2015年8月27日木曜日

ある電源方式が記事にされていたので晒す

出先で偶々この方式に関してちょっと質問を受けた事や、ずいぶん前(原案は10年以上前)に作って、某社で試作していたΣΔ方式の考え方を取り入れた電源そのまんまの記事が「HiSAT-COT」として EDN Japan に記載されていたので少々解説してみようと思った次第。
某社では斬新過ぎて誰も注目せず、私の退職とともに忘れ去られてしまったずいぶん古い遺産ですし、私が所属していた会社の記事ではないですし、既に記事にされている≒公知ですので、問題ないと思います。

この方式はとても単純な構成で制御回路が作成できます。
積分器一つと比較器一つ、つまりオペアンプとコンパレータで実現可能なコアです。
部品点数が少ない≒信頼性が高い傾向です。
しかも、保護回路を簡単に追加できます。
つまりは、安く高性能で、しかも信頼性が非常に高く作れます。
この会社はこのΣΔ方式に何か独自の付加価値をつけていると思う。そうしない限り安易に売る価値は無いからである。そのため、ややこしい名前を付けたのであろう…が、動作はΣΔと変わらないので、話題に挙げさせて頂いた。


最小ON時間の設定、最大ON時間の設定、最大周波数の制限という制限回路を付加して、ドライブ回路やコイルの設計もしやすく作れるのです。
若気の至りもあり、当時考えた中では究極のアナログ回路式制御電源だと妄想しておりました。
(きっと今は違うはず。基本は同じでも2重積分やその他の手法があるので…。)
この方法はサーボや大電力スピーカー用のアンプ、大型電源にも応用可能です。
と言うよりも、大元の発祥はこれらのオーディオ関連の変換器からが本流でしょうね。

大方の書籍には挙がっていますが、先ずは長所と短所をおさらいしましょう。
短所は

  • 自励発振(ノッチフィルターやアクティブフィルターを効かせ難い)
  • 高精度と即応性がトレードオフ
  • ICとして供給されていないので、面倒
で、長所が

  • ノイズシェーピング(原信号≒負荷変動・負荷状況に対してのノイズが低い)
  • オーバーサンプリングで動作を行うので、それなりの早い応答が期待できる
  • 高精度か即応性の何方かが狙える
  • 小型化が狙える
  • 広帯域化→コンデンサーを小さくできる
  • 一般的な絶縁電源と比較して、負荷の急な変動に物凄く強くなる
です。
当然ですが挙動が異なるだけで、他(コア以外の設計・評価手順など)は普通の電源と大きな差はありません。理想的な動きをしてくれます。
原理の詳しくはここに書いてあります。
この基本原理の応用版です。

電源では必然的に即応性を優先した設計をしますから、高精度というのは外れます。
ノイズの低さがこの方法の大きな特徴です。

しかし、単純にフルブリッジ式の電源やアンプで用いる場合、そのまんまの方法では使い物になりません。
力が0の時にデューティー50%でスイッチング周波数が最大というのは、電力の無駄な消費にしかなりませんからね。
そこで、出力のbit数を増やします。
フルブリッジ(Hブリッジ)ならば、電源から負荷への供給状態として最低3つの状態(+・ー・無変化)があれば成立しますから、最低2bitが必要です。
サーボ回路用の電源回路で描くとこんな感じです。

電流フィードバックで動きやすいように組んであります。この回路ではHブリッジを正しく動かすためにロジック出力を幾らかいじって制御を行い、その後デッドタイム生成回路を通してをうまく動かしています。
電源回路用でこさえたのはこちら
フィードバックそのままをΣΔ変調したパルスに置き換え、伝送した後にロジック回路でごちゃごちゃして互い違いに動くようにした後、ドライブ回路に突っ込んでいます。
微妙に両サイドのON時間がずれ、磁気飽和に至る可能性があるので、このままでは使えません。
磁気飽和防止策が別途必要になります。(と言ってもセンサーひとつとロジック回路いじっておしまいですが…)

※ずいぶん昔の頃に適当に落書きでテスト用として書いたので、汚い点が多いですがご簡便をば…。
生まれるパルスはこんな感じです。この例は電源用の回路の波形です。
目的通りON時間がだんだん下がってゆくにつれ、周波数とデューティーが変化します。







サーボ用の物は緑と黄色が同じ端子から発生します。
(緑も黄色も0or5Vのデジタル信号である事に注意)
+側と-側それぞれ+100%出力付近~+0%出力付近、-100%出力付近~-0%出力付近でこのような波形が発生します。
サーボを考えたときは、欲しいときだけ欲しい分だけの電力を供給したい、用途が移動+加重ドライバでもあるので0.1mA~10Aまで低ノイズで丁寧に変化させたい…と考えたら、ここに落ち着いたというような感じです。

(家には既に実証用のサンプル回路があったりする…家で実証して、アイディアを会社に持ち込むと言う開発をしていた頃の遺産です。私の給与が世間一般的にはそれなりに高いにも関わらず、貧乏な理由でもあります。)
確か当時の実験結果では普通のHブリッジ式電源よりはずいぶんと出力ノイズが小さくできた≒使い物になりそうだった…と記憶しています。


