2015年9月13日日曜日

ATH-WS33Xを買ったので、周波数特性を測ってみた

おはようございました。

本日は野暮用で電気屋さんに行って参りました。
当初の目的は動画の撮影用機材の購入でしたが、うっかりヘッドホンコーナーへ行ってしまい
『最近の物は一体どんな物なんかなぁ~』
と、私は耳が相当悪いにも拘らず、¥4000以下で買える一番マシそうだったものを選んでみました。

物は オーディオテクニカ製 ATH-WS33X
一般的には入門機に位置付けされる代物です。

良い物はそれなりに高いしお財布事情が許さない。
これなら良いと思ったものはお財布事情で断念せざるを得ない有様です。
普段音楽なんて聞かない超平社員の人間にとって¥10000以上を出す事は困難…

しかしこの子は、下手な1万円クラスのものよりずいぶん聞きやすかったですし、¥4000でお釣りが来るんだったら玩具としては買いだよね…って事で、これに決定。
下手すると1日の手取り額より多い額面を、“玩具の購入”と割り切って軽く購入するあたり、人(いや、お金の奴隷という名のサラリーマン)として何か間違っているような気もしますが、ネタに生きる人間なんてそんなものです。




さて、測定した物はコンデンサマイクでは弩定番の WM-61A 50Hz~15kHzまでフラットに測れる代物です。
逆に言えば“その他の帯域はあてにするな!!”と言う代物。
それを考えた上で結果を見る事をお勧めします。

歪なゲインの暴れや位相の暴れもなく、可聴域の機械共振と思われる位相の暴れの箇所にもきちんとケア(対策)をされて、ゲインが暴れないように施されています。
逆にそれ以外のケアや、抜本対策をを省く事で原価低減をしているように受け取れます。
良い意味で金をかけ&手を抜いたという原価低減のあり方で、この手の代物にとってはお手本になるかもしれません。
最近の傾向かもしれませんが、空間を伝播する音に関しては1~2kHz付近の音がしっかり聞こえるようにする傾向があるのかもしれません。

確かにご老体の耳には音声がこのぐらいはっきりしている方がありがたいと感じました。
勝手な個人的意見ですが、このひとつ上ATH-WS55Xを買うならこっちの方がコストパフォーマンス的に○、少しがんばれる金があるなら素直にATH-WS77にしなさい。
この¥3000~¥10000クラスまでのヘッドホンの聞き具合としては
パイオニア<SONY≪オーディオテクニカ  でした。
オーディオテクニカばかり推していますが、私はあくまでも砂糖屋の中に居る一奴隷であって、オーディオテクニカの回し者ではありません

1万円で買え無い物は、余程こだわらない限り相手にする必要はありません。
高い代物は老人の耳ではあまり差が分かりません。長時間耳に当てて疲れない云々という程度です。外や普段生活する家の中では、雑音の方がはるかに大きい。
だったら素直に特性的に綺麗な専用の部屋を用意して、良いスピーカーを買った方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いと判断します。
※ これらは耳の悪い人間が勝手に言い放った個人的意見です。

今日は他のお仕事が溜まっているので、ここまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2015年9月7日月曜日

ハードウェア開発に対しても新しい風が吹いて欲しいと願う

おはようございました。
ここ数年私事でバタバタが続いており、もう暫くはゆっくりできそうもありません。
不定期ですが、このブログ自体が只の駄文集なのでご容赦ください


先日、技術士会の情報工学関連の講演がありまして、そこで株式会社チェンジビジョンの社長である平鍋健児氏が“アジャイル開発とスクラム”という題目で講演をしてくださいました。

これ、分かる人には分かるのですが、一番肝心な要素はあくまでも経営側の要素が大きい(握っている)のですよね。
私も実運用事に経営側の問題でで苦労をさせられました。

おや?
『おまえはガチの電気電子野郎で、ソフトは関係無いだろ?』
って思っているならば、その考え方を変えることをお勧めします。
アジャイルやスクラムはソフトウェアシステム開発の話だから電気に関係の無い話ではないか?
と仰る方も居られるかも知れません。
しかし、昨今の複雑化するシステムをより強固に作り上げるには、
設計・開発手法≒手の内をどれだけ持っているのか?
がとても大きな重要要素になり、
また手の内を多くして万事に備える事は勝負の決定打になる事が多々あります。
他人の褌で相撲を執るような変な感じがしますが、すでに概念だけは共有財産化されていますから、使わない手は無いです。
この手の開発手法はどの分野であろうとも(例え、建設や土建、機械や化学、例え経営法法論であっても)応用がききます。


アジャイル自体は開発手法として結構昔からあります。
私も少し前に勤めていた会社には面白いソフトウェアの技術者がいまして、その方からヒントを貰いました。
具体的な方法論はソフトに関わってから学び始め、ネットがここまで一般化して流行る少し前(大凡10年ほど前)から私はこれをハードウェア開発や機構部品の開発に応用できないものか?と常々考え、試行錯誤をしてきました。
それで幾らかのハードウェアやアルゴリズムの実装対象にするシステム開発において、幾らかの知見を習得しました。

この手法は面白いです。
今迄の開発手法とは全く異なるので、職場として適用可能かどうか?の判断が必要ですが、上手く嵌ると開発に掛かる時間も資金も半分ぐらいは減るのです。

ただ、この手法を成功させるには幾つかの高めな敷居があります。

  • プロジェクト全体が見渡せるぐらいの技量を持つ技術者がいる事
  • 機能の要素分解ができる技術者がいる事
  • 手作り試作に関する敷居(時間も資金も)が低い事
  • 要素のテスト方法について自ら開発できる能力がある事
  • 技術的な能力が高くなくても良いので、技術的な良し悪し判断力に長けている人がいる事

そしてこれが成功の決め手

  • 折衝や管理ができる非常に優秀な能力者がいる事

何だ、ただのマネージメントじゃないか…と、思われた方はそれが正解です。
開発の複雑化や短期化、毎日のように変わる要求に対しての柔軟性確保などを一挙に解決しようとした方法です。
犠牲になるのは、責任の所在や担当の明確性、支払い条件の明確性が曖昧になる事などです。
これ、会社組織としては混沌の状態=デスマーチしかもいきなり末期)に見えてしまいかねません
ですので、
  • 折衝や管理ができる非常に優秀な能力者がいる事
が最も重要な条件になります。大事な事なので2回言っておきました。


