2020年6月6日土曜日

behringer の ECM8000 に手を染める

おはようございました。
夏のボーナスが入るであろうという期待の下、今回はどんな遊びに手を入れようか?
そう考えていくつか候補を上げた中で、
『実用性のある測定器で遊んでみたい』
そんなことを思うようになりました。

そんな訳で候補に挙がったのが、
『測定用マイクで遊ぶ』
という、一般人には訳の分からない行為でして、ちょうど都合が良い事に
家の中には今は絶版となったPanasonicのコンデンサマイクの名器『WM-61A』がいくつか転がっており、こいつを利用できる玩具はないか?と考えた次第。

ネットでネタをあさっていたところ、丁度 behringer の ECM8000 が安くて性能が良い割に、ホワイトノイズが酷く、コンデンサマイク入れ替えて基板改造で性能が良くなる…という記事を見かけました。

ちょうど良いやんこれ…と思い、ポチろうとしたのでしたが…
改造したものは測定器としては微妙な位置づけ(正規としては扱えない)になるため、まともに使えなくなります。
おまけに音響の基準測定器なんてものは持っていない訳で…。

測定器で遊びたいんじゃないの?
もうちょっと頑張ればまともな測定器『Dayton Audio EMM-6』が買える
なんて誘惑が頭をよぎりましたが、
『お前は玩具が欲しいのか?それとも測定器が必要なのか?』
と自問自答をしたら、間違いなく
『玩具が欲しい!!!』
となったので、購入に至りました。

さっそくコンデンサマイクの改造から入ります。

ケースとソースの配線をデザインナイフで切り離します。

そしてそれぞれに配線を施します。
配線したら固定をしましょう。私は電気用部品という事で、ポリイミドのホットメルトで固定しています。

そして今度はマイク本体。
頭は外からラベルはがし用の液体を流し込み、数分置けばゴム板+プライヤーで容易に外せます。コンデンサマイクも同じように外します。
私は自分の業界ではおなじみの雷神を使いました。
そして、基板の方はコネクタ側のネジを3本外して引き出せば基板が出てきます。
熱収縮チューブでおおわれているので、切り離します。

基板が出てきました。
改造点は
  • コンデンサマイクの交換
  • ソースフォロア化改造
  • ツェナーダイオードの廃止
  • コンデンサ類のアップグレード(タンタルは短絡故障するので回避しておきたい)
こんなところです。

コンデンサは電源系は固体高分子や低Zの電解コンデンサ+セラミック裏付け
直流カット部分は面実装のフィルムコンデンサという形が楽に実装できます。
面実装の積層セラミックコンデンサも使えますが、波形のひずみが出やすくなるために電圧で容量が変わりにくいものを選ばねばなりません…そんな都合のいいものは今のところ入手は厳しいです。
最後に熱収縮チューブをかぶせて収納すれば完成です。

そんな訳で無事完成しました。
あぁ、プリアンプいるわ…ってことで、追加で購入しました。
貧乏人なので、安く済ませようと behringer の U-PHORIA UM2 です。
コイツで周波数特性が偏ってたらまずいので、念のため単体で測定をしておきます。

よし!問題ないよね。

ホワイトノイズも消えていい感じですが、私が普段使っている測定器との接続はすこぶる面倒くさい…。
キヤノンコネクタ(XLR)ってのは一般人には縁が無さすぎなんですよね…。
(以前放送業界に居たから見慣れてはいるのですが…)

結局もう暫くは随分前に作ったWM-61Aの玩具マイクが測定では主力になりそうです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年5月10日日曜日

畑らしき『何か?』を復活させる

おはようございました。
我が家にはちょっとした空き地がありまして、購入した時には物凄い量の笹が生い茂っておりました。
おまけに色々ごみも捨てられており、こりゃぁ勿体ないという事で、時間をかけてチマチマと笹を除去し終えたので、晒そうと思った次第。

