2015年11月23日月曜日

突然ですが一方的な告知

おはようございました。
ちょっとボランティア活動と私事両方が立て込んでおり、なかなかネタを投稿できないでおります。

そんな中、2015/11/25の公益社団法人技術士会愛知県支部で行っている“わいがやフォーラム"にて、話す機会を得ました。
こういうのって、何故だか忙しいときに舞い込んでくるもんですね…。

内容は“次世代化合物半導体の誕生によって求められる周辺の製品開発”です。
SiCやGaNといった化合物半導体が大方量産が見えてきた今、電子とは直接関係無い方々が何を飯の種にすべきか?
と言う内容です、
只のマーケティングです。これがアナリストとかだったら
『あ…業界をそっちに持って行きたいのね…』
で終わるところです。
だが然し!、実際に第一線でパワエレ物を作っていた人間、しかも失敗しない物作りをしてきた奴が好き勝手に語ると言うのは大いに価値が変わってきます

と言う事で、聞きたい方は連絡してみましょう。運が良ければ入れるかもしれません。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年11月7日土曜日

安物のHID+劣化したバッテリー=ウインカーが点かない

おはようございました。
うちのバイクVFR800は結構な年代物(1998年モデル)のレトロなものでして、バッテリーもその間2回しか変えておりません。
そう、3個目の10年物です。

1回目は購入後間もない頃、この機種では定番のレギュレーターがお陀仏になったときに一緒にやられた(勿論その後放熱板を強化させて頂きました)
2回目は冬に動かそうとしたら、いきなりご臨終で復活(充電)が不可能だった
そこから10年近く持っています。ん~長持ち

こまめに充電していると、結構長持ちですよねぇ~と言いながらも、正極はやっぱり削れているらしく、内部インピーダンスも上がっているようです。

あ…言い忘れていましたが、鉛バッテリーは化学的な構造上において、どんなに丁寧に使っても正極がだんだん削れて面積が減ってゆきます。これは仕方の無い事です。ですので、メーカー出荷時は負極よりも正極の方が面積が大きいのが一般的です。

劣化は勘の良い人なら細かい挙動からも良く分かります。
その挙動についてとても良く分かるのが“安物のHIDを点けた状態でウインカーが点かない”と言う症状でして、度々のつまり、電圧が下がっていたりノイズでウインカーのリレー(の中に居るIC)が被害を受けている訳です。

そこで、充電してもこの症状が若干改善しきらない場合の措置として、フェライトクランプと小さめのコンデンサでノイズフィルタを作ってやるという業が役に立ちます。
バッテリーからの線にフェライトクランプをかまし、その後ろに電解コンデンサ+セラミックコンデンサ(フィルムでも良い)を複数個並列につなげた物を接続し、その出口にHIDの本体を接続します。

私の例では125℃品の35V220μFを3並列、セラミックコンデンサ25V4.7μFを5並列した物を作成し、線路中につなげました。

するとあら不思議…今まで点かなかったウインカーが無事に点く様になりましたとさ…。

注意事項:

  • コンデンサを大きくするとその分電源電圧は安定しますが、サルフェージョンの促進に繋がりかねないので要注意。鉛バッテリーはパルスを与えていないと、すぐに電極に結晶がたまりますよ?
  • 並列につなぐのはコンデンサの流れる電流値を少しでも下げて発熱を和らげるためです。1個よりも小容量複数個の方が優秀です。



皆さんもウインカーが上手く点かない時はバッテリーや安物HIDを疑ってみましょう。
この手の製品の設計者は理想的な電源装置で開発を行っているので、電流のノイズはじゃじゃ漏れ設計です。そんな理想的な電源(=現実)はどこにもありませんよ?
最低限度であれど、それなりに的確なノイズ対策をすればかなり良い状態に持ってゆく事ができるでしょう。


おっと!バッテリー変えるかLEDに変えろよ!と言う突っ込みは無しの方向でお願いします。
あくまでも超平社員は仕事の割には超安月給、そんな高級な物を買えるほど裕福ではないのです。
変ジニアは普通に生活しているだけでも大変お金がかかります。書籍や資料代だけで手取りの1/3~1/5は無くなります(時にはそれだけで赤字)(涙
皆様からの手厚い寄付に期待をしています(違)

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年10月21日水曜日

Keysightの次世代パワーエレクトロニクス設計・検証セミナーの所感

おはようございました。
10月16日は花金(死語)なので午後に半休を取って、Keysight様主催のセミナーに参加してきました。
砂糖屋の中にいる現場のオッサンなのに、何故電子回路屋擬きをやっているのか?という初歩的なツッコミは無しの方向でお願いします。
そう、だからこそ半休じゃないと行かせて貰えないのです。(内容が仕事に直結するんですけどね…)


前置きはさて置き本題です。
全体の感想としてはもっとDEEPな内容を聴きたかったという感じですが、これも機密保持に関する制限だと思われます。少し前とは大違いです。
一部の方々の犯罪行為のために、皆が面白いネタを貰えないという残念な制限事項です。すっかり煩くなってしまいました。
日本では技術の高さは見せびらかして祭りのネタか自慢する道具にするはずであったですが、一部のそのままパクリ屋連中のおかげで随分と残念な事になりました。
そのままパクるという美学の欠片も無い行為で儲けようだなんて、下品な連中の多い嫌な世の中になったもんですね。これも金銭欲に塗れた連中の悪影響の一つです。汚れた金銭欲は文化をも簡単に変えてしまいます
おっと…んな事を言えるのは日本だけですよね…。


では、前回のAMF2014に続いて勝手に思った事を羅列します。
今回感じたのは以下の内容です。

  1. シミュレーションを回して確認したらOKという勘違いさんが多すぎて泣けてくる。
  2. 未だに三相デバイスに関する測定ソリューションが確立されていない。
  3. バッテリーやコンデンサといった充放電素子に関する化学知識を応用しきれていない現状。

・シミュレーションを回して確認したらOKという勘違いさんが多すぎて泣けてくる。
これはKeysight側ではなく、受講者側の問題ですね。
挙動が明らかにKeysightのADS紹介・説明だけを目的に来ている方々がおられました。
何処の会社でも問題に挙がっていますが、シミュレーション回せた事を言い訳にして試作品を作って無駄に金をかけさせて遊びたがるというものです。
本人は楽しいですよ?考えなくて良い=楽だし、低い生産で残業しまくって大儲け、立派な言い訳だってできる…でも世間様は超絶に悲惨です。
極端な表現ですが会社の損失を生み出す連中の話です。
最近はシミュレータの利用方法を知らずに使う人が多く、まともな条件・要件・制約を入れていないにも関わらずに、過剰に盲信される方が多いです。
正しい使い方をせずに結果を利用して物を作ると毎度ながら穴だらけの試作品が出来上がります。
この手の問題を生み出す連中は、シミュレータの正しい使い方すら知らないので、問題が起きても当然のように問題が何なのかが分かりません。自らの能力では消せない問題をシミュレータのせいにするか、誤魔化して製品化してしまうか、運良く度重なる試行錯誤の結果で対処療法を見つけるという暴挙に出てしまうパターンですね。
無茶な条件でのシミュレーションの結果に関する保証はシミュレータの制作会社がとれる責任の範疇では無いですよ?
シミュレータに入れる現実の部品のパラメータの取り方、組み込み方、妥協の仕方、結果に関する制限事項の取り決めに関しては利用者の範疇です。