では、具体例はあるのかよ?という突っ込みにお答えして、私が行った流用した手法を実行するのは至って簡単です。


  1. 大雑把な構成要素を客先と話ながら練り上げる
  2. あったら良いなという機能、もしくは必要となるであろう機能を推測する
  3. 大雑把な仕様をある程度の自己判断で決めてしまい、それを開発・検証しやすい複数の機能ブロックごとに分け
  4. 過去の実績を元に最大限に許される納期と予算を推測する
  5. 最悪の落とし処を決めておき、そこは譲らないように確定する
  6. いくつかのモデルケースを考え、納期と機能の絞込みを行う
  7. 重要な要素とそれ以外にわけ、順序付けをする
  8. 重要な要素は手作りで早急に機能検証と大きなバグ出しと対策を行う
  9. 実装の外枠を構築し、最重要要素以外に関しての要素はある程度動く程度で構築してしまう(このとき、追加工しやすいように配慮した設計・試作を行うこと)
  10. 客先にテスト機を提供して、実装した実物を見ながら要求や要望の細かい修正を行う
  11. 時間の許す限り当初予定していた機能の作りこみと実装を行い、結合検証を行う。
  12. さらに時間があれば優先度の低い機能の追加や次回以降のアイデア検討を進めてゆき、次回の開発時間短縮の糧にする
とまぁ、こんな感じです。
注意しなければならないのは、主たる最重要機能以外の順序は動的に変化します。
例えば電源であれば電源のコア部分=電源を供給するという機能以外、インターフェイスや電源の動作回路方式、保護機能や保護手法などは動的に変わる事を前提として組む必要があります。
後で動作回路方式まで変わられるととんでもない事になるので、事前に当たりを付けるためにも手作りで最小限の機能を早急に組み上げ、駄目出しの事前検証をするわけです。
このとき、積極的な消去法にて、回路方式を決定します。
多少駄目な部分はあっても、技術的に解決ができると踏むのであれば個人判断で先に進めます。
もし、個人で技術的解決手段を持ち合わせない場合は、その方法の選択をしてはいけません。
もれなくデスマーチ確定です。


え?実際は最初の中間成果物設計=基板設計だけでほとんど終わるって?
それはあなたの設計・開発に対する情熱(能力ともいう)が無いからです。
どんな回路でも頼まれたら大雑把に組み上げるぐらいの実力が無いのであれば、あなたは能力が不足しています。
会社は勉強する場ではありません。成果を出す場です、身銭を切ってでも勉強をしなさい。(鬼)


この手のやり方で最も効果的なのは、実装された現物を顧客が見たとき、相手が出すであろう仕様変更や追加の仕様をこちらが催促し、先に収束を誘導して無駄な設計時間の削減と検証する時間を大きく稼ぐ事にあります。
しかし、この手のやり方ではある水準以上の設計能力が無ければ確実に失敗をし、時間経過ごとに繰り返し変わってゆく仕様に対して確実に溺れます


トレーサーと言われる程度の設計をした事しかない人間には、この方法は少々ハードルが高いでしょう。
0から作れる能力があるか、もしくは、ある程度の技術的資料にあふれている状態であり、なおかつその資料のどこに何が書いてあるのかが分かっており、判断して切り取って組み上げる能力が最低限必要です。
前者は設計を担当する個人の能力で限界がありますが、後者は所謂マニュアル化である程度は補えます。
しかし、技術を正しく蓄積したマニュアルは早々ありません。おそらく切った張った程度の事でもよいので、自ら作らねばならないでしょう。
機能ごとに幾らかのデザインパターンを用意しておき、それを常日頃から更新するという形を採るのが正しいように思われます。
(あぁ…汎用性が低い以外はソフトウェアのデザインパターンとそのまんま同じだなぁ~と思う今日この頃)

ここで紹介した私の方法は実力が無い場合や、相手との意思疎通に幾らかの障壁があった場合、間違いなく破綻する方法です。
この手のやり方を進める場合は、相手の動きの推測と、市場動向の推測、そして客先企業自体の動きを常に注視しながら頭の中で何手か先を読み、事前に行動し続ける必要があります。
そのためには先ず相手との共感が必要不可欠ですから、相手の設計に関する側面だけでもいいので深く分かりあえる必要があります。
技術的・社会的・企業的にリスクが大きいのであれば、素直に旧来の設計で進めましょう。
所謂ウォーターフォール・モデルのような進め方というのは、設計に実力が無い状態であっても被害を軽減しながら物事を進めさせる方法のひとつです。
実力が無いのであれば、顧客と責任分解点を明確化した上で交渉を行い、ある程度殻に閉じこもって守られた状態で仕事を進める事をお勧めします。



この方法論は所謂コミュ障であっても成立はしますが、コミュ障である場合は顧客が記述したソフトウェアのコードから考え方を推察できる能力や、顧客が過去に作った回路基板から顧客の考え方を推察できる能力が必要です。
ココまで来るには相当な鍛錬が必要ですから少々骨が折れるでしょう。所謂オタクの領域にならねば困難です。
完全なるオタクになるか、相手と旨い物食いながら技術ネタで盛り上がるかは、あなたの判断次第です。
この方法論は相手の意図を組み上げ、早く目的地に誘導する事が大前提ですから、どの方法も採られないのであれば、この方法論は諦めましょう。

それにこの手の手法は経営側から見た場合には成果や報酬が混沌としており、方法論を進めるには少々厳しいものがあります。
企業は慈善事業体ではありません。母体を維持する程度には利益が必要です。
先ずは上から見難い成果物の判別点を上手く顧客と折衝し、金銭的問題をどう解決するか?そこが重要であるように感じられます。


当時の私のように、上司からのパワハラ目的で完全放置プレイになっており、破綻する事を望まれているのであれば全く問題ありませんが、一般人なのであれば、先ずは脳内シミュレーションや方法論の同時並行、または土台作りから行う事をお勧めします。
捨てられていたはずなのに破綻しなかった。寧ろ成果が上がりすぎて客が喜んでしまったので、私に対してもっと風当たりが酷くなったのはいつもの事でしたとさ…


