2014年5月19日月曜日

2014年5月18日ETの会での講演の反省と次への一歩

無事?18日のETの会で講演が終わり、一定の評価が得られました。
突っ込まれるだろうな…と思われていた箇所も無事に深く突っ込まれ、ある意味安堵しています。

  • 発散しているので絞った方が良い。良い内容だけに勿体無い
  • 答えの例まで見せた方が良い
  • もし会社を動かす気でコレを書いたなら、金銭面まで具体化されていないので、落第点にしかならない
  • ブラック企業がすべてが悪いわけではない、帰属意識という志気の方がよっぽど重い。
  • それでは、良い意味での社員の社畜化、教育、成長をどう進めるべきか?

など

当日来られなかった方へどういう内容を話したのか?ということを簡単に述べようと思います。

私は電気電子部門の技術士、それも転職の多い多分野の業務経験を持つ特殊な人間ですので、それを元にエネルギーと倫理とのつながりを、見えている範囲で纏めました。

既に公表された記事の中から、電気のエネルギーの利用実態を示し、エネルギー消費の改善について的をを絞りました。


  • 産業なら工程の流れを考えた施設作り
  • メンテナンス要員の増強
  • 会社の中でプロの育成する教育環境
  • 正しい原単位の知識・使い方を広げる
  • TPMは素人のDIY、産業界では危険
  • 製品ライフサイクルを考えた製品への回帰
  • イベントをこなすだけの新製品モドキは何も良いことを生まないこと
  • 業務系(サービス業)なら、冷暖房削減はコンピュータの寿命に直結するのでHfの蛍光灯へ変え省エネを図る
  • LED電灯よりも高効率蛍光灯のほうが圧倒的に効率がよいので、LEDはON/OFFしない限りは使わない
  • 家はテレビ(白痴箱)の消灯、意味の無い雛壇芸人の内輪ネタ見るよりも、現実の世界で内輪ネタやったほうがはるかに楽しい。クイズ番組がクイズ番組ではない、小学生の参考書でも見ていた方がマシ


というような内容です。
更に一歩踏み込んで、経営・国家戦略が省エネに直接寄与する事実を述べました。
GDPの半分は国内の個人消費⇒国民の使える金を増やさないと話にならない。
だからこそ景気対策、ブラック企業対策はしっかりしておかないと、日本が危ない。

このブラック企業も、実際のところ過去の実績から言うと然程ブラック化が酷くないのではないか?
という話も上がりましたが、食って生きてゆけない現実が悪態化している事実であることも述べました。
過去、日本社会がまだ正常といえた世界では、ブラック企業といえど、衣・食・住を提供して、丁稚奉公させる方式でありました。だからこそ、会社のために死んでも仕方ないという風潮でありましたし、或る程度のリスクを犯してまで会社に帰属する価値があったのです。
社蓄は生きてゆく手段の提供とその定年までのしっかりとした保障を担保にして生まれたのです。
しかし、今のブラック企業では現金以外の収入源がほぼ0です。
おまけに実質的な物価の上昇(価格対寿命低下や、内容量の減少による上昇)、増税の連打これではまともな社会に近づけるはずもありません。
政府が給与を上げなさいと散々言って居るにも関わらず、まともに上げない企業が、どれだけ多いことか…

そんな中、真面目に仕事しようとしても稼げない、将来は不安、おまけに魅力的な商品群が現れないのでは、消費は落ち込み、負のサイクルに浸ります。

だからこそ、我々技術士からでも、マシな一歩を踏み出したいという話を述べました。

こういった話に興味のある方は、ぜひこの会に来ていただけると光栄です。
今回の議事録起こし担当になったので、とりあえずボイスレコーダを聴きながら綺麗にまとめて整理を行い、今後への第一歩にしたいと考えています。



ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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