極端な話ですが、パワエレものはMHz帯まではシミュレータなんて高級な環境が無くても、手計算で十分な精度の数値が得られますし、数十MHzまでなら大凡の挙動は推測できます。
勿論、基本波がkHz帯域であれば、倍波は対処ができて当然です。
ノイズだって問題になるのはMHz帯からであって、基板とコンデンサ・チップインダクタンス、トランスの寄生容量などの部品間に起こる共振からがようやく問題になり始めます。
部品単体同士は何とでもできますが、基板のパターンレイアウトや故障条件(1個故障しても動くように設計)によっては、単純な手計算では限界があり、シミュレータの方が早いです。
ですので、MHz以下の帯域であっても、挙動が明らかなトポロジー・部品同士であれば、事前対処ができて当然です。
MHz帯までで問題になるなら、『技術を持っていないだけなので精進しなさいという一言で片付けられてしまいます。
別の分野、例えばIC開発では、今の時代であればロジックICなら90nmプロセスまでは何も問題無しで作れます。なのに何故か無駄にシミュレータを回して遊びたがる連中の多いこと…
シミュレータの存在意義を理解できずに仮想空間での試行錯誤だけでできあがってしまった技術者擬きが結構多いというのは、悲しい状況になってしまいましたね。
敢えて社名は出しませんが、この手の参加者は胸にぶら下げている参加証(名刺)を結構見てるので、会社の宣伝としても大きな損失に値します。尤も、シミュレータ屋さんからすれば儲かる鴨が来た』で片付くので、大変喜ばしい事なのではありますが…。



・未だに三相デバイスに関する測定ソリューションが確立されていない。
三相デバイスの測定に関する問題は結構昔からであって、未だに低域~商用周波数~高周波領域を含めた測定ソリューションを提供できていません
相互インダクタンスや相間の容量に関する統合的な伝達の評価機材と、sパラメータによるシミュレーションモデルへの落とし込みが、未だに円滑に行われるようになる見込みもありません
これらは需要が多く、結構な儲かるネタですが、誰も手を出さないのは非常に残念な状況です。

測定器と解析環境の使用用途は産業用インバータ開発、モーターの解析、電気自動車関連、寿命劣化診断などです。
特に電気自動車で使用する誘導電動機やSRモーター、ノイズ対策製品などは、この手の解析装置があれば随分と楽に設計開発が可能になります。
また、三相に使えるという事は、各産業用途の機器へ利用が可能になります。何ができるのか?と言えば、

  • 機器の絶縁部材に関する劣化診断・寿命判定
(モータ・絶縁油・H2やSF6などの絶縁判定、ケーブルの劣化、他様々に応用が可能)
  • 零相・逆相インピーダンスの正当な評価
  • 適切な保護に関する判断材料

が代表例です。現職でまともに正当な判断ができる仕事をしたら数億~数十億円浮いている(はず)です。大きめの中小企業でこれですから、市場規模はとんでもなく大きいです。
ただ、トランス屋や遮断器屋、絶縁油屋なんかを確実に敵に回します。そこの根回しもある程度行う必要があるかもしれません。
また、機器は常に温度変化をしますが、熱によるパラメータの変動はかなり厄介です。特に三相になった途端、測定環境が煩雑なので測定だけで破綻しかけます。
しかし、測定機器があれば後は恒温槽で何とかなります。
ある程度の当たりをつけるために、簡単に等価モデルの表現を作ってくれる装置があれば、とても効率よく開発が可能になります。熱による変動や過負荷耐量、ピーク負荷の設計検証などの事前検証が、容易に可能になるのです。
さっさと作って貰えないだろうか?と思っているのですが、誰も手を付けないんですよね〜。
自分で作って儲けたいとも思いましたが、開発リソースもなく、また企業相手に個人事業主では中々売れないというのも事実。
個人用で作ってしまって、技術を安価に売って市場を開放するっていうのものも一つの手ですが…。




・バッテリーやコンデンサといった充放電素子に関する化学知識を応用しきれていない現状。
電池やコンデンサは交流のインピーダンスが周波数軸に対してかなり非線形ですし、さらには劣化や熱の影響を受けて大きく変動をします。
もう少し細かい話をすると、化学的劣化の大きい素子すなわち液体を利用するコンデンサやバッテリーでは劣化状況で周波数特性が変わりますし、さらにそこから熱でさらに特性が変動します。
ですのでまともに評価するならば、周波数・熱・劣化状況・劣化のさせ方の4軸に対するインピーダンス特性の採取が最低限の必須要件になります。インピーダンスの5次元以上のマッピングですね。

模擬のバッテリーやコンデンサーを用意してもそれが再現できなければ意味がありません。
と言うのは、一番の最悪ケースはバッテリーと回路および制御の共振で異常電圧が発生して、機器を破損する可能性があるからです。
現状、この手の素子の評価と言うのは相当な回数でパラメーターを振って測るしか方法はありません。
しかし、実際にはできていません。この問題は結構重要な問題ですが、皆敢て口を出しません、
そんな事を口にしたら現実的な納期での評価方法が無い事に皆が気づくからです。
ですので、それっぽい事をして終了としています。ですから、市場に出た段階でもまだ実地評価での試験中です。そこそこ安全な状態にしてら出荷を行い、市場を利用して劣化に関する測定評価中ですから、当然のように幾らかの危険が見込まれ、それに相当する対応策を幾らか盛り込まなくてはなりません。そして、バッテリーの製造元や素材で特性や保護に対する方法論が大きく変わってきます
結果、電気自動車やハイブリッド自動車などの電力密度の高い製品群では、特に重要部品としてバッテリーの構造や基本性能を安易に変えられるものではないのですが、それを平気で変えている会社があります。
皆さんもうお分かりですね?そういう会社の電気自動車は結構危険です。
誰が電気自動車は素人でも参入できるなんて言ったんでしょうね?
それは近所をうろつく程度の大して電力密度の高く無い装置の話であって、ガソリン車に対抗したがっている様な自動車を作るのはとんでもない技術の積み重ねが必須要件です。
今までのような車の感覚で気楽に乗るような車を作れるのはほんの一握りです。
尤も、安全性を犠牲にするか、もしくは充電頻度を増やすかのどちらかを選べばそんなに難しい代物でもありませんけどね…。


と、散々言いたいことを好き勝手に言ってきましたが、問題発言が多々ありそうなので敢て言わせて貰います
ここはあくまでも私の脳内での妄想です。
全てフィクションであり、ここに書いている内容は現実とは関係が無いかもしれません大事な事なので、2回言っておきました
こんな妄想をさせて頂ける機会を頂いたKeysight様には心よりお礼を申し上げます。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年10月14日水曜日

開発の業務を正しく捉えましょう。設計とは大きく違います。

おはようございました。
前回の雑記では、2015年の現在に於いて2000年代後半〜現在に至るまで
『業務の核心に近い技術に関しては、派遣社員だけが携わる』
そして、
『本社採用はよく分からない仕事(理論や現実を無視したマネージメント)しかさせて貰えない』
という話を一方的にさせて頂きました。
結局の所、現実の世界で問題に挙がるのは、所謂擦り合わせの技術に関する実装であって、根本的な技術問題ではない事が大半を占めます。
もし、技術的な課題で悩んでいるのであれば、現在の状況が理想に近い事を認識すべきでしょう。
細かい戯れ事を省きますが、余程の人員の選択能力やリソースがない限り、技術的な課題が問題になる事は有りません。あなたは相当な能力の持ち主です。その状態を維持できるように日頃から精進して頂く事をお勧めします。