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。




2015年8月27日木曜日

ある電源方式が記事にされていたので晒す

出先で偶々この方式に関してちょっと質問を受けた事や、ずいぶん前(原案は10年以上前)に作って、某社で試作していたΣΔ方式の考え方を取り入れた電源そのまんまの記事が「HiSAT-COT」として EDN Japan に記載されていたので少々解説してみようと思った次第。
某社では斬新過ぎて誰も注目せず、私の退職とともに忘れ去られてしまったずいぶん古い遺産ですし、私が所属していた会社の記事ではないですし、既に記事にされている≒公知ですので、問題ないと思います。

この方式はとても単純な構成で制御回路が作成できます。
積分器一つと比較器一つ、つまりオペアンプとコンパレータで実現可能なコアです。
部品点数が少ない≒信頼性が高い傾向です。
しかも、保護回路を簡単に追加できます。
つまりは、安く高性能で、しかも信頼性が非常に高く作れます。
この会社はこのΣΔ方式に何か独自の付加価値をつけていると思う。そうしない限り安易に売る価値は無いからである。そのため、ややこしい名前を付けたのであろう…が、動作はΣΔと変わらないので、話題に挙げさせて頂いた。


最小ON時間の設定、最大ON時間の設定、最大周波数の制限という制限回路を付加して、ドライブ回路やコイルの設計もしやすく作れるのです。
若気の至りもあり、当時考えた中では究極のアナログ回路式制御電源だと妄想しておりました。
(きっと今は違うはず。基本は同じでも2重積分やその他の手法があるので…。)
この方法はサーボや大電力スピーカー用のアンプ、大型電源にも応用可能です。
と言うよりも、大元の発祥はこれらのオーディオ関連の変換器からが本流でしょうね。

大方の書籍には挙がっていますが、先ずは長所と短所をおさらいしましょう。
短所は

  • 自励発振(ノッチフィルターやアクティブフィルターを効かせ難い)
  • 高精度と即応性がトレードオフ
  • ICとして供給されていないので、面倒
で、長所が

  • ノイズシェーピング(原信号≒負荷変動・負荷状況に対してのノイズが低い)
  • オーバーサンプリングで動作を行うので、それなりの早い応答が期待できる
  • 高精度か即応性の何方かが狙える
  • 小型化が狙える
  • 広帯域化→コンデンサーを小さくできる
  • 一般的な絶縁電源と比較して、負荷の急な変動に物凄く強くなる
です。
当然ですが挙動が異なるだけで、他(コア以外の設計・評価手順など)は普通の電源と大きな差はありません。理想的な動きをしてくれます。
原理の詳しくはここに書いてあります。
この基本原理の応用版です。

電源では必然的に即応性を優先した設計をしますから、高精度というのは外れます。
ノイズの低さがこの方法の大きな特徴です。

しかし、単純にフルブリッジ式の電源やアンプで用いる場合、そのまんまの方法では使い物になりません。
力が0の時にデューティー50%でスイッチング周波数が最大というのは、電力の無駄な消費にしかなりませんからね。
そこで、出力のbit数を増やします。
フルブリッジ(Hブリッジ)ならば、電源から負荷への供給状態として最低3つの状態(+・ー・無変化)があれば成立しますから、最低2bitが必要です。
サーボ回路用の電源回路で描くとこんな感じです。

電流フィードバックで動きやすいように組んであります。この回路ではHブリッジを正しく動かすためにロジック出力を幾らかいじって制御を行い、その後デッドタイム生成回路を通してをうまく動かしています。
電源回路用でこさえたのはこちら
フィードバックそのままをΣΔ変調したパルスに置き換え、伝送した後にロジック回路でごちゃごちゃして互い違いに動くようにした後、ドライブ回路に突っ込んでいます。
微妙に両サイドのON時間がずれ、磁気飽和に至る可能性があるので、このままでは使えません。
磁気飽和防止策が別途必要になります。(と言ってもセンサーひとつとロジック回路いじっておしまいですが…)

※ずいぶん昔の頃に適当に落書きでテスト用として書いたので、汚い点が多いですがご簡便をば…。
生まれるパルスはこんな感じです。この例は電源用の回路の波形です。
目的通りON時間がだんだん下がってゆくにつれ、周波数とデューティーが変化します。







サーボ用の物は緑と黄色が同じ端子から発生します。
(緑も黄色も0or5Vのデジタル信号である事に注意)
+側と-側それぞれ+100%出力付近~+0%出力付近、-100%出力付近~-0%出力付近でこのような波形が発生します。
サーボを考えたときは、欲しいときだけ欲しい分だけの電力を供給したい、用途が移動+加重ドライバでもあるので0.1mA~10Aまで低ノイズで丁寧に変化させたい…と考えたら、ここに落ち着いたというような感じです。

(家には既に実証用のサンプル回路があったりする…家で実証して、アイディアを会社に持ち込むと言う開発をしていた頃の遺産です。私の給与が世間一般的にはそれなりに高いにも関わらず、貧乏な理由でもあります。)
確か当時の実験結果では普通のHブリッジ式電源よりはずいぶんと出力ノイズが小さくできた≒使い物になりそうだった…と記憶しています。


さて、話を戻して、bit数を増やして行けば位相を増やした冗長性の高い制御電源も作成できます。
これを電源で使う理由は、絶縁アンプ部でパルスの伝送を使う事によって、物凄い高い帯域の電源が作成できるため
即ち、
コンデンサーを小さくできる(その気になれば電解コンデンサーも排除可能)
と、
光物部品の劣化に左右されにくいため、長寿命設計がしやすい
と言う点です。
一般的によく用いられるフォトカプラーでの伝送では、フォトカプラーの劣化で特性が大きく左右されます。
本来はこのフォトカプラーの経年劣化を配慮して末期の挙動を設計する必要があります。

