2014年2月16日日曜日

企業の育て方と顧客のあり方

昨今リコールや、商品の寿命に関して危惧する事が多く、新しいものを買うと、ひょっとして古いものを整備して使い続けるよりも寿命が短いのではないか?
そう思われている方も多いと思います。

今日はそんな企業をどの様に育てるべきか?私なりに喋ろうと思います。

日本と言う国は世間の国々とは変わり、かなり循環型社会になってまして、日本のGDPのうち、個人消費が6割を超える状態です。

これは以前から述べているように、
『会社が給与を下げたら、国の景気が悪くなって自爆する構造』
であります。

別の視点からすると、
顧客が自分たちで購入するものをうまく選べば、企業はその方向を向かざるを得なくなる
訳です。

つまりは
粗悪品を買っていると、そのうち市場には粗悪品しか出回らなくなる
さらに、企業自身が粗悪品しか作れなくなる
と言う構造にも至ります。
あぁ、そういえばPC事業を売り払った会社が、言い訳にしてましたよね。
尤も、彼らの場合は、先に自分たちが粗悪品を作って顧客を遠ざけたため、自分たちで市場を破壊してしまったのですが…。

私はこういう構造がとても危ないと思っているので、とにかく日本製のそれなりに良い物に拘って生活を進めています。
しかしながら、価格性能比で見た物価は嫌でも上がっているので、平均以上の給与水準でありながらも、給与が少し前の時代に比べて安いと言うのは、とても苦しいのだなぁ~と思うわけです。

正直に言うと、貯蓄ができなくなり、高いものが一切購入できなくなります
着るものに拘っていない、装飾などにも一切機を向けない状態ですが、それで黒字ギリギリです。
家電が既に厳しい。車や家なんて論外と言う状態です。

正直、ココまで苦しいと、
普通の一般人は安いものを買わざるを得なくなる
と言うのが本音です。
騙され易いのが100円均一ではないでしょうか?見た目では簡単に壊れないのですが、価格性能比では非常に分が悪い製品群ですよね。
でもこの構造、誰かが崩さないと駄目なのですが、それを今の社会は解っているのでしょうか?
正直一部の政治家や、一定以上の価値観を持った人にしか解っていないように思えるのです。

卵が先か、鶏が先か?の論になってしまうのですが、どう考えても、この不景気を先にけしかけたのって、企業側なんですよね…。

その構造が破綻してしまったのがアメリカやヨーロッパの財閥ですが、その真似をするのはかなり危険なので、気づいて欲しいところです。

幸せの絶対量なんて、世の中には一定量しかありません
富をせしめると言う事は、その分周囲に負の影響を及ぼしている訳です。
某電力会社のボスみたいに、皆に恨まれて、末代まで恨まれて生きてゆきたいですか?

私はそんな恥さらしな生き方なんてできません。
こういった所で愚痴っていても仕方ありませんが、一定以上の富を得るためには、誰かを犠牲にしてゆかねばなりません。
その犠牲者にある程度の支持がされなければ、必然的に土台は崩れ、自らが誰かの犠牲者にならざるを得ない未来がやってきます。
その答えがもう幾らか見え始めていると思いますが、ココを見ている方は気づいていますか?
石油系や、鉄系の財閥が大盛り上がりですよね。
彼らとそれを支持する国は、そのうち嫌でも市民側から突き落とさざるを得なくなります。


さて、我々に何ができるでしょうか?
先ずは身近なところから始めてみませんか?
絶対的に必要なものから、少しばかり良い物を選んで買ってみましょう。
地元の少し高いお米はとてもおいしいですよ。
1杯当たり数円の支出ですが、食事がとても楽しくなります。
牛も豚も、日本産は比較的安心しておいしく食べれますよ?
アメリカ産は牛の肉骨粉入りの餌で飼育されたのが豚、その糞で飼育されたのが牛です。マクドナルドがオージービーフの理由、もう判りますよね?
先ずは食生活を豊かにすれば、心も豊かになります。
余裕のある豊かな心は、間違った商品を買おうとしなくなります。
1日に3回しか食べられない食事だからこそ、おいしいものを食べる
こういった手短なところから手をつけてみる事をお勧めします。

市場製品は外れが多いですが、食はかなり当りが多いです。
先ずは自分で解るものから手をつけ、徐々に感覚を良いものに育てて浮きましょう。
そうすればそのうち良い商品が見えてくるはずです。

良い製品の購入は社会を大きく育てます
社会の構造を構成する6割以上の権限を持っている個人だからこそ、正しい用途に自分の私財を使いましょう。
顧客は正しく在れ、それが今の不景気を打開する第一歩になります。

ではでは、今日はココまで。
またの機会に会える事を楽しみにしています。

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