2014年10月23日木曜日

陥りがちな設計ミスの代表例があったので晒して置く

おひさしぶりです。

ちょっと身の回りでゴタゴタがあり、家のノートPCのHDD突然死亡に加え、間接的なパワハラもあってか、ついカッ!っとなって、求職中になりそうであります。そんな訳で、
私のようなキチガイ染みた輩を採用してくれる奇特な会社があることを切に願っています

さて、今日はちょっとした技術の小ネタです。
少し前、電解コンデンサの設計において、
“リップル電流ぐらいはしっかり事前計算して、最低限のものをつけなさい”
という話をしました。

じゃあ、他のコンデンサはどうなのよ?という話もあります。

  • セラミックコンデンサ→振動で寿命に悪影響が出ない程度に低減させる必要がある。
  • フィルムコンデンサ→内部構造が破綻しない程度に低減する必要がある。
  • タンタルコンデンサ→できるだけ流さない。特に高周波は厳禁。(銀が移動して短絡故障)

など、基本的に大電流を流してはいけません

こういう基本的に流してはいけない。という事項が分かっていない設計されている方が多く、現実には市場不良という形で会社の信用を大きく低下させてくれる方々が多数いらっしゃいます。
特に最近は共振(という名の狂信)コンバータを設計されている方が多く、そこで用いられるコンデンサにはフィルムコンデンサを用いることが多いのですが、その定格電流という概念を卓越した斜め上の設計をされるパターンが多々あります。

今日はそのフィルムコンデンサの設計ミスの代表例を紹介します。
先日の半田クラックでも有名になった某P社の設計例です。




最近安定器の故障=P社がダントツに多いです(涙

ね?ものの見事に破裂してるでしょ?
普通フィルムコンデンサには自己修復機能があり、短絡破損したらその箇所の伝導体(金属箔)が消失し、短絡故障を修復します。
しかし、温度が高い、加熱されている、非常な高負荷など度を越えると破裂にいたります。
フィルムコンデンサはESRも低く、セラミックみたいに圧電効果も低く振動しないので、よく用いられますが、構造上の都合において定格電流はそんなに高くありません

コンデンサは適材適所で正しく使いましょう。
種類が多いということは、それなりに用途があり、すべて別の特性を持っています。
目的を達成するために必要なのは、電圧と容量、インピーダンスというだけの様な単純な話ではありません
それぞれに得意不得意があり、それぞれを補完する形で配置配線しなければ、思っている通りの設計効果は得られないのです。
安易に種類やメーカを限定して使おうとすると、手痛いしっぺ返しが待っていますよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年10月5日日曜日

機械状態監視診断技術者コミュニティに参加してきました

『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』に参加してきました。
電気電子部門の技術士なのに、関係あるの?なんていう方が居られるかも知れません。
それを言ってしまえば、『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』講演と言う名の下に好き勝手なお喋りさせて頂いたのも、あまり関係がないのかもしれません。

さて、冗談はさておき本題。
私がこういう所に出しゃばっているのにはそれなりの理由がありまして、
“昨今の無鉛はんだ化の影響で、部品寿命よりもはんだ割れによる寿命のほうが先に来てしまっている”
という事実があります。
特に

  • 家電のON/OFFによるヒートサイクルでの損傷
  • 産業機器での面実装型の小型大容量の積層セラミックコンデンサ+電流による圧電効果での振動
  • 振動の多い産業工作機器・製造装置(ボンダ、マウンタ等)の振動によるはんだ割れ

というのが最近の無鉛はんだ化した状態でも故障の主要要因に挙げられます。

『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』ではその問題が出ていることをお話し、材料力学屋さんの深い知識を持って

  • はんだ付け時にどうしても発生せざるを得ない残留応力の問題解決方法を模索
  • ヒートサイクルによって発生する熱膨張問題への積極的参画のお願い

という内容をできる限り講演に来ていただいた方にお願いする使命感を持って参画させていただきました。

そして今回の『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』では、振動フリークな方々に、
大型機械だけでなく、局所的な電子基板の振動による破損問題を手伝ってもらいたい
という我侭を通させてもらおうというのが狙いでした。

  • 点で測る計測器ではなく、2次元で計る計測方法の重要性
  • その代表用途の具体的提示
  • ビジネスとしての成立性
  • 学問の世界では販売しているけども、企業が投資できる値段(1000万以下)ではないという事実
  • そして、これらとCADの連携で、一気に寿命が延びて不良が低減されること

という内容を一方的に熱く語らせてもらっています。

まぁ、どう動いても結果は数年後です。
ただ、誰が先に製品を仕上げるかによって、その業界の先駆者が未来永劫優位になる事が約束されます。
2番手で業界で勝とうなんてほぼ無理です。先にやった者勝ちなのはどの業界でも一緒。
先駆者&成功者のブランド力は異常に強いです。

私は、こういうソコソコ市場として間違いない程度の具体的なビジネスにまで落とせますが、先立つ物が何もないので個人事業主ができませんし、会社も立てられません。
借金する勇気もありませんし、最近は貸してもくれませんから、本当に世間に役立つ仕事をしたいと思っている人間には不遇な世の中になったなぁ~と思います。

私は技術も知恵もマネージメントも体力も全てにおいて中途半端者だと思いますし、実際専門の人には勝てるとは思えません
技術士だと言っても、この技術士という資格は現実の技術の荒波と言う世界においては、あくまでも『中レベルの技術者としての合格証』でしかありません。
所謂貰ってからが本番のパスポートと同じです。