間違ってはいけないと思うので、あえて同じ事を言います。
凡その絶縁電源は、設計が正しい場合には絶縁アンプのフォトカプラーが一番先に劣化します。
この劣化時においても正しく安全に停止側へ振らせる必要があります。
もし、その他の部品が先に寿命に至った場合は、明らかに設計の問題を孕んでいます。
つまり、フォトカプラーが先に寿命を迎えない回路は実運用時に壊れる可能性が高い回路です。
評価に抜けが無いか?正しい設計手順を踏んでいるのか?もう一度初心に帰って見直しましょう。
とても重要な事なので、2回言い回してみました。

さて、絶縁アンプのアナログ帯域制限は結構厳しいもので、実際の回路ではこの素子(フォトカプラー)の遅延時間が制御帯域の制限に大きく関わってきます。
いくら早い素子で優秀なものを用いても、電源のループ帯域は精々数kHzソコソコで頭打ちです。
おまけにoff側はバイポーラ素子特有の拡散時間に期待という、off→on側とon→off側の挙動が異なる素子を用いる場合が多く、無負荷からの急な負荷変動や、無負荷への急な負荷変動には頗る弱い電源が一般的です。

つまりは、単純なフォトカプラー式のアナログ式絶縁アンプ型電源回路では、高性能は望めません
必ずと言って良いほど遅くて気分勝手な(周囲環境に大きく影響を受ける)フォトカプラーの特性で制限を受けます。
また、コンデンサーのサイズを下げたり、電解コンデンサーレスを推進する大きな阻害になりますし、小型化を推進する際の大きな制約条件になります。

しかし、デジタルのパルスで伝送すれば、その問題は殆ど解決されます。
しかも、オペアンプ(積分器)とコンパレータ(比較器)、物を選べば1つのIC(Dip8ピンや14ピン)がコアという単純な構成で収まります。負荷の変動に対する応答の特性が1次応答で弱いと感じるならば2重積分すれば解決されます。
絶縁はパルスなので、高速・強力で、周囲環境に大きく影響を受ける可能性の低いデジタル絶縁ICの選択肢が山の様にあります。

ね?10数年前のデジタルが貧弱だった時代、FPGAの処理速度ですらトロ臭くて専用ICを起こすしかなかったが、そんな金を掛ける程大層な代物でも無いと電源は認識されていた時代において、コレをやらない手は無いでしょう?
と言う事でやっていた次第です。
尤も、当時勤めていた数々の職場は真似である事が最低限の評価対象の土台であったので、思いっきり叩かれまくったという経緯もあるのですが…。


この方法は、小型化や大電力、高速応答を要求されて電源の性能が著しく向上せざるを得ない現代において、安く高性能に仕上げるのには良い一手になります。
ただ、構想当時から10数年経った今は、しっかりとアルゴリズムを実装されたデジタル式のものには到底敵いませんけどね…。

一つの手の内として持って置くには良い一手になります。単純な構成なので、是非勉強しておく事をお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年8月15日土曜日

個人の自主性に期待をしてはいけない

おはようございました。

今日の話は
自主性を持っている人間なんてほとんど居ないのに、それに期待する組織はばかげているという話。

私はある公益社団法人に属していまして、そこで無料奉仕を行っています。
そこで最近痛切に感じる事です。
この団体では金銭以外も含めて対価が貰えない(社会ではメジャーではない所詮はボランティア活動)であるにも拘らず、法人団体の要求するハードルが日に日に上がっています。
各個人の片手間ではとっくに片付けられない領域・状況になってしまったので、どう落とし処を見つけるのかなぁ~と他人事のように思っている次第。

私も相当困っていますし、ペーペーの平でこんな有様ですから、重役の人はたまったもんじゃ無いだろうなぁ~と…。
個人的な報酬(金銭ではなく、価値の図りくい何か)の見えない・見えにくい・価値をあげようとしてくれない団体の親方に対して、相当鬱憤が堪っておられないだろうか?なんて思う次第。
まぁ、市場における実体的価値を創造する立場の人間の団体なのに、何故か文部科学省管轄って言うのが一番問題な気がする。
これが経済産業省管轄だったら、ずいぶん空気は変わっていたんだろうけど…。

さて、学術・学問と技術って言うのは密接だけど、分けて考えて市場における活動を目指さないと、組織が崩壊しかねないよ?って言う話はさておき、本題に入ります。


自主性って言うのは並ならぬ感性の塊に加え、ある程度の横暴さや所謂DQNらしさが無いと発揮できません。
感性が無いならただのDQNやキチガイあたりで止まりますし、感性があった場合はとっくに個人事業主(もしくは会社のボス)として成功しているわけです。

人間は感情で動く生き物
しかも厄介な事に、悲しみ側の感性は凡そ皆のベースは定まっていますが、幸せ・行動的・前向きな感性のベースは其々が大きく異なる生き物です。

おまけに行動的になるのは、自分にとって明確な利益になると判断した時、もしくは昔からの習慣で動ける人だから落ち着かないのか、ただの気まぐれ程度です。

ですので、重たい仕事かつ、他の重要な仕事も兼務をしている状態では、
普段から行動する人

  • 失敗の確率が高くなりやすい
  • 慎重さに欠けて危険要因にもなりかねない

ですし、あまり積極的に動いているわけでは無い人間にとっては

  • 優先的な対処事項では無くなる
  • 片付けやすい案件から片付けるため、関わらなくなり始める
  • 安全側に振りすぎて何が成果か良く分からないものが出てくる

という事態になります。
なので、個々の自主性(個人プレーの能力)に過剰な期待をしても、然程期待した効果は得られません
もし、動いたとしても、普段の出せる力よりも相当に低いです。

私も積極性の欠片も持ち合わせていない至って受動的な凡人ですので、基本的に誰もやらないかつ結構重要度は高い案件で無ければ積極的に行動を起こしません。
基本的に仕方ないから仕事を進めるという立場が圧倒的に多いです。
・・・残念な人間ですねぇ~。


さて、忙しい人に仕事を任せる風潮の多い昨今、この基本的な人間の行動原則や

  • 仕事の数をこなす忙しい人は、片付けやすい順番で仕事が片付いていく
(インオーダー実行やアウトオブオーダー実行のどちらでもない)
  • 重たい割に成果が得られない仕事は必然的に優先度が下がり、最終的に関わる可能性が低い
(やりたくない事はやらなくても支障が無い現実を彼らは知っている)


