こんばんわ
世の電源マニアな方々は電源インピーダンスをどの様に計っておられるでしょうか?
業務上では
アジレント 製の E5061B-3L5 LF-RF
や
NF回路 製の 周波数特性分析器 FRA50xx
や
岩通計測 製の PSMxxxxx
なんていう、お金持ち機種(と言うほど、物の割りに高くも無いのですが…)を使われるかと思います。
しかし、個人的趣味となると貧乏人はお金をかけることができません。。
あまり趣味にお金を使っても仕方ないと思いますので、確実にソコソコのレンジが測れるご都合主義の測定器が必要になります。
そこで、私が愛用している菊水電子 製の少し古い電子負荷装置PLZ152W,PLZ152WAの紹介をしたいと思います。
私がコイツを愛用している理由はずばり
“オークションで安価に流れているにもかかわらず、かなり性能がよい”
“アナログ式のゲインフェーズアナライザと相性がよく、ご都合主義な測定がし易い”
この2点です。
これって結構重要でして、100KHz程度までソコソコS/Nよく電源のインピーダンスを計る事ができれば、後は中古のネットワークアナライザでそこから上の帯域を計る事ができます。
100kHz以下の測定が可能なネットワークアナライザって、案外と少ないです。
また、個人作成が大好きな電源屋さんとしては、制御の応答とコンデンサの親和性を見るのに、位相の特性が綺麗に映るという条件は欠かせません。
結果、ネットワークアナライザで制御の絡んでいるところを見ようとすると、
ベクトルネットワークアナライザ で、各ポートのインピーダンスがそこそこ高く、なおかつ1kHz程度からしっかり計れるなんていう、それ、個人じゃあとても買えないよね?的なスペック品になります。
さて、そんな回りくどいことをせずとも、DC成分用の電子負荷、若しくは実負荷に加え、横から電気を吸い上げる電子負荷装置+ゲインフェーズアナライザを用い、実負荷域でもソコソコ正しいインピーダンスを計る事ができるのは、電源マニアの方々なら既によく知っておられると思います。
しかし、如何せんメーカーの仕様はとても曖昧で、どのぐらいの実力があるのかが見えてきません。
電圧と電流の比だけでインピーダンスを見ることはできますが、どんな波形を与えたか?どれだけS/N比が良く印加できたか?がとても重要です。
外部からの信号の応答性というのはとても重要で、反応するしないの境目が分からない限り、まともな参考値を出す事ができないのです。
おまけに電子負荷は個人で買うには結構高いです。
どれを選べば無難な選択と言えるのか?実は誰も公表してくれません。
周波数特性なんて公開した日にゃぁ~ライバル会社さん達がこぞって顧客囲い込みのために奔走しなければなりません。
どのぐらいの実力かの代表値であっても、それ公表することは自分の会社の技術力を晒すことに繋がります。最悪の場合、過剰な競争を生むため悪循環です。それを意図的に避けておられます。
私は過去の職で色々見て来たこともあり、お家に有る装置もあり、今回それを晒そうと思いますが、過去の会社でのデータは晒せるものが何も無い(機密保持だし、会社からデータ持ち帰った訳ではないので当然ですよねぇ~)ので、概略だけお話しておこうと思います。
先ず電子負荷装置全体に言えることですが、
電流モニタ出力は当てにしてはいけない(周波数特性が糞)
です。正しい値を示しません。素直に性能のよい電流プローブを使うか、若しくは周波数特性の良い検出抵抗を使い、そこから電流の信号を得てください。
私は色々と個人でやっている為、テクトロ製の電流プローブを買っています。
さて、機種選定ですが、どのメーカも古い機種は往々にしてアナログ入力に対しての応答がとても悪く実用に耐えないものばかりです。おまけに入手性も悪いです。
この中で古くてもまともに使える上に流通性の高い機種として 菊水電子製のPLZ152W、PLZ152WAがあります。
この周波数特性はこんな感じです。
つまり、両方とも100kHz迄は減衰しつつも信号が出る&動いてくれるという、優秀な特性を示しています。PLZ152WAに関していえば、S/N比が悪くとも1MHzまでは参考になりそうなデータを叩きだせる可能性があることを示唆しています。
実はこれに勝てるデータを持っているのは菊水電子では最近出たPLZ334W、計測技術研究所製のELS-304ぐらいだったと思います。
ただ、価格面で…、あと頑丈なのは…菊水電子なんですよね…。
電源関連の実験機器(バイポーラ電源を除く)では菊水電子が鉄板だと思います。(私は食品製造業なので、決して菊水電子の回し者ではありません)
そんな訳で、この電子負荷装置と、先日購入したアナログディスカバリーをつなげば、いとも簡単に電源インピーダンスを計る事が可能です。
2つ合わせても5万円をきるので、電源マニアの方は揃えてみてはいかがでしょうか?
山陰地方で技術士(電気電子部門、機械部門)をさせていただいています。直球勝負な記事ばかりを書いています。 このブログに書いていることは全て私の妄想の世界であり、現実とはあまり関係ないかもしれません。
2014年7月16日水曜日
2014年7月12日土曜日
Azbil製SDC40を復活させる小技
おはようございました。
本日はこれで7万円ちょい稼げる小技を紹介します。
(というよりは、故障したときに発注から納品まで1ヶ月は掛かるから、その生産ロスを防ぐ事ができるほうが主目的ですが…)
Azbil製(旧 山武 製)SDC40というのは結構古い指示調節計でして、お高いだけあって結構しっかりした作りになっています。85℃品の部品を多用している他所様とは設計思想も、部品の選定もえらい違いです。
しかしながら、この子も有限寿命の部品を使用していますから、そいつが先にやられる事は必至な訳です。
おまけに、この子のしっかりと寿命を全うしたときの故障の特徴として、AC100Vで使用の場合は“一度電源を切ったら2度と再起動しない”という特徴があり、電源の入り切りをしないプラントかつ、整備の予定を立てるのがプアな部隊にとってはとても厳しいものがあります。
現在の職もそのプアな部隊(…と言うよりは人手が居ないので手が回らないともいう)の超下級平社員の1人ですから、
こういう物の故障に対しての事前的な予防保全用予算を立てられるわけでもなく、
物資=予備品がある訳でもなく、
人員削減と親会社主導の投資以外の過剰な投資削減によってかなりの黒字をたたき出している割りに親会社から投資削減を強く要望される
などなど、非常に厳しい背景があります。
えぇ、最近100万までと緩くなりましたが、ついこの前までは20万円超えると一発アウトでございました。
(だったら、親会社主導の無駄な億単位の投資辞めてよと言いたいですが…)
と言うことで、会社の予算も無いわ、手持ちの現ナマもないわ、あるのはお家に転がっている大量の部品の在庫と、IT・電子等の技術土方現場で鍛え上げられた現場に即実践できる技術と技能だけ。
そういうわけで、私は毎度ながら10年使ったものを後5年ぐらいは寿命を延ばすという小技を駆使し、切り盛りしようという訳です。
おそらく私は嫌でも5年後にはこの会社から遠ざかると思います。
そこから先は会社の電子設備殆どの入れ替えが必須になるので、今の経営のやり方を進めるならば関わりたくありません。電子部品総取替えなんて、人員も居ないのに怖くて予算立てられません。
私が何故居なくなるか?理由は簡単です、
家賃補助が無くなるので食えなくなるから、そもそも生活できない
と言うどうしようもない理由です。
尤も今でも
増税の割に給与が上がらないので、毎月赤字で今までの蓄えがどんどん削れており、いつ辞めてもおかしくない状況
であったりしますが…
え?さっさと辞めろって?転職は面倒くさいから嫌なんだよ!転職7回(厳密には8回)を嘗めるな!