先ずは購入した時の写真、奥の土地は恐ろしいまでに笹の山…。
奥の土地はこんな状態です。

とりあえずは笹をひたすら切る→冬に枯れたら根っこを抜くっていう方法が王道なので、この手で進めることにしました。
笹を切るだけでも一苦労…。
最初の足掛かりさえつかめない…仕方ないので36Vの充電池で動く業務用トリマーでガッツリ刈り込む羽目になりました。
その後はチマチマとお家の18Vトリマーで細かい所を刈り込みながら冬まで処理してゆきます。

さて、待ちに待った正月休み…気合い入れてやるかぁ~と思ったのも束の間、そこそこお高い新品の鍬が平気で曲がるほどに土が固くなり、笹の根がこんがらがっている有様…。
土おこし器も初っ端から曲がる始末ですし、小型の管理機も全く役に立ちそうにありません。

そんな訳で、普段運動不足の私は全身筋肉痛になりながら作業しているのですが、2日かけてもこの程度しか進みません。



因みに半日でこれだけの量の笹の根っこが出てきます。


土日の晴れの日を潰す事2か月間、無事一通り根っこの除去と掘り起こし終えたので、ここで土壌改質の最低限の事を行います。
王道のもみ殻燻炭、火入れをしていない腐葉土(菌補給)、そして砂漠すら緑地に変える魔法のような改質剤フルボ酸鉄だ!
過去、農業系の技術士の方の講演を聞いた時、砂漠を緑地に変えるほどに凄い人工腐植という技があることを教えてもらい、ならば大人げない力をみせてやるッ! 
そんな訳で、軽く混ぜ混ぜしたのち、完了となりました。
ガチの砂地です。作る作物が限定される予感…。

さて、何を植えましょうか?来たる食糧難に合わせ、それなりに食えるものを植えておきたい所です。

手前の花壇もこの通りすっきり綺麗に…こちらは適当に花でも植えておこう…。

そんな訳で、足掛け半年ほどの苦難な道のりでしたが、無事畑擬きを準備できました。

今回の反省…土と肥料を綺麗に混ぜるのはかなり面倒で根気と体力がいる作業でした。
素直に小型の管理機を手配したいと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年5月1日金曜日

トリシティーに荷物フックを付ける

おはようございました。
大型連休は普段できなかったことをするという事で、色々と活動的に取り組んでおります。
そろそろ腐りそうな中のガソリンを入れ替えるついでに小細工を一つしてみようと思います。

前回トリシティーを動かしたのが半年前ぐらいだったので、どれだけ動かさないか?が分かる有様なのですが、
『こういうものは弄るために買ったのだ』
で全て完結できます。

さて、弄るために買ったのならば、もう少し買い物やちょっとした遠出に行く気になれるように、荷物フックを付けてみようと思った次第。
用意したものはステンレスのキャップボルトM5×25mmとM5ステンレスナットを4つずつ。

近所に15mmぐらいのステンレス製スペーサーがあれば使おうと思ったのですが、田舎でそんないい物を売っている訳もなく、とりあえずこれで攻めてみて問題が出れば何か手を考えようと思った次第。
ステンレスのM5ネジのヒートンも考えたのですが、収まりきらずサイズが合わないので断念

では早速つけて行きます。

先ずはシートを開けてメットインスペースを止めているネジを外してゆきます。頭が10mmの奴が4本です。
ステーの横側の奥まった個所に樹脂のプッシュリベットがあるので、中心部を押し込んで引き抜いておきます。
ハンドル側の+ネジを2箇所外し、バイク本体と近くの接地されている金属をしっかり触り体を放電させてから燃料油キャップを開けます。