では私に何ができるのか?多分、
色々やって来た&ソコソコのレベルまでできるからこそ、一歩先を見た手駒の進めができる
ぐらいだと思います。
随分前から色々やらさせてもらっていますが、凡そ外れなく手を動かせるようになりました。
私はこの能力を使ってご近所の平和ぐらいは守れるように社会貢献してゆこうと思います。
古来の日本人のように、そのうちネタを貰っていただいた誰かが感謝して仕事をくれることを願いつつ…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年10月3日金曜日

失われた○○年と言う幻想

最近よく耳にする『失われた○○年』と言う幻想は、もう言わない方が良いのではないかと思う。
失うも何も、事の発端は1980年代のバブル景気と言われる働きもしないで金をもらった幻想の付けである。
かけがえのない時間を今も失われ続けているし、バブル以降ずっと付けを払い続けている現実を直視すべきである。
働いていたという人もいるかもしれない
(実際、実の父は死ぬ直前まで追い込まれるまでに激務を強いられた)
しかし、働かないで金を貰おうとしていたのが多数派であった事実は否めようがない。

働いた振りでお金を貰うことで、実質的な成長が著しく鈍化
そして、その結果まともに仕事をできなくなった世代が不景気で経済を支配しだした。
今でも尚、自分と同じく今まで仕事をしてきた振りの道を強要し、実質的な生産性に目を向ける中間層(マネージメント層)が不足
その代表例が
『義務と報酬が極端に合わない現実(=生活不可能な水準)』
として、世に表沙汰になっている。
政府が限界に近い景気対策をして会社は利益がでても、個人の給与が上がらずに物価上昇ではどうしようもない。
日本はGDPの8割を国内消費で賄っている。結局は個人が多少裕福にならない限りは、すぐに景気は停滞するのだ。

バブル景気の仕出かした悪行と言えば、他にも

  • 金だけの取引に成り下がった経済のおかげで、今までのサービス付価値が衰退
  • 古来からの飲食業が廃れ、ファーストフードに近い金だけの取引で飲食を買う習慣が台頭
  • マンションの過剰な斡旋と、核家族化の誘致
  • 結果、局所地域経済が廃れ、個の連携が荒廃
  • 無価値な土地の高騰化
  • 子供への教育に対する無関心化による、現在のモンスター育成事業

等々、枚挙にいとまいが無い。
これらの悪行の数々の付けをたった10年や、20年程度で直せるとでも思っているのであろうか?
江戸時代ですら戦国時代の尾を引いて、世が安定し始めるまでに10世代近くかかった。
明治初期の外交失敗(というよりは○○維新とか言うふざけた連中の悪行かもしれない)も、昭和中期まで引きずった。
重症患者と呼べる今の日本が、そんなにたやすく直るとはとても思えない。
今も付けを払い続けているし、これからも払い続ける
そして自分が見ることのできない孫の孫ぐらいの世代で、初めて安定したまともな生活になるように、今から手を加え続ける。
そう言う地道な考えをしようという考えが必要ではないのだろうか?

女性上位のサブカル的トレンディードラマ世代に対しても、現政権で行おうとしているひどい仕打ちまでしなくとも、
“恋や結婚は戦争なんだ、良い相手は女性から本気で奪いに行かなければ、外れしか残っている訳がないと言う事実を突きつけ、脱落したら一生独身で誰も相手にしなくなる”
そのありのままの現実を突きつけ以上のことをする必要はないように思う。
余りに惨い結果が浮かんできてならない。
某映画でも『ありのままの姿を見せるのよ!』とか言ってませんでしたっけ?

実際、女性問題・経済問題ともに、まともではない思想の人を沙汰して、まともな考えの人だけ生き残らせようとしているのはよく見えるのだが、そこから必至に生き延びようとする銭ゲバ連中から被害を被る人が多すぎて泣けてくるのである。
もう少しやりようがなかったのか?
そう思いつつも、民主党政権の3年でその余地が潰れたのだし、自ら進んで修羅の道を選んだのは間違いなく国民の多数派なんだと猛省せざるを得ない。
(勿論、私は全力で反対して麻生氏を応援していたが…)

いつまで続くのか?この経済地獄と経済戦争、そして中東で頻発する先進国の代理戦争
緩いだけに延々と続きそうな気がする。
物理的な終わりの見える実働の戦争の方がよっぽどマシなのかも知れないなんて思う今日この頃。

『失われた○○年』とか妄言を放つ人は、もう少し周りを見て欲しい。
“失われた”ではない、これからも“失い続けなければならない”のだ。
その現実から目を逸らさないで欲しいし、その問題を直視して前向きに余生を生きていただきたい。

そしてできることならば、後世のために少しでも労働で先代の罪を償っていただきたい。
貴方は悪いことをしていないかも知れませんが、先代には大犯罪をした者が居ます。
しかし、残念な事に実際の罪を精算できる方法は、労働という原始的な方法のみです。
そのような大罪を犯した先代は大凡が痴呆のキチガイで、労働をすると負の精算しかできません。状況を悪化させます。
結果、労働による罪の精算はまともな先代か、我々~後の世代にしかできません。

その事実と現実を受け止め、少しでも前向きに尽力していただけることを願います。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月30日火曜日

積極的な消去法という王道手法

最近、身近なところでゴタゴタがあり、苦悩することが多いです。
苦悩の要因はおおよそ分かっており、
やりたいことと、現実が合わない(と言うよりは、人生において自分の思想と現実が合うような状況など皆無に等しいのですが…)ので、調整に苦悩するというものです。
この問題は自分が主要因の問題のときもあり、他人が苦悩したのが伝染しているときもあります。

