2016年6月7日火曜日

PSRR 電源ノイズ除去比を測定するアダプタを作る

おはようございました。

ご老体になると、そこに物・測定器があっただけで全て分かった気になり、満足してしまうので良くありません。
実際、頭の中で大半片付く(解ってしまう)ので、やる気を無くすって言うのが正解かも…。
老いというのは良くないですね、もっとガツガツやらないと腐ってしまいます。

ということで、嫌でも動くように先日の話の中に出てきた、電源ノイズ除去比を測定するアダプタを作りました。こんな感じです。


上の黒い方が外からノイズを注入する用途のアダプタ。1kHzから上の帯域ですね。
下の白い方がそのまま電圧を測れるアダプタ。1kHzから下の帯域ですね。
測定用のチェック端子周辺は十分に絶縁をとれる構造にしましょう。
測定用のクリップ同士が接触すると、綺麗な花火が上がってしまいますよ?

見ての通り、手抜きツールです。本来ならケルビン接続です。
何でかって?
結構な数を測るので、測定をスムーズにし、なおかつ誤差の少なそうな構成を採用しました。
2.0sqで配線していて、なおかつ実際に測定する出力は100Wいくことは無いので、誤差は少ないであろうと判断しました。

決して、
『家の適当な装置で測る程度のおまま事程度なのだから、気にするな』
とか、
『校正出してない装置で測るんだから、細かい事はどうでも良いんだよ』
とか、
『明日から本気を出す』
とかじゃないですよ?念のため。おっと…つい本音が出てしまった。

ついでに引越し影響の家の片付けをしていたら、車用の12V→5V変換装置が作れそうな小道具が一式揃っていたので、そちらも作っておきました。
勿論スイッチングのダウンコンバータで、5V1A定格です。
寧ろ、時間的にはこっちがメインだったような気がする…。

そんな訳で、後は引越しした後で散らばっている測定器の整理を行いながら、実測に移ろうと思います。4月に引っ越してまだ片付いていません。広いラボが欲しいなぁ~。

…HP3562A,動いてくれるかなぁ~…たまに調子が悪いので、ちょっと不安。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月29日日曜日

PSRR電源ノイズ除去比の測り方(昨今のACアダプタ主体)

ごきげんよう。
先日、PCR500Mを導入する事によって、PSRRが測れますよ?という話はしましたが、じゃあ具体的にどうすんのよ?ってことで、今日の話に繋がります。

では、このPCR500Mを使って、どのように計測をするのか?を説明します。
先ずはこの落書きを見てください。
以上
これ以上の解説は要りませんよね?
ってな訳で、日本語件以外からのアクセスの方で『解らねぇよ!』、って方は、ここのコメント欄に書くか、私にご連絡下さい。

で、こんな事を平気で書くってことは技術の流出じゃねぇの?なんて心配される方がいます。
しかし、私はこの手の仕事とは無関係の職に就いていますし、これは過去の職で培った技術でもありません(つまり機密保持の範囲ではない)。
それなのに何故かこの手の方法は一般的に公にされていません。
誰も責任を取りたくないというバブル期連中の遺産=風潮なんでしょう
ですので、この手の技術は参考文献を片っ端から読んで、自宅で編出しています。
寧ろ当時所属していた会社に提供してやった立場なのに、何故かえらい目(昇進欲に目が眩んだ連中からの猛烈なパワハラ)に遭わされた立場なので、知ったこっちゃあありません。
おまけに、ここに書いてある事は私個人の妄想であるという事すら宣っております
という訳で現段階において、この手のものを公表しようが何しようが、誰にも文句言われる立場ではないので、多い日も安心ですね?