メットインを取り外して再度燃料油キャップを取り付けておきます。
頭が12mmのボルト4本を外して金属のステー支柱部分を外します。


 斜め後方に引き上げると綺麗に抜けました。


こんな感じで取り付けてステー側は緩み防止のためにナットで絞め込みます。


 こんな感じで綺麗に付きました。
後は逆の手順で組み直して完了。

 これで紐やネットをかけて色々荷物を載せることができるようになりました。
普段は使いませんが、極稀に使う事もあるので値段も安いのでやってしまっていた方が良い一手でもあります。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年4月26日日曜日

アナログディスカバリー用にループゲイン測定アダプタを作成する

おはようございました。
少し前の記事『DC2629A(LTC3310SEV評価基板)の代表特性を調べる』で、『本格的にMHz帯の対応を考えなあかんなぁ~』と妄言を垂れていたのを覚えていらっしゃるでしょうか?
私自身が仕事柄結構制御関連で遊んでいたこともあり、まともな挙動が分かるデータが無いと気持ち悪いという特異な変態気質でもありまして、今回は電源系のループゲインを測ることができるように画策しようとした次第です。

アナログディスカバリーはその構成上結構厄介でして、発振器がGNDに対して浮いていないという特性があり、単純にループゲインを測るためには発振器を直流的に浮かす必要が出てきます。
真面目に回路設計してる会社様はNF回路設計ブロックのFRAkeysightのE5061B-3L5と推奨される構成用品買えば都合つくのですが、一般サラリーマンが趣味でこういう馬鹿げた事をやっている我々にとっては、こんな高いものが容易に手に届く訳もありません

そんな訳で、毎度お馴染み雑多なものはamazonなんかよりも安い上に高性能秋月電子で転がっている品物で何とかしてみることにしました。

大前提として、信号トランスは100kHz以上で10MHzまでそこそこ測れればいいという前提で作っています。
ですので、私みたいにHP3562AやHP3563Aが無くもっと低い帯域が欲しいなら、前回使ってた複数回路用のロータリースイッチ辺りでオーディオ用のトランス別で付け、切り替えて複数回測定するという前提も必要になってくるでしょう。
そう考えると、MHzスイッチング時代で現場で楽々できるのはNF回路設計ブロックのFRAとネットワークアナライザの2台装備しかない訳なのですが、意外とこの手の装備をしていない会社様が多いことに驚かされます。

さて、今回作成に利用したのは秋月電子で販売されていた『T-68-2』というトロイダルコア。これに『バイファラ巻き』と言われる手法で高周波用トランスを構成してみます。
で、目標に近い周波数帯域と測定可能範囲が得られそうな適当な回数(今回は20回程度)巻いてケースに詰め込み、ICクリップを接続します。

こんな感じで作ってみました。
今更ながらですが、作ったトランスはしっかりと特性確認して、どの帯域で使えるか?を確認しましょうね。電卓だけだとちょっとズレますよ?
で、この前の評価基板の特性を高い帯域まで測ってみようと思った次第。

アナログディスカバリー上でも結構しっかりとデータを取ることができました。

そして 我が家のHP3563Aで取ったデータを付き合わせると完成。


ちょっと負荷条件(しっかり負荷かけた)が変わったので、160kHz超えたところまで伸びているのがよく分かります。これでHP3563Aではちょっと手の届きにくかった帯域まで評価ができそうです。

さて、次はPSRRをどうやって測定するか?だな…。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



2020年4月23日木曜日

HP3563A,HP3562A用にインピーダンス測定アダプタを作成する

おはようございました。
今回も例にもれず本来の本業の話です。

色々と測定環境が充実し、なおかつ回路設計をこなしていると、素子の特性を測る・電圧を印加した状態で合成抵抗を計測するってのが欠かせなくなってきます。
比較的高い周波数帯は諦めて時間と手間をかけてネットワークアナライザで測るのも手ですが、そこまでじゃない比較的低周波領域の代物なんかは、簡単にサクッとそこそこの精度で測れる方が何かと都合が良かったりもします。