こういった基本的な行動原則を覚えていないと、後々失敗しますよ?
そうそう、それ以上に
“人間の能力を超えた業務量は、対価が無い場合では本人の精神を積極的に崩壊させることに寄与する”
という精神病の促進面もお忘れなく。
一時期ソフト会社がこれで大量に潰れましたよね…今の派遣業界もこの状況ですが…。

行動できる人間で高い知性を持っている人間であれば比類なき成功を収めていますから、とっくに雲の上の存在になり、手の届かない人です。
その人たちはその人たちの集まりだけで手が一杯です。
我々凡人とは一緒に近い仕事をする立場ではないはずです。
では近くにいる行動的な方・自主性の高い方は一体どういう人でしょうか?
それを深く観察して正しい選択をする事をお勧めします。
対価の見えない仕事の与えすぎや、過剰な業務の付与、過剰な期待は本人や組織にとっても百害合って一理無しです。
この事実は正しく認識しておきましょう。

決して個人の自主性には期待してはいけません。自主性を期待するならば、その背景や彼にとっての利益をしっかり構築してあげましょう。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2015年8月5日水曜日

情報の双方向性に関して、正しく認識しましょう

今日の話す内容は、
ネットは強制しないメディアなので、一般公衆からの認識度は低くならざるを得ない
という話です。

言ってしまえば至極当然の事なのですが、案外と理解されていない方が多い問題です。
特に日本に於いて、テレビや無料雑誌の様に『実質がほぼ無料のメディア』に慣れた方は、広告にかかる費用を正しく認識できていないことが多いです。
無料に近い広告媒体としてインターネットを介する広告がありますが、新聞やテレビ、雑誌の広告欄と違って、インターネットで無料に近い広告を行おうとする場合には、強制的に見せる手段がありません
インターネットにアクセスする側の意思が非常に重要なのです。

ですので、単純にSNSやホームページ掲載などで終わらせると、誰にも知られずに終わる場合が非常に多いです。
その為、インターネットを介する広告に於いては、継続的な集客方法が重要になります。
その広告の周辺にある内容が魅力的で無ければ、サーチエンジンに引っかかる事もありませんし、個人的な口コミで広がる事もありません。
情報関係の技術者や実務者であれば解ると思いますが、この魅力的な内容の維持と言うのは、情報の更新や新しい提供であり、これらの作業を纏めて実際の運用と呼んだり、維持管理と呼称しています。
この運用と呼ばれる作業を実際にやった経験のある方ならば解ると思いますが、実際の運用にはかなりの労力と時間、場合によっては多額の資金が必要になります。

この手の広告は始めてすぐにお客が見つかりませんから、サーチエンジンに引っかかる内容を拡充して、さらにその質を自らの水準ではなく、宣伝相手にとって高める必要があります。
下手にアプローチをすると相手に逃げれて二度と来なくなりますから、相手に合わせる必要もあります。
継続的な訪問をしてくれる客を得たところで、初めて宣伝が少しづつ浸透し始めます。著名な人が行なえば比較的早期に立ち上がる事ができますが、私みたいに無名な人間の場合は、結構な時間と内容を準備しても全く訪問者が増える事はありません
実際に多くの場合が我慢比べになりますね。

黎明期に於いては、良くも悪くも知ってもらう事が最重要になることもあります。
その為、わざと悪いイメージの方で炎上させる事もあります。

尤も、私のBlogは明確に只の駄文である事を公言し、趣味と妄想の世界観に特化してますから、特に何もしておらず、訪問者が来ないことが普通ですが…。そんな訳ですが、何故か外国からのアクセス(特にロシア語圏)が多いです。このBlogの第一言語をロシア語に変えた方がいいのかもしれない…。



さて、日本で多くの幅を利かせている広告媒体代理店(電通や博報堂など)は、この運用と維持管理も含めて労力を提供し、収入を得ます。
つまり、彼らの多少の取りすぎ感はあれど、実際のターゲットに対してある程度魅力がある内容や、有効性のある内容を作成・提供しようとすると、結構な額の支出(そして労力も)が必要な訳です。
DIYに嵌っておられる方ならば解ると思いますが、実際の成果物を構築し終えるまでには、プロと比較して結構な時間を掛けるか、もしくは妥協できる品質の程度を落とす事をしなければなりません。
そうでなければ、プロに任せる方が確実に価格性能比の良いものを提供してくれます
これは広告に於いても同じ事が言え、資金や労力を掛けられないのであれば、それなりに時間と知恵で勝負するか、素直に妥協点を低くするしかありません
その所をあまり良く解って居ないのに、好き勝手な理想論を掲げ、情報に対する価値を解らずに文句を垂れるばかりの非常に残念な頭な方々が多くなってきている様に感じます。

特に日本ではテレビの受信料が無料というのもあり、広告の見た目の価値低下に関して、余計に拍車がかかっている様に思います。

また、インターネットによる広告は、安い質であれば簡単に仕事をした振りができます。
残念な事に昨今の日本では、仕事の成果よりもやった振りが重要視されており、如何に仕事の成果が出ない言い訳を語るか?が評価対象になっております。
その影響もあって、無尽蔵な理想論を語るキチガイが世の中に蔓延りつつあります

文句を垂れるだけならば、表面上の薄い知識で語っても、素人には分からない程度に格好だけはつきます

しかしながら、資金や労力を掛けない広告は殆ど効果が得られません。
それを理解しているのと理解していないのでは雲泥の差があります。
しかし、理解すればする程に泥臭い仕事に従事しなければなりませんし、その泥臭さは理想論から外れます
ですから、頭の残念な連中には口では勝てなくなります。
なぜなら世間は頭が残念な方々が多数派ですので、理想論を語るキチガイを世間は支持してしまうからです。
絶対数で負けますが、それに対抗し得る強い志が無ければ、
簡単に多勢に無勢の状況になり、心労が絶えない状況に陥ります。

ですから我々みたいな全体が良く見えている立場の人間は、どれだけ泥臭い仕事が熟せるか?を評価対象にしなければなりません。

強制力に乏しいインターネットが安い広告手段であるという認識は早々に捨てるべきです。
手間もかかりますし時間も相当かかります、場合によっては結構な額面がかかります。
急いで居ようがこっちの都合はお構い無しの広告手段ですし、強制的なメディアに対してかなりの時間がかかる宣伝です。

インターネット広告なんて、チョチョイとやればできて、効果もある程度得られるという認識であれば、早目の修正をお勧めします。
解っている人間からすれば、その軽い言動や思想は軽蔑に値します。
あなたは目先の格好良さを得る為に、能力の高い人間から軽蔑される事を望みますか?