会社の設備で言えば、とある比較的大型のインバータが壊れ、中古の古い代替機を用意して運転継続をしたまでは良いのですが、

  1. 新品の予備を買う
  2. 修理して代替機を作り、さらに整備をかける
  3. もう一台中古の代替機(相当古い)があるので、整備する

のどれかの案で進めるべきなのですが、どれも断るという荒技で会社が動き始めた事があります。

  • そのサイズの産業用インバータ1台の価格は60万近くします。
  • オーバーホールすると14~15万かかります。
  • 私が故障修理するだけでも部品代でおそらく10万弱かかります。

しかし、

  • どれもしない=一番安価だが、工場がいつ止まるか見えない

という選択肢は、大黒字かつ数年間社員の給与は殆ど上がっていない自社にとっては、キチガイじみた選択肢であります。
勿論、現生が無い会社では、何もしない選択が或る程度有力である事は容易に分かりますが、大黒字でコレは…と思います。リスクに対する考え方が皆無ですよね。
寧ろ積極的に会社を止めて痛い目を見せてやろうかという役職の心意気?すら感じられます
この産業用インバータは1つの行程の核に近い部分なので、それで生産止めたら、何十倍、何百倍で返ってくるのです。

コレは単なるリスク管理の問題でもありますが、違う分野での似たような話も山のようにあります。
組織、経営、団体、などなど…。
勿論自分が主体の環境や、上からものが言える立場では結構な好きなことが言えますし、自分が思ったことや、考えたことそのままを実行すればよいです。
しかし、多人数のまともな人にとっての幸せ(≒正義)を考えた場合、個人の思想に基づく行動をそのまま実行する価値があるのかどうかは、甚だ疑問であります。

どっかのアニメが一生懸命になって宣伝していたことでもありますが、
『所詮は他人、同じ世界で育ったのではないし、同じDNAでもないので、同じ思考などあり得ない』
のです。
だからこそのアニメは人類の思念を一つにするという妄想を表に出して売れたのであります。
そうすれば誰も悲しむことも誰が悔やむことも無いのです。
全て自由になれるのですから…。

さて、話は逸れましたが中二病的な話はさておき、私が題目で挙げた『積極的な消去法』と言う手法は、過去多くの人に実践され、もっとも信頼性の高い手法であります。聞き慣れない方に配慮した言葉の表現をすると、“すりあわせ技術”とほぼ同じ(寧ろアレの上位互換)です。

適用が可能な対象は、ものづくり、経営、組織運営、交渉事に近所付き合いまで、様々です。
しかし、この手法は多く語られません。上手いか下手か、過剰か不足か、浅いか深いか、その程度です。
なぜならば、思想に基づく方法論であり、また、核となる技術であるものの、組み合わせて使わなければ全く役に立たない方法論だからです。

しかし、このすりあわせ技術の上位互換とも呼べる『積極的な消去法』を、もう少し世に広めるべきではないか?と思うのです。
今のバブル景気後の日本人は大凡、空気を読むという『積極的な消去法』の代替になる技術ができなくなってきました
日本の若手で製造業という思想自体が結構危険になりつつあります。
日本語という言葉と、過去の栄光・文化と土壌しか強みがありません。
寧ろ、個を主張した教育を斡旋し、今のバブル期の子供の代表格であるモンスター共を生み出してしまった犯罪歴があります。
尤も、汚染されなかった方はかなり優秀な方も多いのですが、ココでは割愛します。


さて、『積極的な消去法』で一番大きな成果を上げているものであれば”コンセプトや仕様の作成”です。
大きな目標や題目が挙げられ、その構成を組み上げる際に、やってはいけないことや、あるべきものではない姿を配慮し、積極的にそれらを除外するという手法ですから、大きな目玉になるものの影は薄くなりがちですが、世に出たヒット商品の大半がこの様な考えで作られています
言い換えれば失敗しない鉄板の王道を模索する技術と言えます。だからこそ非常に深い思慮が必要ですし、哲学的な思想が必要です。
哲学?と思われるかもしれませんが、物事を深く知ろうとすることは既に哲学です。
ほぼ全ての学問は、過去の哲学から分岐しています。
『積極的な消去法』を有効に用いようとする場合、根底にあるものを学ぼうとする必要があります。

一発屋で良いなら、目玉をめい一杯に表向きに出せばよいですが、実際の商品性は著しく損なわれます。
なぜなら、やってはいけないことや、消費者の不便の誘発につながる配慮が欠けている可能性が高いためです。まぁ、言ってみれば2000年中後半のS○NY製品や家電のようなものです。


『積極的な消去法』は自らが致命傷に陥る事が無いという特徴から、かなり有用です。
しかし、世間受けは良くありません
失敗をしないように手を進めるという、絶対敵にに回したくない強烈な攻めの手法ですが、傍目から見れば守りの手法にしか映りません
一時期流行にもなった“俺流”という胡散臭い言葉にすら見た感じの影響力で負けるのです。
どこかでお話をしましたが我流というのは、多くの欠点を孕んでいます過去の大多数の蓄積以上の事が簡単にできる様なら、過去の天才が皆やりつくして失敗の無い世の中になっています。
しかし現実はどうでしょうか?失敗だらけの世の中ですよね?寧ろ、金持ちが支援して中東で代理戦争まで引き起こしています。
貴方は過去の天才以上の明晰な頭脳の持ち主ですか?少なくとも肯定できる要素は殆どありません。
過去の天才を超える存在などではない、だからこそ一生懸命に過去の先人に学ぶ。先ずそこから始める必要があります。

また、『積極的な消去法』は実施自体が非常に難しいものがあります。
にわかに知った程度の知識で振りかざすと、一発で返り討ちです。
下手な刺激は競合相手を成長させ、また攻撃を与える機会を作り出します。
下手な攻撃は、相手の本気を呼び起こします。

だからこそ、専門性に乏しいにわか仕込もでないとお偉い身分になれない不条理な会社が多くなった近年では、あまり見受けなくなった攻め手なのかもしれません。


『積極的な消去法』は、研究・開発・設計、集団行動や、団体行動、交渉事などでも、この手法を通してみてみると、凡そ次の落としどころが見えてきます。
そして、その最短経路を得るための手法ですから、相手に絶対的に有利な時間と投資対効果という優位性を得る事ができます

研究・開発・設計がいつになっても終わらない。
また、会議や打ち合わせは、本来事前に落とし所を決めて行うものですが、最近はそれが無いように思えます。
互いに我を張り合い、そうして時間が過ぎて商機(勝機)を逃し、最短は次の落としどころへ…。
でもそれでも我を張り合うのであれば、どんどん泥沼に…。
で、最終的にはどうしようもない成果と負の資産だけが残ってしまった…。
こういうことよく有りますよね?