と言うことで、条件がよさ気な会社=本気で仕事をさせてくれる会社をじっくり腰をすえて探しているところです。
何だ転職する気満々じゃないかと言う突っ込みは無しの方向で…
さて本題。
先ほど述べた故障の要因は
電解コンデンサの漏れ電流が大きくなってしまい、電源基板の電源生成ICの電源電圧が上がらず、起動しなくなる
と言う原因です。
もう少し細かいことを話すと、電源を整流後、220kΩでICの電源に接続されたコンデンサにゆっくりと充電するのですが、ココの漏れ電流が大きくなると、ICの起動電圧まで電圧が上がらず、起動しなくなります。
要は、コンデンサの漏れ電流と、充電電流が釣り合ってしまうのです。
もちろん経年劣化したICの漏れ・消費電流が増えていると言う原因もありますが…
そこで、電解コンデンサを打ち直してあげれば問題は解決します。
ほかの電解コンデンサも同じく寿命間際を迎えているので全て交換しましょう。
ほかの基板も構成に依存しますが、電解コンデンサが丁度寿命近辺です。変える事をお薦めします。
何だ…また電解コンデンサかよ…という貴方!甘い、この基板の入力ダイオードブリッジが熱的に厳しく、古い基板と新しい基板では改善がされています。ここをしっかり認識した上で、ブリッジのICもより強力なものに交換しておきましょう。突然壊れると言う故障が亡くなります。
運よく?お家に800V10Aのダイオードが転がっていました。産業用途で使うならば、必ず800Vです。600Vで妥協してはいけません。他所からサージで攻撃されて殺されます。
と言うことで、私はこれで生産ラインの稼動失敗=億単位の損失を止める事ができました。
ただ、毎度の事ながら会社からは一切評価が有りません。
せめて部署の皆で毎月飲みに行ける位の褒美があってもいいのになぁ~なんて思う今日この頃です。
本日はこれで7万円ちょい稼げる小技を紹介します。
(というよりは、故障したときに発注から納品まで1ヶ月は掛かるから、その生産ロスを防ぐ事ができるほうが主目的ですが…)
Azbil製(旧 山武 製)SDC40というのは結構古い指示調節計でして、お高いだけあって結構しっかりした作りになっています。85℃品の部品を多用している他所様とは設計思想も、部品の選定もえらい違いです。
しかしながら、この子も有限寿命の部品を使用していますから、そいつが先にやられる事は必至な訳です。
おまけに、この子のしっかりと寿命を全うしたときの故障の特徴として、AC100Vで使用の場合は“一度電源を切ったら2度と再起動しない”という特徴があり、電源の入り切りをしないプラントかつ、整備の予定を立てるのがプアな部隊にとってはとても厳しいものがあります。
現在の職もそのプアな部隊(…と言うよりは人手が居ないので手が回らないともいう)の超下級平社員の1人ですから、
こういう物の故障に対しての事前的な予防保全用予算を立てられるわけでもなく、
物資=予備品がある訳でもなく、
人員削減と親会社主導の投資以外の過剰な投資削減によってかなりの黒字をたたき出している割りに親会社から投資削減を強く要望される
などなど、非常に厳しい背景があります。
えぇ、最近100万までと緩くなりましたが、ついこの前までは20万円超えると一発アウトでございました。
(だったら、親会社主導の無駄な億単位の投資辞めてよと言いたいですが…)
と言うことで、会社の予算も無いわ、手持ちの現ナマもないわ、あるのはお家に転がっている大量の部品の在庫と、IT・電子等の技術土方現場で鍛え上げられた現場に即実践できる技術と技能だけ。
そういうわけで、私は毎度ながら10年使ったものを後5年ぐらいは寿命を延ばすという小技を駆使し、切り盛りしようという訳です。
おそらく私は嫌でも5年後にはこの会社から遠ざかると思います。
そこから先は会社の電子設備殆どの入れ替えが必須になるので、今の経営のやり方を進めるならば関わりたくありません。電子部品総取替えなんて、人員も居ないのに怖くて予算立てられません。
私が何故居なくなるか?理由は簡単です、
家賃補助が無くなるので食えなくなるから、そもそも生活できない
と言うどうしようもない理由です。
尤も今でも
増税の割に給与が上がらないので、毎月赤字で今までの蓄えがどんどん削れており、いつ辞めてもおかしくない状況
であったりしますが…
え?さっさと辞めろって?転職は面倒くさいから嫌なんだよ!転職7回(厳密には8回)を嘗めるな!
と言うことで、条件がよさ気な会社=本気で仕事をさせてくれる会社をじっくり腰をすえて探しているところです。
何だ転職する気満々じゃないかと言う突っ込みは無しの方向で…
さて本題。
先ほど述べた故障の要因は
電解コンデンサの漏れ電流が大きくなってしまい、電源基板の電源生成ICの電源電圧が上がらず、起動しなくなる
と言う原因です。
もう少し細かいことを話すと、電源を整流後、220kΩでICの電源に接続されたコンデンサにゆっくりと充電するのですが、ココの漏れ電流が大きくなると、ICの起動電圧まで電圧が上がらず、起動しなくなります。
要は、コンデンサの漏れ電流と、充電電流が釣り合ってしまうのです。
もちろん経年劣化したICの漏れ・消費電流が増えていると言う原因もありますが…
そこで、電解コンデンサを打ち直してあげれば問題は解決します。
ほかの電解コンデンサも同じく寿命間際を迎えているので全て交換しましょう。
ほかの基板も構成に依存しますが、電解コンデンサが丁度寿命近辺です。変える事をお薦めします。
何だ…また電解コンデンサかよ…という貴方!甘い、この基板の入力ダイオードブリッジが熱的に厳しく、古い基板と新しい基板では改善がされています。ここをしっかり認識した上で、ブリッジのICもより強力なものに交換しておきましょう。突然壊れると言う故障が亡くなります。
運よく?お家に800V10Aのダイオードが転がっていました。産業用途で使うならば、必ず800Vです。600Vで妥協してはいけません。他所からサージで攻撃されて殺されます。
と言うことで、私はこれで生産ラインの稼動失敗=億単位の損失を止める事ができました。
ただ、毎度の事ながら会社からは一切評価が有りません。
せめて部署の皆で毎月飲みに行ける位の褒美があってもいいのになぁ~なんて思う今日この頃です。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年7月9日水曜日
ボーナス=次のボーナスまでの赤字補填というエンジニアの戯言
おはようございました。
個人的?エンジニア的?な関係により、出費が嵩む私は毎月赤字です。
そりゃもう、お家で肉が食えないほどに…。
食べられるときはひき肉の豚か、若しくはどう考えても体に悪そうな女性ホルモンたっぷり薬漬けの鶏肉です。
あぁ、牛肉食ったのはいつだっけなぁ~。
そういやぁ、最近野菜も高くて食えません。
これも皆
『法人税下げるし、増税するから社員の給与を上げなさい』
と、国から指導されているにも関わらず、
給与を一向に上げない拝金主義の会社
が悪いのですよ。
消費税上がった分、懐から出て行く分が減るので会社は丸儲け。
実質的な減給も、下げてないと言い訳できます。素晴しいやり方ですね。
もうね、法人税アホみたいに上げて会社潰して一度社会構造作り直してあげたほうが良いんじゃないか?とすら思ってきました。
さて、そんな状況にある私はプチ贅沢を敢行してやろうと、
Analog Discovery (アナログディスカバリー)なるものに手を染めました。
なんのことなく、家にあるゲインフェーズアナライザ HP3562Aが死亡したときの保険と、10MHzまで計る手段の確立です。
この手のものにしては破格の値段ですし、手に入れたいなぁ~と思って、ついつい手を伸ばしました。
これでボーナスは終了。
後は次のボーナスである12月までの赤字補填に回されます。
エンジニアって、ほんと、勉強に関して金食い虫だなぁ~と思う今日この頃です。
その割に給与が激薄なのは、日本の社会構造が根本的に間違っていると思う。
とりあえずはインターフェイス周りのジグを作ったり、測定器の高域の性能測定、カーオーディオの特性採取等をするとこから始めようと思います。
個人的?エンジニア的?な関係により、出費が嵩む私は毎月赤字です。
そりゃもう、お家で肉が食えないほどに…。
食べられるときはひき肉の豚か、若しくはどう考えても体に悪そうな女性ホルモンたっぷり薬漬けの鶏肉です。
あぁ、牛肉食ったのはいつだっけなぁ~。
そういやぁ、最近野菜も高くて食えません。
これも皆
『法人税下げるし、増税するから社員の給与を上げなさい』
と、国から指導されているにも関わらず、
給与を一向に上げない拝金主義の会社
が悪いのですよ。
消費税上がった分、懐から出て行く分が減るので会社は丸儲け。
実質的な減給も、下げてないと言い訳できます。素晴しいやり方ですね。
もうね、法人税アホみたいに上げて会社潰して一度社会構造作り直してあげたほうが良いんじゃないか?とすら思ってきました。
さて、そんな状況にある私はプチ贅沢を敢行してやろうと、
Analog Discovery (アナログディスカバリー)なるものに手を染めました。

なんのことなく、家にあるゲインフェーズアナライザ HP3562Aが死亡したときの保険と、10MHzまで計る手段の確立です。
この手のものにしては破格の値段ですし、手に入れたいなぁ~と思って、ついつい手を伸ばしました。
これでボーナスは終了。
後は次のボーナスである12月までの赤字補填に回されます。
エンジニアって、ほんと、勉強に関して金食い虫だなぁ~と思う今日この頃です。
その割に給与が激薄なのは、日本の社会構造が根本的に間違っていると思う。
とりあえずはインターフェイス周りのジグを作ったり、測定器の高域の性能測定、カーオーディオの特性採取等をするとこから始めようと思います。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年7月6日日曜日
拝金主義という、社会悪
ごきげんよう。
先日、日本技術士会中部本部の例会がありまして、そこで脇坂 博明氏の講演を聴いたとき、ふと思いついたことを書き殴ってみようと思います。
経営者として当たり前の視点
世界の状況・政治的状況・市場状況の認識をするのは当然
として、歴史的な失敗事例の解析という視点も必要ではないかと思うのです。
特に欧州・米国・特亜では御馴染みですが、この国々が堕ちた背景には必ず拝金主義的な妄信的行動があるわけです。
第3次産業の人間は頭を使って仕事をしなければなりません。頭を使うからこそ見合った賃金をもらえるのですが、第3次産業であるにも関わらず体と時間を使って仕事をする人が多すぎるような気がします。
実際に実例を出しましょう。
私は現職に入社するとき2011年3月11日に行った面接において、役員(親会社からの差し金)に対して、
御社はとうもろこしを原料として輸入している先の多くは米国ですが、この国の農業はもう死滅状態になる事が明確化しています。それに対してのリスク管理は考えていますか?
と、質問しました。そうすると返ってきた返事は
『米国がそんな事になるわけがない』
と、鼻で笑われました。
結果はごらんの有様です。
当時に行っていれば間に合っていた原料原産国の日本国内化も、今ではとても間に合いそうにありません。
米国では地下水は枯渇し、農業は衰退。
雇用にも投資に行かない金が株市場で空回り、おまけに金利を上げるという噂まで立ちだして、今まで現場・国を支えて来たであろう貧困層を一気に殺しにかかる政策。
産業構造がどうしようもなくなったので、シェールガスという禁断の手に染め、それを輸出。
ロシアへのせめてもの対抗意識かもしれませんが、この有様では日本のメタンハイドレートより泣けてきます。
結果、地下水の汚染と、地震大国への進化の確約の片道切符を手に入れましたとさ…。
エネルギー政策はズタボロで、軍事力でエネルギー政策をしていた頃とは打って変わって一気に貧困な国になりました。
おおっと…地震大国化したからには、原子力発電の暴走も、視野に入ってきましたねぇ~
米国は世界有数の3次産業国家です。
さて、3次産業の意味とは何でしょうか?人間や国、もう少し枠を広げて地球全体が楽をする事ができるように知恵を絞って進化をさせる事が主目的です。
しかし、体を使っている(しかも知れた程度)だけで1次産業の面々より給与(対価)を貪り取ろうとし過ぎているのではないか?と思うのです。
労働の対価とは何でしょうか?それは今の仕事の結果に見合ったものでしょうか?
