2016年5月23日月曜日

グローバルスタンダードという魔窟に惑わされるな

お久しぶりです。
欧州のユーロ失敗、難民問題、アメリカ大統領選を初めとする最近の世界の状況が、ようやく脱グローバル化を明確化し、正常な状態に向かいつつあります。
まぁ、考えてみれば、文化圏の違う人間同士で共同意識で物事を進めましょうって言うのは、ほぼ不可能に近い事なんですよね。
相手は犬や猫・鳥と言った類ではないし、その土地の文化と思想に汚染された人間です。

言葉や伝えた内容が分からない上に、それなりの行動を起こす文化意識の異なる人間相手に、どうやって接するか?って話ですが、結局は国境(国防)という壁で幾らかお互いの縄張り・範疇を明確化して、縦割りで動く方が皆居心地が良いって事です。
会社だって、大して有能でも無い人間の集まりであれば、全員平で役割無しだったら混乱するでしょう。
有能な人間が集まれば、お互いの領分を決めて仕事を分配するところから始まりますし、結局は幾らかの仕切りを作らざるを得ません。
そしてそれが進めば、ずるをして上に上がって楽をしたいと思う奴も出ます。
昨今の投資系キチガイや、ウォール街の害悪共ですね。
そういった奴が搾取層を広げるには、より多く母数から搾取する方が効率がいい訳です。
例え搾取をするような人が居ない平和な世の中であったとしても、外国なら労働者と経営者、日本なら文系と理系という風に、自分の心配しなければならない範囲を分けてしまった方がそれぞれの気が楽だったりします。

そもそも、ひとつの国の中ですら隣の人と仲良くなれない人が多いって言うのに、グローバル化で全員と仲良くしようっていうのが無理な話です。

あ、当然の事ですが、性善説では無い国=日本以外では、一部の富裕層が搾取する層の幅を広げて富をもっと独占するための手段=グローバル化ですから、日本の思っているグローバル化とは全く異なるのは、大前提です。
日本のグローバル化は自給自足ができた立派な国として機能している状態からの開始なので、他所の何かが欠けているから海外に進出しなければならないというものとは大いに異なります。
この現状の状況すら分からないようなら、あなたは小学校辺りから勉強のやり直しですよ?

日本式グローバル化のおかげで、海外に技術を無償で提供してしまったためか、海外勢も輸出での利益創出が大変困難になってきました。
特に中国ですよね。もう日本の手を離れて勝手にやらかしています。ただ、その品質たるや、散々なものですが…。

これ、日本は諸外国に比べてGDPの15%程度という輸出依存度が非常に低い国(中国に対してはGDPの2~3%なのでせいぜい数兆円程度)だからこれだけで収まっていますが、とばっちりを食らった外需で生きているような海外勢はとんでもない事になっています。
渦の中のVWなんか、4割ぐらいが中国相手ですよね…。

グローバル化を進めるのは良いですが、日本の場合グローバル化で一番害を受けるのは紛れも無く何も成果を出せない経営者や利益を搾取しすぎな経営者だったりします。(昨今だとどっかの原田っていう人や、トヨタを除く自動車系、特に三菱や本田が良い例ですよねぇ~)
同じ能力なら、他所の方が優秀だから入れ替えられる=経営者は総じてクビ なんですよね…創業者でも無い限り、他にできる事が無いから経営者なのに、その威張り散らすだけの経営たるや散々なものばかりです。
何時首切られてもおかしくありません。
一方真面目な労働者はその能力たるや、世界屈指のもので、基礎教育レベルも(算数・国語・理科・社会程度は最低限分かっている)高く、海外から代替がなかなかききません。
識字率の高さって、いまだに需要なんですよ?
経団連で威張っているおっさん連中なんか、殆どゴミ捨て場行きだろうなぁ~なんて思う訳です。
それなのに、グローバル化を推し進めるだなんて、よっぽどの弩Mなんでしょうね。実際そういう店に通っているうわさが後を絶えませんし…(笑)


昨今の世界的な不況は、ある意味日本が技術の布教活動をした影響と言えるしょう。
海外に比べたら日本の不況なんて知れたもんです。
政府が素直に財政支出して、インフラ整備し始めただけでGDPがうなぎのぼりになるようにコントロールできる程度なのです。
純資産国だから借金なんて無いし、建設国債を発行しても自国通貨建てだから何の問題も無い
国債の格付けは最低かもしれませんが、売れすぎてマイナス金利になるほどの売れ具合。
しかも政府が破産する可能性はほぼ0です。なんて安定した良い国でしょうか?



昨今の恐慌的不況は、海外勢が日本へ強硬的にグローバルスタンダード化を推し進めすぎて、逆に日本を怒らしたのかもしれない…何て思う次第。
よく分かりませんが、日本はあらゆる事象に対してとても運の良い国でして、何かが起きてもうまい所に落ち着きます。

これも天皇陛下が生粋の祈祷師で代々毎日祈りを捧げていることに由来するのかもしれませんね。


ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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