例えば、

  • スピーカーやモーターなどの駆動源+物理的共振モデル
  • 圧電素子、磁歪素子
  • 超音波発振子
  • そこそこ高精度な非破壊検査用途
  • 電解コンデンサの劣化具合を測る
  • スイッチング電源の出力端から見た、制御がかかっていない状態の合成インピーダンス

この手の用途で使用する物は100kHz以下の領域でも十分間に合う事が多いので、測定できる環境を構築しようと思った次第です。

5V切っているならアナログディスカバリー+専用アダプタでもいいでしょう。ですが、私の相手している代物は未だにレガシーデバイスな代物が多く、オフセットで±10Vを要求される場面がしばしばあります。

特にスイッチング電源を設計した際に小さなLでノイズを緩和し、電解コンデンサを含めた多数のCで再びフィルタリングする手法をよく目にしますが、予め電圧を印加した状態でのコンデンサの周波数特性を加味したうえで、合成抵抗の周波数特性評価が必須要件になってくるのです。
下手に部品選定するとLC共振でターゲットインピーダンスを満足できなくなります。

そう、今までリニアレギュレータで処理していた回路をスイッチング回路で構成し直したい…今回の発端は偶々そういう仕事が舞い込んできたのですよ…。
今どきのスイッチング電源はうまく構成すればリニアレギュレータ並みの低ノイズに持ってゆけます。私の得意分野の仕事ですしね。
で、仕事なら仕方ないよねぇ~ってな訳で、今迄散々欲しくても作らなかったのに重い腰を上げだしたって訳です。
そんな訳で、気が向いたら仕事ください、そしたら趣味で作ろうとしていたものを作るように動きだしますので…って、なんか仕事の目的が変わってきている気がする…。

さて、この手の物を用意する過程で重要なのが『基準抵抗』です。
抵抗の精度もさることながら、周波数特性が1桁上でもそこそこ使える代物が必要になります。
抵抗はその素性や組成、リードの材質などからいくらかの周波数特性を持ちます。
また、抵抗の数値によっても混ぜ物や内部の回路網がが変わることからも高い周波数領域ではコイル側が強くなったり、コンデンサ側が強くなったりするのです。

そんなことも知ってたものですから、いくつか試しにリードの抵抗をいくつか複数種類購入したのですが、結局はある程度の高周波数での使用が前提の面実装の抵抗には勝てないのでした。


ココには記載していませんが、今回使用した別途購入した面実装の抵抗は1Ω、10Ω、100Ωともに10MHzまでほぼ平坦な特性でした。
まぁ、専用の奴を買えばいいのですが、1個が数万円するし、高々100kHzだし、傾向が見れたら御の字な測定機器なので、安く手軽にを推進しました。
これが10MHzまで…とか言い出したならば本気でやるしかないですが、今回はそんな案件ではないですし、それなら最初からネットワークアナライザを買いに走るってのが筋だとも思います。

という訳で、使用したのは
amazonで転がっている安物のケルビンクリップ
秋月電子で購入したロータリースイッチ(4回路3接点)、基準抵抗(面実装の高容量品)、BNCコネクタ、金属ケース
こんなところで作成できます。
今回は貧乏人らしく¥5000で収まる範囲で仕上げてみました。

注意点として、精度をしっかり確保するために基準抵抗からは4つ線を出して、ロータリースイッチに個別回路で接続する必要があります。
また気休め程度ですが、ロータリースイッチは一度分解して洗浄と専用のグリス塗布をした方が良いでしょう。

内部はこんな感じ…高周波が通るには汚いって?100kHz程度だから問題なし(オイ)