こういう手法を予め選んでおく事によって、研究や開発、設計に掛かる時間と費用が大幅に削減できます。また、交渉事もだらだらと長引かせることなく即決で話が纏め易くなります。
他人は変えられませんが、自分なら本人の意思次第で容易に変える事ができます。
他人を変えなくては話が進みませんが、今の人はもう既に人格が形成されており、他人の志向性の方向転換は非常に困難を極めます。
しかし、若い人であれば或る程度まで柔軟に対応できます。

自分と若い柔軟性の有る方に、こういった志向性もあるという手の内を与えてあげること、それも我々のような一歩先を目指そうとしている技術者の役目ではないでしょうか。
また、自分が言いたいことを言うのは容易です。自己主張するだけでは世は回りません
相手が納得し賛同して、初めて世が少しずつ動き始めます
個人の意思程度で世の中が少しでも回ると勘違いされているようならば、それは貴方がお偉いさんとして汚染しまったか、まだ子供であるということです。
自己主張が認められるのは、ほんの恵まれた一部の王様だけですが、それは名誉ある王様ではありません。それでも自己主張を続けたいですか?
私や周囲の多くは、単なる自己主張だけではみっともないと感じています。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月26日金曜日

中部技術士会の例会で得たものの一つ

ステークスホルダー(利害関係者)との係わり合いについて、とある技術士(その専門分野では有名な方)の先生が解説してくれていたので忘れないように書き込んでおこうと思った。
※解りやすくする為、少し噛み砕いて説明の文字数を多くしています。そのため、先生の意思とは離れるかもしれない。


1.対応上の責任の明確化
コミュニケーション実行者、方法、内容について関係者の合意を取っておく
内部のゴタゴタが外から見えるほど見っとも無い状態は無い。
内部のゴタゴタが外から見えたとき、ステークスホルダーからの信頼はほぼ完全に崩れる。
重要なのは責任者の明確化、責任者が逃げないこと。
そして、どのようにステークスホルダーと関わってゆくかを事前に内部で合意を取り合う必要がある。下手をすると内部での責任の擦り付け合い=内部のゴタゴタに発展するからだ。
可能な限りの可能性を配慮し、事前に合意を取り合う必要がある。
例外だからと言って、ステークスホルダーが許容することは無いと考えたほうがよい。


2.認識が現実
組織の評判は何が起きたかというより『何が起きたと人々は思ったか』それに対する組織の対応についての『人々の認識』から強い影響を受ける
自分から見えている現実は、相手から見えている現実とは違うかもしれないと言う事実を認識すべきである。
評価は自分がするものではない、周囲が行うものである。
つまり、周囲からどのように映っているのか?を正しく認知しなければ話にならない。


3.ニーズの理解
『伝達相手と、相手が知る必要の有るのは何か』を理解する
自分が伝えたいことは、相手が知る必要のある情報かどうか事前に検討すべきである。
相手が知っても意味の無いことや、過剰に不安にさせるようなことは伝えるべきではない。
4でも述べるように、無駄なやり取りの時間が経てば経つほど評価は悪化する。相手が知る必要のある利害を正しく伝え、無駄な情報のやり取りを避けるべきである。


4.迅速な措置
沈黙の時間が長くなるに連れ、組織の評価は悪くなる。優位な立場を確保する
相手が無駄に感じた時間が、そのまま組織に対する悪い評価の基準になる。
まともに対応する気も無く、問題をはぐらかしているために、誠意が無いとみなされるからだ。
自分がはぐらかす気があるかどうかは問題ではない。
相手が費やしたと感じた無駄な時間がそのまま組織の評価に直結する。


5.公開性
法的・実際的に提供できる情報は、できるだけ提供する。疑念を払拭する
このご時勢、何をやってもそのうち公開されると言う現実を認知すべきである。
そのため、公開しない=悪意を持っているとみなされる。
正しい公開や情報提供は信頼を生む。信頼は金銭では容易に換算できないことを認知すべきである。


6.無関心ではないことの明示
相手の視点に立ち、相手が知る必要のある情報を伝える。自分の語りたいものを語るのではない
相手が知りたい情報を迅速かつ丁寧に提供すべきである。
相手への関心があると受け取られる行為は、相手からの好感や信頼の確保に繋がる。
そして、好感や信頼は金銭では容易に換算できないことを認知すべきである。
己が語りたいことを語っても、それは相手が望んでいるかどうかは甚だ疑問であることを認識すべきである。
相手が論点を外されたと感じたとき、無関心であると受けとらる。
無関心であると受け取られた場合の信頼性の低下は尋常ではない。
必要ではない情報ほど迷惑なものは無い。問題・論点・視点のすり替えは避けるべきである。


大文字の太字が先生が話されたことで、その解説は私が勝手につけたものです。
先生の意思にそぐわないかもしれませんが、私にはこの程度の理解力しかなく、それでも有益だと感じたのでメモしました。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月20日土曜日