もう少し考えたほうがいいと思います。
特に思うのは財閥系の連中です。何もしない(結果を出せない)のに生産系の人間より金を取るとはどういう考えでしょうか?
親会社といわれる彼らは、黒字の会社に対してもより設備投資の削減と社員の賃金カットを要求し、あまつさえ会社が長年掛けて培って来た信用と努力の成果ともいえる利権を明け渡せと言い張ります。
こちらが危機に瀕してもお金も出さない、おまけに頭も体も動かさない、毎年何十億もの献上を要求するような酷い組織なら、居なくなって欲しいのですが財閥解体って、まだしてくれないんでしょうか?
伊藤○商事とか、○紅とか、○井物産とか、どう考えても社会悪なんですけど、誰も手をつけてくれないよなぁ~と思う今日この頃。
あぁ、そういえば、米国はロックフェラーが大爆死してココ最近の問題を一気に加速したんでしたっけ?
金の切れ目が円の切れ目という下らない企業は怖いですね。
現物や、信用という価値のほうがどれだけ大切かがよく分かると思います。
多くの世界は貧困化・業界の崩壊が発生しても1次産業の主は大して困ることはありません。
それは彼らこそが生きるための必須条件だからです。
2次産業も縮小はすれど、地域に根ざした中小企業は生き残ります。それは1次産業の人が使う道具は彼らが作っているからです。
ではそれ以外の人はどうでしょうか?おそらく生きてはゆけなくなります。
戦争後の日本を思い出せば分かると思いますが、農村部は生きていくための食い物に困るところまでは成りませんでした。しかし都市部ではどうでしょうか?餓死者のオンパレードでしたよね。
もうすぐ水と食料の奪い合いの世界になります。(一部はもうなっていますが…)
自分の仕事は物々交換したときにどれだけの水と食料を確保できるのか?
真面目に考えながら自分の仕事の有り方というものを考えたほうがよいような気がします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年7月5日土曜日
最近の若い人の傾向と対策
お久しぶりです。
先日愛知県技術士会のワイガヤフォーラムでお話した内容を添付します。
日本では今こんな若者が生まれましたという話と、その背景にある社会的な状況を纏めてみました。
第1章 はじめに
未だに若造だと思う私が就職し、業務に就いて17年になります。
その17年の間において、新卒生の様態は目まぐるしく変わりました。
その大きな変遷に追いついて行けない企業(特に中小問わず大企業病という俗称に侵されている企業)において、3年後の離職率が3割を超えています。
その背景と対策について、17年の経験からお話しようと思います。
第1節 所謂ユトリ教育世代の誕生
後述する世間の酷い状況下にあった親たちの状況を見てきて育った彼らは、かなり特徴の有る変化をしてきています。最近の多数派の傾向として、
l
すぐに謝る・諦め、反省も学習も向上心もが全く見えない(表面上謝る・繕うだけ)
l
兄弟が少ない、若しくはいない(親の資産の限界)ため、家庭内で揉まれて育っていない
l
教育が不十分(家の教育:躾も、学校:集団生活、学業も酷い内容)
l
物資・お金に困らない(世間・親がくれる)
l
税金・年金などの国民としての公的な必要経費(義務)を払わない(払う必要性を知らない)
l
命に対する意識の軽薄さ(ゲーム・漫画による影響と思われる)
l
表面上の繋がりで軽薄な連携関係を好む(互いに痛い思いをしたくない・SNSなどの緩いつながり)
l
繋がりたがる(自分とって都合のいい親友・友達と呼べる人が欲しい)
l
一方では、繋がりたくない(近所づきあいが嫌い・知らない人とは近づきたくもない)
l
共産主義的平等ありきの思想、義務に対して希薄性(本来は義務ありきの権利と平等)
l
深く思慮しない行動性(その場がよければそれでよい)
l
積極性を見せない(自分が傷つくのを極端に恐れる)
l
惨めという感情が希薄(働きたくないという理由で某学会に入り、生活保護の申請受諾を取り付ける)
等があります。様々な点で、今までは少数派であった日本人を多数派の状況に持ち込みました。
あまり良好とはいえない社会人が流れ込んで来た結果、現状でも教育不足であった現場環境は更に悪化し、所謂土方的な教育が通用しない状況・会社においてはどうしようもない負の財産として扱われ始めています。正直な話をすると、会社の中では数年経っても負の生産性を発揮する人間のほうが多数派です。
また、近年女性の社会進出がようやく躍進し、まともになりつつように見えています。しかしその実態は、男性が仕事に対して非常に消極的であるからでもあり、男性に依存して生活を成り立たせること自体を諦めた女性が増えて来たこともあります。また、幼少期の女子社会の厳しさもあります。その結果、
男性よりも女性のほうが仕事・世間に対して積極的であるため、まともに使える
という現象が強く現れつつあります。そのため、急激に女性の役職への登用が多くなり、交渉事に関しては女性相手の場面が多くなりつつあります。少子化問題、交渉術の変遷など、様々な意味で気をつけなければならなくはじめました。逆説的な言い方をすれば、多少問題視すべき点はありましたが、
過去の日本社会において、仕事に対する姿勢は女性よりも男性のほうが圧倒的に優れていたため、女性の社会進出が妨げられていたように見えてしまっていた
という事実もあります。
元来、役割分担という考えから或る程度身を保障された(死に側面し難い)分野=家を守るのが母親、外で死ぬ覚悟で生活資金を稼ぐのが父親であるのは、子孫を残すという考えからすれば至極当然なわけです。
第2章 最近世に出始めた新社会人の歴史的背景
彼らを語る上で避けられないものは、上司の環境と社会的環境です。
彼らが世に現れた背景を抑えながら、彼らが何を求めているのか、どのように扱うべきかを考える必要があります。
第1節 バブル期前後の人材という背景
バブル崩壊後、日本は自ら生み出した架空の財産とその負債の影響で、大事な場所でも資金を支出する勇気をなくしました。
その結果バブル崩壊後の経済の落差はすさまじく、本来続けるべき優秀な人員の採用と継続的な教育を見送る会社が多々増えてきました。この結果、
l
とりあえず仕事に就けたらそれで良い
l
首を切られないように上から言われたことをそのまま実行すればよい=上司への過剰な責任転嫁
l
何かあれば早急に謝ってしまい、早く流してもらえば良い
l
表面上の業務だけこなせれば何問題ない
そういった風潮が強くなり、完全に汚染されてしまった彼らは考えることを辞め、上司・役員の顔色だけで自分の意見を決める事に徹しました。そのため、指導者的な素養を持っていない役員や経営者が多い昨今において、現在の不景気・会社の害悪を増進させる作用を持ちます。よく言われる
l
不景気なときは指導者主体の経営をすべき(社員が萎縮気味)
l
好景気な時は現場の意見を尊重した経営をすべき(社員が社会に対して攻めの姿勢)
という話は、ココからも裏が取れるように感じます。
また、彼らの上司であるバブル期~少し前の入社組みは、もともと仕事をしなくてもお金や利益が貰えていた世代です。バブル期の入社試験は勧誘・接待の場と化し、職に就く難しさを知らず、仕事の仕方を知らないまま不景気に突入しました。彼らの中で考えることを辞めた多数派の人間は、仕事とは一体何なのか?既に分からないまま生活の維持のためだけに会社に居座るようになりました。数字だけ弄って誤魔化し、自分の身に降りかかりさえしなければ全て丸く収まりますし、誰か1人を悪者に仕立て上げ、逃げ切るという田舎者の村社会的処世術は彼らが世に広め、日本の負の文化として築き上げました。
言われるも無く仕事は自社の技術をもってして社会の経済を善く回すことですが、その技術は何か?がこの世代以降、急激に失われました。この世代で構築された業務方法は
技術を外部に発注し、組み合わせるだけで製品を作り上げる手法
です。
彼らの技術と時間が無いために実施されたこの手法。一見遠目には問題ないようにも思えますが、内部で留保すべき開発する技術ごと外部に委託してしまったため、致命的問題をはらんでしまいました。
そのため後々に表面化する品質問題、開発に対しての評価軽視による中小企業への過剰な圧迫、それらによって発生する給与の削減によって、日本は長期的な不景気への突入につながります。
第2節 最近世に出始めた新社会人を構築した社会的背景
バブル期以降、日本の経営は大きく変遷しました。
大きく挙げられる内容として、
l
安易な資金投入をしなくなりました
l
お金と時間のかかる社員の育成をしなくなりました
l
給与を可能な限り引き下げるように舵を切りました
l
政府に働きかけ、都合のいい制度=非正規社員の拡大をして、存分に活用しました
l
某国に見習い、積極的に詐欺行為や株の短期投資等をして稼ぐようになりました
これらの結果、内需8割、個人消費6割の日本社会は、全体が見る見るうちに不景気になりました。自らが高い志と、高評価の結果を生成する事によって維持できている社会構造、それが日本という国です。しかし、昨今はそれを希薄にしようとする傾向へ変わりつつあります。そのため、自らが生きてゆくための社会的評価・資金に乏しくなった会社は、これらの悪循環を更に加速させました。
この悪循環を辞めさせようとしたのが第一次安倍内閣以降の自民党です。しかし、小泉政権で国民を煽る業によって間接的に国を動かし、非正規社員の拡大を実現する事ができ、またその勢いを維持し続けたマスコミの反発的な影響力が根強く、大きな成果を出せずに至りました。また、マスコミに踊らされた国民は詐欺師の代表格が中心という政治集団に対して政権を明け渡し、悲惨な被害にあう羽目となりました。
時が経過し、ようやく少しは気が付き始めた国民も現れ、詐欺師の政権が交代ました。小泉政権以降の自民党はようやく本来やりたかった景気対策と、遅れに遅れをとった社会保障の赤字補填に奔走しました。