さて、話を戻して、bit数を増やして行けば位相を増やした冗長性の高い制御電源も作成できます。
これを電源で使う理由は、絶縁アンプ部でパルスの伝送を使う事によって、物凄い高い帯域の電源が作成できるため
即ち、
コンデンサーを小さくできる(その気になれば電解コンデンサーも排除可能)
と、
光物部品の劣化に左右されにくいため、長寿命設計がしやすい
と言う点です。
一般的によく用いられるフォトカプラーでの伝送では、フォトカプラーの劣化で特性が大きく左右されます。
本来はこのフォトカプラーの経年劣化を配慮して末期の挙動を設計する必要があります。

間違ってはいけないと思うので、あえて同じ事を言います。
凡その絶縁電源は、設計が正しい場合には絶縁アンプのフォトカプラーが一番先に劣化します。
この劣化時においても正しく安全に停止側へ振らせる必要があります。
もし、その他の部品が先に寿命に至った場合は、明らかに設計の問題を孕んでいます。
つまり、フォトカプラーが先に寿命を迎えない回路は実運用時に壊れる可能性が高い回路です。
評価に抜けが無いか?正しい設計手順を踏んでいるのか?もう一度初心に帰って見直しましょう。
とても重要な事なので、2回言い回してみました。

さて、絶縁アンプのアナログ帯域制限は結構厳しいもので、実際の回路ではこの素子(フォトカプラー)の遅延時間が制御帯域の制限に大きく関わってきます。
いくら早い素子で優秀なものを用いても、電源のループ帯域は精々数kHzソコソコで頭打ちです。
おまけにoff側はバイポーラ素子特有の拡散時間に期待という、off→on側とon→off側の挙動が異なる素子を用いる場合が多く、無負荷からの急な負荷変動や、無負荷への急な負荷変動には頗る弱い電源が一般的です。

つまりは、単純なフォトカプラー式のアナログ式絶縁アンプ型電源回路では、高性能は望めません
必ずと言って良いほど遅くて気分勝手な(周囲環境に大きく影響を受ける)フォトカプラーの特性で制限を受けます。
また、コンデンサーのサイズを下げたり、電解コンデンサーレスを推進する大きな阻害になりますし、小型化を推進する際の大きな制約条件になります。

しかし、デジタルのパルスで伝送すれば、その問題は殆ど解決されます。
しかも、オペアンプ(積分器)とコンパレータ(比較器)、物を選べば1つのIC(Dip8ピンや14ピン)がコアという単純な構成で収まります。負荷の変動に対する応答の特性が1次応答で弱いと感じるならば2重積分すれば解決されます。
絶縁はパルスなので、高速・強力で、周囲環境に大きく影響を受ける可能性の低いデジタル絶縁ICの選択肢が山の様にあります。

ね?10数年前のデジタルが貧弱だった時代、FPGAの処理速度ですらトロ臭くて専用ICを起こすしかなかったが、そんな金を掛ける程大層な代物でも無いと電源は認識されていた時代において、コレをやらない手は無いでしょう?
と言う事でやっていた次第です。
尤も、当時勤めていた数々の職場は真似である事が最低限の評価対象の土台であったので、思いっきり叩かれまくったという経緯もあるのですが…。


この方法は、小型化や大電力、高速応答を要求されて電源の性能が著しく向上せざるを得ない現代において、安く高性能に仕上げるのには良い一手になります。
ただ、構想当時から10数年経った今は、しっかりとアルゴリズムを実装されたデジタル式のものには到底敵いませんけどね…。

一つの手の内として持って置くには良い一手になります。単純な構成なので、是非勉強しておく事をお勧めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年8月15日土曜日

個人の自主性に期待をしてはいけない

おはようございました。

今日の話は
自主性を持っている人間なんてほとんど居ないのに、それに期待する組織はばかげているという話。

私はある公益社団法人に属していまして、そこで無料奉仕を行っています。
そこで最近痛切に感じる事です。
この団体では金銭以外も含めて対価が貰えない(社会ではメジャーではない所詮はボランティア活動)であるにも拘らず、法人団体の要求するハードルが日に日に上がっています。
各個人の片手間ではとっくに片付けられない領域・状況になってしまったので、どう落とし処を見つけるのかなぁ~と他人事のように思っている次第。

私も相当困っていますし、ペーペーの平でこんな有様ですから、重役の人はたまったもんじゃ無いだろうなぁ~と…。
個人的な報酬(金銭ではなく、価値の図りくい何か)の見えない・見えにくい・価値をあげようとしてくれない団体の親方に対して、相当鬱憤が堪っておられないだろうか?なんて思う次第。
まぁ、市場における実体的価値を創造する立場の人間の団体なのに、何故か文部科学省管轄って言うのが一番問題な気がする。
これが経済産業省管轄だったら、ずいぶん空気は変わっていたんだろうけど…。

さて、学術・学問と技術って言うのは密接だけど、分けて考えて市場における活動を目指さないと、組織が崩壊しかねないよ?って言う話はさておき、本題に入ります。


自主性って言うのは並ならぬ感性の塊に加え、ある程度の横暴さや所謂DQNらしさが無いと発揮できません。
感性が無いならただのDQNやキチガイあたりで止まりますし、感性があった場合はとっくに個人事業主(もしくは会社のボス)として成功しているわけです。