尤も、実際にやって見せれば尊敬の眼差しを得る事は間違いないでしょう。
しかしそれが出来るのであれば、あなたはとっくに最高の富を得て、現代に蔓延っている出来損ないの広告代理店を潰せているはずです。
このBlogを読んでいるような時間を持っているという事は、軽い言動を避けるべきすばらしい未来のある人間です。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



採用活動に見る妄想癖が社会を壊す

ここ数年の採用活動に於いて、酷い有り様だと感じることがあります。
簡単に言ってしまえば
『身の丈を知れ!』
の一言で片付けられますが、それに誰も苦言を呈さないのは如何なものか?と感じるところですので、勝手に宣っておこうと思います。

採用する側も、される側も、莫迦仕合になりつつあるこの酷い有り様は、真面に挑戦しようとしている真面目な会社や真の実力者にとっては、非常に拙い状況であると言わざるを得ません。

求人を出す側は、なんでもできる非常に貴重な実力者をふざけた給与で寄越せと斡旋会社に無理難題を浴びせ掛けます。
一方、そんな給与で優秀な人間が来る可能性は殆どないのは明白ですから、嘘(この業界に於いては、誇大広告は嘘にならないらしい)をばれない程度につく人間を斡旋します。
そうすると、採用に対する評価が下がるので、どんどん悪循環が発生してします。
どうせ嘘付きしかこない→額面を下げる
この負の循環が始まり、安かろう悪かろうの世界に突入します。

思い切って額面を上げても、採用に対する評価方法が確立していないので、多くのギャンブルよりも当たる確率は低いでしょう。
本気で採用したいのであれば、素直に人脈を辿るぐらいしか無くなるのですが、人脈もまた優秀な人間にしか備わっていない、もしくは形成できないというもどかしい状況です。
結局の所、類は友を呼ぶという状況に変わりはなく、会社にとっては
どれだけ優秀な人間を確保できるか?
もしくは、
優秀な人間を育てる環境をどれだけ作る事ができるか?
中長期的な経営課題の一つになる訳です。

もうお判りですね?
もし、日本流のリストラ擬きを実施して中心的な人物が離れてしまった場合には、その会社の能力はその人間の維持費用を遥かに超えた損失が生まれます
しかし、もし優秀な人間を取り込む事ができた場合は、費用対効果は尋常ではないものがあります。
基本的に士気は入社前が最大で、上がる事は稀です。
運よく入社にまで至り、採用ができた場合においては、本人の士気を可能な限り低下させない事が当面の課題になります。
組織の決まりや文化上もどかしい状況が暫く続きますから、例えば本採用の時点で給与改定を実施して、可能な限り給与をはずみ、遠回りでも期待している意思表示をすべきだと考えます。

しかし、日本では給与改定を行うというのは文化として希少です。
場として優秀な人間は殆ど手に入りません。恐らく採用に至る人間の1/100〜1/1000程度でしょう。

おまけに少子化の影響を受けて、絶対的な人の数やが低下していますし、給与の相対的な低下によって高等な教育を受けている人間の数が下がる事は避けられないでしょう。
教育にはお金が必要です。学校は既にキチガイ親というモンスターに運営を破壊されている可能性が高いですから、自らが教え込むかうまく教え込むための機関を利用せねば厳しいでしょう。

日本に於いて当面の人事に関する経営課題は、優秀な人間への上手な対応と優秀ではない人間をどれだけ実用性の高い人間に育てられるか?になります。

簡単に社会の状況は変わらないので、早く気づいて行動した者が勝ち残る可能性があります。
総務や採用・人事だからそこまで力を掛けなくて良い…なんて甘い考えをしていると、一発で方向性が変わります。
貴方の会社は大丈夫ですか?
少なくとも、私が見て来た会社組織の殆どは落第点です。
相手が落ちている時こそ絶大なチャンスですよ。
転職市場の馬鹿騒ぎが落ち着きつつある今だからこそ、次の一手を正しく踏み出しましょう。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年7月19日日曜日

重さを正確に測る為に導入

おはようございました。

家には重さを測る道具がないので、廃品回収&整備を行い、良さげな物を準備しました。
元々全て故障品なので、結構手間とお金が掛かりましたが、今のところ正常動作しています。

  • 島津製作所のAEX-120B、120gまで0.1mg単位で測れます。
  • A&DのEK-600i、600gまで0.1g単位で測れます。
  • OHAUSのEC-15、15kgまで0.5g単位で測れます。


それなりにいい物が揃ったのですが、何に使おうか?
いささか過剰スペックな気がします。

大人気ないミニ四駆という手もありますが、あちらは動バランスや各タイヤにかかる荷重配分の方が重要なので、どちらかというと4個小型の同じ測定器があった方が良いと思われます。
これだとそのままタイヤのバランス取りぐらいにしか使えないかも知れません。




ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年7月11日土曜日

飲みニケーションが重要とか言う妄想は棄て、若者の○○離れという妄想も捨てましょう

昨今、日本では『飲みニケーションが重要視されている』とかマスコミに洗脳された経営者が多数おり、本人の無能さを露呈している残念な経営者が多くおられます。
私の会社もその傾向があり、こういった残念な方々の影響で非常に残念な会社になりつつあります。

そもそも経営者が新人だったころと大きく異なり、社会的背景として、

  • 実質的な物価は1.5倍以上に上がっている
  • 実質的な税金も1.5倍以上に上がっている
  • 給与の額面は1.5倍に上がっていない
  • そもそも、給与は下がる傾向にあり、上がる傾向には無い
  • グローバルスタンダードという名の下に福利厚生も一切無くなり、働く環境としてはずいぶん悪くなった