それにこんな程度の低い事を公にした所でねぇ~…とも言いきれる技術力的立場なので
『まぁ、本人がこんなのを適当にばら撒いても何の苦労も要らない技術水準持っていて、何があっても普通に食える立場なんだから良いんじゃねぇの?』
という訳です。
最近、技術か技能が無いと飯がまともに食えなくなるんだなぁ~と周りを見て物凄く感じました

政府が消費税増税を止めた事をきっかけとして、財政出動側に舵を切る事を明確化しました。
通貨発行権を持っていて、国債は自国通貨建て、純資産国。普通に考えてみればこれで政府が財政出動しなかった方がおかしい訳で…。
どこかに家計と国単位の資金運用を混同している超絶お馬鹿さんが居たようですね。日本という国に借金なんてありませんよ?ただ、このまま原発止めていたら、借金がリアルにできますが…

そんな訳で、日本はもうすぐすぐデフレを脱却する側に舵を切ります。
おまけに生産労働人口が急激に減っているにもかかわらず、消費=需要は寧ろ増えて居ます。
近いうちに高度成長期のような事態が再来する訳です。
少し前にあった会社側が接待して人材の奪い合いなんて事も座覇になるでしょう。
所謂ブラック企業は当然のように廃れます。(ただ、その程度の実力しかない人はそこに留まるでしょうが…)
現に大企業は物凄い勢いで人材の囲い込みに走っています。
インダストリー4.0、IoT等の影響もあり、この波が私の近くに来るまでは、そう遠い未来ではないでしょう。

そうすれば私は給与が増えて、今まで以上に自己(設備)投資をできる立場になれる…そう願いたいものです。
欲しい装置や、やりたい事は山のようにあります。
その中に、とてつもなく生産性を上げる技術や、技術の定量化・書面化による技術水準の向上等があり、企業が欲しいならば、何時でも提供できるようにしたいと考えています。
お手伝いが必要な方は私にどしどしご連絡下さい。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月28日土曜日

ついに菊水電子工業製PCR500Mを導入する

おはようございました。

ついに電源野郎は欲しくてたまらないはずの)念願の菊水電子製PCR500Mを導入するに至りました。

勿論アナログインターフェイスボードの、EX04-PCR-Mも装備しています。
これを使えば何ができるのか?と言いますと、後日詳しく書きますが電源のノイズ除去能力(PSRR)を正しく評価をする事が可能になります。
つまり、入力AC電源ラインに意図的にノイズ信号を重畳させ、出力電圧のノイズと重畳した信号の比率を取るとPSRRになる訳です。
おまけに電力の制限ができるので、試作電源も安全に評価できるし、直流で動かせば産業用インバータだって評価できます。
いいですね~、大金叩いた甲斐がありました。にやけ顔が止まりません。

さて、定番の周波数特性から採取します。

軽く取ってみた感じはこんなものです。

で、ゲインを正規化して、開ループと閉ループの特性を取ると…。

こんな感じです。
これで、1kHzぐらいまではかなり正確に外部信号を電源側に重畳できる事が分かりますね?
こういった具体的に必要となる資料はメーカーは公表しませんので、とても貴重ですよ?
では後日、測定治具を作って、本格的に計測を行いたいと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

少し前のモニタFTD-G713Aを修理する

おはようございました。

最近はすっかり電子回路ネタが減ったなぁ~ということで、7~8年前に壊れてしまい、そのうち直そうと放置していた液晶カラーディスプレイ BUFFALO製 FTD-G713A を修理しようと思いました。

相変わらずのワンパターンかもしれませんが、熱が原因で電解コンデンサとバイポーラトランジスタが主体的に壊れた。そして、その被害を周りが被ったというものです。
この頃の設計はコンデンサにかかるリップル電流を配慮できていていないので、電解コンデンサは可能な限りリップル電流を食わせても大丈夫なような代物を選ぶと良いです。
もしくは、問題が無いのであれば、セラミックコンデンサや、フィルムコンデンサの並列接続をお勧めします。
私はZLHシリーズや、KXJシリーズ、サイズが大きくても良いならばUPXシリーズを愛用しています。

ここで、この回路設計手法に関して、寧ろ意図的に寿命を作りこんだのであれば、S○NY並の設計力ッ!!!
と、ある意味賞賛できますが、それは無いと言い切れる比較的低レベルな基板の回路構成なので、まぁ、真似して作ったよ?って言う程度の技術力でしょう。

最も、最近は日本も真似しかできない設計者が多く、回路図すら引けない輩が電子回路設計屋を名乗っている事も多々あるので、恐ろしい世の中になったものです。
何度か出くわした事があるのですが、メーカーに推奨回路書いてくれと言って、それを複写して試行錯誤で調整して基板を作成し、そして出荷するとかいうキチガイ染みた行為…あれ、一体何なのでしょうね…。
普通にデーターシート読んで書けよ!!と、小一時間…(ry