人間は感情で動く生き物
しかも厄介な事に、悲しみ側の感性は凡そ皆のベースは定まっていますが、幸せ・行動的・前向きな感性のベースは其々が大きく異なる生き物です。

おまけに行動的になるのは、自分にとって明確な利益になると判断した時、もしくは昔からの習慣で動ける人だから落ち着かないのか、ただの気まぐれ程度です。

ですので、重たい仕事かつ、他の重要な仕事も兼務をしている状態では、
普段から行動する人

  • 失敗の確率が高くなりやすい
  • 慎重さに欠けて危険要因にもなりかねない

ですし、あまり積極的に動いているわけでは無い人間にとっては

  • 優先的な対処事項では無くなる
  • 片付けやすい案件から片付けるため、関わらなくなり始める
  • 安全側に振りすぎて何が成果か良く分からないものが出てくる

という事態になります。
なので、個々の自主性(個人プレーの能力)に過剰な期待をしても、然程期待した効果は得られません
もし、動いたとしても、普段の出せる力よりも相当に低いです。

私も積極性の欠片も持ち合わせていない至って受動的な凡人ですので、基本的に誰もやらないかつ結構重要度は高い案件で無ければ積極的に行動を起こしません。
基本的に仕方ないから仕事を進めるという立場が圧倒的に多いです。
・・・残念な人間ですねぇ~。


さて、忙しい人に仕事を任せる風潮の多い昨今、この基本的な人間の行動原則や

  • 仕事の数をこなす忙しい人は、片付けやすい順番で仕事が片付いていく
(インオーダー実行やアウトオブオーダー実行のどちらでもない)
  • 重たい割に成果が得られない仕事は必然的に優先度が下がり、最終的に関わる可能性が低い
(やりたくない事はやらなくても支障が無い現実を彼らは知っている)


こういった基本的な行動原則を覚えていないと、後々失敗しますよ?
そうそう、それ以上に
“人間の能力を超えた業務量は、対価が無い場合では本人の精神を積極的に崩壊させることに寄与する”
という精神病の促進面もお忘れなく。
一時期ソフト会社がこれで大量に潰れましたよね…今の派遣業界もこの状況ですが…。

行動できる人間で高い知性を持っている人間であれば比類なき成功を収めていますから、とっくに雲の上の存在になり、手の届かない人です。
その人たちはその人たちの集まりだけで手が一杯です。
我々凡人とは一緒に近い仕事をする立場ではないはずです。
では近くにいる行動的な方・自主性の高い方は一体どういう人でしょうか?
それを深く観察して正しい選択をする事をお勧めします。
対価の見えない仕事の与えすぎや、過剰な業務の付与、過剰な期待は本人や組織にとっても百害合って一理無しです。
この事実は正しく認識しておきましょう。

決して個人の自主性には期待してはいけません。自主性を期待するならば、その背景や彼にとっての利益をしっかり構築してあげましょう。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


2015年8月5日水曜日

情報の双方向性に関して、正しく認識しましょう

今日の話す内容は、
ネットは強制しないメディアなので、一般公衆からの認識度は低くならざるを得ない
という話です。

言ってしまえば至極当然の事なのですが、案外と理解されていない方が多い問題です。
特に日本に於いて、テレビや無料雑誌の様に『実質がほぼ無料のメディア』に慣れた方は、広告にかかる費用を正しく認識できていないことが多いです。
無料に近い広告媒体としてインターネットを介する広告がありますが、新聞やテレビ、雑誌の広告欄と違って、インターネットで無料に近い広告を行おうとする場合には、強制的に見せる手段がありません
インターネットにアクセスする側の意思が非常に重要なのです。

ですので、単純にSNSやホームページ掲載などで終わらせると、誰にも知られずに終わる場合が非常に多いです。
その為、インターネットを介する広告に於いては、継続的な集客方法が重要になります。
その広告の周辺にある内容が魅力的で無ければ、サーチエンジンに引っかかる事もありませんし、個人的な口コミで広がる事もありません。
情報関係の技術者や実務者であれば解ると思いますが、この魅力的な内容の維持と言うのは、情報の更新や新しい提供であり、これらの作業を纏めて実際の運用と呼んだり、維持管理と呼称しています。
この運用と呼ばれる作業を実際にやった経験のある方ならば解ると思いますが、実際の運用にはかなりの労力と時間、場合によっては多額の資金が必要になります。

この手の広告は始めてすぐにお客が見つかりませんから、サーチエンジンに引っかかる内容を拡充して、さらにその質を自らの水準ではなく、宣伝相手にとって高める必要があります。
下手にアプローチをすると相手に逃げれて二度と来なくなりますから、相手に合わせる必要もあります。
継続的な訪問をしてくれる客を得たところで、初めて宣伝が少しづつ浸透し始めます。著名な人が行なえば比較的早期に立ち上がる事ができますが、私みたいに無名な人間の場合は、結構な時間と内容を準備しても全く訪問者が増える事はありません
実際に多くの場合が我慢比べになりますね。