おぉっと、話が逸れましたが本題。
今日は研究開発における設計と研究の間を埋める開発の仕事って何なの?という話。

いきなりですが、開発の業務はマーケティングから始まります。
市場の状態を正しく認識して、そこに採算性を見いだしたのであれば、実際に設計の補助を行い、製品導入を促進します。その市場に採算性を見いだしていないのであれば、別の手段を用いて採算に関する可能性を探す部隊です。
簡単に言ってしまえば、

  • 設計=2〜3年の確実な採算性を求める部隊
  • 開発=5〜10年程度の確率の高い採算性を求める部隊
  • 研究=より長期的に宝の山を探す部隊
ですので、それぞれに求められる資質が大きく変わります。

この時設計は“全力で目先に拘れば良いのですが、開発をする立場の人間は少々視点が異なります。

設計部隊が目先にとらわれている状態ですから、設計に移管しやすい成果の生産と、中期的な生産と採算性の両立を図る必要があります。
ですので、目標とする導入時期は、
移管期間+文書・規格化時間+検証時間+開発期間+試作検証期間+予算獲得期間
ぐらいの時間を最低限見据えた上で、ロードマップを引きながら開発対象を絞り込む必要があります。
勿論何かしらの問題が発生して、その問題が解決可能な時期も勘案しなければなりません。
問題や障害の発生時は、目標から逆算で工程を組み立て直します。もし、現実性が得られない状態に陥った場合は、成果を下げるか、工期全体の見直しをしなくてはなりません。
ですので、開発は必ずと言っていいほど
『ちょっと背伸びをしたら届く範囲の仕事しかしてはいけない』
という現実にがあります。
もし、がんばって背伸びしなければ届かないのであれば、それは中長期的な開発課題です。ちょっと先に(2~3年程度で)市場へ導入すべき技術ではありません。
早く片付けた開発費の余りや、本業をやりながら片手間で暖めて置く内容だと考えます。
もし開発の成果物が5~6年先でも構わないのであれば、多少背伸びして進める方が得策かもしれません。
また、設計は目先の利益確保が優先されますから、
『今ある技術でできる事以上の事をしてはいけない』
という足枷があります。

即ち、
“差別化をして儲けを出すのは開発成果では有り得るかも知れませんが、設計技術ではありません”
この事は十分理解する必要があります。


これ、結構履き違えて設計に背伸びをさせたり、開発に夢を追っかけさせていたりしている会社が多いんじゃないでしょうか?
差別化・収益化できるのは、あくまでもマーケティングの仕事であって、市場調査によって生まれる商品企画の話です。

技術だけで飯を食おうなんていうのは個人事業主・派遣会社・設計会社など第三次産業の仕事であって、製品を作る側の生業ではありません。
開発が設計の仕事をすると不満だらけですし、成果が上がりすぎて周りから干され、退職に追い込まれます。
また、設計の人間が開発なんていうマーケティングを知らないとできない仕事は大凡できませんし、させても大した成果は得られません
設計以外をした事のない人はトレーサーと呼ばれる小変更程度の行為はできても、新規性のある構造の見直し・アルゴリズム変更・0からの回路設計などはできませんし、そのような実力はほとんどの場合において持ち合わせて居ません。
下手に設計者に開発をやらせたら夢物語・非現実性のある内容を語るため、収拾の付かないものになってプロジェクトが破綻・遅延を免れません。もし上手く進んだとしても、それは設計をさせていたとき以下の物しか仕上がってきません。

私はいろいろな会社を見てきましたが、ココを履き違えて駒弄りする経営層が多すぎるような気がします。個人の領分をしっかり見て人員配置をすべきだと思います。
適正な人員配置をやり出したら、開発ができる人間なんてほとんど居ない現実に気づいてしまうかもしれませんが…)

これらを履き違えずに製品を作り売り続けたのがこの前までのAppleです。
彼らはがんばっても設計部隊です。ひょっとすると設計すらやっていないかもしれません。
諜報部隊に三星電子を操り、市場に転がっている技術の集合体を用い、マーケティングによって製品を作っていました。
(尤も最近までの話ですが…)
技術だけで現物は売れません。現物が売れるというのはあくまでもマーケティング(≒顧客の真に期待する価値の創造)の成果です。


そんな訳で、開発にはマーケティングが必要不可欠ですが、設計には製品企画部隊屋マネージャークラスの人間がそれを代行して行う必要があります。
理由は簡単で、身の程を知らないにわか仕込みの設計者がやると、夢を語りだしてプロジェクトを破綻に追い込むからです。
私は直接研究職らしい仕事をした訳ではありませんが、おそらく研究職であれば、もっと先を見据えたマーケティングと高い知性・感性・技術が必要でしょう。
設計は一般的な能力で事足りますが、開発を行うには設計のマネージャークラスの能力者が必要です。
開発はそれなりの能力で事足りますが、研究職であればおそらく数千人に1人程度の能力者であっても厳しいかもしれません。
現在の日本の給与体系や雇用体系は横並びであり、横並びで減点主義制年功序列なのにも関わらず成果主義とか言う寝言をほざいている連中が多く見受けられます。
給与は仕方ないにしても、個人に対する処遇までほぼ横並びの有様です。
何千分の1の人間が横並びでいいのですか?マネージャークラスの能力者が一般平社員と同じ処遇で良いと思いますか?
設計・開発・研究・簡易事務と能力の要求される事務、これらの切り分けができていない会社が多いですが、意識をして個人への処遇を考えないと、優秀な人材の流出に繋がりかねませんよ?

ちなみに私が必要だと思う開発者の要件は、“担当する分野の技術士が受かる程度が最低限度の必要要件”です。
技術士はそれなりに高い知識と経験が必要ですが、あくまでも専門者としては入門レベルの話しか問われて居ません
この試験は受かったからプロプロフェッショナルエンジニアと言う訳ではなく、延々と努力をし続けない限りはそこから外れます
ですので、この資格試験はプロフェッショナルエンジニアと言われる方々への入門用の位置づけである事を忘れてはなりません。
もし、受ける余裕がある立場であっても受からないのであれば、それはあなたがトレーサー・設計者の領域を超えていないからです。背伸びをするには最低限度自分の周りの技術を知る事が必須ですし、この試験に合格できる程度の専門知識は必須です。
開発者入門と位置づけできる技術士2次試験すら受からないような人間は、トレーサー(設計者か開発見習い)だという事を自認すべきです。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年10月4日日曜日

技術を育てる事を棄ててしまった社会で貴方は生きる道を見つけなければなりません

おはようございました。
EUの詐欺商法がようやく表舞台に上がり始め、今まで私が声を大にして
『ISO詐欺商法、昼から酒に溺れるキチガイ、たまにしか働かないのに金だけは持っているのはおかしい』
という様な内容を遠回しに騒いでいたのが、ようやく周囲にも理解が得られ始めました。
規則や規約を周囲に対してだけ強化して、自らは規約や規則を守らない組織の在り方というのは、何処かで破綻します。
これ、今の日本組織も一緒ですよ?飛び火していない今のうちに対処しておきましょうね。
今回は、調子に乗り過ぎシナ(コンペー)潰しの為に亜米がEU経由の制裁カードを切っただけの気がしますが、日本の経済戦みたいなインテリな陰湿苛めが性に合わないので物理戦争をしたがっている方々の話はさておき、本題です。

