2016年7月17日日曜日

実際に近い実態を学べる経済学に勤しむ

おはようございました。

数年前にマーケティングに欠かせない要素の一つに経済動向というものがあることに気づき、ここ1年程まともに使える経済動向を教えて頂ける場所を探しておりました。

そんな中、三橋貴明 氏が実態の経済動向と経済学の間のややこしい問題に関して、一番分かりやすい解説をしてくださっているので、一方的に色々と首を突っ込んでおります。

さて、今日は品川でシンポジウムを開催してくださり、その中でも『経済学者たちのキッチュ』なる話題提供がありました。

その話に我々技術者業界も色々と考えさせられる話がありましたので、勝手に宣おうと思います。

さて、私もこのシンポジウムの題目にキッチュとはなんぞや?と思った人間です。
カタカナを使う奴は基本的に胡散臭いというのが今の日本の共通認識のように浸透しつつありまして、できればなんか良い日本語は無いものか?と思った次第です。

色々考えたのですが…良い表現が見つかりませでした。
簡単に言ってしまえば、低俗化やタブー化のようなものみたいです。
低級扱いする事で、その話題=安っぽさを演出するという感じのようです。
そして、相手の自尊心を煽る・自らの自尊心を充足させると言いましょうか?
俺偉いんだぞ?的な、高尚な事やって居る俺様カッコ良いというか、え?そんな事やってんの?引くわ~的な…そうやって、考えさせなくするという感じです。
あ…単純に言ってしまえば意識高い系への進化(というか退化)ですね、これ(死

外国語を日本語ってのは難しいですね。
あっちの言語は感情の発声こちらは文学目的です。野蛮人的な感情表現体系に合わせたなかなか良い文学的表現が見当たりません。

さて、キッチュの話は政治経済の動向だけでなく、面白い程に技術業界が残念化した話に通じるものがあります。

○経エレクトロニクス○本経済新聞教本&経典として崇めた残念経営は、飛ばし記事上等、俺らが好き勝手に“ぼくのかんがえたりそうのせかい”を造ってやると言わんばかりの特亜偏り記事。
海外(特に特亜)への技術流出推奨、技術蓄積の妨害オフショア大讃歌、そして涙ぐましい程の特亜上げ上げ活動などなど。

真面目な技術者が真面目に考えた場合は、『そんな事ありえねぇ~』という与太話を懸命に経営者へ布教していたおかげか、昨今は○経教と呼んでも間違い無い宗教の布教を信じる宗派と、比較的ゆるいそうで無い宗派間で物凄い技術格差社会になりつつあります。
サブリミナル効果って言うんでしょうか?なまじまともな記事があるだけに、とても厄介な新聞・雑誌のひとつです。
どうせならCQ出版系並にサブカルチャー中心&間違い探しである方が、歴史的には優良な刊行物として君臨できたでしょう。

少し前にもお話しましたが、多くの現場は既に派遣社員が実際の実働をしており、正社員は生産から離れた場所で遊んで居ます。ですので、何に投資していいのか分かりません。
こんな投資を許可されても右も左も分からない企業様状態でいきなり経済が立ち上がったら、どうなるんでしょうか?ちょっと面白い物が見られる予感がします。

そして、これらの残念な事象は数年後には技術士というだけで最低年収1000万~も夢ではないかもしれません。
これでようやく高めの測定器が買えます(涙

さて、私もご多分に漏れず超箔給の技術職です。
日本に居るご都合主義のグローバリストさんたちは、海外の技術者に対する報酬に関しては輸入を拒否したのです。
日本の技術者の平均給与というのは、グローバル企業の新入社員の技術者より安いのですよ?

技術者の給与が減った・低いと言うのは、結構な問題なのですが、意外にもこの問題の意識が薄い事に驚かされます。
グローバル化の影響を受けて、会社がOJTという放置プレイを開始して教育を怠り始め、展示会系の出張など言語道断です。
面白いアイデアも、新市場は予算を立てられませんから、予算をつける事を拒否し始め、残念極まりない商品展開。
そして、権限移譲という名目で権限を与えない責任転嫁を流行させて、仕事に対する対価をひたすら下げ続けたのです。
そしてその結果どうなったか?
本来は勉強しながら仕事をする必要のある職は、一気に質の低下が始まりました。
普通であれば、企業でそっち系の人材は毎月一人当たり100万円程度の教育・開発用コストをかけるのですが、そんな状況はほとんど見当たりません。
少し前までは、家で勉強するために毎月5〜10万円程度の支出をしていた人もいるでしょう。
私もその部類です。が、残念な事にそういうまともに技術者をしたいという人は、殆ど姿を見なくなりました。
理由は簡単。物価の上昇に追いつけない手取り額では生活ができなくなったからです。
今の世の中では技術者と呼べるのは一部の富裕層の話になったのです。
ノーベル賞級の技術者を見た事があるでしょう。その人たちは決して裕福ではありません、寧ろ清貧です。
アレだけの事を成し遂げた人が、ちょっと前まで(ひょっとしたら今もかも知れない)お金で困る事があったりする…。
こんな世の中、何かが間違っていると思いませんか?