しかし、壇上に上がった官僚や会社はバブル期にのし上がった仕事をしないで仕事をした振りができる官僚や、腐って落ちぶれつつある会社でした。そのため、いくら政府として発信しても、やるべきことも満足できずに今もどかしい状況が漂う結果となりました。事実、政権交代前に確定された消費税増税に対し、政府が事前に会社・団体へ行った景気対策の給与交渉(法人税減税等の措置を盾にとった)に関しても、最低限度であった2年間で実質的な手取り賃金の3%以上の上昇を確保できた会社は殆ど有りません。
第3節 ユトリ教育世代の育成された周辺社会環境
そもそも、このユトリ教育方針はすぐに失敗だと分かり舵取りと修正を行いました。しかし、義務教育者側が考えて評価しなくても良いという側面もあり、元来教育側が要望した教育方針であっため、教育の現場にこの廃止が浸透し始めたのはつい最近のことです。
※ 当時の義務教育者の大半は、反日活動家の成れの果てです。教育者になりたかったのではなく、教育者にしかなれなかった人間のほうが未だに多数派であるため、酷い状況は今でも続いています。元来教育者とは相当な人格者で無ければならないのですが、当時は義務教育者・文屋・マスコミ関連等は容易に仕事に就き易いという理由で大変好まれました。公的な支配手段を持つ教育者・文屋・マスコミ関連は善い人間で形成されるべきなのですが、非常に残念でなりません。
そのため、かなり湾曲した教育をされ、正当な評価を得られずに育って来たユトリ世代の彼らは、優秀な私学に進むか、自らが高い志を持ち続けるなどをしなければなりませんでした。
義務教育の時期は、人格形成の重要な時期ですから、この問題を親が認識し、正しく指導をしていない家庭に至っては、どうしようもない人間が育て上げられます。
彼らを育てる親世代は十分な労働に対して賃金の削減が図られ、物価も一見下がっているように見えて実質的には上がっている世代ですから、必要以上の労働を支払わなければ今までと同じ生活ができず、子供の状況の確認を監視するということを怠る事が非常に多くなりました。
※ 物自身の値段は下がりましたが、品質面、内容量が減る形での物価上昇が延々と続いていたため、実質的な物価上昇に該当する。
そのため、子供に対して一見無関心のように見える親が多くなり、子の教育に多大な爪痕を残しています。
第3章 ユトリ教育世代とどの様に立ち向かうか
ユトリ教育世代と一言で片付けていますが、実際の人間は多種多様です。その事実を踏まえながらどの様に育て上げるべきなのか?を模索する必要があります。
第1節 現実には当たりの人材も存在するという事実を認識し、積極的に採用・登用する
実際のユトリ教育世代において、私学(小・中)卒業生が大変増えています。これは親の教育現場に対する不信感の表れで、大変重要な事実です。私学ではまともな教育者も居ますから、それに影響を受けた世代であれば、まともな人間性を持っている可能性が高くなります。また、兄弟が多ければそれだけでも人間性の形成に大きな期待が持てます。本来は面接では聞きにくいことですが、十分な説明をした後に参考として聞きたい旨を伝え、確認するほうが良い判断材料を得られるかも知れません。
もし、人間性として十分な価値のある可能性を秘めていれば、それは大きな価値です。後述しますが、以前同様の日本人として扱う事ができるため、多くの基礎教育期間が削減され、戦力としての成果を挙げさせながら教育を行う事ができます。そうする事により、本人の伸び代は十分に大きくなります。
昨今新卒でのハズレ率が非常に上がってきていますが、当りが無いという訳ではありません。当たればユトリ教育以前と同じぐらいの当たりです。現実的にあたりの彼らはおおよそが一定以上の努力をする人間側ですから、非常に優秀な人材と位置づけることも可能であると考えられます。
残念な事に、人は自らの意思でしか変わる事ができません。つまり、教育される側の意識が変わらなければ、教育することはほぼ不可能です。そのため、多くの場合は本人への説得から始めなくてはなりません。結果、ユトリ教育に洗脳されてしまった人間を戻すのは並大抵の期間では終わりません。多くの場合、数年を要することから、大きな手間が省けることを重視すべきだと思います。
ユトリ教育に洗脳されていない=旧来の日本人であるということは、入社後の教育方法論は多くの会社・書籍等でも実例・実績がありますし、日本人独特の空気を読む力という武器によって、多彩な可能性を生み出します。そのため、多少学が無くとも後で身に付けられる範囲においては優遇すべきだと思います。
第2節 物・精神の不足感を彼らの中から呼び起こす
現実問題として、彼らは我侭さえ通さなければ、何の不自由なく暮らせる社会組織に洗脳され続け、残念な事に親もそれを後押ししてしまいました。バブル世代以降、電子化・ソフトウェア化された見えない技術と物が彼らの創造する力を大きく低下させ、親から貰った金で買ったほうが安く満足できる現実を十二分に味わったため、自分を高める欲求が表面化しなくなりました。
この事実は、意欲を無くした方が楽に暮らせるというものです。消極的である事が美徳という、不可解な文化を形成する事になりました。その結果、創造者としても、科学者としても、また経営する側の人間としても、作業者としてまでも単純には使い物にならないよく分からない人間を生み出す結果になりました。
人として高望みをする欲求を感じない生活に慣れた彼らは、単純な物を創る事に感動を覚えません。かといって、ゲーム以上の複雑な世界では何かの創造をする事ができる訳でもありません。肉体的に成長していれば幾らかの稼ぎのできる職はありますが、それはバブル以降危険な割にお金を稼げなくなった建築組織ですから、就こうともしません。結果、働かない・働けない人間が一気に増え始める結果となりました。親が生きているうちは親が甘やかして生活できるように仕向けますが、もう少し経ち、親が亡くなった以降は悲惨な状況が明確化されるでしょう。働かない=国民の義務すら捨て、プライドを捨てて生きることを選んでいますから、生活保護の受給には非常に前向きな行動を起こします。現実的に特定の海外発祥の宗教団体や、在日外国人団体、部落関連団体に属さない限り生活保護は受給できませんから、安易にそれに乗る人間も少なくありません。
そこで、この環境を逆手に取る事がひとつの成長の手段として浮かび上がります。彼らは充足してはいるものの、何か物足りない感じを常日頃から受けている状況ですから、そこをうまく突き、前向きな人間に方向を転換させる事が重要な要点になります。
第3節 楽しいことは何なのか?将来像とは何か?本人の価値観から始める
先ほど述べたように、昨今の彼らは感情の起伏をとても低く抑え、無関心であることを良しとする傾向が強くあらわれています。しかし、人間は感情で動く生き物です。理屈だった上での行動はあまり好んでしません。遺伝子レベルで埋め込まれたこの衝動は、昨今もこの状況は変わらないようです。そのため、相手が楽しい・感動を覚えることを積極的に用いて彼らを誘導すると、とても有効的に学習してくれます。
しかしながら、負の感情はおおよそ同じ傾向であるものの、正の感情・感動・楽しみに関しては、人間である以上、個人への依存が非常に高く多岐にわたります。
昨今の彼らは感情を表に出すことや、密接に繋がろうとする事を極端に嫌います。そのため、まずは教育者側自らが細かい行動まで目を届かせて、相手の反応をしっかりと見極め、誘導先を判断する能力を身につけることが重要になります。
もし困難であれば、素直にある程度優秀だと思われる若手の人間を近づけて、彼らの望むゆるい結束の育成を先に行うのが良いと思われます。若手の人間とうまく連携し、興味のありそうなところや本人のちょっとした感情の変動を察知するように勤めます。また、緩い連携を地道に活用して、徐々に将来像を見据えた形での自分の道のある方が必要であることを認識させ、徐々に本来の人としての道のあり方を思慮できる能力を少しでも身につけさせることが重要です。
少し考える癖が付けば、先の考え無い状況を可として今の状況に満足すべきだとは考え難くなります。少しずつ日本人としての正常な思考の持ち主へと誘導することが大切です。一度前向きな思考になれば、正規の欝にならない限りは、ある程度継続的に前向きな思考を継続してくれます。
ココで注意しなければならないのが、例え遠回りであっても仕事を教え込むことを優先しないことです。多くの場合、彼らは仕事をする意味をあまり深く考えては居ません。昨今では金銭的な問題で仕事についている人間は少数派です。生活には困らない世代が多くの子供を育てています。そのため、仕事が嫌になればすぐに辞める、もしくは落ち込んだ振りをして有給が無くても会社を休むという選択肢を選びます。
第4節 基本は日本語を話す事ができる外国人として扱う
いわゆるユトリ世代の多くは日本語もあまりこなせない上に、その日本語の裏にある前提とすべき文化条件や背景を知りません。なぜならば、多くはその教育を受けていないためです。そのため、かなり特殊な扱いをする必要があります。単純に割り切るのであれば、日本語が読み書きでき、ある程度の会話が可能な程度の外国人と同等に扱うのが良いと思われます。
過去、全体像を伝えれば少しの業務説明を行ったところで自ら働き始めた人間は、日本人であるが故にその背景を汲み取ることが前提にあると言う文化の土壌があってはじめて成立しています。そのため、文化の前提や土壌が無い彼らは、素直に異文化の人間として扱い、最低でも1~10までの全ての業務を説明しなければ動いてくれないものであると想定しておくのが適切です。