最近は日本における重たい開発=核に近い開発に携わるのは、殆どが派遣社員です。
え?と思われるかもしれませんが、JAXAや零細企業以外、下手をすると中規模の企業ですらそれなりに濃い開発業務に関われるのは派遣社員だけであったりします。

残念な事に、正社員は実際の泥臭くて面白い開発には携われないのです。
じゃあ、正社員は何をしているの?となりますが、

  • 進捗報告の会議要員
  • 開発に関する言い訳をプレゼンするハッタリ会議要員
  • 如何にハッタリをバレない様に誤魔化して進めるのか?資料(主にパワーポイントと希望的観測の未来予想図)作り
  • 会社のイメージ向上の為にボランティア活動
  • 無駄に積み上げられた重たい事務処理とその修正作業
  • 試験対策の賜物で受かってしまっただけの使えない新入社員の地道な人としての生活教育
  • 入社10年近い人としての教育が終わった中堅社員への技術教育
  • 技術の無い社員が生み出した失敗作のフォロー

ね、どうやったって開発をする暇なんて無いでしょ?
この自体ががどのような結果を生み出すか?

手痛い現代で働く企業戦士の方々はもうお分かりだと思います。

1990年代以降、バブル期の影響で実際の日本社会において確実に開発に関する能力低下が発生し、その結果として一人当たりの生産能力が著しく低下してしましました。
何もしなくても、負の生産をし続けていても、お零れに預かることができたというのは、堕落しか生みませんでした。
そしてその堕落は、今もなおその影響が強く、日本自体の生産性を壊して、社会全体のパワーバランスを大きく崩しています。

その結果、日本国内の資本主義の大前提であった“人の人格に期待するという構造が崩壊しました。

この結果、日本が崩れたらどうなるか?そろそろ見え始めてきましたが、世界皆の貯金箱(という名のキャッシュディスペンサー)である日本の金払いが悪くなり、能力の支払いも悪くなり、それに期待をしていた先進国と言われる方々が主催して経済戦争や代理戦争が始まりました。

意外と貯金箱1国の影響って大きい物で、今まで堕落しきって真面目さを捨てていた方々は、誰かから搾取する方法に気を取られ過ぎて、どうしたら真面目に生産できるのか?ということすら忘れてしまいました。

現在、その矛先が派遣社員に移っていますが、デスマーチで自らが破壊した業界ですし、過去ココに在籍した使える人は派遣業界には戻りませんし、企業はブラック企業在籍という数回の転職回数とその転職理由で落とすでしょう。
真面目に開発に関する業務を熟す事ができるというのはとても貴重な能力ですが、その重さが分からない重役が多く、採用決定権を振りかざして好き勝手に自分より能力の低い人間を率先して採用します。
自分より能力が高いという事は、結果的に現状の組織を継続的に維持する事が困難になります。
自らが成長すれば良い話ですが、今まで搾取で成果を上げてきた方々は成長する気なんてありませんから、成果主義という表向きの理由に大きく反しますし、それが視えてしまうと優秀な社員が叛旗を翻しかねません。
役員というのは表では無意味に威張って居る方が多いですが、その根拠や裏打ちがない方々は簡単に崩れます。だからこそ虚勢を張る人が多いのです。そんな事を薄々感づいているのかもしれません。


最近入ってくる新入社員はこれらの事も知ったうえで入社していますから、余計に性質が悪いです。
最近の方々はえげつない位に割り切った会社との付き合い方をします。
大企業=潰れるのに時間がかかる事も知った上で、派遣は嫌(死に物狂いでも給与が激薄)だから、比較的中長期的に正社員で凌げる会社を選ぶのが王道になります。
そんなわけで、平社員で居たい新入社員というのはこういう意思をなんとなく感じ取って少なからず上司を軽蔑していますし、そんな立ち位置にはなりたくない事も察しています。

要領の良さで入社する事ができた新入社員は殆どが実力を付ける気はありませんし、真面目に開発ができない理由で派遣業界に移った社員は幾度と無く転々としながらブラック加減に愛想を尽かし、ひっそりと息を潜める事に注力をする事になります。

このような構図が主体の日本の技術開発社会において、この先まともに物事を進める事ができるのでしょうか?
私はとても疑問に感じます。

現状、業界ではいまだに定年退職後の技術者に頼って生きながらえている業種もあります。
しかも、それは新入社員を育てるためでは無く、業務を進めるためだけであったりします。

もう、世間様では技術を維持する事すら困難になりつつあります。
技術が必要な業界におかれては早急に技術に対する認識を見直し、真面目に人作りからやり直す事をお勧めします。
1人の人間ができる事はそう多くはありません。
組織において、
  • それぞれの技術(科学・経営・営業・法務・人事)に没頭する人(エンジニアリング)
  • それらの方々を上手く調整し、成果に結びつける調整能力のある人(マネージメント)
これ以外の人物は不要です。

自分勝手に物事を進める人は要りません、文句を垂れる人は要りません、言い訳を延々とする人なんて要りません、人を安易に貶す人はもっと要りません
正しく人を選び、真面目に会社を運営する事をお勧めします。

今日は他のお仕事が溜まっているので、ここまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年9月13日日曜日

ATH-WS33Xを買ったので、周波数特性を測ってみた

おはようございました。

本日は野暮用で電気屋さんに行って参りました。
当初の目的は動画の撮影用機材の購入でしたが、うっかりヘッドホンコーナーへ行ってしまい
『最近の物は一体どんな物なんかなぁ~』
と、私は耳が相当悪いにも拘らず、¥4000以下で買える一番マシそうだったものを選んでみました。

物は オーディオテクニカ製 ATH-WS33X
一般的には入門機に位置付けされる代物です。

良い物はそれなりに高いしお財布事情が許さない。
これなら良いと思ったものはお財布事情で断念せざるを得ない有様です。
普段音楽なんて聞かない超平社員の人間にとって¥10000以上を出す事は困難…

しかしこの子は、下手な1万円クラスのものよりずいぶん聞きやすかったですし、¥4000でお釣りが来るんだったら玩具としては買いだよね…って事で、これに決定。
下手すると1日の手取り額より多い額面を、“玩具の購入”と割り切って軽く購入するあたり、人(いや、お金の奴隷という名のサラリーマン)として何か間違っているような気もしますが、ネタに生きる人間なんてそんなものです。




さて、測定した物はコンデンサマイクでは弩定番の WM-61A 50Hz~15kHzまでフラットに測れる代物です。
逆に言えば“その他の帯域はあてにするな!!”と言う代物。
それを考えた上で結果を見る事をお勧めします。

歪なゲインの暴れや位相の暴れもなく、可聴域の機械共振と思われる位相の暴れの箇所にもきちんとケア(対策)をされて、ゲインが暴れないように施されています。
逆にそれ以外のケアや、抜本対策をを省く事で原価低減をしているように受け取れます。
良い意味で金をかけ&手を抜いたという原価低減のあり方で、この手の代物にとってはお手本になるかもしれません。
最近の傾向かもしれませんが、空間を伝播する音に関しては1~2kHz付近の音がしっかり聞こえるようにする傾向があるのかもしれません。