私は真面目に回路を書くので、真似屋さんよりも圧倒的に信頼性が高く(部品も工数も)安価に構成してしまうので、何時も暇しているように見られます。
だがしかし!私は遊んではいません。現状の立ち位置から先を見通したロードマップを引いて、次の技術開発に勤しんでいるのです。
で、定時で上がってネットで技術・マーケティングネタ漁り…。
で、次の設計のときはそれを全力投入…。
これのどこが悪かったのでしょうか?日本では周りと違うと首切りです。
今度の会社では切られない事を願っています。(違
技術なんて、数年やそこらで組み上がるほど世の中は甘くないのに、何か勘違いしてませんかねぇ~?

さて、話は逸れましたが、必要になる材料は

  • 使用されている電解コンデンサ一式(高リップル電流対応の105℃品)
    • ※主に35V470μF、450V100μF、25V100μFあたりが劣化しています
  • 3Aのヒューズ(耐ラッシュ性能を持つ事が望ましい)
  • PchFET:STD10PF06(2個)
  • バイポーラトランジスタ:2SC5707(4個)

ここらあたりが死亡しやすいです。
私の場合は、FET×1ショートモード、バイポーラトランジスタ×1ショートモード、コンデンサ×8、ヒューズ×1が死亡していました。
せっかくなので、死亡しかけのトランジスタ類や、電解コンデンサ周りは全部交換しておきましょう。
一見分からないとは思いますが、それなりに劣化しています。

交換対象はココです。


交換後はこちら

そして、無事動くようになりましたとさ…。
なんか、新品を買った方がいいのじゃなかろうか?部品代と交通費で損をしているような気がする…。

という訳で、ディスプレイが壊れた方は、参考にしてくださいね。
と言いつつ、こんなレトロな代物誰も持ってねぇよ!と思っていたりする今日この頃。
ま、解像度低いしPC9821用にするとしますか…。

おや?消化不良ですか?
もっとディープでクールなネタがもう少ししたら出てきます。乞うご期待!!!


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月23日月曜日

グローバルスタンダードという魔窟に惑わされるな

お久しぶりです。
欧州のユーロ失敗、難民問題、アメリカ大統領選を初めとする最近の世界の状況が、ようやく脱グローバル化を明確化し、正常な状態に向かいつつあります。
まぁ、考えてみれば、文化圏の違う人間同士で共同意識で物事を進めましょうって言うのは、ほぼ不可能に近い事なんですよね。
相手は犬や猫・鳥と言った類ではないし、その土地の文化と思想に汚染された人間です。

言葉や伝えた内容が分からない上に、それなりの行動を起こす文化意識の異なる人間相手に、どうやって接するか?って話ですが、結局は国境(国防)という壁で幾らかお互いの縄張り・範疇を明確化して、縦割りで動く方が皆居心地が良いって事です。
会社だって、大して有能でも無い人間の集まりであれば、全員平で役割無しだったら混乱するでしょう。
有能な人間が集まれば、お互いの領分を決めて仕事を分配するところから始まりますし、結局は幾らかの仕切りを作らざるを得ません。
そしてそれが進めば、ずるをして上に上がって楽をしたいと思う奴も出ます。
昨今の投資系キチガイや、ウォール街の害悪共ですね。
そういった奴が搾取層を広げるには、より多く母数から搾取する方が効率がいい訳です。
例え搾取をするような人が居ない平和な世の中であったとしても、外国なら労働者と経営者、日本なら文系と理系という風に、自分の心配しなければならない範囲を分けてしまった方がそれぞれの気が楽だったりします。

そもそも、ひとつの国の中ですら隣の人と仲良くなれない人が多いって言うのに、グローバル化で全員と仲良くしようっていうのが無理な話です。

あ、当然の事ですが、性善説では無い国=日本以外では、一部の富裕層が搾取する層の幅を広げて富をもっと独占するための手段=グローバル化ですから、日本の思っているグローバル化とは全く異なるのは、大前提です。
日本のグローバル化は自給自足ができた立派な国として機能している状態からの開始なので、他所の何かが欠けているから海外に進出しなければならないというものとは大いに異なります。
この現状の状況すら分からないようなら、あなたは小学校辺りから勉強のやり直しですよ?