で、完成がこちら、ただの箱にスイッチだと何か分からなくなるので、分かりやすくテプラで表示しておきました。

試しに既知の抵抗や素子を測ってみます。無事動作が確認できました。

代表例の写真で100kHzまではそこそこフラットな特性の68Ωの測定中の写真です。問題なく測れることが確認できました。

分かりやすい所で電解コンデンサの特性を見てみましょう。

25Vの100μFで低インピーダンス品の物ですが、それでも16kHzそこそこまでしか容量性の性能を保持することができず、インピーダンスもピーク値で0.08Ωそこそこにしか下げられないという結果に至っています。
5Vや3.3Vというレトロな回路構成であっても、ちょっとでも電力が大きくなると5%の電源変動に抑え込むっていうのは相当厳しい事が分かると思います。
つまりは基板設計において、基板で仕上がっている電源部分に関してはしっかり検証せねばならない、さもなくば原因不明の動作不良にいつも悩まされるって事がよく分かると思います。

HP3563AやHP3562Aという汎用的な専用機っていいですよね。上手くやれば簡単に直読できるようになっています。

これで一先ずは電源回路の設計容易化から圧電素子周りや超音波物の話、スピーカーの選定もできるようになった訳です。ん~万能感!

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年3月23日月曜日

DC2629A(LTC3310SEV評価基板)の代表特性を調べる

おはようございました。

どうせ当たらないだろうけど、動向調査や今後の課題で色々と知っておきたいから応募しとくか…なんて不純な動機で応募した評価基板が当選してしまいました。
物は1c㎡程度のフットプリントで1.2Vの10A流せるスイッチングレギュレータでして、
なかなか強烈・凶悪な代物です。4相構成まで構築できるので、4個実装で最大40A…物凄い世の中になってしまいましたね…基板はもはや強烈な放熱部品としての性能が必須要件になってしまいました。
低圧のCPU回りにはもってこいなのですが、特性を見てみればわかるのですが、ちょっとばかり確りとデータ取りと再設計しないと、えらい目に合うのが容易に想像できる結果になりました。

当たったもんは仕方ない…とりあえずサクッと測れるところを測ってみました。
我が家には大元の測定器自体は結構しっかりと負荷をかけられるものが揃ってまして、
PAK-6-60A:6V60A電源(この時代のために2台用意)
PLZ-152WA:0Vでも30A引いてくれる電子負荷装置
などなど…まぁ、測れるところからやってみましょう。先ずは測定機の性能検査。
PSRRを測りたいってなら、電源がある程度周波数で振れる電源が欲しいのですが…。
電源インピーダンスは問題なさそう。

外部からの制御に難あり…100HzまでのPSRRしか信用してはならないって話です。
この手の問題は後日対処して、最低限もう少し高域(少なくとも100kHz以上) のPSRRについても評価せねばなりません
特にPCIe周りは4.0辺りから電源のノイズ評価(PSRR)を確実にしておかないと、ほぼデスマに突入します。

先ずは負荷大小での挙動…スイッチが遅いのは電子負荷の限界なので勘弁…。
緑が電流です。1A/divで設定しています。0.5A⇔2.5Aです。
おや? リップルはLC共振周波数と制御の絡みの問題なので、スイッチングノイズに着目です。

2MHzがスイッチング周波数ですから、その帯域のノイズが多いことが分かります。
1.2Vの5%(一般的な電源変動許容値)がこの60mVです。動作マージン稼ぐために、普通は30mVぐらいにリップルノイズを抑えた設計をします。
つまり、この評価基板の構成は最低限動く構成の基板であって、そこから何か制御なり、ノイズ対策を追加しないと正常動作の期待をしては駄目な構成だという事です。
普通のリップル(68kHz付近)自体でも結構暴れています。
制御の絡みもありますし、LC共振対策を何かせねばならないですね。