確かにご老体の耳には音声がこのぐらいはっきりしている方がありがたいと感じました。
勝手な個人的意見ですが、このひとつ上ATH-WS55Xを買うならこっちの方がコストパフォーマンス的に○、少しがんばれる金があるなら素直にATH-WS77にしなさい。
この¥3000~¥10000クラスまでのヘッドホンの聞き具合としては
パイオニア<SONY≪オーディオテクニカ  でした。
オーディオテクニカばかり推していますが、私はあくまでも砂糖屋の中に居る一奴隷であって、オーディオテクニカの回し者ではありません

1万円で買え無い物は、余程こだわらない限り相手にする必要はありません。
高い代物は老人の耳ではあまり差が分かりません。長時間耳に当てて疲れない云々という程度です。外や普段生活する家の中では、雑音の方がはるかに大きい。
だったら素直に特性的に綺麗な専用の部屋を用意して、良いスピーカーを買った方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いと判断します。
※ これらは耳の悪い人間が勝手に言い放った個人的意見です。

今日は他のお仕事が溜まっているので、ここまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2015年9月7日月曜日

ハードウェア開発に対しても新しい風が吹いて欲しいと願う

おはようございました。
ここ数年私事でバタバタが続いており、もう暫くはゆっくりできそうもありません。
不定期ですが、このブログ自体が只の駄文集なのでご容赦ください


先日、技術士会の情報工学関連の講演がありまして、そこで株式会社チェンジビジョンの社長である平鍋健児氏が“アジャイル開発とスクラム”という題目で講演をしてくださいました。

これ、分かる人には分かるのですが、一番肝心な要素はあくまでも経営側の要素が大きい(握っている)のですよね。
私も実運用事に経営側の問題でで苦労をさせられました。

おや?
『おまえはガチの電気電子野郎で、ソフトは関係無いだろ?』
って思っているならば、その考え方を変えることをお勧めします。
アジャイルやスクラムはソフトウェアシステム開発の話だから電気に関係の無い話ではないか?
と仰る方も居られるかも知れません。
しかし、昨今の複雑化するシステムをより強固に作り上げるには、
設計・開発手法≒手の内をどれだけ持っているのか?
がとても大きな重要要素になり、
また手の内を多くして万事に備える事は勝負の決定打になる事が多々あります。
他人の褌で相撲を執るような変な感じがしますが、すでに概念だけは共有財産化されていますから、使わない手は無いです。
この手の開発手法はどの分野であろうとも(例え、建設や土建、機械や化学、例え経営法法論であっても)応用がききます。


アジャイル自体は開発手法として結構昔からあります。
私も少し前に勤めていた会社には面白いソフトウェアの技術者がいまして、その方からヒントを貰いました。
具体的な方法論はソフトに関わってから学び始め、ネットがここまで一般化して流行る少し前(大凡10年ほど前)から私はこれをハードウェア開発や機構部品の開発に応用できないものか?と常々考え、試行錯誤をしてきました。
それで幾らかのハードウェアやアルゴリズムの実装対象にするシステム開発において、幾らかの知見を習得しました。

この手法は面白いです。
今迄の開発手法とは全く異なるので、職場として適用可能かどうか?の判断が必要ですが、上手く嵌ると開発に掛かる時間も資金も半分ぐらいは減るのです。

ただ、この手法を成功させるには幾つかの高めな敷居があります。

  • プロジェクト全体が見渡せるぐらいの技量を持つ技術者がいる事
  • 機能の要素分解ができる技術者がいる事
  • 手作り試作に関する敷居(時間も資金も)が低い事
  • 要素のテスト方法について自ら開発できる能力がある事
  • 技術的な能力が高くなくても良いので、技術的な良し悪し判断力に長けている人がいる事

そしてこれが成功の決め手

  • 折衝や管理ができる非常に優秀な能力者がいる事

何だ、ただのマネージメントじゃないか…と、思われた方はそれが正解です。
開発の複雑化や短期化、毎日のように変わる要求に対しての柔軟性確保などを一挙に解決しようとした方法です。
犠牲になるのは、責任の所在や担当の明確性、支払い条件の明確性が曖昧になる事などです。
これ、会社組織としては混沌の状態=デスマーチしかもいきなり末期)に見えてしまいかねません
ですので、
  • 折衝や管理ができる非常に優秀な能力者がいる事
が最も重要な条件になります。大事な事なので2回言っておきました。


では、具体例はあるのかよ?という突っ込みにお答えして、私が行った流用した手法を実行するのは至って簡単です。


  1. 大雑把な構成要素を客先と話ながら練り上げる
  2. あったら良いなという機能、もしくは必要となるであろう機能を推測する
  3. 大雑把な仕様をある程度の自己判断で決めてしまい、それを開発・検証しやすい複数の機能ブロックごとに分け
  4. 過去の実績を元に最大限に許される納期と予算を推測する
  5. 最悪の落とし処を決めておき、そこは譲らないように確定する
  6. いくつかのモデルケースを考え、納期と機能の絞込みを行う
  7. 重要な要素とそれ以外にわけ、順序付けをする
  8. 重要な要素は手作りで早急に機能検証と大きなバグ出しと対策を行う
  9. 実装の外枠を構築し、最重要要素以外に関しての要素はある程度動く程度で構築してしまう(このとき、追加工しやすいように配慮した設計・試作を行うこと)
  10. 客先にテスト機を提供して、実装した実物を見ながら要求や要望の細かい修正を行う
  11. 時間の許す限り当初予定していた機能の作りこみと実装を行い、結合検証を行う。
  12. さらに時間があれば優先度の低い機能の追加や次回以降のアイデア検討を進めてゆき、次回の開発時間短縮の糧にする
とまぁ、こんな感じです。
注意しなければならないのは、主たる最重要機能以外の順序は動的に変化します。
例えば電源であれば電源のコア部分=電源を供給するという機能以外、インターフェイスや電源の動作回路方式、保護機能や保護手法などは動的に変わる事を前提として組む必要があります。
後で動作回路方式まで変わられるととんでもない事になるので、事前に当たりを付けるためにも手作りで最小限の機能を早急に組み上げ、駄目出しの事前検証をするわけです。
このとき、積極的な消去法にて、回路方式を決定します。
多少駄目な部分はあっても、技術的に解決ができると踏むのであれば個人判断で先に進めます。
もし、個人で技術的解決手段を持ち合わせない場合は、その方法の選択をしてはいけません。
もれなくデスマーチ確定です。


え?実際は最初の中間成果物設計=基板設計だけでほとんど終わるって?
それはあなたの設計・開発に対する情熱(能力ともいう)が無いからです。
どんな回路でも頼まれたら大雑把に組み上げるぐらいの実力が無いのであれば、あなたは能力が不足しています。
会社は勉強する場ではありません。成果を出す場です、身銭を切ってでも勉強をしなさい。(鬼)


この手のやり方で最も効果的なのは、実装された現物を顧客が見たとき、相手が出すであろう仕様変更や追加の仕様をこちらが催促し、先に収束を誘導して無駄な設計時間の削減と検証する時間を大きく稼ぐ事にあります。
しかし、この手のやり方ではある水準以上の設計能力が無ければ確実に失敗をし、時間経過ごとに繰り返し変わってゆく仕様に対して確実に溺れます