今週明るみになった携帯電話業界の動向について

携帯電話というモバイル業界では、今週iPhone6の発売とS○NY大赤字で湧いております。
今日はそのネタについて一つ、好き勝手なことを言ってみようと思います。

少し前の話ですが、三星電子(サムスン)とAppleの仲がそんなに悪くなかった頃の話です。
ドコモはiPhoneを販売して欲しくて仕方ありませんでしたが、中の労働組合な方々が三星電子マンセーと言って、会社は動けませんでした。
ご存知の方も多いと思いますが、朝鮮・韓国系の企業&国家は、大手企業や官公庁の内部に産業スパイを送り込んで中から崩壊させます。残念ながら、そういうのに引っかかってしまう人って、多いですよねぇ~。

当時、三星電子はAppleの情報が駄々漏れでしたし、請負会社ということもあり、ソフトウェア以外は真似した物が即日できます。
三星電子は倫理観が日本とはかなり変わった会社ですから、他社の技術も勝手に教えてくれますし、docomoの経営陣は、
『まぁ、同じまではいかないが、似たものならそれで良いっか…』
と、諦めていました。

話は少し離れます。
以前どこかでお話した内容ですが、Appleは自社で研究・開発をしていませんでした。
少し前まで、三星電子に製品の原案とソフトウェア以外は殆どすべてを任せ、市場調査から、設計、研究開発に至まで、すべてを一任していました
理由は安い労働力と、日本企業からの委託業務、各国(と言っても主に日本ですが…)に点在する産業スパイの方々から、いくらでも他社の情報と、そこそこの技術が格安で手に入れられる裏打ちがあったためです。

そんな訳で、docomoはAppleと三星電子の仲がよい状態である限り、そこそこ高い技術力が約束されていたと言う前提で、三星の携帯を売るのに全力を投じていたのです。
しかし、世は乱世・経済戦争の真っ只中、こんな腐った社会構造を厳しくなり始めた世の中が許す訳もありません
ジョブズ氏が余命を悟った頃、ジョブズ氏が身辺整理のためにかなり強引な三星外しが開始されました。
Appleのやり方において、それまでの業界内の社会的信用という面の負債はなかなか拭えません。
iPhone6でもその片鱗が比較的に代替品の多い部品を供給して貰うと言う面で残っています。

話を戻して、
スマートフォンにとって、組み込みソフトウェアが肝なのはPS VitaでS○NYが大々的に宣伝した(ハードウェアはほぼ日本製品だが、バグだらけ)訳でして、docomoは三星電子の製品トラブルで、しょっちゅう不具合対策(主に多額の金銭面)に追われていました
だからこそAppleはソフトの核を三星電子に任していません。
この三星電子製品の不具合によるdocomoへのクレームの嵐とAppleの動きや世間の一連の動きの結果、docomoは三星電子が危ないことに最悪の事態になる前にようやく気づき、社内の内乱を強引に押さえつけてでも三星電子を外そうと動き始めたのです。
ただ、周囲は当然のように“やっと気付いたのかよ”という反応だったのは、言うまでもありません。
しかし、1つの大きな組織を動かすにはどうしても根回しが必要になります。
社員がしっかり食える状態を確保しつつ舵取りですから、経営者がまともであるほど乱暴な動きはしませんし、できません。安易に動く奴は素人です。もし私の言いたい事が解らないようなら、経営者は社員全員とその家族の運命を背負って立っているという事を覚えておいてください。そうすれば時機に答えが見えてくると思います。

さて、いきなり外したくても三星電子が市場を荒らしきり、殆どの日本企業が体力を残していません。しかも、ナンバーポータビリティー以降一人負け状態のdocomoにとってあまりよくない状況です。周りの製造メーカーは今までdocomoが上から目線でこられて痛い目をしてきたために、メーカーはdocomoの言う事を聞くのにはちょっとなぁ~という有様です。

そこで、目先のお金が欲しくて堪らないS○NYへ“赤字だから少し助けてやる。だから携帯に力を入れろ”と、言い寄ったのです。

さて、ここで皆様はdocomoがAppleに喧嘩を売る気がないことは分かると思います。
寧ろ助けて欲しかった。さらには、三星電子だけを追い出して、他の会社はゆっくり動かすべきだとも考えています。
もっと言えば、この一連の業界の流れから言えば、三星電子が売っていた市場より少し小さい市場以上は売れないことを意味しています。

しかしS○NYは、自社不動産の売却で赤字を少しでも減らそうとする会社。
黒字になるならば…と、何を血迷ったのか余っている人間を片っ端から集め出したのです。
今回の大赤字はココが発端です。つまり経営層の意図的な人員配置です。
工場を閉鎖(して売却して資金調達する予定)の為、早期退職を散々やった挙句、それでも自主的に出てゆかない人を掻き集めたと思ったら、いきなりやったこともない携帯業界に押し込めたというやり方です。
そしてS○NYは一気に力を入れ始めたわけです。そう、過剰すぎるとも言えるほどに…。
尤も、docomoから還付される資金は大方見えていますから、先を見越して今回の赤字を理由に首切りを強制執行するのであれば、経営者も中々食わせ物だと思います。
しかし、つい最近まで本気で求人を出して一生懸命人を集めようとしていたという実績もあり、経営者はそこまで考えていないと思われます。

さて、S○NYのように大きな看板を背負っている会社の場合、赤字が慢性的という事は、内部の社員は前向きな生産をしないで給与を貰う能力に長けていると言うことを意味します。
過ぎてしまった過去の栄光(ブランドとも言う)だけで喰っている…そんな感じです。