そのため、若い人たちの労働に対する支払われる価値は実質的に半分以下です。
厄介な事に物価の上昇は最近まで緩やかに行われてきた事ですし、税金はつい最近に一気に上がったため、もともと貰っている給与の大きい方々にはあまり関心が無い事かもしれません。

経営者が入社した頃と違って、入社試験を受けても接待してくれませんしね…

最近のこの社会状況を受けて、実質的な給与削減をされてしまった若い社員たちは外食自体を避ける傾向にあります。
そのため、それを幾らか緩和しないと困る(収入源が無くなる)マスコミの方々が外食産業を少しでも応援しようと全力支援した結果がこの飲みニケーションの推進です。

そんな事も分からずに流行っているとか言うのですから、困ったものです。

会社側から飯を食わせてやるから、我々の都合のよいようになれ

そういう事を遠まわしに言っているわけです。

若い方々が労働の対価として会社から受けるサービスの価値は半分以下になっている

にも拘らずです。

昨今の自社の不景気の根本原因は経営方法のあり方や、自分たちの過剰な給与配分にあるはずですが、経営者にとって非常に都合の良い話をしているとは思いませんか?

若い人間の○○離れと無意味にのたまう連中がいますが、そもそも年金の貰えない世代が老後の資金貯蓄を差し引くと生活するのに最低限の収入し変える事しかできない社会条件下で、そんな消費に回せる資金が出てくるわけがありません。


自ずとおいしいお酒や料理からは疎遠になりますし、娯楽に近い消費も下がらざるを得なくなります。
産業の一部を除いて、全体が衰退して当然の結果なのです。

結婚して子供ができればお金が必要ですから、結婚もしません。
男性としては子供ができなければ良い訳ですし、昨今の不景気のおかげで風俗関係の相場・価格が大暴落しました。安いAVでも十分な質がある社会になっていますから、わざわざ高い軍資金を用いてまで女性の相手をする必要も無いわけです。
老後は自分でお金を貯めていれば施設に入ることができます。
しかし、貯蓄があるなんて事がばれると大変です。人はお金が絡むと簡単に敵になりますから、必要以上に強い接触する必要もありません。

最近の傾向として緩い繋がり以外を求めない根本的な原因もここにあります。


この彼らの資金練りの現状を分かって経営されていますか?
もし知らないのだとすればあなたは経営者として失格です。
社会的な責任として、経営者は会社以上に社員とその家族を守らなくてはなりません。

あなたはただの守銭奴ですか?
それとも胸を張って盾になれる経営者ですか?
この差は大きいですよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年6月28日日曜日

電源インピーダンスの測定方法(低い周波数域の代表例)

こんばんは、現職特有である激務の6月を何とか乗り越え、何とか生きております。
おまけに今年は私事でゴタゴタが続き、結構暇無し状態でありました…トホホ…。

さて、最近電源インピーダンスという言葉で検索される方が多いです。
また、測定方法を連想させるような言葉も入っているので、
“ひょっとしたら世間様は電源インピーダンスの測定方法を知らないのではないか?”
と思った次第です。

電源インピーダンス自体は考えてみれば測定方法が分かる程度のものですが、いざ測定してみようとすると、合っているのか怪しくて確信が持てない測定項目でもあります。
おまけに考えるのが苦痛な頭のサボり癖の付いた方もいますので、結構ハードルが高いかもしれません。

電源インピーダンス自体を測定する目的ですが、
理想的な電源+内部インピーダンスという要素に分解した形で測定する事によって、測定対象(電源)の挙動をより明確化する
というのが1つの目的です。
ぶっちゃけた話、
周波数特性が平坦かつ位相も暴れないで、低いほど優秀
これで終わりです。

  • IRドロップでどこまで電圧が落ちるか分かりやすい
  • シミュレーションモデルで表して評価しやすい
  • 適正なコンデンサの選定を行う判断材料になる
とか、様々な利点もあります。
ただ、測定方法は確立していますが、電源インピーダンスは生ものです。

  • 電源の負荷量で変動する
  • 電源の入力電圧で変動する
  • 要するに電源の制御ループの制約や影響が直接的に出る
という側面も持っていますから、実使用条件下の全ての範囲で正しく測定する事がお勧めです。

測定に必要な機材ですが、
  • アナログディスカバリーや周波数特性分析器(オシレータとオシロスコープでも可能)
  • 電子負荷装置(特性の良い放熱板付きのバイポーラトランジスタでも可能)
  • 電流プローブ(無誘導抵抗でも可能だがより良い精度を要求するなら必須)

の3つで測定ができます。
参考までに私は

  • 周波数特性の測定ではHP3562Aとアナログディスカバリーとの併用です
  • 電子負荷装置はPLZ152WA
  • 電流プローブはAM503B + A6302 + A6304XL

これで100kHz程度まではそこそこ信頼性の高そうなデータが取れます。(10kHzぐらいから怪しいけど…。)
電流プローブは電流値にあった抵抗を使う事でも代用ができますが、その抵抗の周波数特性(等価的なインピーダンス)の挙動に注意する必要があります。
(抵抗は主は数特性が平坦ではなく、周波数によってインピーダンスが大きく変化します)


さて、本題の測定方法ですが、このような形で測ります。


この場合、
周波数特性分析器→アナログディスカバリー や、NF回路製のFRA
などを用いると良いでしょう。
AM503+電流プローブやTCP202が無い場合は 0.1~10Ω の無誘導抵抗(可能な限り周波数特性が平坦な抵抗)を用いて、インピーダンスの高いプローブで測定するようにします。

電子負荷装置を買えない貧弱な方やDUTがアレな方は、バイポーラトランジスタでも代用が利きます。ベースに信号を抵抗を介して突っ込んで、線形性の高い非飽和領域でガンガン発熱させながら測定しましょう。
それと以前書いた記事を読んで事前に特性を取る事をお勧めします。線形性の高いデータが取れる範囲≒測定したデータが傾向として判断できる領域です。


この方法は比較的低い周波数帯域(100kHz程度まで)のみ有効な測定方法です。
高周波を測定するにはシャントスルー法をお勧めします。
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-8036JAJP.pdf
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5990-9031JAJP.pdf
http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5990-9031JAJP.pdf

