2014年10月5日日曜日

機械状態監視診断技術者コミュニティに参加してきました

『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』に参加してきました。
電気電子部門の技術士なのに、関係あるの?なんていう方が居られるかも知れません。
それを言ってしまえば、『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』講演と言う名の下に好き勝手なお喋りさせて頂いたのも、あまり関係がないのかもしれません。

さて、冗談はさておき本題。
私がこういう所に出しゃばっているのにはそれなりの理由がありまして、
“昨今の無鉛はんだ化の影響で、部品寿命よりもはんだ割れによる寿命のほうが先に来てしまっている”
という事実があります。
特に

  • 家電のON/OFFによるヒートサイクルでの損傷
  • 産業機器での面実装型の小型大容量の積層セラミックコンデンサ+電流による圧電効果での振動
  • 振動の多い産業工作機器・製造装置(ボンダ、マウンタ等)の振動によるはんだ割れ

というのが最近の無鉛はんだ化した状態でも故障の主要要因に挙げられます。

『日本機械学会 M&M2013材料力学カンファレンス』ではその問題が出ていることをお話し、材料力学屋さんの深い知識を持って

  • はんだ付け時にどうしても発生せざるを得ない残留応力の問題解決方法を模索
  • ヒートサイクルによって発生する熱膨張問題への積極的参画のお願い

という内容をできる限り講演に来ていただいた方にお願いする使命感を持って参画させていただきました。

そして今回の『状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング』では、振動フリークな方々に、
大型機械だけでなく、局所的な電子基板の振動による破損問題を手伝ってもらいたい
という我侭を通させてもらおうというのが狙いでした。

  • 点で測る計測器ではなく、2次元で計る計測方法の重要性
  • その代表用途の具体的提示
  • ビジネスとしての成立性
  • 学問の世界では販売しているけども、企業が投資できる値段(1000万以下)ではないという事実
  • そして、これらとCADの連携で、一気に寿命が延びて不良が低減されること

という内容を一方的に熱く語らせてもらっています。

まぁ、どう動いても結果は数年後です。
ただ、誰が先に製品を仕上げるかによって、その業界の先駆者が未来永劫優位になる事が約束されます。
2番手で業界で勝とうなんてほぼ無理です。先にやった者勝ちなのはどの業界でも一緒。
先駆者&成功者のブランド力は異常に強いです。

私は、こういうソコソコ市場として間違いない程度の具体的なビジネスにまで落とせますが、先立つ物が何もないので個人事業主ができませんし、会社も立てられません。
借金する勇気もありませんし、最近は貸してもくれませんから、本当に世間に役立つ仕事をしたいと思っている人間には不遇な世の中になったなぁ~と思います。

私は技術も知恵もマネージメントも体力も全てにおいて中途半端者だと思いますし、実際専門の人には勝てるとは思えません
技術士だと言っても、この技術士という資格は現実の技術の荒波と言う世界においては、あくまでも『中レベルの技術者としての合格証』でしかありません。
所謂貰ってからが本番のパスポートと同じです。

では私に何ができるのか?多分、
色々やって来た&ソコソコのレベルまでできるからこそ、一歩先を見た手駒の進めができる
ぐらいだと思います。
随分前から色々やらさせてもらっていますが、凡そ外れなく手を動かせるようになりました。
私はこの能力を使ってご近所の平和ぐらいは守れるように社会貢献してゆこうと思います。
古来の日本人のように、そのうちネタを貰っていただいた誰かが感謝して仕事をくれることを願いつつ…。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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