トレーサーと言われる程度の設計をした事しかない人間には、この方法は少々ハードルが高いでしょう。
0から作れる能力があるか、もしくは、ある程度の技術的資料にあふれている状態であり、なおかつその資料のどこに何が書いてあるのかが分かっており、判断して切り取って組み上げる能力が最低限必要です。
前者は設計を担当する個人の能力で限界がありますが、後者は所謂マニュアル化である程度は補えます。
しかし、技術を正しく蓄積したマニュアルは早々ありません。おそらく切った張った程度の事でもよいので、自ら作らねばならないでしょう。
機能ごとに幾らかのデザインパターンを用意しておき、それを常日頃から更新するという形を採るのが正しいように思われます。
(あぁ…汎用性が低い以外はソフトウェアのデザインパターンとそのまんま同じだなぁ~と思う今日この頃)

ここで紹介した私の方法は実力が無い場合や、相手との意思疎通に幾らかの障壁があった場合、間違いなく破綻する方法です。
この手のやり方を進める場合は、相手の動きの推測と、市場動向の推測、そして客先企業自体の動きを常に注視しながら頭の中で何手か先を読み、事前に行動し続ける必要があります。
そのためには先ず相手との共感が必要不可欠ですから、相手の設計に関する側面だけでもいいので深く分かりあえる必要があります。
技術的・社会的・企業的にリスクが大きいのであれば、素直に旧来の設計で進めましょう。
所謂ウォーターフォール・モデルのような進め方というのは、設計に実力が無い状態であっても被害を軽減しながら物事を進めさせる方法のひとつです。
実力が無いのであれば、顧客と責任分解点を明確化した上で交渉を行い、ある程度殻に閉じこもって守られた状態で仕事を進める事をお勧めします。



この方法論は所謂コミュ障であっても成立はしますが、コミュ障である場合は顧客が記述したソフトウェアのコードから考え方を推察できる能力や、顧客が過去に作った回路基板から顧客の考え方を推察できる能力が必要です。
ココまで来るには相当な鍛錬が必要ですから少々骨が折れるでしょう。所謂オタクの領域にならねば困難です。
完全なるオタクになるか、相手と旨い物食いながら技術ネタで盛り上がるかは、あなたの判断次第です。
この方法論は相手の意図を組み上げ、早く目的地に誘導する事が大前提ですから、どの方法も採られないのであれば、この方法論は諦めましょう。

それにこの手の手法は経営側から見た場合には成果や報酬が混沌としており、方法論を進めるには少々厳しいものがあります。
企業は慈善事業体ではありません。母体を維持する程度には利益が必要です。
先ずは上から見難い成果物の判別点を上手く顧客と折衝し、金銭的問題をどう解決するか?そこが重要であるように感じられます。


当時の私のように、上司からのパワハラ目的で完全放置プレイになっており、破綻する事を望まれているのであれば全く問題ありませんが、一般人なのであれば、先ずは脳内シミュレーションや方法論の同時並行、または土台作りから行う事をお勧めします。
捨てられていたはずなのに破綻しなかった。寧ろ成果が上がりすぎて客が喜んでしまったので、私に対してもっと風当たりが酷くなったのはいつもの事でしたとさ…


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。




2015年8月27日木曜日

ある電源方式が記事にされていたので晒す

出先で偶々この方式に関してちょっと質問を受けた事や、ずいぶん前(原案は10年以上前)に作って、某社で試作していたΣΔ方式の考え方を取り入れた電源そのまんまの記事が「HiSAT-COT」として EDN Japan に記載されていたので少々解説してみようと思った次第。
某社では斬新過ぎて誰も注目せず、私の退職とともに忘れ去られてしまったずいぶん古い遺産ですし、私が所属していた会社の記事ではないですし、既に記事にされている≒公知ですので、問題ないと思います。

この方式はとても単純な構成で制御回路が作成できます。
積分器一つと比較器一つ、つまりオペアンプとコンパレータで実現可能なコアです。
部品点数が少ない≒信頼性が高い傾向です。
しかも、保護回路を簡単に追加できます。
つまりは、安く高性能で、しかも信頼性が非常に高く作れます。
この会社はこのΣΔ方式に何か独自の付加価値をつけていると思う。そうしない限り安易に売る価値は無いからである。そのため、ややこしい名前を付けたのであろう…が、動作はΣΔと変わらないので、話題に挙げさせて頂いた。


最小ON時間の設定、最大ON時間の設定、最大周波数の制限という制限回路を付加して、ドライブ回路やコイルの設計もしやすく作れるのです。
若気の至りもあり、当時考えた中では究極のアナログ回路式制御電源だと妄想しておりました。
(きっと今は違うはず。基本は同じでも2重積分やその他の手法があるので…。)
この方法はサーボや大電力スピーカー用のアンプ、大型電源にも応用可能です。
と言うよりも、大元の発祥はこれらのオーディオ関連の変換器からが本流でしょうね。

大方の書籍には挙がっていますが、先ずは長所と短所をおさらいしましょう。
短所は

  • 自励発振(ノッチフィルターやアクティブフィルターを効かせ難い)
  • 高精度と即応性がトレードオフ
  • ICとして供給されていないので、面倒
で、長所が

  • ノイズシェーピング(原信号≒負荷変動・負荷状況に対してのノイズが低い)
  • オーバーサンプリングで動作を行うので、それなりの早い応答が期待できる
  • 高精度か即応性の何方かが狙える
  • 小型化が狙える
  • 広帯域化→コンデンサーを小さくできる
  • 一般的な絶縁電源と比較して、負荷の急な変動に物凄く強くなる
です。
当然ですが挙動が異なるだけで、他(コア以外の設計・評価手順など)は普通の電源と大きな差はありません。理想的な動きをしてくれます。
原理の詳しくはここに書いてあります。
この基本原理の応用版です。

電源では必然的に即応性を優先した設計をしますから、高精度というのは外れます。
ノイズの低さがこの方法の大きな特徴です。

しかし、単純にフルブリッジ式の電源やアンプで用いる場合、そのまんまの方法では使い物になりません。
力が0の時にデューティー50%でスイッチング周波数が最大というのは、電力の無駄な消費にしかなりませんからね。
そこで、出力のbit数を増やします。
フルブリッジ(Hブリッジ)ならば、電源から負荷への供給状態として最低3つの状態(+・ー・無変化)があれば成立しますから、最低2bitが必要です。
サーボ回路用の電源回路で描くとこんな感じです。

電流フィードバックで動きやすいように組んであります。この回路ではHブリッジを正しく動かすためにロジック出力を幾らかいじって制御を行い、その後デッドタイム生成回路を通してをうまく動かしています。
電源回路用でこさえたのはこちら
フィードバックそのままをΣΔ変調したパルスに置き換え、伝送した後にロジック回路でごちゃごちゃして互い違いに動くようにした後、ドライブ回路に突っ込んでいます。
微妙に両サイドのON時間がずれ、磁気飽和に至る可能性があるので、このままでは使えません。
磁気飽和防止策が別途必要になります。(と言ってもセンサーひとつとロジック回路いじっておしまいですが…)

※ずいぶん昔の頃に適当に落書きでテスト用として書いたので、汚い点が多いですがご簡便をば…。
生まれるパルスはこんな感じです。この例は電源用の回路の波形です。
目的通りON時間がだんだん下がってゆくにつれ、周波数とデューティーが変化します。