日本式グローバル化のおかげで、海外に技術を無償で提供してしまったためか、海外勢も輸出での利益創出が大変困難になってきました。
特に中国ですよね。もう日本の手を離れて勝手にやらかしています。ただ、その品質たるや、散々なものですが…。

これ、日本は諸外国に比べてGDPの15%程度という輸出依存度が非常に低い国(中国に対してはGDPの2~3%なのでせいぜい数兆円程度)だからこれだけで収まっていますが、とばっちりを食らった外需で生きているような海外勢はとんでもない事になっています。
渦の中のVWなんか、4割ぐらいが中国相手ですよね…。

グローバル化を進めるのは良いですが、日本の場合グローバル化で一番害を受けるのは紛れも無く何も成果を出せない経営者や利益を搾取しすぎな経営者だったりします。(昨今だとどっかの原田っていう人や、トヨタを除く自動車系、特に三菱や本田が良い例ですよねぇ~)
同じ能力なら、他所の方が優秀だから入れ替えられる=経営者は総じてクビ なんですよね…創業者でも無い限り、他にできる事が無いから経営者なのに、その威張り散らすだけの経営たるや散々なものばかりです。
何時首切られてもおかしくありません。
一方真面目な労働者はその能力たるや、世界屈指のもので、基礎教育レベルも(算数・国語・理科・社会程度は最低限分かっている)高く、海外から代替がなかなかききません。
識字率の高さって、いまだに需要なんですよ?
経団連で威張っているおっさん連中なんか、殆どゴミ捨て場行きだろうなぁ~なんて思う訳です。
それなのに、グローバル化を推し進めるだなんて、よっぽどの弩Mなんでしょうね。実際そういう店に通っているうわさが後を絶えませんし…(笑)


昨今の世界的な不況は、ある意味日本が技術の布教活動をした影響と言えるしょう。
海外に比べたら日本の不況なんて知れたもんです。
政府が素直に財政支出して、インフラ整備し始めただけでGDPがうなぎのぼりになるようにコントロールできる程度なのです。
純資産国だから借金なんて無いし、建設国債を発行しても自国通貨建てだから何の問題も無い
国債の格付けは最低かもしれませんが、売れすぎてマイナス金利になるほどの売れ具合。
しかも政府が破産する可能性はほぼ0です。なんて安定した良い国でしょうか?



昨今の恐慌的不況は、海外勢が日本へ強硬的にグローバルスタンダード化を推し進めすぎて、逆に日本を怒らしたのかもしれない…何て思う次第。
よく分かりませんが、日本はあらゆる事象に対してとても運の良い国でして、何かが起きてもうまい所に落ち着きます。

これも天皇陛下が生粋の祈祷師で代々毎日祈りを捧げていることに由来するのかもしれませんね。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月13日金曜日

日産の大量リコールと同時にしかけた三菱自動車の買収劇を見て感じた事

あくまでもこれは勝手な妄想です。

日産が三菱を買収した理由って、電気電子関係の技術買収がひとつのキーになっているように思う。
少し前にルネサス・日立オートモーティブと物凄い喧嘩別れしていたはず。
で、今はLGを代表とする韓国系にべったりなんだけど、韓国は真似だけで品質も悪い(自動車スペックの要求寿命を満たさずにすぐ壊れる)、使い物にならんという…有様。

売りたい場所であるルノーのお膝下EUはもうすぐPHVしか売れなくなるのだが、日産にはそんな技術は無い
何度も言うが、グローバル化を進めるにあたって一番コストのかかる技術開発なんてとっくの昔に捨ててしまったのだ。
そう、技術開発こそが一番の商品なのにも関わらずね…。
日産のHV=トヨタの特許を使った紛い物なんだよね…。

日産のEVは電池関係の寿命制御が糞という折り紙つき
こんなに時間が経過しても、軽自動車すらまともに作れない
スカイラインを見れば分かるようにエンジンすらまともに作れなくなってしまった


そんな中、まともに売れる車を作るには、どうやっても三菱の燃費は多少悪くても狙った出力はしっかり出せるエンジンマツダより先に仕掛けていたのに表に出さないクリーンディーゼル、そして次期主要技術のPHEV・EV技術が欲しかったのではなかろうか?