因みに私は超ヒラ社員ですから、本来貯蓄に回す予定を削って、
『夜越しの銭は持たない主義だ!』
『俺が景気を支えなくて誰が支えるんだ?』
とか勇ましい事を言って、
技術者として生き永らえようとしましたが、そろそろ限界点です。
昨今の技術動向に対応しようと懸命に努力しておりますが、計測器の性能勝負な世界になりつつある実情に家計が追っ付きません
そんな訳で生産技術に移行しようとしましたが、『移行したって、採用してくれるかどうか怪しい実態には逆らえませんし、何より生産技術の場にすらこの手の測定器勝負な世界が現れて来ました。
恐ろしいですね、生産現場は測定器の山にならなければ、生き残って行けないのです。
昔の野蛮なおっさんと、喧嘩っ早いガキの犇く現場のイメージはもう捨てなくてはなりません。


さて、設計の現場に話を移します。
残念な事に昨今に至っては、図面すら満足に引けない輩が設計者として大企業に勤め、派遣イビリで生計を立てている有様です。
派遣社員は来て欲しい現場が増え、人を手放したくない企業は正社員化が進み、人材が少なくなります。
すると現場を選ぶ権利が付与されて、残念な職場はそれなりに残念な連中の巣窟化が確定します。
派遣社員が居ないと成り立つ事が出来ない企業様は、この先どの様に話を進めるつもりでしょうか?

生産現場は海外への積極的な資本提供と技術提供の結果、今後増える主要の国内向けは老朽化でまともな生産も行えず、生産に関する研究開発投資はかなりの凍結で何も上がっていません
つまり、量も作れない。売れるものも作れない。
この先景気回復が目の前に迫っているのにもかかわらず、立ち上げ困難な状況下です。

今日も一部の中間層な方とお話をしたのですが、電子関係に投資をしたとして、日本で何が売れるの?と聞かれて私が返した返答が“耐久性の高い家電”と言ったのですが、真意が伝わらなかったようです。
このシンポジウムに来れる人間は今の世の中では富裕層ですもんね…。
実際面子を見ていたら、私がおそらく最低賃金ラインと良く分かる構図でしたし…。
今の若者は、給与が安すぎて中国製品しか買えないんですよ(涙
普通に冷蔵庫がない家だってあります。
増税もあいまって、車どころか、バイク、自転車すら買えない人がいっぱい居る実態を知らないのです。
若い連中は給与上がったら普通に買うって、炊飯器なんて犯罪並に米が旨くなりますやん。
若い連中に売れない訳が無い。
それでも売れない理由なんて簡単。入社後数年は手取り12~13万円。そこから家賃と光熱費+携帯代引いたら2~3万円です。はい残りは食費で終了。定期昇給?そんなもんねぇよ!!!
シェアハウスしたいのではなくて、シェアハウスでなければ生きて行けないのに、シェアハウスを商売にしようとかアホですか?


さて、話題を戻します。
数年前に景気が回復基調にならざるを得ない事は予想できたでしょうから、真面目にやってきた経営者は問題ありません。
しかし、多数派と思われるグローバル詐欺に引っかかる様な残念な方々(信者様)は大変な有様でしょう。
会社と言う家族を捨てた事は、大きなしっぺ返しが待っています。
私的には、あんたらのせいで首吊って逝った方々の詫びも兼ねて、首吊って消えてくれと思いますが…。
日本ほど金だけで片付けたがるグローバリストが育った国も珍しいと外国人な方々は良く言われます。
高度な社会では金で測れないものこそ真の価値があるのですが、そこは見えないものなので、非常に軽薄に扱われます。
そして、軽薄に扱う事は後々忌み嫌われる事になります。このしっぺ返しは例外なく歴史が証明しています。

そんな訳で、諸般の都合で内容は外に言えませんが、シンポジウムは泣け無しの大金を叩いて出る価値の高い内容でした。録音してあるので、通勤時に聴いて楽しもうと思います。
シンポジウム自体が本人がその気になれば直接質問できる機会もありましたし、富裕層になったら経済塾にも参加したいな…と思います。
尤も、私はその頃はクビチョンパでまた地方に飛んでいるかもしれませんが…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見や要望はこちらへどうぞ。