かなり易しめに書いたつもりですが、これで満足して頂けたでしょうか?
ふら~っと立ち寄って去ってゆくのではなく、コメント等でガツンと要望を書いてくれると話題提供しやすいのでお願いいたします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年5月25日月曜日

時間軸の重要性を正しく認識しましょう

こんばんは、現在の日本企業において、設計や開発の能力低下している原因の一つに上司の能力が屑というものがあります
マネージメント能力が決定的に不足しているのですね。
私のような素人(=超平社員)に言われるのだから、本職は致命傷…とも思います。

日本の社会において、昨今の給与体系は大変歪になっており、給与を上げるためには非人道的な行いをこなさなければなりません

  • 他人に仕事を振って、自分が仕事をしたふりをする
  • 同僚を罠に嵌めて蹴落とす
  • 場合によっては部下も蹴落とす
  • 部下の成長を程よく阻害して自分が解らないような高度な成果を出させないようにする
  • 会議で一見凄そうだけどよくわからない抽象的な事を発言をする
  • そして会議の意義を崩壊させつつも自分の株を上げて、仕事をしなくても良い時間稼ぎをする
  • 成果未達成の理由を他人に押し付けて、自分が仕事をしてい無い事を隠蔽する
  • 周囲全体の能力上昇を阻止し、本人からの相対的な力関係を保つ

などなど、挙げ出せばきりがありません。
彼らの凄い所は、それらを無意識に完璧に実行しているという事です。
普通の真面目な人間からすると、正気の沙汰では無いのですが、キチガイ道にでも嵌ったのか?彼らは迷走する事に確信にも似た意義を感じざるを得無いようです。

さてさて、基本的な考えとして
“楽に威張りつつ仕事をせずに給与を稼ごうとすると、この手の詐欺師に成らざるを得ない”
という話はさておき、ここからが本題。

彼らは口先が達者以外にも困った事があります。
それは“時間の概念が全くない”という事であります。
事を起こすにも、人を動かすにも、物を作るにも、事務の仕事を片付けるにも、そして資源を有効的な状態に構築して準備するにも全て結構な時間という資源を消費します。
その時間をあたかも0であるような考えを持って、彼らは一瞬で成果が出るような言い方をしてくるのです。

もう少し説明をすると、
彼らは理想論ばかりを述べて、実際の実務に時間という制約があることを深く意識しません。

  • 実行・調査にかかる時間
  • 業務に関わる人の種別と時間の適切な換算
  • 調査費用をどこまでかける事が許されるのかという時間との価値換算
  • 設計で思慮すべき懸案事項の簡易的なテストモデルによる簡易確認と、そのための時間の消費

などなど、理想上では言い出した本人の言うように進めれば成果物はでき上がるのかもしれませんが、それは納期には絶望的に間に合わなくなるにも拘らず、その時間的問題を無視したがる傾向にあるのです。
厄介な事に人を追加したから仕事量が減っただろ?なんて平気な顔をして言う輩がいます。
しかし、人という資源は成熟度と場合によっては負にもなるし、0にもなるものです。
おまけに投入して数ヶ月はほぼ役に立たないですし、教えなきゃいけなくなる時間配分を配慮すると、資源としては0か負です。
恐ろしいですよね、私も今ボスから散々言われていますが、ベテランはいない、素人に毛の生えた程度の知識、仕事量を事務職方が勝手に自己生成して振りかけて来る、そして約束であるはずの成果目標は勝手に物凄いハードルの内容を設定され、今期から先は確実に評価が下がるように構成されてしまっています。
成果の約束は自己申告制ではありませんでしたか?私は自分が約束できる+α程度の事を書いた事しか覚えが無いのですが、何故に魔法をかけたような成果が出てくる事になっているのでしょうか?
実際の時間配分を基に重みを置いたのにも関わらず、知らない間に魔法をを使う事になっています。
残念ですが、私は童貞を20そこいらで捨てているので、私はもう魔法使いにはなれません。(違


冗談はさておき過去、プロジェクトは順調に遅れるものであり、それは公知の事実である。従って、報告さえすれば何をやっても許される…。そんな事を平気で述べるような人もチラホラ居ました…。

本当にそうでしょうか?
ならば初めから本当の約束しなければならない時期は何時なのか?より明確化しておかなくては、プロジェクトの前の予算段階で大コケしませんか?
恐ろしいですよね?

時間とお金の換算、ココも重要です。
プロジェクト全体で決められているのは“資源に対する成果”ですから、
資源は人、物、金、時間というような制約条件です。それらの範囲を定めてプロジェクトの実行がされます。
そして定めた制約条件の下で成果を出す=収益を出す必要があるわけです、
もし、前倒しによって収益が上がるのであれば、また、ほんの少しでも成果物の市場投入時期を前倒しできるのであれば、その場合は多少の資源を交渉する余地が生まれます。そして、逆にプロジェクトが遅れるという事は致命傷に繋がります。

まぁ、当然のように私は前倒しでしか仕事をしないので、成果が出すぎて数々の敵を作ってしまい、すぐに槍玉に挙げられて徹底的に干されるというお約束パターンなのですが。これを見ている皆さんは気をつけてください。


理想論を語るキチガイというのは何も厨二病患者だけではありません。現実の世界には山のようにいます。
昨今起こっている技術の停滞感や、市場の停滞感は、彼らの仕業でもあります。
理想は抱き、そして目指すものであり、安易に口にすべき事ではありません。
理想ができるならこの世界はとっくに争いのない何の不自由も無い平和な世界になっています。

お酒の席でもなく上司と部下のような間柄であるならば、平気で理想を語って仕事を振る輩は間違いなく屑です。

屑の本人は『俺、今超良いこと語ってる』と、妄想の世界で悦に浸れますが、現実を分かって居る人間からすると大変見苦しいものです。

あなたはそのような屑にならぬよう、十分心がけください。
そして、悦に入っている輩は自分の世界での無敵状態なので、関わる事無く退散することを強くお勧めします。
悦に入った輩は何を言っても聞く耳を持つ事はありません。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。