幸いにして、三菱の事務方が糞なのは明白だったので、叩けば簡単に埃が出て、すぐに買収できただろう。
後はタイミング(自社が大量リコールを公開すると同時)を見計らって、相手の問題点を指摘という。
メディアに金を大量に突っ込む総力戦で総攻撃。
自らの大量リコールを消すと同時に買収…ものの見事に狙ったパターンです。

非常に汚いやり方ですが、ゴーン氏はそういう事をやって今までのし上がってきた人間なので、ありえる話では無いか?と思った。

何度も言いますが、私の勝手な妄想です。
重要なので2回言っておきました

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年5月8日日曜日

マーケティングができないと良い物でも売れない

お久しぶりです。
無料&徒歩圏内だから…と、とある音楽フェスティバルに出かけまして、そこで気付いた事が結構重たい事に気づきまして、それを書き殴ろうと思います。

地元民の音楽フェスティバルなので、地元のアマチュアバンドがメインなのですが、ゲストにプロがおられ、運良くその方の演奏&歌も聞く事ができました。

プロだけあって、しっかりと準備やボイストレーニング、進行の上手さ等、一線で商売できるだけの力があるなぁ~と職人の凄さを覚えました。
ただ、テレビに出張っているような某46・48等という喜び組さん達とは異なりとんでもなく技量が高いのですが、一時期売れかけてそのまま平行線のようです。
その売れない理由がなんとなく我々エンジニアの世界でも起こり得る話だと感じたので、さらっと書き殴ろうと思います。


ここから先は、あくまでも日本限定の話です。
売れない理由と言いましたが、正確には売り難い理由と表現する方が正しいと思います。
その売り難い理由というのが、売れる対象が少ないという事です。
※ しつこい話ですが、2016年の春時点の日本での話です。

売りたいものを売るのは結構大変で、市場が合致しないとなかなか売れません。
彼女の場合、歌は純粋に良いですし、容姿端麗、小柄なので可愛く男性受けもよい。
楽器も弾けて、歌も上手い、作詞作曲もできる、声質も綺麗ですし、(少なくとも現場とそれまでの下準備では)社交性も良い。まさに万能側に振った才能と努力の塊でしょう。
それでも爆発的には売れません。何故でしょうか?
私が勝手に想像するに、次の点がおそらく売り難いのだと思いました。

自らの歌いたい・全力で歌えるものが、聞きたい側の多数派とは少し異なる。
知名度が余り大きく無い状態からその状態が続いているので、少数派の深い客層しか付いてこない。

要するに、偶々時代と合わなかったってのが正しいかもしれません。
プロの世界ではこれを運といいます。
某声優出身の半分歌手も、演歌が全盛なら一発でトップスターでしたでしょうが、敢て声優という業界からの変化球でのし上がってきましたし、それと似たような状況かもしれません。

もう少し掘り下げると、次のような事が思い当たりました。
幾ら綺麗な歌声、容姿端麗、演奏能力の高さという武器を備えていても、歌は女性向けの歌という点です。
ピンときた人がいるかもしれませんね。
日本の歌の世界では、女性→男性向けの音楽。男性→女性向けの音楽でなければ、商業的に成り立ち難いのです。

もし女性が女性向けの音楽を売る場合は、容姿端麗が逆に大きなデメリットになります。これ、馬鹿馬鹿しいですが、とても重要な要素です。
日本の女性は自らより間違い無く美人である人を生理的に受け付けない人がなぜか多いです。
不思議ですよね…。少なくとも、爆発的に売りたいなら、暫くの間は何らかの我慢した活動は必須では無いでしょうか?
誰かと組んで、どちら側にも受けやすい歌を歌うならば売りやすいでしょうし、男性向けの歌に振ってから固定客を掴み、徐々に元の方向性に戻すのもアリだったのかもしれません。

日本のメディアは糞な事で有名ですから、体で仕事を取ってくるっていうのもあるでしょう。それを強くやっていたら変わるでしょうが、状況からしてそれを進めているようには思えません。(それを強くやっているなら、今頃結構な大舞台に出られている)
単純にインターネットやメディアが乱立して、歌の音源ソースが結構飽和しきっている世の中では、歌の技術そのままでは売り難いってのが一番大きいのではないか?と思うのです。

彼女は逸材だろうし、このまま埋もれるには非常に勿体無いですが、エンジニアの世界でも同じことが言えます。
ある程度食えて、自己満足でも良いならばそれで良いです。間違い無く固定客は付きますし、リピーターほど強い見方は居ません
しかし、もう一歩先に進みたいのであれば、その先に見えるドラマ・展望を配慮して、市場にどのように製品を投入すべきか?を正しく考え無なければならないようです。
幾ら優れていようと、買う顧客が何の幸せを感じて対価を払うか?を理解しないことには先には進めませんよ?