ここが赤字を発表される前のS○NYの流れです。
みなさんはここでお分かりになると思います。
既にお気づきだと思いますが、この会社の経営者は経営をしていません。
経営社が動かせるもの・動かさなくてはならないもの、それは適度な物資(資金)と、適切な給与を支払うに値する人間、そして、仕事を完了する事ができる適切な時間です。
今回の件で表沙汰になりましたが、このどれをも満足に動かせていません。
非常に残念な会社になっている。そういわざるを得ないでしょう。
私は随分昔に内部に居た事があるので、どうしてココまで酷いかは凡そ掴んでいますが、それを自覚することは非常に困難でしょう。

凡その企業の場合、マネージメント層はマネージメントをしたくてやっているのではありません
新しいものについていけなくなったり、過去に居た人がその仕事で成果を出すのが厳しくなって来たから交代したという消極的な理由が殆どです。
確かに年月は駆け引きの多様性、方法論の多様性という面で強力な武器になります
しかし、年月は残酷なもので、どうしても新しいものを容易に受け入れることはできなくなります
だからこそ、マネージメント層はマネージメントの方法をその職になる前に身をもって勉強しておく必要があるのです。
マネージメントは駆け引きです。ですから年齢に大きな差は生まれませんし、手持ちの技が多ければ多いほど有利です。
その技は本来、若いときに覚えるべきものですが、そこを怠ると優秀なマネージメント層にはなれません。
つまり、大企業に多い現場から追い出されて進む年功序列組織の中において、ネージメントもできない人間は単純作業か首切りなのですが、それをできない体質であったり、寧ろ正しいマネージメントをさせない教育を定常的に行っていると今回のS○NYのような結果になります。
この会社にはそういうシステムが組み上げられていますし、かなりガチガチで変更も非常に困難です。
勿論、マネージメントや経営で覚えることは非常に多いですが、業界の進歩する速度に比べたら非常に緩やかですし、はるかに古典的で、感性を要求するものの方が重要です。
つまり、好きでも無くその上級と呼ばれる職位をやっているのであれば、それ相応の努力をした上に部下全員の家族が肩に掛かっているという重石を感じながら職務に就かなくてはなりません

貴方にはその覚悟がありますか?
また、貴方の上司はその覚悟があるように映りますか?
楽して稼ごうなんて思わないことです。
今日貴方が楽をした分、世界の誰かがその分の労働を強いられています。そして、その付けは近いうちに貴方に返ってきます。
尤も、金銭で返ってこない事が多いので、目には見えない事がとても多いと思いますが…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月16日火曜日

くだらない派閥争いもどきと言う非生産組織の生成に対する苦言

おはようございました。

タイトルにもある様な下らない派閥争いと言うのは何処にでも在るもので、私の回りにもそれがあります。
悲しい話ですが、それなりに優秀な方々の組織と思われる団体にもよくあります。
正直な話、“鬱陶しいから止めてくれ”と思います。
理由は“非生産的な組織の育成議論は価値に値しない”という理由からです。

彼らはよく『君は○○派か?』とか質問を投げかけてきます。
意識の所属、それはとても大きな組織で大きな仕事をするには必要なことかもしれません。
意識の統率が無ければ大きなプロジェクトは動けませんし、成功する確率も大きく変わります。
しかし、我々が意識するほどの大きな仕事と言えば、国が動く単位・国の経済が動かせるほどの仕事です。
目の前の利権で何かが転がる程度、言ってしまえば数人の生活がどうにかなる程度の事でしかないような他愛も無い事である場合、こんな非生産的な議論を持ち込むのはあまり好ましく無いと思います。
私から言えば、妬みや自分の不甲斐無さを誰かに押し付けているだけの言い訳に聞こえて、大変見苦しいのです。

その派閥とやらに属して、何か大きな仕事ができるのでしょうか?
その派閥とやらは、単なる攻撃を避ける為の隠れ蓑ではないのでしょうか?


私は、お世話になった人には過剰なほどに恩返しすべきだと思いますし、売られた喧嘩で勝てる見込みがあるならば徹底的に曲がりくねったやり方で潰してやれとも思います。
ですが、それ以下も、以上はする必要も無いです。

誰かに好かれるということは、誰かには嫌われる側面も持ち合わせています。
好き好んで敵を作っても仕方ありません。
また、中途半端な仲間(いわゆる顔見知り程度)を必要以上に作ると、攻撃されたときの被害が拡大して、偉い目に遭います。

派閥ごっこをしている程度の知り合いでは、本当の意味で信頼に値する仲間にはなれません。
大凡が攻撃されたくないから言い訳を盾にしている方々です。そんな方々は、危機に瀕すると真っ先に逃げてしまいます。
そんな仲間が欲しいのですか?私は要りません。

私が欲しいのは、互いが危機に瀕したとき、死ぬ気で守る覚悟をしてくれる心強い見方です。
だから私は堂々と言い切れます。知り合いは多いかもしれませんが、仲間は決して多くはありません。
また、0ではない、これだけでも十分です。有無の差は非常に大きいです。
世間の金の切れ目が縁の切れ目と言う方々の集まりを友達と呼ぶような集まりとは、大きく違うことを意味します。
私がもし何かの窮地に立たされたとき、死ぬ気で何かをしようとしたときの超強力な心の支えになります。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月12日金曜日

RS-232Cという曲者には気をつけろ!

おはようございました。

家では様々な機器を勉強がてらに弄っているのですが、その中で起こったちょっとした話題をひとつ。

RS-232Cというちょっと前のパソコンについていたシリアルポートを使って接続する機器が結構あるのですが、困った事に厳密な規格(の準拠品)ではありません
もっと言えば、市販の製品から標準化規格が制定されましたが、規格に準拠すると価格面で高く付くので、誰も相手にせずに無視し始めた悲しい規格です。

厳密ではない規格の何が困るか?
ズバリ“相性が悪いので動きませんこの響き、懐かしいですねぇ~
おや?誰ですか?ニヤッとしたのは???