暫くの間、コツコツと実務で要求される文化的構造を正しく伝え、空気を読むことの大切さや、空気を読むことによって日本が技術立国に至ることができたという現実を教育することが必要です。また、彼らは自らの変化を恐れ、勉強することを極端に嫌います。しかし、現状のままに留まることを選択すれば、土人文化に至るまで後退しなくてはならないことを正しく伝えることが必要です。幸福の絶対量は地球規模で一定ですから、勝ち取る為の継続的な努力をすることが大切です。よく言われる平等と言うのは、努力をする平等であり、平等に得る権利ではないことを諭してあげる必要があります。
第5節 幾らかのパターンに分けて教育の対応をする
教育の方法は本来1対1で適切な対応をする事にありますが、100%個人対応を実施することは時間の都合から非常に困難です。そのため、過去にあった典型的な例をいくつか情報として貯め、比較的初期段階において、新入社員の行動に近いものを当てはめ、適応する教育を進めると早期な教育プログラムの立ち上げが可能になります。しかし、この技術は対人の観察能力が非常に高くなければ適応が非常に困難です。また、失敗すればあわない教育=大きな士気の低下と時間の損失になります。専門の長けた人を社内で育て上げるか、自らが能力を磨き上げ、できるだけ多くの人と接触を行い、人の変わる方法論を構築する事が重要です。よく説得方法・行動の本として代表的なものに『人を動かす』『道は開ける』Dale Carnegie 著書などがありますが、これはあくまでも海外での入門書であり、日本の多宗教許容文化においての現実世界は、こんなに単純なものではありません。この本はあくまでも基礎と捕らえ、そこから日本独自に構築された多分野の重い現実を取り込み、ひとつの方法論として構築する事が重要です。
また、後世に残してもおそらく10年程度しか新鮮ではないことを認識しておくべきです。日本は多種多様の文化を吸収しながら常に変化を続けています。過去の成功例が殆ど役に立たないという国はこういった文化背景があるためです。常に変化に適応をしながら前向きに取り組む姿勢が重要です。
第6節 教育をするときに陥りがちな留意すべき点
教育に際して、いくつか陥りがちな問題点・失敗点とその対処法を述べます。
1.相手の知っている言葉で話す
相手の知っている分野での事例を題材採り上げて話す事がとても重要です。年齢・分野が異なっても相手は合わせて理解しようとはしてくれません。相手の意識に対して、容易に通じ易い相手の知っていそうな話で置き換え、具体例を示す事が需要です。
2.全体を見せるべきか、単純作業で割り切らせるかは成長過程次第
人によって、単純作業まで細分化しないと業務をこなせない人間が多いのですが、それを嫌う傾向の人(所謂優秀な人間側)の人間も居ます。全体像を把握させ、その中での自分の立ち位置を教えるという結構な手間になりますが、教えた直後からの作業効率は単純作業者とは雲泥の差です。元々が単純者業者であっても。時間が経てば全体像を知った上で業務をした方が上手く動ける人も居ますので、時々業務の指示方法を変える事が必要です。
3.単純な成功体験の積み重ねを行わせる
擬似的な成功体験・成果の達成をさせ続け、勝ち癖を作る必要があります。負けを知ることは大事ですが、それ以上に真面目にやれば失敗しない世界であることを先に認識させる必要があります。失敗すればどこにミスがあったのかを探す人間になりますから、とても重要なことです。
4.離れられる状態にあっても、暫く基本はペアで作業を行う
優秀な人間ほどいくら実力がついても、ところどころミスをする不安がわかっている為、教育者離れを拒否する傾向にあります。面倒くさくても暫くは目の届く範囲で一緒に業務をする必要があります。急に要らない子だと自虐的な人間に成りだした例もあるので、要注意です。
5.焦って成果を求めない。本人の気持ちが変わるまで待ち続ける
余程優秀な人間で無い限りは成果を求めても大した成果が現れません。一般的におおよそ3年といわれていますが、比較的優秀な場合の話ですから、5年は見ておくべきだと思います。
本人が変わろうとして、初めて少しずつ変化が現れます。本人が納得しない限り変化は現れませんから、待ち続ける事が大切です。
6.人は簡単には変わらない
人間である以上、本人に変わる意思が生まれない限りは変わりません。我々が行うのは変わる機会を与え続け、成長する機会を与え続けることです。本人に兆しが見えず、これ以上厳しいと感じたら素直に手を引くのもやり方のひとつです。危機感を覚えて始めて前に進む人間も居ますし、期待できない人間に時間を掛けるよりは、期待できる人間に手を貸すほうが良いこともあります。良い言い方ではありませんがお払い箱という考えも会社・社会の存続として必要です。
7.本人の趣向性と異なると感じても、ゆっくり方針転換をする
相手の趣向性と異なると感じてもすぐに手を変えず、ゆっくりと方向転換する必要があります。後輩にとっての都合のいい相手ではありませんから、すぐに手を変えるというのは相手にも多少の疑念を生じさせます。どっしりと構えながら徐々に方向転換を行い、教育手法を変えましょう。
また、業身上にて急な変化があったとしても、盾となって急な変化を与えない必要があります。急な変化は相手にとって不安感を与えるだけで、何の解決も及ぼしません。
第4章 最終的には会社で守る親代わりになる覚悟
社会人17年間という比較的短い間ですが、自分がそれまで生きて来た18年と比べると後輩の変化は急激な変化がありました。その中でも尤も大きい障害だと感じているのは幼少期における人との繋がりの希薄性です。おそらく、この希薄性から対人適応能力や、社会に対する適応能力が酷く劣化しているものだと思われます。ユトリ教育と聞いて先ず思い出すのは幼稚園の演技会でのみんなが主役という不可解な報道でした。当時周囲は絶賛していましたが、主役を立たせるための名脇役が必要なのが社会の常ですし、主役を立たせるために一致団結するほうが望ましい構成だとテレビに対して愚痴っていたことを思い出します。そのテレビで皆が主役をやっていた世代が今のユトリ教育なのですが、彼らは本当に無知で純粋です。体は成人しているにもかかわらず、物の良し悪しも分からず、単純作業の道具としても扱えないような代物です。女性が強くなったのは、彼女独自の村社会文化の洗礼を受けているためだともとれます。
元来、こういう状況になった背景には親が育てる気が無いという問題もあります。そのため、社会に出てきた彼らに対し、我々が親の代わりをする必要があります。その覚悟がないと教育者は勤まりませんし、昔のように一方的に教育内容を押し付けて出席点だけで単位を上げる大学となんら変わらない状態になります。彼ら教育側の評価はどうでしょうか?悲惨なものですよね、見習ってはいけません。
第2の育ての親としての覚悟と責任、これは非常に重たいものですが、誰も肩代わりしてくれるものではありませんし、過去のバブル期の罪が一気に押し寄せて来たもので避けようがありません。地道に一歩ずつ対処する事が必要です。本来は親たちに責任を取らすべきですが、彼らは責任のとり方を知りません。
…と以上の内容を配布し、実例交えてお話しました。
気が向いたらこういった会にも参加してみてください。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年6月21日土曜日
agilentの展示会 AMF2014で感じたこと
おはようございました。
今週はパシフィコ横浜にてAMF2014が開催されていました。
日ごろ自分が整備しているためか、バイクの車検も一発合格し、超絶ご機嫌の私は、有給休暇という手段を使って参加する事にしました。
個人的に思うのですが、こういう展示会を出張扱いさせない組織になってきている日本企業というのは、とことん自爆したがっているのだと思います。
自分の周りだけに技術なんてありませんし、ましてや研究者でもない人間が、他分野の技術使わないで勝てる・食ってゆけるとでも思っているんでしょうか?
超絶に甘い考えです。イノベーションとか厨二病用語ほざく暇があるのであれば、こういう異文化交流にこそガンガン力を入れるべきだと私は思います。
生憎私の所属している会社は上(課長より上)から測定器関連にお金を使わないことを明言されておりますから、私個人の趣味ということで参加に至ります。ただ、その個人の超下級平社員にココ1~2年で何億も損失低減して頂いている事実に会社が気づかないというのは、悲しいものがありますよねぇ~。課長の決裁枠20万で、何が買えると言うのでしょうか?会社のトラブル対応で頻繁に使っている家に置いてある測定器すら買えませんよ?と…。
さて、愚痴はさておき、本題。
AMF2014では幾らか収穫がありましたが、それ以上に世間様の測定器ビジネスに対する姿勢不足が浮かび上がりました。
私が主に感じたのは次の点です。
3.0の4GHz⇒8GHzですから2倍です。PCIe1.1の1.25GHzがお子様に見えますよね。実際、普通にジャンパー線してもアイが潰れにくかったので、騒いだ割には(DRAM規格と比べ)随分と楽な規格だな…と思ったものです。
しかし、今度はそうは行きません。Clock発信源のjitterの規格が厳密に定められました。このjitter範囲を厳密に守るということは、Reference Clockを厳密にしなくてはならないということにもなります。
原理原則に立ち返って考える必要がありますが。Clock発振器は水晶の機械共振という物性を利用した振動子です。その電圧が変動する⇒振幅が変動する(厳密には通過した充電電流で振幅が決まる)ということは、Clock発振器の電源に関しては厳密に安定化させる必要があります。
つまり、電源のノイズは厳密に制御されていなければなりません。
しかしこの問題とは裏腹に、電源に関してまともに議論できるエンジニアは誰も居ないのではないでしょうか?