この程度の負荷変動挙動は問題ない様子。普通に使う分には問題なさそうです。
あとは、リップルノイズの作り込みだけが勝負の分かれ目だという事ですね。

続いて本当は大本命PSRR、今回100Hz以上は綺麗に測れなかったので、無視してください。
DC~100Hzで65dB弱の除去能力があることが分かります。それを踏まえた電源変動も加味してコンデンサと制御の設計をしろという事です。
ここら辺のデータは公開されていませんので、回路設計する際にしっかり作りこむための重要な基礎資料になります。
…でも本当はもっと高周波側(できれば10MHz位)まで欲しい…そんな方は私に個別相談するか、自分でデータ採取してください。
うちの装置で精度良く取れるのは頑張ってもせいぜいkHzオーダーなので、レンタルせねば無理です。
レンタル→スポンサー(資金提供者or測定器貸与者)が無けりゃぁ~できませんので…。
でも、自社でやるより外部のお前!が良い方は、私にご相談ください。

まぁ、ここは… このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません。というネタサイトだという事をお忘れなく…。
あ、逃げた…。

さて、PSRR以外に大きいものとして電源の設計の際に関係してくるのはターゲットインピーダンスってことで、電源インピーダンスです。
わが家の測定器構成ではせいぜいmΩオーダーまでですので、μΩオーダーに入った低域は当てにならないってのは諦めてください。制御の利く70kHzぐらいまでを知っていれば後はコンデンサで何とかする領域なので、頑張ってください!としか言えません。
参考までに、『インテルさんの20年ぐらい前の指針で1MHzで0.1Ωは切っとけよ!』だそうです。
今はそれよりもっとキツイってことです。
ですのて、実働条件下のシャントスルー法辺りで測定するのが一番良いです。
それにはそこそこ優秀なネットワークアナライザが必要ですが、私は無線を触るかもしれない人間にも関わらず、そんな高級な代物は持ってません(涙
せめてTG付きのスペアナ位あれば位相以外は何とか測れるんですが…。
さて、最後に制御特性。はんだ付けして測定なので、最後に持ってきました。
それにしても非絶縁のスイッチング周波数2MHzで帯域が70kHzそこそこだってのは、サーボ電源屋からしたら怠慢としか言えない構成だなぁ~なんて思ってもみたり…。できれば200kHz近くまでは何とか粘って欲しい所です。まぁ、私が専門業務で担当したら簡単にやってしまうかもしれませんが…。
(で、それを横目で見てた素人上りな人が『なんだ…簡単にできてるじゃん!』とか言って、訳も分からずおっぱじめて、ひたすらパラメータ闇雲に弄って泥沼にはまって、定時で帰宅する私に因縁つけはじめて社内の空気が悪化するってのがいつもの王道転職パターンという訳なのですが…)
HP3563Aではそろそろきついか?なんて思って臨んだのですが、ギリギリ何とか耐えました。でもやっぱ厳しい…。
本格的にMHz帯の対応を考えなあかんなぁ~(個人でする事か?って話はあるけど…)。

そんな訳で、せっかく当選したのだから、皆に設計の足掛かりを渡して高みの見物決め込もうと思った今日この頃なのでしたとさ…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年3月17日火曜日

電子基板の検品って動作確認だけではないので目視も重要ですよ?

おはようございました。
最近色々と手を広げてしまって、それが仇になり、ちょっとワタワタしています。
おかげで時間が無い‼と、うれしい悲鳴。
ただ、同時にやりたいことを片づけるための資金(研究開発費)もない!
と、こちらは悲しい悲鳴なわけで、会社で真面目に働けないなら趣味で…なんて思ったのが仇となっている模様。
私の関わっている電気・電機業界というのは医療分野と同じ規模で研究開発投資が成されている業界な訳でして、そこで個人の資金力で…というのは、やはり厳しいものがあります。

やっぱ、絶対的な資金力というもののためには、研究開発させてくれる会社に属するしか無いものなんでしょうか?
でも、その会社という組織の老害様たちが毎度の如く何かしらの邪魔建てをしてくれる訳で…。
まぁ、暫くはネタに困らない会社に片足突っ込んで属しているので、できる範囲で推してみながら、公的に副業が認められるか?研究開発をある程度やらせてもらえるか?機会をうかがう事にしようと思います。
それまでは自宅の離れ小屋が作業場です。