このシリアルポートの信号レベルは
 Low:-3V~-25V
 High:+3~+25V
という間の電圧にありますが、この電圧にあるものを全て認識するように作られている装置(受信機側)が意外と少ないです。

例えば最近弄っている中では、
三菱のサーボJ2Aシリーズでは+13V、-15Vぐらいを出しますが、
秋月電子のUSBシリアル変換機(スケルトン)では±5.5V程度です。
ん?動くんじゃないの?と思ったら甘い!!

この信号の出力の場合、サーボパック側が認識し無い事が有ります。
サーボパック特有のノイズ対策なのでしょうが、±5V前後から低くなると認識しにくくなります暗黙知と言えど、規格無視ですよねぇ~

こういったノイズに対して厳しいものは、おおよそRS-485か、RS-422の通信ポートが用意されています。
三菱のサーボパックの場合は増幅器をこしらえるか、若しくは素直にRS-422で動かすようにしましょう。
現場でサービスマンをしようと思ったらパソコンとの相性が悪くて死亡…そんな悲しい事故が平気で起こります。
半導体製造装置業ならクリーンルームなので、出入りが超絶に面倒臭い上にお金の絡みも物凄い額面で超絶に面倒なので、超悲惨…(涙

備えあれば憂い無しです。こういった相性物が嫌いな方は、USB⇔シリアル変換機の特性をしっかり確認し、ひとつは強力な±10V近く出そうな奴を持っておくことをお薦めします。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年9月6日土曜日

平社員は責任を取れません

昨今、日本の若者と呼ばれる方々が働きたくない理由に“過剰な責任追及”という問題があるので、今日はそのお話。

最近?の社会人で結構なお年の方々は、『責任を持って仕事をしろ』と平気で言い放ちます。
果たしてそれは正しいでしょうか?私はかなり疑問を感じています。

本来、一般平社員は裁量が厳しく制限され、実質的に会社を自由に動かせる部分がほとんどありません。
物品購入も殆どできませんし、交渉事も会社として契約書を交わすことなどできません。
つまりは、責任を取りたくても取り様が無いのです。
平社員と言う裁量の枠の中で、どのようにすれば責任を取れるのですか?逆に知りたくも有ります。
勿論、裁量が認められているのであれば話は全く別になります。裁量があれば責任を取ることができます。しかし、平社員で裁量があるのは企業でも少数派です。

私のブログでは時々責任の取り方で御託を並べさせてもらっていますが、辞めたら良いだけならばそれは責任の放棄であって、責任を取ったとはとても言えません
発生した損失を補填し、なおかつ少しの利益を出したところで、初めて責任を取ったと言える状態になります。

日本の企業に勤めている方々で、よく辞めて責任を取るとか言う今の有り方は非常に問題があると考えています。
辞める時に私財を差し押さえられても居ませんし、会社に対して罰金を支払ったわけでもありません。勿論退職金や給与は出ていますから、逃げたと言うのが正し言い回しだと思います。

個人事業主と言う立場や、零細企業のボスになると明確に見えてきますが、責任と言うものは安易に取れる訳ではありません。死ぬ気になって働いて、初めて取れるかどうかが微妙なところです。
責任を取って辞めろと平気で言う人が居ますが、会社の金を盗んで逃げなさいと言っている訳ですから、アレはキチガイの極みであると断言します。

では、世間は平社員に対して、一体何を求めているのでしょうか?
それは“責任感”です。
会社で働く以上、会社の看板を背負って世間に出ている自覚を持つことと、ロとして自覚しプロであり続けることを要求されます。それは給与や報酬に対しての義務に相当します。
プロとしての自覚、会社の看板を背負う立場に居ることをしないのであれば、それは正規の社員ではなく、ただのアルバイトや非正規社員の一人でしかありません。
つまり、首を切られても文句を言えない立場に該当します。
だからこそ非正規社員に責任が関わるような仕事を絶対にさせてはいけません。彼らは今の所属から即日逃げる事を法的に許されています。

この“正規の社員として必要な責任感”と“責任を持って仕事をする行為”を混同している老害が多く、最近は非常に目に余ってきた為、世間の若い人が会社に就きたくないという明確な意思表示をし始めています。また、同じ老害に攻撃されるなら大手企業のほうが対価が大きいのでマシだと思えるのです。
これが大企業崇拝の一端です。まぁ、現実的には大企業であるほど、老害からの責任の擦り付けが酷いので、即座に逃げてしまうのですが…。

この歪な構図、目にしたことはありませんか?
若い人間で精神的に弱い人が多数派であるのは、今の社会情勢上事実ですし、昨今の育てた親に問題が多い以上、しばらくは避け様が無い事です。
しかしそれ以上に会社に巣食っている老害と言われても仕方ない方々が、若い社員に対して過剰な責任追及をしているからこそ定職率が下がるのではないでしょうか?

現在、貴方が新入社員であったときよりも圧倒的に不遇な世の中になりつつあります。
それは会社の方針でもあり、拝金主義という世の中が行った施策でもあります。
物価は実質的にかなりの上昇基調であり、住む所と食べるものにも困ると言う世の中でありますが、報酬は一向に増えては居ません。過去から確かに給与は上がりました。しかし、手当てと呼ばれるもっと大きな報酬がほぼ無くなっています。今は、働いても生活ができないのです。
そのような中、責任の押し付けを行ったらどうなるかは明白ですよね?


