですし、哲学的な思想が必要です。
哲学?と思われるかもしれませんが、物事を深く知ろうとすることは既に哲学です。
ほぼ全ての学問は、過去の哲学から分岐しています。
『積極的な消去法』を有効に用いようとする場合、根底にあるものを学ぼうとする必要があります。

一発屋で良いなら、目玉をめい一杯に表向きに出せばよいですが、実際の商品性は著しく損なわれます。
なぜなら、やってはいけないことや、消費者の不便の誘発につながる配慮が欠けている可能性が高いためです。まぁ、言ってみれば2000年中後半のS○NY製品や家電のようなものです。


『積極的な消去法』は自らが致命傷に陥る事が無いという特徴から、かなり有用です。
しかし、世間受けは良くありません
失敗をしないように手を進めるという、絶対敵にに回したくない強烈な攻めの手法ですが、傍目から見れば守りの手法にしか映りません
一時期流行にもなった“俺流”という胡散臭い言葉にすら見た感じの影響力で負けるのです。
どこかでお話をしましたが我流というのは、多くの欠点を孕んでいます過去の大多数の蓄積以上の事が簡単にできる様なら、過去の天才が皆やりつくして失敗の無い世の中になっています。
しかし現実はどうでしょうか?失敗だらけの世の中ですよね?寧ろ、金持ちが支援して中東で代理戦争まで引き起こしています。
貴方は過去の天才以上の明晰な頭脳の持ち主ですか?少なくとも肯定できる要素は殆どありません。
過去の天才を超える存在などではない、だからこそ一生懸命に過去の先人に学ぶ。先ずそこから始める必要があります。

また、『積極的な消去法』は実施自体が非常に難しいものがあります。
にわかに知った程度の知識で振りかざすと、一発で返り討ちです。
下手な刺激は競合相手を成長させ、また攻撃を与える機会を作り出します。
下手な攻撃は、相手の本気を呼び起こします。

だからこそ、専門性に乏しいにわか仕込もでないとお偉い身分になれない不条理な会社が多くなった近年では、あまり見受けなくなった攻め手なのかもしれません。


『積極的な消去法』は、研究・開発・設計、集団行動や、団体行動、交渉事などでも、この手法を通してみてみると、凡そ次の落としどころが見えてきます。
そして、その最短経路を得るための手法ですから、相手に絶対的に有利な時間と投資対効果という優位性を得る事ができます

研究・開発・設計がいつになっても終わらない。
また、会議や打ち合わせは、本来事前に落とし所を決めて行うものですが、最近はそれが無いように思えます。
互いに我を張り合い、そうして時間が過ぎて商機(勝機)を逃し、最短は次の落としどころへ…。
でもそれでも我を張り合うのであれば、どんどん泥沼に…。
で、最終的にはどうしようもない成果と負の資産だけが残ってしまった…。
こういうことよく有りますよね?


こういう手法を予め選んでおく事によって、研究や開発、設計に掛かる時間と費用が大幅に削減できます。また、交渉事もだらだらと長引かせることなく即決で話が纏め易くなります。
他人は変えられませんが、自分なら本人の意思次第で容易に変える事ができます。
他人を変えなくては話が進みませんが、今の人はもう既に人格が形成されており、他人の志向性の方向転換は非常に困難を極めます。
しかし、若い人であれば或る程度まで柔軟に対応できます。

自分と若い柔軟性の有る方に、こういった志向性もあるという手の内を与えてあげること、それも我々のような一歩先を目指そうとしている技術者の役目ではないでしょうか。
また、自分が言いたいことを言うのは容易です。自己主張するだけでは世は回りません
相手が納得し賛同して、初めて世が少しずつ動き始めます
個人の意思程度で世の中が少しでも回ると勘違いされているようならば、それは貴方がお偉いさんとして汚染しまったか、まだ子供であるということです。
自己主張が認められるのは、ほんの恵まれた一部の王様だけですが、それは名誉ある王様ではありません。それでも自己主張を続けたいですか?
私や周囲の多くは、単なる自己主張だけではみっともないと感じています。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。