さて、そんな無駄話はさておき、近年のハイテクとはかけ離れた一部のインフラ業界では、昔ながらの基板(なんと、未だにZ80が載っている)にお世話になることが多く、その基板もまた、時々不調になるので、メーカーにて修理をお願いしていることがあります。
まぁ、当然ながら雑い作業で適当に対処されて返ってくる訳ですが、その中でもかなり酷い事例があったのでご紹介。

某標識に使う基板のなのですが、修理で返ってきたものを交換しようと開封した矢先、目視で異常を見つけたので急遽自宅にて修理を行う事にしました。
基板はコイツです。
おい!修理出して戻ってきた製品じゃないのかYo‼
そして、これが破損個所の拡大図。
 あれ、基板修理で○○万円かかっていませんでしたっけ?これ…。
言い値の金をとりながらも、こういう見た目で直ってないものをよこすだなんて、K〇IT〇さんは噂通りの素晴らしい会社だなぁ~なんて思ってしまうのでした。
まさか、こんな便所の落書きのような場所で検品不良を
m9(^Д^)プギャー
されるなんて思ってもみなかっただろうけど…。

大事な事なので言っておきます。
 このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません。
大事な事なので、もう一度言っておきます。
 このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません。

まぁ、直ってないもんは仕方ない、時間がもったいないので手前で安全な状態にするべきと思ったのですが…。

現職は電子回路の事に詳しい人が少ない会社、しかも静電対策すら無い様な酷い有様なので…
『動くんだろ?とりあえず取り付けて電気入れて動かせ!』
という声が出る始末…。
 いやいやいや、そんなことして下手したら、電源も基板も全部死にますって…。

補足:
破損個所はバイパスコンデンサです。
生の電源(おそらく12V)が乗っかっているので、電源が短絡故障になります。
この基板の電源は5Vやその他電源との混在基板で、なおかつ他の電源は別供給な構成です。
電源シーケンスの都合上、片方が死にかけの状態はあまり想定していない基板なので、色々波及して損傷を受ける可能性がります。
また、故障状態の電源によって一番厄介な電圧に落ち着いた場合、ロジック系の回路が一気に壊れかねない。
今仮に動いたとしても、屋外の結露が起きかねない環境で使用する基板です。
ですので、割れたセラミックコンデンサの電極間が湿気て緩い短絡を興して動作不良を発生させることは容易に想像できるので、早朝や深夜、悪天候条件下での呼び出しが約束されます。

という上記の話をしても誰も分かってくれそうもないので、とりあえず軽く
『髪の毛よりも狭い範囲で電極が向き合っている場所が電源として露出してるんですよ?湿気ただけで壊れますって…』
と、当たり障りのない言葉で説明し、
『私の手持ちで良いですから、部品はタダで供給しますし、1時間もあれば直りますから。』
と、甘い言葉で強引に自宅で部品交換するに至りました。

外したコンデンサがこちら。0.1μFのセラミックコンデンサです。
おそらく隣のEPROMを換えたときにでも壊してしまったのでしょう。
 せっかくなので、1μmぐらいまでなら余裕で見ることのできる光学顕微鏡で拡大してみてみましょう。
割れたところはこんな感じになっています。
 そして拡大図
中央が誘電体、その端に成形された薄膜の金属導体が見えると思います。
かなりの精度で粒が揃っているので、焼き物の微細加工ってすごいなぁ~というのがよく分かると思います。
そういえば、近くに村田製作所があったので、見学できればしてみたいなぁ~なんて思ってみる次第。

という訳で、タダではんだ吸い取り器やはんだごてなどの設備と技術の提供、さらには手持ちの部品提供という支出が出ました。
しかし、代わりに破損品が頂けたので、セラミックコンデンサの断面を顕微鏡で拝めたという副産物が得られました。
まぁ、折角なので、こういう他分野の努力の片鱗を見る機会はそうそうないと思いますので、コンデンサ屋さんもがんばってるんだなぁ~というのは共有しようと思った次第です。
決して、m9(^Д^)プギャー
したいと思った訳ではないですよ?念のため。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2020年2月11日火曜日

