2016年12月24日土曜日

自動車のウインカーリレーは改造して使えますよ?

おはようございました。

最近電気ネタがないな…と思いながらも、実際電機の現場からは離れてしまっているので仕方ないわけであります。

ストレスは溜まりまくりです。
そりゃぁ、会社や周囲の向いてる先と、自分の向いている先が全く違う方向なんですもんね。
技術開発投資はさせてくれないし、教育にも投資してくれない
残っている手立ては私の過去の蓄積を切り売りする仕事(コンサル)なんですが、何分会社は非協力的なんですよね…。

価格の決定権・予算が全くと言っていいほどないし、会社や上司は責任は取りたくないし責任を逃れるためなら何でもする有様。
そして極めつけは人材投資、設備投資、技術開発投資すらしたくない
でも、儲けはしっかり欲しい
なんかキチガイじみてませんかねぇ?
資本主義の原則すら飛び越えた何かを語るんですよ、今の職場。
もうね、いろんな意味で辞めたいよ、この仕事…。


さて、そんな個人的愚痴はさておき、今日の話題は20年ぐらい前にやっていた漢の殻割。
世間様では相変わらずCPUのケースを割って、グリスを良いものに入れ替えるのが流行っております。
そんな中、20年ほど前から流行りだした『ウインカーのLED化』の極めて必須のネタを出そうと思います。

少し前の車は車の運転席の下あたりにウインカー用のリレー『フラッシャーリレー』なるものがあります。

このリレーの殻を外すと、字型の金属線がありますので、それを適当な値を持つ抵抗に変えるとLEDでも使えるようになるよ?という話です。

参考までに私のVitzでは0.05[Ω]です。
これは3WのLEDを出力を下げて使っての値です。
昔は1WのLEDを使ってLEDの出力を下げていましたので、0.15[Ω]でした。
参考までに画像を添付します。


今更感がありますが、皆様も旧車LED化する際には華麗にリレー改造で切り抜けましょう。
レギュレータとかいう発熱装置を使っても省エネ化にはなりません
付属のレギュレータはLEDで消費が減った分をレギュレータ本体電気食わせて誤魔化す装置だからです。

きれいな改造こそ真の改造ですよ?

ちなみに、バイクの場合は、見事なまでに封止されており、ちょっとぐらいの力ではびくともしません。

そこで、基板がある所をさくっと削って取り出してみました。
コネクタの付いている側からおおよそ5mmぐらいを全周ぐるっと切込みを入れた後、基盤が見えたところをスーッとたてに切り込みを入れてゆきます。
すると綺麗に分解できました。



ここで、U字型金属の物体が電流検出抵抗になってまして、

  • この抵抗にかかる電圧が大きい=電気を止める(安全保護) 
  • この抵抗にかかる電圧がちょうど良い=正しい点滅周期 
  • この抵抗にかかる電圧が小さい=ハイフラッシャーと呼ばれる状態 

という風にできています。
私の場合は、この抵抗を市販の0.05Ω~0.03Ωにしてやると、丁度良いです。
判り難かったら、0.1Ωを数個買ってきて、試しながら丁度良くなるように、複数並列につないでゆきます。

※このバイクのウインカーリレーは0.15Ωのとき、0.57Aで周期が変わりました。車とはえらい違いです。抵抗の選択は、0.2Ωの2Wが正解というパターンかもしれませんね。
電子負荷を持っていると、簡単に計測できるのでとても便利です。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

2 件のコメント:

  1. あけおめです。(^^ゞ
    年賀状ソフトのアドレス整理していて、
    「今年は住所が・・・」という事で出せずに失礼しました。

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    1. あけましておめでとうございます。
      今年も駄文ばかりの雑記でありますが、よろしくお願いします。

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