黎明期に於いては、良くも悪くも知ってもらう事が最重要になることもあります。
その為、わざと悪いイメージの方で炎上させる事もあります。

尤も、私のBlogは明確に只の駄文である事を公言し、趣味と妄想の世界観に特化してますから、特に何もしておらず、訪問者が来ないことが普通ですが…。そんな訳ですが、何故か外国からのアクセス(特にロシア語圏)が多いです。このBlogの第一言語をロシア語に変えた方がいいのかもしれない…。



さて、日本で多くの幅を利かせている広告媒体代理店(電通や博報堂など)は、この運用と維持管理も含めて労力を提供し、収入を得ます。
つまり、彼らの多少の取りすぎ感はあれど、実際のターゲットに対してある程度魅力がある内容や、有効性のある内容を作成・提供しようとすると、結構な額の支出(そして労力も)が必要な訳です。
DIYに嵌っておられる方ならば解ると思いますが、実際の成果物を構築し終えるまでには、プロと比較して結構な時間を掛けるか、もしくは妥協できる品質の程度を落とす事をしなければなりません。
そうでなければ、プロに任せる方が確実に価格性能比の良いものを提供してくれます
これは広告に於いても同じ事が言え、資金や労力を掛けられないのであれば、それなりに時間と知恵で勝負するか、素直に妥協点を低くするしかありません
その所をあまり良く解って居ないのに、好き勝手な理想論を掲げ、情報に対する価値を解らずに文句を垂れるばかりの非常に残念な頭な方々が多くなってきている様に感じます。

特に日本ではテレビの受信料が無料というのもあり、広告の見た目の価値低下に関して、余計に拍車がかかっている様に思います。

また、インターネットによる広告は、安い質であれば簡単に仕事をした振りができます。
残念な事に昨今の日本では、仕事の成果よりもやった振りが重要視されており、如何に仕事の成果が出ない言い訳を語るか?が評価対象になっております。
その影響もあって、無尽蔵な理想論を語るキチガイが世の中に蔓延りつつあります

文句を垂れるだけならば、表面上の薄い知識で語っても、素人には分からない程度に格好だけはつきます

しかしながら、資金や労力を掛けない広告は殆ど効果が得られません。
それを理解しているのと理解していないのでは雲泥の差があります。
しかし、理解すればする程に泥臭い仕事に従事しなければなりませんし、その泥臭さは理想論から外れます
ですから、頭の残念な連中には口では勝てなくなります。
なぜなら世間は頭が残念な方々が多数派ですので、理想論を語るキチガイを世間は支持してしまうからです。
絶対数で負けますが、それに対抗し得る強い志が無ければ、
簡単に多勢に無勢の状況になり、心労が絶えない状況に陥ります。

ですから我々みたいな全体が良く見えている立場の人間は、どれだけ泥臭い仕事が熟せるか?を評価対象にしなければなりません。

強制力に乏しいインターネットが安い広告手段であるという認識は早々に捨てるべきです。
手間もかかりますし時間も相当かかります、場合によっては結構な額面がかかります。
急いで居ようがこっちの都合はお構い無しの広告手段ですし、強制的なメディアに対してかなりの時間がかかる宣伝です。

インターネット広告なんて、チョチョイとやればできて、効果もある程度得られるという認識であれば、早目の修正をお勧めします。
解っている人間からすれば、その軽い言動や思想は軽蔑に値します。
あなたは目先の格好良さを得る為に、能力の高い人間から軽蔑される事を望みますか?

尤も、実際にやって見せれば尊敬の眼差しを得る事は間違いないでしょう。
しかしそれが出来るのであれば、あなたはとっくに最高の富を得て、現代に蔓延っている出来損ないの広告代理店を潰せているはずです。
このBlogを読んでいるような時間を持っているという事は、軽い言動を避けるべきすばらしい未来のある人間です。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。



採用活動に見る妄想癖が社会を壊す

ここ数年の採用活動に於いて、酷い有り様だと感じることがあります。
簡単に言ってしまえば
『身の丈を知れ!』
の一言で片付けられますが、それに誰も苦言を呈さないのは如何なものか?と感じるところですので、勝手に宣っておこうと思います。

採用する側も、される側も、莫迦仕合になりつつあるこの酷い有り様は、真面に挑戦しようとしている真面目な会社や真の実力者にとっては、非常に拙い状況であると言わざるを得ません。

求人を出す側は、なんでもできる非常に貴重な実力者をふざけた給与で寄越せと斡旋会社に無理難題を浴びせ掛けます。
一方、そんな給与で優秀な人間が来る可能性は殆どないのは明白ですから、嘘(この業界に於いては、誇大広告は嘘にならないらしい)をばれない程度につく人間を斡旋します。
そうすると、採用に対する評価が下がるので、どんどん悪循環が発生してします。
どうせ嘘付きしかこない→額面を下げる
この負の循環が始まり、安かろう悪かろうの世界に突入します。