痺れを切らしたIC・LSIメーカーがマルチチップパッケージという形で電源回路やバイパスコンデンサをパッケージ内に埋め込んで利用者側の低レベル加減を補っているのが現状です。
これ、非常に危険ですよね。Clock発振器の電源電圧がClock発振器の言っている電源規格の間をバタバタ暴れたら、jitterは規格に入りません。
おまけに一般のPC電源は超絶に粗悪な電源です。一度測ってみたら分かりますがぶち切れしそうになります。
つまり、昔悩まされた“相性が悪いので動きません”という事態がまた起きる可能性が現れたと言うわけです。
私が現役だった頃は電源インピーダンスなんて当たり前、PSRR(電源ノイズ除去比)こそが対処すべき問題だと口をすっぱくして熱く語っていたものですが、まだ世間は追いついていないようです。
過去このブログ記事でも書きましたが、1次側電源電圧が暴れる事によって2次側の出力にどれだけの影響を与えるか?というものです。
見てのとおり、低い帯域だけでは話になりません。現実世界では基板のベタ+トランス結合による上の周波数(MHz帯)も計って何ぼです。2つめののグラフの電源は1次側と2次側での共振が見られるので、何かしら手を打つ必要があります。
尤も、これはあくまでも金のかかっている産業機器用のAC/DCコンバータの例です。現実はもっと酷いです。
計り方はきわめて安定化された電源に横からノイズ重畳用のトランスで振動を与え、出と入りの暴れ具合を比較するという単純なものです。ぜひ正しく計って、前向きな改善をして戴けることを望みます。
今週はパシフィコ横浜にてAMF2014が開催されていました。
日ごろ自分が整備しているためか、バイクの車検も一発合格し、超絶ご機嫌の私は、有給休暇という手段を使って参加する事にしました。
個人的に思うのですが、こういう展示会を出張扱いさせない組織になってきている日本企業というのは、とことん自爆したがっているのだと思います。
自分の周りだけに技術なんてありませんし、ましてや研究者でもない人間が、他分野の技術使わないで勝てる・食ってゆけるとでも思っているんでしょうか?
超絶に甘い考えです。イノベーションとか厨二病用語ほざく暇があるのであれば、こういう異文化交流にこそガンガン力を入れるべきだと私は思います。
生憎私の所属している会社は上(課長より上)から測定器関連にお金を使わないことを明言されておりますから、私個人の趣味ということで参加に至ります。ただ、その個人の超下級平社員にココ1~2年で何億も損失低減して頂いている事実に会社が気づかないというのは、悲しいものがありますよねぇ~。課長の決裁枠20万で、何が買えると言うのでしょうか?会社のトラブル対応で頻繁に使っている家に置いてある測定器すら買えませんよ?と…。
さて、愚痴はさておき、本題。
AMF2014では幾らか収穫がありましたが、それ以上に世間様の測定器ビジネスに対する姿勢不足が浮かび上がりました。
私が主に感じたのは次の点です。
- 高速なシリアル信号技術の応用から、Reference Clock の jitter が問題になりつつあると分かっているにもかかわらず、誰もその正しい評価ができる環境を提供していない。
3.0の4GHz⇒8GHzですから2倍です。PCIe1.1の1.25GHzがお子様に見えますよね。実際、普通にジャンパー線してもアイが潰れにくかったので、騒いだ割には(DRAM規格と比べ)随分と楽な規格だな…と思ったものです。
しかし、今度はそうは行きません。Clock発信源のjitterの規格が厳密に定められました。このjitter範囲を厳密に守るということは、Reference Clockを厳密にしなくてはならないということにもなります。
原理原則に立ち返って考える必要がありますが。Clock発振器は水晶の機械共振という物性を利用した振動子です。その電圧が変動する⇒振幅が変動する(厳密には通過した充電電流で振幅が決まる)ということは、Clock発振器の電源に関しては厳密に安定化させる必要があります。
つまり、電源のノイズは厳密に制御されていなければなりません。
しかしこの問題とは裏腹に、電源に関してまともに議論できるエンジニアは誰も居ないのではないでしょうか?
痺れを切らしたIC・LSIメーカーがマルチチップパッケージという形で電源回路やバイパスコンデンサをパッケージ内に埋め込んで利用者側の低レベル加減を補っているのが現状です。
これ、非常に危険ですよね。Clock発振器の電源電圧がClock発振器の言っている電源規格の間をバタバタ暴れたら、jitterは規格に入りません。
おまけに一般のPC電源は超絶に粗悪な電源です。一度測ってみたら分かりますがぶち切れしそうになります。
つまり、昔悩まされた“相性が悪いので動きません”という事態がまた起きる可能性が現れたと言うわけです。
- 電源のノイズ除去比(PSRR)に関して殆どの人が測定に関して無知である。しかも、それを危険だとも思わない。
私が現役だった頃は電源インピーダンスなんて当たり前、PSRR(電源ノイズ除去比)こそが対処すべき問題だと口をすっぱくして熱く語っていたものですが、まだ世間は追いついていないようです。
過去このブログ記事でも書きましたが、1次側電源電圧が暴れる事によって2次側の出力にどれだけの影響を与えるか?というものです。
電源ノイズ除去比の例を出してみます。
見てのとおり、低い帯域だけでは話になりません。現実世界では基板のベタ+トランス結合による上の周波数(MHz帯)も計って何ぼです。2つめののグラフの電源は1次側と2次側での共振が見られるので、何かしら手を打つ必要があります。
尤も、これはあくまでも金のかかっている産業機器用のAC/DCコンバータの例です。現実はもっと酷いです。
計り方はきわめて安定化された電源に横からノイズ重畳用のトランスで振動を与え、出と入りの暴れ具合を比較するという単純なものです。ぜひ正しく計って、前向きな改善をして戴けることを望みます。
- 三相のデバイスに関して、評価するジグが一切無いのに、誰も疑問を呈していない。
これも意外と誰も要望しないのですが、現実世界において、三相デバイスは結構複雑です。だからこそネットワークアナライザの6ポート以上が欲しいのですが、市場にはあまり多く有りません。
欲を言えば個人的にR(入射・ソース)、A(反射・Ch1)、B(通過・Ch2)、全て別ポートの9個端子で低周波から測れるゲインフェーズアナライザとしても使えるものを作って欲しいです。
相互インダクタンスの塊なので、単相毎に測定をやっていたら日が暮れるのですが、あまり理解されないようです。電気自動車やっている人はさぞかし大変だろうなぁ~と思うのですが、本人が重要性に気づいていないだけかもしれません。
さっさとどこかの企業が作ってくれないでしょうか?産業機器業界でこれが発売されたら、寿命診断にもってこいなので、億単位を容易に稼ぎ出せる物凄い強力な武器なのですが…。
と、まぁこんな感じで今後の課題点と疑問点が浮かび上がりました。分野の違う人がたくさん居たので、技術の応用する成果はすごいものだという事が分かりました。
このブログを見ている方は、私が社会的都合で止める必要性を感じない範囲であれば勝手に技術の垂れ流しをしますので、存分に用いてくださいね。現地(日本語以外)の言葉でも良いので、リクエストしていただけると助かります。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年6月17日火曜日
近々の宣伝
おはようございました。
更新が少なくて申し訳ありません。無事に生きております。
そして、ロシアの皆様ごきげんよう。最近ロシアの方から急激にアクセスされ始めました。
どうやらチャット?でカーオーディオのPSRRネタを晒されているようです。
けしからん!もっとやれ!!
という事で、近々の個人的宣伝。
愛知県技術士会のワイガヤフォーラムにて講演させていただく運びになりました。
内容は
“最近の若い人の傾向と対策”
今、日本ではとんでもない新人が大量発生し、社会がまともに回らなくなりつつあります。
その歴史的背景と対策について、私なりの見解を述べます。
所謂ユトリ教育世代問題です。
まぁ、何を言っても経営者が段々低レベルになりつつある日本では、一度社会構造から見直しが必要なのかもしれませんが…。
あともう1点、会社である装置を修理しています。近々に部品が手に入り修理が完了すれば晒そうと思います。
こういう修理ネタはメーカー虐めに近い気がしますが、ここに書いてあることはあくまでも個人的な見解で一切の保障はしませんのであしからず。
おそらく設計上どの使用環境でも通用するネタですが、文句を言われると困るので、ココの説明に加えて大事なことなので、あえて2回目を言っておきました。
会社ではこのネタをさらっとやってのけて、暫くの間生産停止する危険を回避しました。
額面にして最低数百万円、最大2億円ぐらいでしょうか?
いい加減、関係者連れて(と言いつつ、殆ど居ませんが…)飲みに行ける位の臨時ボーナスぐらい出して欲しなぁなんて思っている今日この頃です。
このネタを使って、これに関連する装置の延命措置ネタを記事にしますので、暫くお待ちください。実証して初めて晒します。
1のことを2~3ぐらいに膨らまして誇張することはたまにあっても良いかもしれませんが、無いことを言うのは駄目です。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
更新が少なくて申し訳ありません。無事に生きております。
そして、ロシアの皆様ごきげんよう。最近ロシアの方から急激にアクセスされ始めました。
どうやらチャット?でカーオーディオのPSRRネタを晒されているようです。
けしからん!もっとやれ!!
という事で、近々の個人的宣伝。
愛知県技術士会のワイガヤフォーラムにて講演させていただく運びになりました。
内容は
“最近の若い人の傾向と対策”
今、日本ではとんでもない新人が大量発生し、社会がまともに回らなくなりつつあります。
その歴史的背景と対策について、私なりの見解を述べます。
所謂ユトリ教育世代問題です。
まぁ、何を言っても経営者が段々低レベルになりつつある日本では、一度社会構造から見直しが必要なのかもしれませんが…。
あともう1点、会社である装置を修理しています。近々に部品が手に入り修理が完了すれば晒そうと思います。
こういう修理ネタはメーカー虐めに近い気がしますが、ここに書いてあることはあくまでも個人的な見解で一切の保障はしませんのであしからず。
おそらく設計上どの使用環境でも通用するネタですが、文句を言われると困るので、ココの説明に加えて大事なことなので、あえて2回目を言っておきました。
会社ではこのネタをさらっとやってのけて、暫くの間生産停止する危険を回避しました。
額面にして最低数百万円、最大2億円ぐらいでしょうか?