これ、技術系の話にも繋がります。
製品が飽和していますし、我々が購買層としている相手は現時点においてそれなりの幸せが享受されて居ます
その状態で、わざわざ新しいものを導入するという高いハードルを超えさせて、なおかつ投資価格以上のとてつもなく大きなUXを提供できますか?って言う話です。
ね?どう考えても市場を絞って活動せざるを得ないでしょう。
グローバル化キチガイの影響で大量生産が厳しいなら、ワンオフ物に近い良い物を作っても良いです。しかし、それなりの価格設定は必要ですし、その宣伝方法に関しても売る層によってかなり宣伝方法が変わります。
その重要性を考えた上で、正しく製品の方向性を作りこみをなければなりません。

それなりの知識を持った人が良い物を作るのは結構簡単ですが、市場で受け入れられるかどうかは結構微妙です。
寧ろ素人の方が良く売れる事があります。
その大きな差はマーケティングです。売る相手と、売る相手に合わせた製品の作り込みが必要になります。
製品を売りたい・売れないなら、先ず売る相手をしっかり研究する事をお勧めします。
顧客は性能が高い物が欲しい訳ではありません。安い物が欲しい訳でもありません。自分の欲しい物が欲しいだけです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

追伸:
このアーティストに最初に会って、あ…雰囲気が國府田マリ子氏ににている…と思ったのは別の話。面接担当者的な勘ですが、似たような苦労をしているのかもしれませんね…。

2016年4月6日水曜日

突然ですが、東京都に引越しました。

個人的な事情もあり、東京都に引越しする事になりました。

このご時世に態々転職とかいう変態じみたことをしたという事もあり、折角なのでその原因を勝手に書き殴ってみようと思います。
電気主任技術者なのに発言権もなく、責任だけとらされる平社員の方は共感できるところがあるかも知れません。

転職に至った原因は多々ありますが、一番大きいのが実際のところ
『自らのやれる限界付近に達したが、そこから一歩踏み出すには、現状はとても窮屈過ぎた』
という感じでしょうか?
まぁ、ぶっちゃけて言えば、次の様な内容です。

法令遵守やコンプライアンスと騒ぐので、私ができる範囲の精一杯の事をやり尽くしました。
まだ残っている違反箇所かつ私の守備範囲は、法令遵守のために人事権が絶対に必須なのです。しかし、少なくとも4年交渉しても無駄でした。
余りにおかしいので調べみたら人事権持っている役員こそが諸悪の根源で、しかもコンプライアンス担当とか言うふざけた組織体制です。
法令違反の(指示)責任は電気主任技術者、でも実質(ここ重要)で直せる発言権は一切なし。
予算の様に立場を考えてうまく行動すれば、何とかなる範囲ではありません。
どう見ても詰んでいました。
そして、4年越しのお願いはいつの間にか犬猿の仲を構築して、人事権を持つ役員からは完全に敵とみなされてしまったのでしたとさ…そしてお得意のパワハラで無事終了
そんな感じです。

おや?『あんたはそんな事じゃあ諦めないだろう?』と思った方は、いい勘をしてますね。

より詳細なことを言えば、その役員連中は自社からゴマスリでの成り上がりらしく、動かすには親会社からの圧力が一番手っ取り早いでしょう。
コロコロ代わる親会社からの出向社長も、運次第では当たりが来る事もあります。当たれば一気に形勢逆転です。
社長がダメなら、親会社、それが駄目なら国を動かす方向でやればいい。
パワハラにはより強力なパワハラです。
泥臭い職で得てきた大人気ないやり方なら負けません。
今の私なら時間をかければできる程度の問題です。