思い切って額面を上げても、採用に対する評価方法が確立していないので、多くのギャンブルよりも当たる確率は低いでしょう。
本気で採用したいのであれば、素直に人脈を辿るぐらいしか無くなるのですが、人脈もまた優秀な人間にしか備わっていない、もしくは形成できないというもどかしい状況です。
結局の所、類は友を呼ぶという状況に変わりはなく、会社にとっては
どれだけ優秀な人間を確保できるか?
もしくは、
優秀な人間を育てる環境をどれだけ作る事ができるか?
中長期的な経営課題の一つになる訳です。

もうお判りですね?
もし、日本流のリストラ擬きを実施して中心的な人物が離れてしまった場合には、その会社の能力はその人間の維持費用を遥かに超えた損失が生まれます
しかし、もし優秀な人間を取り込む事ができた場合は、費用対効果は尋常ではないものがあります。
基本的に士気は入社前が最大で、上がる事は稀です。
運よく入社にまで至り、採用ができた場合においては、本人の士気を可能な限り低下させない事が当面の課題になります。
組織の決まりや文化上もどかしい状況が暫く続きますから、例えば本採用の時点で給与改定を実施して、可能な限り給与をはずみ、遠回りでも期待している意思表示をすべきだと考えます。

しかし、日本では給与改定を行うというのは文化として希少です。
場として優秀な人間は殆ど手に入りません。恐らく採用に至る人間の1/100〜1/1000程度でしょう。

おまけに少子化の影響を受けて、絶対的な人の数やが低下していますし、給与の相対的な低下によって高等な教育を受けている人間の数が下がる事は避けられないでしょう。
教育にはお金が必要です。学校は既にキチガイ親というモンスターに運営を破壊されている可能性が高いですから、自らが教え込むかうまく教え込むための機関を利用せねば厳しいでしょう。

日本に於いて当面の人事に関する経営課題は、優秀な人間への上手な対応と優秀ではない人間をどれだけ実用性の高い人間に育てられるか?になります。

簡単に社会の状況は変わらないので、早く気づいて行動した者が勝ち残る可能性があります。
総務や採用・人事だからそこまで力を掛けなくて良い…なんて甘い考えをしていると、一発で方向性が変わります。
貴方の会社は大丈夫ですか?
少なくとも、私が見て来た会社組織の殆どは落第点です。
相手が落ちている時こそ絶大なチャンスですよ。
転職市場の馬鹿騒ぎが落ち着きつつある今だからこそ、次の一手を正しく踏み出しましょう。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年7月19日日曜日

重さを正確に測る為に導入

おはようございました。

家には重さを測る道具がないので、廃品回収&整備を行い、良さげな物を準備しました。
元々全て故障品なので、結構手間とお金が掛かりましたが、今のところ正常動作しています。

  • 島津製作所のAEX-120B、120gまで0.1mg単位で測れます。
  • A&DのEK-600i、600gまで0.1g単位で測れます。
  • OHAUSのEC-15、15kgまで0.5g単位で測れます。


それなりにいい物が揃ったのですが、何に使おうか?
いささか過剰スペックな気がします。

大人気ないミニ四駆という手もありますが、あちらは動バランスや各タイヤにかかる荷重配分の方が重要なので、どちらかというと4個小型の同じ測定器があった方が良いと思われます。
これだとそのままタイヤのバランス取りぐらいにしか使えないかも知れません。




ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年7月11日土曜日

飲みニケーションが重要とか言う妄想は棄て、若者の○○離れという妄想も捨てましょう

昨今、日本では『飲みニケーションが重要視されている』とかマスコミに洗脳された経営者が多数おり、本人の無能さを露呈している残念な経営者が多くおられます。
私の会社もその傾向があり、こういった残念な方々の影響で非常に残念な会社になりつつあります。

そもそも経営者が新人だったころと大きく異なり、社会的背景として、

  • 実質的な物価は1.5倍以上に上がっている
  • 実質的な税金も1.5倍以上に上がっている
  • 給与の額面は1.5倍に上がっていない
  • そもそも、給与は下がる傾向にあり、上がる傾向には無い
  • グローバルスタンダードという名の下に福利厚生も一切無くなり、働く環境としてはずいぶん悪くなった

そのため、若い人たちの労働に対する支払われる価値は実質的に半分以下です。
厄介な事に物価の上昇は最近まで緩やかに行われてきた事ですし、税金はつい最近に一気に上がったため、もともと貰っている給与の大きい方々にはあまり関心が無い事かもしれません。

経営者が入社した頃と違って、入社試験を受けても接待してくれませんしね…

最近のこの社会状況を受けて、実質的な給与削減をされてしまった若い社員たちは外食自体を避ける傾向にあります。
そのため、それを幾らか緩和しないと困る(収入源が無くなる)マスコミの方々が外食産業を少しでも応援しようと全力支援した結果がこの飲みニケーションの推進です。

そんな事も分からずに流行っているとか言うのですから、困ったものです。

会社側から飯を食わせてやるから、我々の都合のよいようになれ

そういう事を遠まわしに言っているわけです。

若い方々が労働の対価として会社から受けるサービスの価値は半分以下になっている

にも拘らずです。

昨今の自社の不景気の根本原因は経営方法のあり方や、自分たちの過剰な給与配分にあるはずですが、経営者にとって非常に都合の良い話をしているとは思いませんか?

