2016年7月11日月曜日

MORITEX製MHF-C50LRを修理する

おはようございました。
私の家には何故か結構良さ気な光学顕微鏡があります。
その光学用照明に、『MORITEX製MHF-C50LRDUL』なんていう、超レトロな品がおいてあるのであります。

さて、その照明が最近調子悪く、引越しした当たりから動かなくなりました。
しかし、せっかく家にある顕微鏡、微生物探求の欲にまみれ、たまには動かして汚泥の中をみてみたい…なんて思うのです。
ワムシもつりがね虫も好きですが、クマムシはもっと好きです。

そうそう、ついでに使用前後の水用フィルタなんかもしっかり写しておきたいですね。
水道って意外と汚くて、うわぁ~!ってなる事請け合いです。

さて、症状の再確認。
FANは回ります。ヒューズではないようです。
開けてみましょう。

電源かな?と思いつつ、電圧が出ていない事を確認したので外してみると、改造がされていました。

回路を追っかけてみると、この既製品の電源基板の裏に制御線が半田付けされており、強制的に電源を落とす事ができるようです。
じゃあその先はどこよ?って事で調べると、
ココの基板の中の


この回路のCN1に繋がっていました。
どうやらPC1(TLP-521)を介して、電源の制御線を落としにかかるようです。
回路を追っかけると、CN3からその元の指令が飛ぶ様ですが、ココを外しても反応無し。
CN1を外すと動く…これはおそらくフォトカプラPC1(TLP-521)が壊れたのでしょう。
頻繁に動く場合、バイポーラトランジスタは短絡故障が起こりやすくなります。
これは構造上の物なので、仕方ありません。
誰だ?半導体が半永久品だなんていった奴は?
使い方間違えたら寿命がすぐ来る品物だぞ?

とりあえずは近そうな製品ならなんら支障は無さそうな回路構成だったので、手元にあった近い製品を繋げて完了とする事にしました。
そして『ファイヤー!!』の掛け声を忘れずに、電源オン!

無事直りましたとさ…。
今回も故障して3ヶ月引っ張った割には、直そうと思ったら10分もかからずに直してしまった…。
要は私はやる気が無いのが問題であるという事が浮き彫りになってしまった訳です。
その気になれば自動車用のモータドライバが組める高級部品が一式あるのに、勿体無い限りです。
こうやって準備だけして、旬が来る前に準備したのに、いつも作るのは旬が過ぎた後なんですよねぇ~。
誰か私に全うな仕事という、やる気を下さい。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見や要望はこちらへどうぞ。