私の会社もその傾向があり、こういった残念な方々の影響で非常に残念な会社になりつつあります。
そもそも経営者が新人だったころと大きく異なり、社会的背景として、
- 実質的な物価は1.5倍以上に上がっている
- 実質的な税金も1.5倍以上に上がっている
- 給与の額面は1.5倍に上がっていない
- そもそも、給与は下がる傾向にあり、上がる傾向には無い
- グローバルスタンダードという名の下に福利厚生も一切無くなり、働く環境としてはずいぶん悪くなった
そのため、若い人たちの労働に対する支払われる価値は実質的に半分以下です。
厄介な事に物価の上昇は最近まで緩やかに行われてきた事ですし、税金はつい最近に一気に上がったため、もともと貰っている給与の大きい方々にはあまり関心が無い事かもしれません。
経営者が入社した頃と違って、入社試験を受けても接待してくれませんしね…
最近のこの社会状況を受けて、実質的な給与削減をされてしまった若い社員たちは外食自体を避ける傾向にあります。
そのため、それを幾らか緩和しないと困る(収入源が無くなる)マスコミの方々が外食産業を少しでも応援しようと全力支援した結果がこの飲みニケーションの推進です。
そんな事も分からずに流行っているとか言うのですから、困ったものです。
会社側から飯を食わせてやるから、我々の都合のよいようになれ
そういう事を遠まわしに言っているわけです。
にも拘らずです。
昨今の自社の不景気の根本原因は経営方法のあり方や、自分たちの過剰な給与配分にあるはずですが、経営者にとって非常に都合の良い話をしているとは思いませんか?
若い人間の○○離れと無意味にのたまう連中がいますが、そもそも年金の貰えない世代が老後の資金貯蓄を差し引くと生活するのに最低限の収入し変える事しかできない社会条件下で、そんな消費に回せる資金が出てくるわけがありません。
自ずとおいしいお酒や料理からは疎遠になりますし、娯楽に近い消費も下がらざるを得なくなります。
産業の一部を除いて、全体が衰退して当然の結果なのです。
結婚して子供ができればお金が必要ですから、結婚もしません。
男性としては子供ができなければ良い訳ですし、昨今の不景気のおかげで風俗関係の相場・価格が大暴落しました。安いAVでも十分な質がある社会になっていますから、わざわざ高い軍資金を用いてまで女性の相手をする必要も無いわけです。
老後は自分でお金を貯めていれば施設に入ることができます。
しかし、貯蓄があるなんて事がばれると大変です。人はお金が絡むと簡単に敵になりますから、必要以上に強い接触する必要もありません。
最近の傾向として緩い繋がり以外を求めない根本的な原因もここにあります。
もし知らないのだとすればあなたは経営者として失格です。
社会的な責任として、経営者は会社以上に社員とその家族を守らなくてはなりません。
あなたはただの守銭奴ですか?
それとも胸を張って盾になれる経営者ですか?
この差は大きいですよ?
ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見や要望はこちらへどうぞ。