若い人間の○○離れと無意味にのたまう連中がいますが、そもそも年金の貰えない世代が老後の資金貯蓄を差し引くと生活するのに最低限の収入し変える事しかできない社会条件下で、そんな消費に回せる資金が出てくるわけがありません。


自ずとおいしいお酒や料理からは疎遠になりますし、娯楽に近い消費も下がらざるを得なくなります。
産業の一部を除いて、全体が衰退して当然の結果なのです。

結婚して子供ができればお金が必要ですから、結婚もしません。
男性としては子供ができなければ良い訳ですし、昨今の不景気のおかげで風俗関係の相場・価格が大暴落しました。安いAVでも十分な質がある社会になっていますから、わざわざ高い軍資金を用いてまで女性の相手をする必要も無いわけです。
老後は自分でお金を貯めていれば施設に入ることができます。
しかし、貯蓄があるなんて事がばれると大変です。人はお金が絡むと簡単に敵になりますから、必要以上に強い接触する必要もありません。

最近の傾向として緩い繋がり以外を求めない根本的な原因もここにあります。


この彼らの資金練りの現状を分かって経営されていますか?
もし知らないのだとすればあなたは経営者として失格です。
社会的な責任として、経営者は会社以上に社員とその家族を守らなくてはなりません。

あなたはただの守銭奴ですか?
それとも胸を張って盾になれる経営者ですか?
この差は大きいですよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年6月28日日曜日

電源インピーダンスの測定方法(低い周波数域の代表例)

こんばんは、現職特有である激務の6月を何とか乗り越え、何とか生きております。
おまけに今年は私事でゴタゴタが続き、結構暇無し状態でありました…トホホ…。

さて、最近電源インピーダンスという言葉で検索される方が多いです。
また、測定方法を連想させるような言葉も入っているので、
“ひょっとしたら世間様は電源インピーダンスの測定方法を知らないのではないか?”
と思った次第です。

電源インピーダンス自体は考えてみれば測定方法が分かる程度のものですが、いざ測定してみようとすると、合っているのか怪しくて確信が持てない測定項目でもあります。
おまけに考えるのが苦痛な頭のサボり癖の付いた方もいますので、結構ハードルが高いかもしれません。

電源インピーダンス自体を測定する目的ですが、
理想的な電源+内部インピーダンスという要素に分解した形で測定する事によって、測定対象(電源)の挙動をより明確化する
というのが1つの目的です。
ぶっちゃけた話、
周波数特性が平坦かつ位相も暴れないで、低いほど優秀
これで終わりです。

  • IRドロップでどこまで電圧が落ちるか分かりやすい
  • シミュレーションモデルで表して評価しやすい
  • 適正なコンデンサの選定を行う判断材料になる
とか、様々な利点もあります。
ただ、測定方法は確立していますが、電源インピーダンスは生ものです。

  • 電源の負荷量で変動する
  • 電源の入力電圧で変動する
  • 要するに電源の制御ループの制約や影響が直接的に出る
という側面も持っていますから、実使用条件下の全ての範囲で正しく測定する事がお勧めです。

測定に必要な機材ですが、
  • アナログディスカバリーや周波数特性分析器(オシレータとオシロスコープでも可能)
  • 電子負荷装置(特性の良い放熱板付きのバイポーラトランジスタでも可能)
  • 電流プローブ(無誘導抵抗でも可能だがより良い精度を要求するなら必須)

の3つで測定ができます。
参考までに私は

  • 周波数特性の測定ではHP3562Aとアナログディスカバリーとの併用です
  • 電子負荷装置はPLZ152WA
  • 電流プローブはAM503B + A6302 + A6304XL

これで100kHz程度まではそこそこ信頼性の高そうなデータが取れます。(10kHzぐらいから怪しいけど…。)
電流プローブは電流値にあった抵抗を使う事でも代用ができますが、その抵抗の周波数特性(等価的なインピーダンス)の挙動に注意する必要があります。
(抵抗は主は数特性が平坦ではなく、周波数によってインピーダンスが大きく変化します)


さて、本題の測定方法ですが、このような形で測ります。


この場合、
周波数特性分析器→アナログディスカバリー や、NF回路製のFRA
などを用いると良いでしょう。
AM503+電流プローブやTCP202が無い場合は 0.1~10Ω の無誘導抵抗(可能な限り周波数特性が平坦な抵抗)を用いて、インピーダンスの高いプローブで測定するようにします。

電子負荷装置を買えない貧弱な方やDUTがアレな方は、バイポーラトランジスタでも代用が利きます。ベースに信号を抵抗を介して突っ込んで、線形性の高い非飽和領域でガンガン発熱させながら測定しましょう。
それと以前書いた記事を読んで事前に特性を取る事をお勧めします。線形性の高いデータが取れる範囲≒測定したデータが傾向として判断できる領域です。


この方法は比較的低い周波数帯域(100kHz程度まで)のみ有効な測定方法です。
高周波を測定するにはシャントスルー法をお勧めします。
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-8036JAJP.pdf
http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5990-9031JAJP.pdf
http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5990-9031JAJP.pdf