ですが、真面目に億円単位のコストカットして、今迄手付かずの法令違反箇所を解消して今の扱いというのには、いい加減面倒臭くなった。
そんな大層な給与もないし、いい待遇でもない。ただの一介の超平社員。
おまけにちょっと前に話題にさせて頂いた石炭火力発電所の問題もあり、原発が来るより割に合わないと悟った次第です。

まぁ、度々のつまり私にはタバコの臭いが相当きつかったって事です。

話が二転三転していますが、全て自分で感じた事です。
人が会社を辞める事情なんて多々あるかもしれませんが、私が辞めるに至った理由なんて最終的にはひとつに帰着します。
この会社はもう先が長く無い事を悟ってしまった。これだけです。
私が駄目と判断した会社はほぼ100%何らかの形で死に掛かっています。
私が悪運を呼ぶのか、それとも私が中途半端に手助けして自覚症状が得られなくなるまで中途半端な延命してしまうのかは良く分かりません。

しかし、私が駄目な会社と思って逃げて言った会社は、ほぼ畳まれる状態か畳んだ状態です。
私が長年の人生で誇れるのは、変な要領の良さと、こういう無駄な感性だけが研ぎ澄まされちゃった点だと思う次第。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2016年2月8日月曜日

日本の地方再生を実行できるかどうかは、地元の爺さんの文化次第

おはようございました。
ネタのたびに地方を飛び回り、時には有給+新幹線代を払わされて出張に行かされていたという、地方をこよなく愛するおっさんの私ですが、何度か行く度に地方再生なんて無理という地方があるように感じました。
ワタミがブラックなんて言っている劇甘な奴は誰だぁ~?
俺はもっと黒い会社(東証一部上場)で死にかけていたんだぞぉ~?おまけに超薄給なんだぞぉ~。
当然のように実質的に潰れて吸収された会社だけど…


話は逸れましたが、私が行って来た中でも秋田の一部や山陰の一部には他所からの人を絶対的に受け付けない風習のおっさんが巣食う地域があり、他所の人間入れるぐらいなら、野垂れ死にを選ぶというぐらいの徹底振りです。

ぶっちゃけ、こういう地域は先に公共投資で運輸インフラ(港・鉄道・高速道路)をガッツリ仕立て上げて、そこから労働対価で連れて来た、ちょっと過剰気味のインフラ業者達によって、中華人民共和国宜しく“洗国をするしかないと思います。
日本なのに洗国って…(笑

何故かって?
業績を悪化させている老害が会社の実権握って離さないでいるから、どうやったって会社が上向きにならないのです。
例え、超大手(親会社)からの強力な天下り人事で、ガツンと言っても絶対に折れない
なので、その会社に変わるまともな人専用の受け入れ先の会社を立ち上げ、老害をご希望通りに野垂れ死にさせてあげるしかないのです。

彼らは自分がやってる事の愚かさなんてこれっぽっちも感じてません。
先ずは自分の威厳の誇示と世間体(土地の分化の慣わし)です。

こんな状況で地方再生できますか?って話です。
私は無理だと思いますね…ですが、その陰に隠れて優秀な人がいるのも事実。
幾らか会社を見て気づいたのですが、非常なる危機感と自らの会社の立ち位置を分かっておられる方もいるようで、
まともな社長なのに採用担当(総務)が残念
とか、
採用担当(総務)がまともなのに役員が残念
など、最近の地方だけに根ざして居ない人がいる会社には良くあるパターンです。

で、まともな地方はどこですか?って話ですが、金沢が先に気張っちゃいましたね…。
地方でまともに力を入れている所であるにもかかわらず、後一歩及ばないのは、インフラが問題です。
地元民が多すぎて勝手にインフラ工事をし始める、世界一のインフラ設備の東京にはどうやっても敵いません。
ですが、まともな地方なら東京からインフラを伸ばしてあげれば一気に構図が変わります。
資材を運ぶ海路と大きな港と陸路と倉庫設備。
そして人の移動が楽になる新幹線。
最低限これだけは必須です。
誰ですか?新幹線の駅周辺はいつも寂れているから意味が無いという輩は?
そんなの地元の人間たちが企業を誘致しようとすらしなかったからに決まっているでしょうが?
何十年も前から展示会で気張っていた金沢の涙ぐましい努力を見てから物を言え!!
インフラはものすごいお金がかかるし、すぐには効果が出にくい。
おまけにそんな慈善事業なんて、この汚鮮されてケチ臭くなった日本でやっる奴なんざぁ~いる訳が無い。
だから国が建設国債でやるしかない