サーボ用の物は緑と黄色が同じ端子から発生します。
(緑も黄色も0or5Vのデジタル信号である事に注意)
+側と-側それぞれ+100%出力付近~+0%出力付近、-100%出力付近~-0%出力付近でこのような波形が発生します。
サーボを考えたときは、欲しいときだけ欲しい分だけの電力を供給したい、用途が移動+加重ドライバでもあるので0.1mA~10Aまで低ノイズで丁寧に変化させたい…と考えたら、ここに落ち着いたというような感じです。

(家には既に実証用のサンプル回路があったりする…家で実証して、アイディアを会社に持ち込むと言う開発をしていた頃の遺産です。私の給与が世間一般的にはそれなりに高いにも関わらず、貧乏な理由でもあります。)
確か当時の実験結果では普通のHブリッジ式電源よりはずいぶんと出力ノイズが小さくできた≒使い物になりそうだった…と記憶しています。


さて、話を戻して、bit数を増やして行けば位相を増やした冗長性の高い制御電源も作成できます。
これを電源で使う理由は、絶縁アンプ部でパルスの伝送を使う事によって、物凄い高い帯域の電源が作成できるため
即ち、
コンデンサーを小さくできる(その気になれば電解コンデンサーも排除可能)
と、
光物部品の劣化に左右されにくいため、長寿命設計がしやすい
と言う点です。
一般的によく用いられるフォトカプラーでの伝送では、フォトカプラーの劣化で特性が大きく左右されます。
本来はこのフォトカプラーの経年劣化を配慮して末期の挙動を設計する必要があります。

間違ってはいけないと思うので、あえて同じ事を言います。
凡その絶縁電源は、設計が正しい場合には絶縁アンプのフォトカプラーが一番先に劣化します。
この劣化時においても正しく安全に停止側へ振らせる必要があります。
もし、その他の部品が先に寿命に至った場合は、明らかに設計の問題を孕んでいます。
つまり、フォトカプラーが先に寿命を迎えない回路は実運用時に壊れる可能性が高い回路です。
評価に抜けが無いか?正しい設計手順を踏んでいるのか?もう一度初心に帰って見直しましょう。
とても重要な事なので、2回言い回してみました。

さて、絶縁アンプのアナログ帯域制限は結構厳しいもので、実際の回路ではこの素子(フォトカプラー)の遅延時間が制御帯域の制限に大きく関わってきます。
いくら早い素子で優秀なものを用いても、電源のループ帯域は精々数kHzソコソコで頭打ちです。
おまけにoff側はバイポーラ素子特有の拡散時間に期待という、off→on側とon→off側の挙動が異なる素子を用いる場合が多く、無負荷からの急な負荷変動や、無負荷への急な負荷変動には頗る弱い電源が一般的です。

つまりは、単純なフォトカプラー式のアナログ式絶縁アンプ型電源回路では、高性能は望めません
必ずと言って良いほど遅くて気分勝手な(周囲環境に大きく影響を受ける)フォトカプラーの特性で制限を受けます。
また、コンデンサーのサイズを下げたり、電解コンデンサーレスを推進する大きな阻害になりますし、小型化を推進する際の大きな制約条件になります。

しかし、デジタルのパルスで伝送すれば、その問題は殆ど解決されます。
しかも、オペアンプ(積分器)とコンパレータ(比較器)、物を選べば1つのIC(Dip8ピンや14ピン)がコアという単純な構成で収まります。負荷の変動に対する応答の特性が1次応答で弱いと感じるならば2重積分すれば解決されます。
絶縁はパルスなので、高速・強力で、周囲環境に大きく影響を受ける可能性の低いデジタル絶縁ICの選択肢が山の様にあります。

ね?10数年前のデジタルが貧弱だった時代、FPGAの処理速度ですらトロ臭くて専用ICを起こすしかなかったが、そんな金を掛ける程大層な代物でも無いと電源は認識されていた時代において、コレをやらない手は無いでしょう?
と言う事でやっていた次第です。
尤も、当時勤めていた数々の職場は真似である事が最低限の評価対象の土台であったので、思いっきり叩かれまくったという経緯もあるのですが…。


この方法は、小型化や大電力、高速応答を要求されて電源の性能が著しく向上せざるを得ない現代において、安く高性能に仕上げるのには良い一手になります。
ただ、構想当時から10数年経った今は、しっかりとアルゴリズムを実装されたデジタル式のものには到底敵いませんけどね…。

一つの手の内として持って置くには良い一手になります。単純な構成なので、是非勉強しておく事をお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年8月15日土曜日

個人の自主性に期待をしてはいけない

おはようございました。

今日の話は
自主性を持っている人間なんてほとんど居ないのに、それに期待する組織はばかげているという話。

私はある公益社団法人に属していまして、そこで無料奉仕を行っています。
そこで最近痛切に感じる事です。
この団体では金銭以外も含めて対価が貰えない(社会ではメジャーではない所詮はボランティア活動)であるにも拘らず、法人団体の要求するハードルが日に日に上がっています。
各個人の片手間ではとっくに片付けられない領域・状況になってしまったので、どう落とし処を見つけるのかなぁ~と他人事のように思っている次第。

私も相当困っていますし、ペーペーの平でこんな有様ですから、重役の人はたまったもんじゃ無いだろうなぁ~と…。
個人的な報酬(金銭ではなく、価値の図りくい何か)の見えない・見えにくい・価値をあげようとしてくれない団体の親方に対して、相当鬱憤が堪っておられないだろうか?なんて思う次第。
まぁ、市場における実体的価値を創造する立場の人間の団体なのに、何故か文部科学省管轄って言うのが一番問題な気がする。
これが経済産業省管轄だったら、ずいぶん空気は変わっていたんだろうけど…。

さて、学術・学問と技術って言うのは密接だけど、分けて考えて市場における活動を目指さないと、組織が崩壊しかねないよ?って言う話はさておき、本題に入ります。


自主性って言うのは並ならぬ感性の塊に加え、ある程度の横暴さや所謂DQNらしさが無いと発揮できません。
感性が無いならただのDQNやキチガイあたりで止まりますし、感性があった場合はとっくに個人事業主(もしくは会社のボス)として成功しているわけです。

人間は感情で動く生き物
しかも厄介な事に、悲しみ側の感性は凡そ皆のベースは定まっていますが、幸せ・行動的・前向きな感性のベースは其々が大きく異なる生き物です。

おまけに行動的になるのは、自分にとって明確な利益になると判断した時、もしくは昔からの習慣で動ける人だから落ち着かないのか、ただの気まぐれ程度です。

ですので、重たい仕事かつ、他の重要な仕事も兼務をしている状態では、
普段から行動する人

  • 失敗の確率が高くなりやすい
  • 慎重さに欠けて危険要因にもなりかねない

ですし、あまり積極的に動いているわけでは無い人間にとっては

  • 優先的な対処事項では無くなる
  • 片付けやすい案件から片付けるため、関わらなくなり始める
  • 安全側に振りすぎて何が成果か良く分からないものが出てくる

という事態になります。
なので、個々の自主性(個人プレーの能力)に過剰な期待をしても、然程期待した効果は得られません
もし、動いたとしても、普段の出せる力よりも相当に低いです。

私も積極性の欠片も持ち合わせていない至って受動的な凡人ですので、基本的に誰もやらないかつ結構重要度は高い案件で無ければ積極的に行動を起こしません。
基本的に仕方ないから仕事を進めるという立場が圧倒的に多いです。
・・・残念な人間ですねぇ~。