かなり易しめに書いたつもりですが、これで満足して頂けたでしょうか?
ふら~っと立ち寄って去ってゆくのではなく、コメント等でガツンと要望を書いてくれると話題提供しやすいのでお願いいたします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年5月25日月曜日

時間軸の重要性を正しく認識しましょう

こんばんは、現在の日本企業において、設計や開発の能力低下している原因の一つに上司の能力が屑というものがあります
マネージメント能力が決定的に不足しているのですね。
私のような素人(=超平社員)に言われるのだから、本職は致命傷…とも思います。

日本の社会において、昨今の給与体系は大変歪になっており、給与を上げるためには非人道的な行いをこなさなければなりません

  • 他人に仕事を振って、自分が仕事をしたふりをする
  • 同僚を罠に嵌めて蹴落とす
  • 場合によっては部下も蹴落とす
  • 部下の成長を程よく阻害して自分が解らないような高度な成果を出させないようにする
  • 会議で一見凄そうだけどよくわからない抽象的な事を発言をする
  • そして会議の意義を崩壊させつつも自分の株を上げて、仕事をしなくても良い時間稼ぎをする
  • 成果未達成の理由を他人に押し付けて、自分が仕事をしてい無い事を隠蔽する
  • 周囲全体の能力上昇を阻止し、本人からの相対的な力関係を保つ

などなど、挙げ出せばきりがありません。
彼らの凄い所は、それらを無意識に完璧に実行しているという事です。
普通の真面目な人間からすると、正気の沙汰では無いのですが、キチガイ道にでも嵌ったのか?彼らは迷走する事に確信にも似た意義を感じざるを得無いようです。

さてさて、基本的な考えとして
“楽に威張りつつ仕事をせずに給与を稼ごうとすると、この手の詐欺師に成らざるを得ない”
という話はさておき、ここからが本題。

彼らは口先が達者以外にも困った事があります。
それは“時間の概念が全くない”という事であります。
事を起こすにも、人を動かすにも、物を作るにも、事務の仕事を片付けるにも、そして資源を有効的な状態に構築して準備するにも全て結構な時間という資源を消費します。
その時間をあたかも0であるような考えを持って、彼らは一瞬で成果が出るような言い方をしてくるのです。

もう少し説明をすると、
彼らは理想論ばかりを述べて、実際の実務に時間という制約があることを深く意識しません。

  • 実行・調査にかかる時間
  • 業務に関わる人の種別と時間の適切な換算
  • 調査費用をどこまでかける事が許されるのかという時間との価値換算
  • 設計で思慮すべき懸案事項の簡易的なテストモデルによる簡易確認と、そのための時間の消費

などなど、理想上では言い出した本人の言うように進めれば成果物はでき上がるのかもしれませんが、それは納期には絶望的に間に合わなくなるにも拘らず、その時間的問題を無視したがる傾向にあるのです。
厄介な事に人を追加したから仕事量が減っただろ?なんて平気な顔をして言う輩がいます。
しかし、人という資源は成熟度と場合によっては負にもなるし、0にもなるものです。
おまけに投入して数ヶ月はほぼ役に立たないですし、教えなきゃいけなくなる時間配分を配慮すると、資源としては0か負です。
恐ろしいですよね、私も今ボスから散々言われていますが、ベテランはいない、素人に毛の生えた程度の知識、仕事量を事務職方が勝手に自己生成して振りかけて来る、そして約束であるはずの成果目標は勝手に物凄いハードルの内容を設定され、今期から先は確実に評価が下がるように構成されてしまっています。
成果の約束は自己申告制ではありませんでしたか?私は自分が約束できる+α程度の事を書いた事しか覚えが無いのですが、何故に魔法をかけたような成果が出てくる事になっているのでしょうか?
実際の時間配分を基に重みを置いたのにも関わらず、知らない間に魔法をを使う事になっています。
残念ですが、私は童貞を20そこいらで捨てているので、私はもう魔法使いにはなれません。(違


冗談はさておき過去、プロジェクトは順調に遅れるものであり、それは公知の事実である。従って、報告さえすれば何をやっても許される…。そんな事を平気で述べるような人もチラホラ居ました…。

本当にそうでしょうか?
ならば初めから本当の約束しなければならない時期は何時なのか?より明確化しておかなくては、プロジェクトの前の予算段階で大コケしませんか?
恐ろしいですよね?