最近の若い人が何故会社に居続けることができないのか?
それは単純に若者だけの責任ではありません。貴方がやっていることは何ですか?
もう一度自分を省みて、自分の立場に合った行動を採られる事をお勧めします。

勿論私も今は平社員なので責任を取りません。しかし、私の立場は電気主任技術者と言う武器を使って同僚を守ることに有りますから、老害からの攻撃に対して立派な盾になり、同僚を守ろうと思います。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2014年8月31日日曜日

品質に拘ると言うことの重さと品質最優先の裏を知る重要性

おはようございました。

最近品質に拘る理由がぼやけている企業が多く、とても残念な気持ちになることがあります。
言わずも知れた事ですが、品質以上に大切なのが“信頼でして、品質と言うのは信頼を受ける為の一つの手法に過ぎません。
信頼を受ける手段は品質以外にも様々あり、納期対応、価格性能比、対応の安定性、個性など多岐に渡ります。

ココで品質第一を掲げている企業の品質が最優先である理由は、売るために一番使いやすい文句だからでしょう。
しかし、その品質たるや、一体何が保障の要件になっているのか?を考えたことがあるのでしょうか?
私はここ数年で起きている“業者に対する態度”や、“客は偉いという風潮”から、とても危機感を感じています。

特に、同じ物なら他所でも買えると言うのは、事務しかやった事の無い人間が頻繁に宣う謳い文句です。
ネジ一つにしてもそうです。日本では非常に少なくなりましたが、海外では同じ種類のネジを手に入れるのにとても苦労します。同じ規格と謳っていても、ネジが嵌らないことはよくあることです。
設計過程において、シックスシグマと言う本来は経営判断手法を設計に当て嵌めても何とか動いてしまっている現実を作り上げているのは、日本特有かもしれません。
設計の場合は公差の積み上げで判断すべきなところです。
境界値の条件や、ワーストケースこそが最大の焦点であり、統計上での問題を設計に持ち出すなど言語道断(偶発性や・寿命などは別)なのですが、何故こんな変なコスト削減という名の品質低下を推進する設計モドキの言い訳がまかり通るような社会になってしまったんでしょうか?
この設計モドキに製品の性能が良すぎると言う理由で外に追いやられた人間としては、悲しい限りです。

話が逸れつつあ有るので本題に戻します。
他社と額面だけの比較をしてから購入しなさいとか、何故親会社系列の製品を買わないのだ?と言う脅迫をするとか、その程度の品定めでしか品質の担保ができていない程度の経営者であればすぐに経営者として辞任することをお勧めします。
言うまでもなく、日本の品質低下を支えているのはこういった経営思想の人間たちです。

品質とは何か?我々人件費の高い国に生活する人間が最終的に得なければならない最も優先すべき事項は常に信頼であり、その評価基準として、品質が可視化しやすく優先度が高いがために品質を看板に掲げるのです。

品質を担保する設計とは何か?ネジ一つ・部品一つにしても全てのものには意味があり、その意味がたとえ曖昧であっても、設計者には選んだ理由と基準があります。また、選ぶ基準を可視化してマニュアル化をするのも、その意味を全て深く掘り下げると、開発期間が数十~数百倍に掛かります。仕方なく、それの工程を削減しやすくする為のガイドとしてマニュアルを用意したに過ぎません。

ですので、全ての工程を持たない工場にとって、仕入先というのは強力な仲間であり、“現金を支払う側だから優位に立てる”などと決して考えてはならないのです。
大きく出た態度は一転して自分の立場を苦しめ、最終的には自分の会社に大きな痛手となって跳ね返ってきます。
ね?見えるでしょ?家電業界と車業界が最もよい反面教師です。
自社の技術を外に出し、外注化して安易にコストを下げる…日本が不景気化する好景気のときによくやられていた手法ですが、それは自分が仕事をせずに押し付けるという方法で、相手から金を搾取すると言う立派な詐欺行為でもあります。
外注1社ではお金と言う大人気ない力でねじ伏せることができますが、それが膨らむとどうなるでしょうか?徒党を組まれたら終わりですよね?

実際、トヨタの大ボスはココに大変な危機感を持っています。
ですが組織である以上動き難くて苦しんでいるのが実際です。それを尻目に特許違反が常套の韓国に尻尾を振って余計に爆死したがっている車会社が2社もありますね。敢えて日産と本田だとは言いませんが…。
現実に自ら爆死しかけている会社があるのを目の当たりにしてまだ気付きませんか?
経営者としては相当鈍いと笑われますよ?


仕入れ先が何故ココでなくてはならないのか?その理由を追う少し深屈してみましょう。
分業する理由をもう少し考えて見ましょう。
何故自社で完結できないのか?理由を考えて見ましょう。

我々は自社ではできないからこそ他社にお願いをするという形で頭を下げて作ってもらっています。そこで支払い金額を下げたら提供する製品の品質を下げるしか余地がありませんよね?
品質は原価価格の何乗に効いて来るかを考えたことがありますか?2乗とか言うレベルではありませんよ?かなり効いてきます。電子部品でも10近いですし、機械なら20に迫るような部位だってあります。

品質は確かに重要ではありますが、品質を安易に語るのは決して好ましいことはありません。
もっと真剣に取り組むべきは会社同士・社員・関係者(いわゆるステークスホルダー)との信頼関係です。
そして信頼関係はすぐに構築できませんが、こちらの不手際で一瞬で崩れ去ります
品質が無いと市場で勝てないと言うのであれば、この重みをもっと深く捕らえ、真摯に信頼の構築に取り組むべきだと私は断言します。
信頼があれば多少の不手際でも、いつもお世話になっているから仕方ないか…で済まされる場合がありますが、信頼が無ければ金の切れ目が縁の切れ目です。一瞬で関係が崩れます。
崩れたとき、貴方は今までの会社の状態を保つことができるでしょうか?同業界に知れ渡ってしまったら、限りなく困難ですよ?

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。