さて、忙しい人に仕事を任せる風潮の多い昨今、この基本的な人間の行動原則や

  • 仕事の数をこなす忙しい人は、片付けやすい順番で仕事が片付いていく
(インオーダー実行やアウトオブオーダー実行のどちらでもない)
  • 重たい割に成果が得られない仕事は必然的に優先度が下がり、最終的に関わる可能性が低い
(やりたくない事はやらなくても支障が無い現実を彼らは知っている)


こういった基本的な行動原則を覚えていないと、後々失敗しますよ?
そうそう、それ以上に
“人間の能力を超えた業務量は、対価が無い場合では本人の精神を積極的に崩壊させることに寄与する”
という精神病の促進面もお忘れなく。
一時期ソフト会社がこれで大量に潰れましたよね…今の派遣業界もこの状況ですが…。

行動できる人間で高い知性を持っている人間であれば比類なき成功を収めていますから、とっくに雲の上の存在になり、手の届かない人です。
その人たちはその人たちの集まりだけで手が一杯です。
我々凡人とは一緒に近い仕事をする立場ではないはずです。
では近くにいる行動的な方・自主性の高い方は一体どういう人でしょうか?
それを深く観察して正しい選択をする事をお勧めします。
対価の見えない仕事の与えすぎや、過剰な業務の付与、過剰な期待は本人や組織にとっても百害合って一理無しです。
この事実は正しく認識しておきましょう。

決して個人の自主性には期待してはいけません。自主性を期待するならば、その背景や彼にとっての利益をしっかり構築してあげましょう。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2015年8月5日水曜日

情報の双方向性に関して、正しく認識しましょう

今日の話す内容は、
ネットは強制しないメディアなので、一般公衆からの認識度は低くならざるを得ない
という話です。

言ってしまえば至極当然の事なのですが、案外と理解されていない方が多い問題です。
特に日本に於いて、テレビや無料雑誌の様に『実質がほぼ無料のメディア』に慣れた方は、広告にかかる費用を正しく認識できていないことが多いです。
無料に近い広告媒体としてインターネットを介する広告がありますが、新聞やテレビ、雑誌の広告欄と違って、インターネットで無料に近い広告を行おうとする場合には、強制的に見せる手段がありません
インターネットにアクセスする側の意思が非常に重要なのです。

ですので、単純にSNSやホームページ掲載などで終わらせると、誰にも知られずに終わる場合が非常に多いです。
その為、インターネットを介する広告に於いては、継続的な集客方法が重要になります。
その広告の周辺にある内容が魅力的で無ければ、サーチエンジンに引っかかる事もありませんし、個人的な口コミで広がる事もありません。
情報関係の技術者や実務者であれば解ると思いますが、この魅力的な内容の維持と言うのは、情報の更新や新しい提供であり、これらの作業を纏めて実際の運用と呼んだり、維持管理と呼称しています。
この運用と呼ばれる作業を実際にやった経験のある方ならば解ると思いますが、実際の運用にはかなりの労力と時間、場合によっては多額の資金が必要になります。

この手の広告は始めてすぐにお客が見つかりませんから、サーチエンジンに引っかかる内容を拡充して、さらにその質を自らの水準ではなく、宣伝相手にとって高める必要があります。
下手にアプローチをすると相手に逃げれて二度と来なくなりますから、相手に合わせる必要もあります。
継続的な訪問をしてくれる客を得たところで、初めて宣伝が少しづつ浸透し始めます。著名な人が行なえば比較的早期に立ち上がる事ができますが、私みたいに無名な人間の場合は、結構な時間と内容を準備しても全く訪問者が増える事はありません
実際に多くの場合が我慢比べになりますね。

黎明期に於いては、良くも悪くも知ってもらう事が最重要になることもあります。
その為、わざと悪いイメージの方で炎上させる事もあります。

尤も、私のBlogは明確に只の駄文である事を公言し、趣味と妄想の世界観に特化してますから、特に何もしておらず、訪問者が来ないことが普通ですが…。そんな訳ですが、何故か外国からのアクセス(特にロシア語圏)が多いです。このBlogの第一言語をロシア語に変えた方がいいのかもしれない…。



さて、日本で多くの幅を利かせている広告媒体代理店(電通や博報堂など)は、この運用と維持管理も含めて労力を提供し、収入を得ます。
つまり、彼らの多少の取りすぎ感はあれど、実際のターゲットに対してある程度魅力がある内容や、有効性のある内容を作成・提供しようとすると、結構な額の支出(そして労力も)が必要な訳です。
DIYに嵌っておられる方ならば解ると思いますが、実際の成果物を構築し終えるまでには、プロと比較して結構な時間を掛けるか、もしくは妥協できる品質の程度を落とす事をしなければなりません。
そうでなければ、プロに任せる方が確実に価格性能比の良いものを提供してくれます
これは広告に於いても同じ事が言え、資金や労力を掛けられないのであれば、それなりに時間と知恵で勝負するか、素直に妥協点を低くするしかありません
その所をあまり良く解って居ないのに、好き勝手な理想論を掲げ、情報に対する価値を解らずに文句を垂れるばかりの非常に残念な頭な方々が多くなってきている様に感じます。

特に日本ではテレビの受信料が無料というのもあり、広告の見た目の価値低下に関して、余計に拍車がかかっている様に思います。

また、インターネットによる広告は、安い質であれば簡単に仕事をした振りができます。
残念な事に昨今の日本では、仕事の成果よりもやった振りが重要視されており、如何に仕事の成果が出ない言い訳を語るか?が評価対象になっております。
その影響もあって、無尽蔵な理想論を語るキチガイが世の中に蔓延りつつあります

文句を垂れるだけならば、表面上の薄い知識で語っても、素人には分からない程度に格好だけはつきます

しかしながら、資金や労力を掛けない広告は殆ど効果が得られません。
それを理解しているのと理解していないのでは雲泥の差があります。
しかし、理解すればする程に泥臭い仕事に従事しなければなりませんし、その泥臭さは理想論から外れます
ですから、頭の残念な連中には口では勝てなくなります。
なぜなら世間は頭が残念な方々が多数派ですので、理想論を語るキチガイを世間は支持してしまうからです。
絶対数で負けますが、それに対抗し得る強い志が無ければ、
簡単に多勢に無勢の状況になり、心労が絶えない状況に陥ります。

ですから我々みたいな全体が良く見えている立場の人間は、どれだけ泥臭い仕事が熟せるか?を評価対象にしなければなりません。

強制力に乏しいインターネットが安い広告手段であるという認識は早々に捨てるべきです。
手間もかかりますし時間も相当かかります、場合によっては結構な額面がかかります。
急いで居ようがこっちの都合はお構い無しの広告手段ですし、強制的なメディアに対してかなりの時間がかかる宣伝です。

インターネット広告なんて、チョチョイとやればできて、効果もある程度得られるという認識であれば、早目の修正をお勧めします。
解っている人間からすれば、その軽い言動や思想は軽蔑に値します。
あなたは目先の格好良さを得る為に、能力の高い人間から軽蔑される事を望みますか?

尤も、実際にやって見せれば尊敬の眼差しを得る事は間違いないでしょう。
しかしそれが出来るのであれば、あなたはとっくに最高の富を得て、現代に蔓延っている出来損ないの広告代理店を潰せているはずです。
このBlogを読んでいるような時間を持っているという事は、軽い言動を避けるべきすばらしい未来のある人間です。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。