いい加減、関係者連れて(と言いつつ、殆ど居ませんが…)飲みに行ける位の臨時ボーナスぐらい出して欲しなぁなんて思っている今日この頃です。
このネタを使って、これに関連する装置の延命措置ネタを記事にしますので、暫くお待ちください。実証して初めて晒します。
1のことを2~3ぐらいに膨らまして誇張することはたまにあっても良いかもしれませんが、無いことを言うのは駄目です。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年6月11日水曜日
今日の小ネタ NEMIC LAMBDA EWS電源インピーダンス
おはようございました。
今日の小ネタはNEMIC LAMBDA製のEWSという電源のインピーダンスです。
…悪くは無いのですが、制御とコンデンサの切り替わり箇所における共振の抑え方が不適切であることから、少し手抜き感が感じられます。
設計者の方は精進してくださいね。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
2014年6月3日火曜日
製品の戦略、可能性と技術による決まり方
おはようございました。
日本では梅雨と呼ばれる時期に入りました。
この季節になるとバイクに乗れないのでストレスが溜まり易くなり、精神衛生上とても良くありません。
ハウスダストの嫌い(アレルギー)な私にとっても天敵の季節でもあり、喜ぶのは下着が透ける事にエロスを感じる好色家の皆様ぐらいではないでしょうか?
もちろん私は好色家ではありません、弩スケベです。
物事は正しい表現をしましょう。
さて、つかみも取れずに掠った所で今日の御題。
世の人が言うには設計段階で製品に関わる品質の良否に関しての8割が決まると言います。
私はこれにもう少し味付けをすべきだと思います。
例え製品が良い物であっても、使い道・感動・所有感の充足がなければ品物は売れませんし、会社として赤字は必至です。
私は、企画段階で成功の可否が8割方決まると提唱します。
技術も市場の能力も会社の能力も全てが身の丈に合っていないと、製品はヒットしません。
例えば優秀な技術があったとしても、世の人が良いと感じなければ商売にはなりません。
車ならば日本車で言うところの三菱・アイ、日産・初代ティーダ、トヨタ・オーリス、何であんなに車としては上出来であるのに、あんなに売れなかったのか?
今でも不思議なように見えますが、日本の顧客にとっては全部中途半端な位置付けの車である事がよく分かります。
例えばアイであれば軽自動車だから売れません。アレがコンパクトカーであれば市場が全く様変わりしていたでしょう。ホンダのFitに並ぶ製品にすらなりえていました。(FITではないところがミソ)
BMWのi3が賑わっていますが、あんなのより早く先手を打てていたことは想像に難くない。
ティーダ、価格が中途半端でした。いい車であっても、日本人は価格で物を見ます。そして、安い車なのに若干高め価格設定は微妙な空気を生み、その後にノートが販売されて自爆し、更に泥沼化しました。
オーリス、カローラランクスを少し大きくしたために都市部の連中が引きました。つまり、狭い道路にこの車は厳しいのです。かといって高級車でもありません。作りが安いので、郊外の顧客は2ndとしても、1stとしても優秀な機能をなしません。
最近は過去の技術があると思い込んでしまったがために、まともな商品になりえずにコケた例、コンセプト倒れなものもあります。
最近のソニー製品:コンセプトは良いときがありますが、製品に仕上げる技術・能力が無く、途中で企画倒れし始め、比較的早期に妥協が混ざり始めます。製品になる頃には、よく分からない変なものが仕上がって市場に流れます。
少し前のゲーム機:ソフトウェア会社に開発できる力がないハードを作ってしまったがゆえに微妙な空気が流れました。
最近のスポーツカーもどき:車体も足もブレーキもサスもエンジン、また補機類までもが中途半端。何一つまともに作っていないので、皮だけの中身のない車が仕上がりました。えぇ、代表例はあえて86・BRZとは言いませんが…。
コンセプト倒れは決して小さな問題ではありません、そこに技術の軽視、技術というものに対しての不敬の表れが企業として現れているからです。
もうこの会社に○○を開発する能力がないことを世に知らしめている・公然と暴露している。
そういういう事を平気で実践CM行っているのですから、余計に性質が悪い内容です。
スバルなんかはさっさとトヨタと手を切ったほうが良いんじゃないかと思えるぐらい可哀想で仕方がありません。1から開発させて貰えていたら何の問題も起きなかったものを、横槍入れまくられて、失敗作の流用までさせられて…アレじゃぁ被害者ですよね?
さて、不思議なほど“お前が言うな!”と言う事例が世には多く存在します。
就職活動でも散々言われている内容ですが、こういった自爆をする会社は自己分析が足りていません。
あれれ?会社側が散々面接の場で学生を相手に説教垂れていませんでしたっけ?
業界の位置付けや、会社単位の相関性、金の流れ、客の動向と言う比較的見え易い物にばかり気を取られ、肝心な自分(会社)の能力は何か?会社は一体どのぐらいの技術力を保てているのか?と言うことの見える化を怠っている訳です。
そりゃ難しいですよ?技術の見える化なんて、数値では間違いなく表現できません。ぼんやりとした像が出るぐらいで、そこから先は何も具体性を生みませんからね。
一時期誰かさんが流行らせた“意味の無い数値化による意味の無い評価方法”で評価するしかありませんが、事務しか知らない役職・経営陣がその意味の無い数字を出せるわけもありません。
そもそも、黙っていたら技術が衰退すると言う根本かつ重要な問題を知りもしないでしょう。
自分(会社)が実社会相手に描ける像なんていうのは、おおよそそんなもんです。
画にはなんとなく描けそうだけど、よく分からないものが仕上がってしまいます。
そのよく分からないものを自分なりの解釈と意思判断で動かす…経営なんてそんなもんです。
だからこそ、経営者をこなす人は芯の通った変人である事が求められます。
他人の顔色伺って経営することは、自ら地雷に足を踏み入れること同然です。
また、他人の顔色を伺うと言うことは必然と数値を気にし始めますから、数値だけで経営をし始める動機にもなります。
そして、数字だけで経営し始めたときは、その会社に終焉が来たことを意味しています。
経営は難しいし、何も無い状態では技術の位置なんて知りようもありません。
ただ、近くに真の技術者がいるか、もしくは自分自身が真の技術者であれば、自分の立ち位置ぐらいは周りの製品群のレベル・似たような立ち位置の人からおおよそ推察ができます。
そして、自分(会社)にとっての目標・夢と、現実世界での落とし所を表現することぐらいは比較的容易に行えます。
コンセプト倒れって言うのは“夢と現実を区別する”そういう事すら出来ていないから起きる訳です。
要は妄想の厨二病と同じ状態な状況であると言えます。
ね?厨二病と同じ事に気付いて初めて危機感覚えたでしょ?
“俺は本気を出せば出来る人間なんだ!”とか思っていても、“自分の能力の限界を知らない厨二病患者がただ妄想しているだけ”ですから、結果が伴う訳がありません。
“貴方の本気”の底上げをするには日々の鍛錬と努力、そして感性の磨き上げ以外に手はないのです。
会社でも個人でも、内面的に成長し続ける意気込みが無くなったら、そこで人生(社史)と言う名の壮大なゲームは終了なのです。
尤も、腐りたくて腐っているなら誰も止めませんけどね…。
これを見て見苦しさを微塵でも感じたのであれば、周囲には身の丈にあったものを求め・要求し、自らは日々精進して、その身の丈より少し背伸びできるようになることをお薦めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
日本では梅雨と呼ばれる時期に入りました。
この季節になるとバイクに乗れないのでストレスが溜まり易くなり、精神衛生上とても良くありません。
ハウスダストの嫌い(アレルギー)な私にとっても天敵の季節でもあり、喜ぶのは下着が透ける事にエロスを感じる好色家の皆様ぐらいではないでしょうか?
もちろん私は好色家ではありません、弩スケベです。
物事は正しい表現をしましょう。
さて、つかみも取れずに掠った所で今日の御題。
世の人が言うには設計段階で製品に関わる品質の良否に関しての8割が決まると言います。
私はこれにもう少し味付けをすべきだと思います。
例え製品が良い物であっても、使い道・感動・所有感の充足がなければ品物は売れませんし、会社として赤字は必至です。
私は、企画段階で成功の可否が8割方決まると提唱します。
技術も市場の能力も会社の能力も全てが身の丈に合っていないと、製品はヒットしません。
例えば優秀な技術があったとしても、世の人が良いと感じなければ商売にはなりません。
車ならば日本車で言うところの三菱・アイ、日産・初代ティーダ、トヨタ・オーリス、何であんなに車としては上出来であるのに、あんなに売れなかったのか?
