2014年2月8日土曜日

CL420と言うちょっと気になった道具の周波数特性

このブログをはじめてから、ず~っと概念的なお話をしておりますが、いい加減飽きてきた頃の方も居られると思うので、今日2回目の投稿はちょっと具体的な話をば…。

最近会社に導入した横河製のクランプ式電流計CL420(産業用途の信号測定用)が、ロガーに接続して使えるかどうか?
評価もどきの判断しようと思い、周波数特性を採りました。

結果はご覧のとおり
…ん~普通にロガー用途には使えない(と言うよりは使った値を信じるとえらい目にあいそう)ですね…
あくまでも現場でゆっくりとした信号の伝達の様子を伺うだけの代物に仕立て上げられているようです。
正直、少々残念です。

やはりロギング+解析などの本気モード用途に関しては、真面目に金出して、それなりの電流計を買いなさいって事なんでしょうね。

私は当然のようにAM503BとA6302とA6304XLと言う、一昔前のかなり本気モードな組み合わせを持っていますが、会社に持ち込む気になりにくいというのが本音です。
(壊れたら会社が買ってくれるものでもなければ、そうしてくれる保証も無いので、勿体無いし…)

一度ゲインが堕ちた後、中途半端にゲインが暴れている辺りもあまり気分のいい特性でもないように思えます。せめて、アナログのフィルタか何かを噛ましてくれれば良かったのですが…。
そもそも、会社のものでなければ、さくっとアナログフィルタをつけちゃうんですけどねぇ~

こういう特性を知らないで使うと痛い目にあいますよ?
というのを私は解るから良いのですが、世間様はそうではない様な気がするので、説明書あたりにチラッと書いておいて欲しいところです。
そう、おおよその機器は周波数特性に関する注意事項を書いてくれていないのですよね。
この問題は、後日にもお話しようと思います。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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