時間とお金の換算、ココも重要です。
プロジェクト全体で決められているのは“資源に対する成果”ですから、
資源は人、物、金、時間というような制約条件です。それらの範囲を定めてプロジェクトの実行がされます。
そして定めた制約条件の下で成果を出す=収益を出す必要があるわけです、
もし、前倒しによって収益が上がるのであれば、また、ほんの少しでも成果物の市場投入時期を前倒しできるのであれば、その場合は多少の資源を交渉する余地が生まれます。そして、逆にプロジェクトが遅れるという事は致命傷に繋がります。

まぁ、当然のように私は前倒しでしか仕事をしないので、成果が出すぎて数々の敵を作ってしまい、すぐに槍玉に挙げられて徹底的に干されるというお約束パターンなのですが。これを見ている皆さんは気をつけてください。


理想論を語るキチガイというのは何も厨二病患者だけではありません。現実の世界には山のようにいます。
昨今起こっている技術の停滞感や、市場の停滞感は、彼らの仕業でもあります。
理想は抱き、そして目指すものであり、安易に口にすべき事ではありません。
理想ができるならこの世界はとっくに争いのない何の不自由も無い平和な世界になっています。

お酒の席でもなく上司と部下のような間柄であるならば、平気で理想を語って仕事を振る輩は間違いなく屑です。

屑の本人は『俺、今超良いこと語ってる』と、妄想の世界で悦に浸れますが、現実を分かって居る人間からすると大変見苦しいものです。

あなたはそのような屑にならぬよう、十分心がけください。
そして、悦に入っている輩は自分の世界での無敵状態なので、関わる事無く退散することを強くお勧めします。
悦に入った輩は何を言っても聞く耳を持つ事はありません。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2015年4月29日水曜日

COSEL製電源LDC30Fのインピーダンスを晒すついでに電源の劣化診断のアドバイス

おはようございました。

久しぶりに何もしないお休みが来たので、家に転がっている電源のインピーダンス特性を測ってみようと思った次第です。

では早速、今日は男儀の塊であったであろう昭和天皇に思いを馳せつつ何かをする日、と勝手に私が思いついたので、その思いに従い半分妄想を交えながら測定します。




この電源の±12Vを搭載した側は劣化してまして、そろそろ危ない状態です。
インピーダンス特性を見ると分かりますが、+12V出力に特徴のある変化が現れているのが分かると思います。
+12Vと+15Vでは多少フィードバック設定用の抵抗値が変わりますが、大した差はありません。
つまり、この測定では劣化傾向はインピーダンスで見る事ができるかもしれない事を示唆しています。
一般的な絶縁式の電源の劣化に関しては、コンデンサだけではなくフォトカプラの影響もありますから、インピーダンスの傾向も見ておく事をお勧めします。
(ただ、インピーダンスだけで見るよりは、特定負荷条件下での電圧リップルノイズ等を加味した方が安全だと思う)

今回は偶々インピーダンスが下がりましたが、設計次第ではどう転ぶか分かりません。
電源の品質や安全性、故障時の安全側への壊れ方等は、企業云々ではなく設計者個人に依存する所です。
なかなか会社や企業の文化としては残りにくいところです。

理由はマニュアルに載せられるほどの体系化をできる人がなかなかいない事と、昨今の企業文化の傾向としてコストアップをある程度許容する標準化をしない傾向が強い、安全側への壊れやすさの評価なんて指標自体がそもそも存在する事がほとんど無いためです。

本来こういった安全を要求するものは、壊れる順序を正しく設計しなければなりませんが、それは意図的な寿命を組み込む方向に繋がります。
そして、その意図的な寿命に対比して、他の部分の寿命を相対的に伸ばす事を要求しなければなりませんが、ココが大きなコストアップに繋がります。
そして、これらは多くの企業に存在するマニュアルの運用には違反する行為でもあります。
また、“壊れやすく設計する”という言葉に過剰反応する人が異様に多く、設計を知らない設計者が多い昨今では猛反発を食らいます
そして、下手に強行をすると、顧客にとても喜ばれたが自社に貶され首切りに合うという悲惨な目にあった私と同じ運命を辿る事を約束されてしまいます。

つまり、電気物の電源・モータドライバ・産業用インバータ等のパワエレ周辺の設計に関しては、会社の設計指針よりも、個人の能力の結果に依存する傾向が強いと私は断言します。

CISPRだろうが、VCCIだろうが、ULだろうが、IECだろうが、通そうと思えば力技で何とかできる程度の規格です。
そんなどうでもなる所で手をこまねいている程度の企業には能力がないと私はきっぱり言い切ります。

我々が必要なのは、実使用条件下に置ける真の安全性であり、それは規格には最低限の事しか明示されておらず、顧客の要求を満足する事はありません。。
ですから、電源の品質・メーカーブランド・ロット等には、多少なりとも拘って置いたほうが良いのかも知れませんよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

私事ではありますが、寄稿させて頂きました

おはようございました。

完全なる私事でありますが、日本技術士会の中部倫理委員会の前身である『ETの会』が発行した書籍に寄稿させて頂きました。

技術倫理と社会 第10号

です。
技術者の限界に潜む倫理的課題と解決の糸口
と題しまして、

  • 好きなことと上手なことを区分する
  • 中長期視点で開発・設計に挑む必要性
  • 日本で困難な技術者の経営参画問題
  • 成果には相応の報酬を要求する勇気
  • 国勢・政治情勢を捉えて一歩先を見る
  • 激動の2015年の先を見据える
と、こんな事を宣ってみました。

他の有名な方々の寄稿記事(むしろこちらが主ですが…)もたくさん含まれております。

印刷協力費1000円で手に入れる事ができますし、
国立国会図書館にて閲覧も可能です。

ぜひ一度読んで戴き、違った世界を味わって欲しいと願っています。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。