今でも不思議なように見えますが、日本の顧客にとっては全部中途半端な位置付けの車である事がよく分かります。
例えばアイであれば軽自動車だから売れません。アレがコンパクトカーであれば市場が全く様変わりしていたでしょう。ホンダのFitに並ぶ製品にすらなりえていました。(FITではないところがミソ)
BMWのi3が賑わっていますが、あんなのより早く先手を打てていたことは想像に難くない。
ティーダ、価格が中途半端でした。いい車であっても、日本人は価格で物を見ます。そして、安い車なのに若干高め価格設定は微妙な空気を生み、その後にノートが販売されて自爆し、更に泥沼化しました。
オーリス、カローラランクスを少し大きくしたために都市部の連中が引きました。つまり、狭い道路にこの車は厳しいのです。かといって高級車でもありません。作りが安いので、郊外の顧客は2ndとしても、1stとしても優秀な機能をなしません。
最近は過去の技術があると思い込んでしまったがために、まともな商品になりえずにコケた例、コンセプト倒れなものもあります。
最近のソニー製品:コンセプトは良いときがありますが、製品に仕上げる技術・能力が無く、途中で企画倒れし始め、比較的早期に妥協が混ざり始めます。製品になる頃には、よく分からない変なものが仕上がって市場に流れます。
少し前のゲーム機:ソフトウェア会社に開発できる力がないハードを作ってしまったがゆえに微妙な空気が流れました。
最近のスポーツカーもどき:車体も足もブレーキもサスもエンジン、また補機類までもが中途半端。何一つまともに作っていないので、皮だけの中身のない車が仕上がりました。えぇ、代表例はあえて86・BRZとは言いませんが…。
コンセプト倒れは決して小さな問題ではありません、そこに技術の軽視、技術というものに対しての不敬の表れが企業として現れているからです。
もうこの会社に○○を開発する能力がないことを世に知らしめている・公然と暴露している。
そういういう事を平気で実践CM行っているのですから、余計に性質が悪い内容です。
スバルなんかはさっさとトヨタと手を切ったほうが良いんじゃないかと思えるぐらい可哀想で仕方がありません。1から開発させて貰えていたら何の問題も起きなかったものを、横槍入れまくられて、失敗作の流用までさせられて…アレじゃぁ被害者ですよね?
さて、不思議なほど“お前が言うな!”と言う事例が世には多く存在します。
就職活動でも散々言われている内容ですが、こういった自爆をする会社は自己分析が足りていません。
あれれ?会社側が散々面接の場で学生を相手に説教垂れていませんでしたっけ?
業界の位置付けや、会社単位の相関性、金の流れ、客の動向と言う比較的見え易い物にばかり気を取られ、肝心な自分(会社)の能力は何か?会社は一体どのぐらいの技術力を保てているのか?と言うことの見える化を怠っている訳です。
そりゃ難しいですよ?技術の見える化なんて、数値では間違いなく表現できません。ぼんやりとした像が出るぐらいで、そこから先は何も具体性を生みませんからね。
一時期誰かさんが流行らせた“意味の無い数値化による意味の無い評価方法”で評価するしかありませんが、事務しか知らない役職・経営陣がその意味の無い数字を出せるわけもありません。
そもそも、黙っていたら技術が衰退すると言う根本かつ重要な問題を知りもしないでしょう。
自分(会社)が実社会相手に描ける像なんていうのは、おおよそそんなもんです。
画にはなんとなく描けそうだけど、よく分からないものが仕上がってしまいます。
そのよく分からないものを自分なりの解釈と意思判断で動かす…経営なんてそんなもんです。
だからこそ、経営者をこなす人は芯の通った変人である事が求められます。
他人の顔色伺って経営することは、自ら地雷に足を踏み入れること同然です。
また、他人の顔色を伺うと言うことは必然と数値を気にし始めますから、数値だけで経営をし始める動機にもなります。
そして、数字だけで経営し始めたときは、その会社に終焉が来たことを意味しています。
経営は難しいし、何も無い状態では技術の位置なんて知りようもありません。
ただ、近くに真の技術者がいるか、もしくは自分自身が真の技術者であれば、自分の立ち位置ぐらいは周りの製品群のレベル・似たような立ち位置の人からおおよそ推察ができます。
そして、自分(会社)にとっての目標・夢と、現実世界での落とし所を表現することぐらいは比較的容易に行えます。
コンセプト倒れって言うのは“夢と現実を区別する”そういう事すら出来ていないから起きる訳です。
要は妄想の厨二病と同じ状態な状況であると言えます。
ね?厨二病と同じ事に気付いて初めて危機感覚えたでしょ?
“俺は本気を出せば出来る人間なんだ!”とか思っていても、“自分の能力の限界を知らない厨二病患者がただ妄想しているだけ”ですから、結果が伴う訳がありません。
“貴方の本気”の底上げをするには日々の鍛錬と努力、そして感性の磨き上げ以外に手はないのです。
会社でも個人でも、内面的に成長し続ける意気込みが無くなったら、そこで人生(社史)と言う名の壮大なゲームは終了なのです。
尤も、腐りたくて腐っているなら誰も止めませんけどね…。
これを見て見苦しさを微塵でも感じたのであれば、周囲には身の丈にあったものを求め・要求し、自らは日々精進して、その身の丈より少し背伸びできるようになることをお薦めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
今回の小ネタノーケン製KRVの修理
最近、よく
『こわれたから直して』
と、精密機器を渡されるのですが、
分解してから言わないでほしいと思う今日この頃です。
こういう機器の故障修理をするに当たって肝心なのは、どんな状態で壊れたのか?というのを分解しながら状態を観察し、推測することだったりします。
そんな訳で、分解された状態で渡されると『???』となり、解析するのにえらく手間取るのです。
最近私大方のものは直すのが分かって来たらしく、分解して自分で構造を納得してから渡してくれます。
正直勘弁して欲しい…と思う今日この頃です。
で、今日の御題はノーケン製KRV。
誘電率という物性を利用した検出器です。
電気的共振による検出で、LCの共振中を平常時に設定します。検出時は周囲環境の電極物質が近傍に近くづくと、比誘電率が1から外れることによって共振が外れて電圧が変化し、検出します。
構造がいたって単純で色々と検出精度が高く、色々な業界で使われている方式です。
さて、あいも変わらず?に壊れた箇所は
の2点。非常に教科書的な壊れ方です。
そもそも、熱いところで使用している上に、隣でハンマー使ってガンガン叩いているので、嫌でも金属疲労がおきます。
直接的な原因は電源のコンデンサが劣化してPSRRが劣化したので、定期的(100or120Hz毎)に共振が外れ、綺麗に安定して検出できなくなるというものです。
トランスはばらしたときに偶々気付いたと言うほうが正しいかもしれません。(厳密には検出精度を幾らか左右させていますが、そんなに問題視されるものでもない)
重いものは電気用接着剤で固定するという基本的なことが守られていない素敵仕様です。
コンデンサは相変わらず85℃品が使われているので、ちょっと温度の高い場所で使っているとあまり時間が経っていなくとも肝心な共振が外れ易くなり、測定器としての機能が壊れます。
産業用途だって言ってんのに、どういう神経しているんでしょうね?設計者を小1時間問い詰めてみたいところです。
そんな訳で、電解コンデンサを入れ替え、トランスの金属疲労箇所のはんだ補修とポリアミドでの固定。これだけで簡単に本日の日給分が稼げました。時間にして30分。
ちなみに、電解コンデンサと並列にセラミックや、フィルム系のコンデンサを入れて、リップル電流を下げてあげる工夫をすると、もっと寿命が延びます。
コンデンサの寿命はあくまでも、外気温度に加えて内部発熱で上がった温度が基準です。
リップル電流を減らすことはとても重要なことです。
電源を触る設計者は、どの程度のコンデンサを並列化すれば価格性能比が一番優れるのか?
幾らか実例で計算してみて、実物を見て、確認しておくことをお薦めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
『こわれたから直して』
と、精密機器を渡されるのですが、
分解してから言わないでほしいと思う今日この頃です。
こういう機器の故障修理をするに当たって肝心なのは、どんな状態で壊れたのか?というのを分解しながら状態を観察し、推測することだったりします。
そんな訳で、分解された状態で渡されると『???』となり、解析するのにえらく手間取るのです。
最近私大方のものは直すのが分かって来たらしく、分解して自分で構造を納得してから渡してくれます。
正直勘弁して欲しい…と思う今日この頃です。
で、今日の御題はノーケン製KRV。
誘電率という物性を利用した検出器です。
電気的共振による検出で、LCの共振中を平常時に設定します。検出時は周囲環境の電極物質が近傍に近くづくと、比誘電率が1から外れることによって共振が外れて電圧が変化し、検出します。
構造がいたって単純で色々と検出精度が高く、色々な業界で使われている方式です。
さて、あいも変わらず?に壊れた箇所は
- トランスの足が金属疲労により破断
- コンデンサの寿命による劣化
の2点。非常に教科書的な壊れ方です。
そもそも、熱いところで使用している上に、隣でハンマー使ってガンガン叩いているので、嫌でも金属疲労がおきます。
直接的な原因は電源のコンデンサが劣化してPSRRが劣化したので、定期的(100or120Hz毎)に共振が外れ、綺麗に安定して検出できなくなるというものです。
トランスはばらしたときに偶々気付いたと言うほうが正しいかもしれません。(厳密には検出精度を幾らか左右させていますが、そんなに問題視されるものでもない)
重いものは電気用接着剤で固定するという基本的なことが守られていない素敵仕様です。
コンデンサは相変わらず85℃品が使われているので、ちょっと温度の高い場所で使っているとあまり時間が経っていなくとも肝心な共振が外れ易くなり、測定器としての機能が壊れます。
産業用途だって言ってんのに、どういう神経しているんでしょうね?設計者を小1時間問い詰めてみたいところです。
そんな訳で、電解コンデンサを入れ替え、トランスの金属疲労箇所のはんだ補修とポリアミドでの固定。これだけで簡単に本日の日給分が稼げました。時間にして30分。
ちなみに、電解コンデンサと並列にセラミックや、フィルム系のコンデンサを入れて、リップル電流を下げてあげる工夫をすると、もっと寿命が延びます。
コンデンサの寿命はあくまでも、外気温度に加えて内部発熱で上がった温度が基準です。
リップル電流を減らすことはとても重要なことです。
電源を触る設計者は、どの程度のコンデンサを並列化すれば価格性能比が一番優れるのか?
幾らか実例で計算してみて、実物を見て、確認しておくことをお薦めします。
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
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