デフレで困ってるんだから、さっさと建設国債発行してやっちまえよ。
インフレ率が上がんなかったら、国債を自国通貨建てで山のように発行しても何の問題も無いじゃないのか?
これだから財務省は糞って言われるんだよ大蔵省に戻しやがれ!!
ハァハァ…(息切れ)

そんな訳で、私はさっさと山陰新幹線と山陰高速道路が綺麗に繋がる事を切に願っています。
え…秋田?もうすぐ北上高地に国際リニアコライダーができるから、その影響で嫌でも潤うから大丈夫なんですよ。

問題は西だ、何も無い上に拒絶する老害がいるし、インフラが全く整備されていない。
ケチと節約を混同する汚鮮された大阪民国。
補助金目当ての会社で詐欺まがいの趣味に走る自称経営者。
おまけに山陽新幹線は何時崩れるか分からない(コンクリートが糞)と来たもんだ…。

誰か西にインフラを伸ばしてくれる政治家さんは居ないもんでしょうか?

いっそ飛び越えて、九州や四国にごっつい港を作る所やらやって貰っても助かりますが…。


そんな訳で、地方再生なんていうのは当分先です。先にやらなきゃいけないのは地ならし、そう…現与党はそれをここ数年で十二分に思い知ったはずです。
地方における補助金目当てのカス共の多さに…。

おっと…ただのタカリだなんて、沖縄のボスの事を言っているのではないですよ?念のため。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2016年2月7日日曜日

現場の声『幽霊が現れているみたいで怖い』というので、自動扉の修理

おはようございました。
本日は実用ネタでございます。

良く使われる自動扉のセンサーで図のような物を見かけると思います。


このセンサーは赤外線の反射で見るという至ってシンプルなものです。
調子悪いなら買えよ!!
と、突っ込まれる方も多いのですが、故障発生時から1時間程度しか止める事ができない設備であれば、そんな事を言ってられないのは紛れも無い事実。

ではどうやって直すか?
近所の電子部品屋さんに走って集めてくるか、もしくは家の貯蔵部品で何とかする。という方には有難い技の紹介をしようと思います。

私の場合もトラブルが起こったのは年末でして、
誰もいないのに開く⇒インターロックで他の扉が開かないようにしてあるので出荷が止まる
という、一見幽霊でもいるのか?と現場の方が鼻で笑うような症状ですが、下手に波及すると出口が詰まって工場を止めざるを得ないとか言う恐ろしいものです。

そこで、意外と緊急性が高い事もあって、どこの店も置いて無いしだったら自分で直してしまおうと思った次第。
良く見るとセンサーの状態を示すLEDランプがボヤボヤと明滅を繰り返しております。
あ…これは…と、ピーンと来た私。
軽くクリーニングをした後、おもむろに基板を取り出します。


コンデンサが85℃品で、結構熱い所(エポキシの色が変わっている)にある…もうお分かりですよね?
25V220μFのコンデンサが死亡しておりました、
ついでに周辺のコンデンサと面実装のコンデンサも交換して、はい終了。
無事直りましたとさ…。

原因はコンデンサの劣化によって電源の安定性が悪くなり、マイコン基板の誤動作を起こしていた…といったところでしょうか?


結果だけを見れば単純な代物ですが、発注して入れ替える・自分で直す・ある程度無視できるという選択を判断するのは、工程の全体像を知っていなければ判断のし難い所があります。

高々コンデンサのトラブルひとつにとっても、確証が無いのにも関わらず、自分の技術力も省みずに手を伸ばすと、変に時間がかかり工場全体を止める事に繋がりかねません。

ここに書いてある事を真似するのは大いに結構ですが、時には単純な故障修理では無い場合もありますから、良く観察して勘を良くしてからこの手の仕事に関わるようにしましょう。
“親切心で修理に手をつけたつもりが、実は工場を止めて数千万吹っ飛んだ”なんて馬鹿げた話に何時なるか分かりませんよ?


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。