三脚用のネジ穴は結構特殊なので、冶具を自作するしかない場面が多い

おはようございました。

作業の都合で色々撮影する際にスライドレールを使うのですが、よく使う方式の3脚の上にスライドレールってのが厄介で結構不便だったりします。
3脚自体が自由度が高い都合上、結構ゆるゆるになっていることもあって、そのまま3脚の上に乗せたのでは簡単に揺れてしまうのです。
ココは山陰。結構風が強くて暴風警報が鳴ることもしばしば…。大阪だったら平気で学校休みだな…。

という事で、我が家には水平を出すレーザーの墨だし器がありまして、その3脚はかなり頑強でこれを使えばいいのではないか?と思った次第。
しかしながら墨だし器とスライドレールのネジはかなり違うので、固定冶具を作成して固定しようと思った次第です。

さて、先ずは墨だし器用の3脚。
ブラケットの厚みは10mm必要そうです。
ネジは『5/8-11UNC』
13.5mmのドリルとタップを購入しました。

さて、次はスライドレール。
『Neewer 炭素繊維カメラトラックスライダビデオスタビライザーレール』というAmazonでポチった奴です。
ずいぶん前に購入した奴ですが、ネジ部分がこんな感じになっています。
スライド方向への力を受け止めたいので、固定は横についているネジ『1/4-20UNC』×2で実施しようと思います。
M6のネジと似ていますがピッチが違うので入りません。ワッシャ類はほぼそのまま使えます。下穴は5.1mmを用います。
ちなみに上中下に空いている穴は『3/8-16UNC』 下穴は7.9mmか8.0mmで良いでしょう、こちらは今回使いません。

という訳で、ブロックの材料は手に入りにくい上に加工もちょっと厄介な地域ですので、5mmの板厚のアルミ板を2枚使って作成します。

先ずは5mmの板を半分に切り、4隅にネジ穴をあけ、サラネジで固定します。
とりあえず2枚で10mmという事で今回はM5-10mm で実施。
そして中央に13.5mmの穴を開けます。1発で綺麗に空く訳が無いので、3~5mm、8mm ぐらい…という風に何段階か分けて穴を開けます。そしてタップを立ててしまいます。
タップを立てたらバリ取りを行いましょう。私は専用の刃を持っていますが、タケノコ(ステップドリル)あたりで軽くなでると綺麗に取れます

そして、1/4-10UNCのネジ止め箇所2か所に3mmぐらいの穴をあけ、重ねていた板を1枚ずつに分けます。
そして天板に近い方は1/4-10UNCのネジを切りたいので、5.1mmのドリルを通し、タップを立てます。

バリを取ったらネジをはめてしまいます。
今回はAmazonでポチったネジを使いました。

次にもう一枚の方はネジの留め具が十分に回る大きさの穴。今回は16mmが必要なので、ホールソーを使います。
半分ぐらい掘った所で裏から掘ると、バリが少なく綺麗に仕上がります
 穴が開いたらバリを取って、再度1枚に合わせます。
もし、今後改造する気が無いのであれば、ねじ止めだけでなく、接着してしまった方が良いでしょう。
組み上がったら完成。

これをスライドレールにつけて…。
もう半分の大きさでもよかった気がする今日この頃…。

 無事、3脚に載せることができました。
これで風が吹いてビデオカメラがゆらゆらすることもありません。
撮影作業がはかどりそうです。
あぁ、こんなにがっちりしたものを作るなら、欲張って1200mmのスライドレールにすればよかったかもしれない。
当時はレーザーの墨だし器+3脚とか持ってなかったからなぁ~。ちょっと欲張らなかったことに後悔。
まぁこの動く幅の問題はそのうち考えましょう。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。